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新ベンチャー革命2011年9月9日 No.441
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/26431541.html
タイトル： 野田新政権：なぜ民主党安保マフィアを防衛大臣にしなかったのか
１．前原氏の跳ね上がり挑発行動、目に余る
2011年9月7日、民主前原政調会長が米ワシントンDCにて講演した内容が、8日の朝日新聞夕刊のトップ記事となっています。
日本にとって非常に重要な外交・防衛政策にかかわる内容を、彼は個人の資格でペラペラしゃべったわけです。とりわけ、武器輸出三原則や自衛隊海外派遣時の武器使用制限など、日本の防衛に関する重要な国策について彼は言及しています。そこで、マスコミは一川防衛相に早速、確認を取っていますが、防衛相は寝耳に水とのこと(注１)。この前原氏の跳ね上がり挑発行動は民主党にとっても大問題ではないでしょうか。彼は何の目的で、どのような効果を狙って、このような行動をとっているのでしょうか。
２．前原氏の行動を野田総理はどうとらえているのか
マスコミは本件をまだ野田総理には確認していません。もし、前原氏の独断による行動なら、処罰の対象になります。もし、民主党が党として暗黙の了解の上での前原氏の行動なら、彼は民主党内でどのような位置づけをされて、この行動をとったのかが問われます。
今の前原氏は外務大臣でもなく、防衛大臣でもありませんが、民主党の幹部であり、米国の関係者は、彼の話を日本の政策と受け取る可能性がありますから、誤解と混乱を招くのは目に見えています。しかしながら、彼はそれを計算に入れて行動しているとみるのが自然です。
上記のように、防衛相は寝耳に水と答えているので、事前に党内で調整されていないことは明らかですから、野田総理は、前原氏を処罰するのが筋です。さもないと、組織として統制がとれません。
もし、あれは前原個人の意見だとウヤムヤにされそうになったら、野党は厳しく追及すべきです。
３．前原氏の挑発行動は日米安保マフィアの差し金か
本ブログでは、前原氏は米国戦争屋のエージェントとみなしています。
なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
日米同盟にからんで、日米には安保利権者が存在します。今、米政権から下野している米戦争屋の極東担当が、この日米安保マフィアの構成員であり、かつ、米国ジャパンハンドラーでもあり、政官マスコミの悪徳ペンタゴン日本人を牛耳っています。
前原氏の発言は、日米安保マフィアの意思そのものと考えてよいでしょう。
この行動を悪徳ペンタゴン・マスコミが派手に報道することで既成事実化し、日米安保マフィア（＝米国ジャパンハンドラー）が野田政権に縛りを掛けていることがミエミエです。
野田総理は、今月末に訪米（公式訪問）する予定だそうですが、この時、会うのはオバマ大統領やオバマ政権の要人となります。ところが、米戦争屋系の日米安保マフィアは、オバマ政権の閣外にいますので、野田総理の公式訪米時に、野田総理に日米安保にかかわる様々な要求を突き付けることができないわけです。そこで、苦肉の策として、先に、子飼いの前原氏を訪米させて、既成事実をつくろうという魂胆なのでしょう。
４．前原挑発行動とリンクする米共和党ペリー次期大統領候補の急浮上
2012年は次期米大統領選の年ですが、このところ、ブッシュ元大統領の後継者・リック・ペリー(現・テキサス州知事)が共和党候補として有力視されています。彼が米戦争屋系大統領候補者であるのは明らかですが、なぜ、彼の支持率が高いのかというと、苦境の米国で唯一、景気のよいテキサス州の知事だからです。彼の自慢は2000年にテキサス州知事に就任してこの10年で、テキサス州の雇用を120万人も増やした実績だそうです、なるほど、失業に怯える米国民が彼に期待するのも無理ありません。
テキサス州は米戦争屋の地盤であり、軍事産業や石油産業が盛んな州です。テキサス州が雇用を増やすのは当然です、イラク戦争で米軍事産業が潤ったからです。
以上の背景から米戦争屋の戦略が透けて見えます、ペリーを次期大統領にして、米軍事産業を活性化することで、全米の雇用を増やし景気浮揚を図りたいということです。
ところで、米国の軍事産業の顧客は100％、米国防総省ですが、その予算は米国連邦政府の発行する米国債にて賄われています。その米国債購入の最大の顧客は日本と中国です。
にもかかわらず、米戦争屋は配下の国内軍事産業を潤すために日中対立を煽り、日中戦争を引き起こしたくてウズウズしています。しかし、日中の国民にとって、こんな愚かな話はありません。
前原ファンの愚かな国民よ、このカラクリに早く気付け。
５．米国戦争屋は国内景気浮揚のため極東戦争を必要とし、前原氏を利用したい
米戦争屋は今、戦争を必要としていることが明らかです。彼らの元々のシナリオはイラク戦争からイラン戦争に発展させる軍事戦略だったのですが、欧州寡頭勢力とアンチ戦争屋のジェイRF率いるオバマ政権に阻止されて、イラン戦争ができずに今日に至っています。そこで、米戦争屋のセカンド・チョイスが極東戦争なのですが、北朝鮮キムジョンイルは今、脱・戦争屋のため、中露接近を図っています(注２)。
それでも、米戦争屋の生きる道は戦争しかないわけで、極東戦争勃発に日中の対立を煽る必要性が高まっています。そこで、彼らの戦利品・日本の菅総理を辞めさせて、米戦争屋飼い犬そのものの前原総理誕生シナリオを狙ったのですが、小沢・鳩山両氏によって、その最悪シナリオはかろうじて阻止されました(注３)。
ちなみに、米戦争屋は前原氏が北朝鮮や暴力団がらみのスキャンダルを抱えていることを知っているので、強引に前原総理シナリオを押せなかった面もあります。
前原総理シナリオをあきらめた米戦争屋は、元外務大臣・前原氏を野田政権下で防衛大臣にするよう民主党に要求したはずですが、これも却下されています。防衛大臣には一川氏という日米安保マフィアからほど遠い農水省系人物があえて選ばれています。
６．民主党はなぜ、防衛大臣を日米安保マフィアにしなかったのか
日本には与野党に日米安保マフィアが跋扈して、悪徳ペンタゴン防衛省・外務省官僚と連携していますが、野田政権の防衛大臣に前原氏や長島氏などの民主防衛族をあえて就けなかったのは、なんらかの意図があるはずです。
この人事に早速、自民の防衛族・石破氏がかみついていますが、彼は米戦争屋を代弁しているはずです。
それでも、民主党は米戦争屋の要求を無視しています。本ブログの予想では、野田政権が、小沢氏の条件を呑んだ結果ではないかと推察します。だから、前原氏ではなく野田氏が総理になれたわけですが・・・。
一方、小沢氏は防衛大臣に米戦争屋の息のかかった人物を充てると、日中関係がこじれることを嫌ったと思われます。小沢氏は米戦争屋の意図を読み抜いて、日本が戦争に巻き込まれるのをギリギリ阻止しているとみなせます。
７．前原挑発行動にて、小沢氏と米国戦争屋の暗闘が浮かび上がってくる
上記の背景から、ワシントンDCでの前原挑発行動は、米戦争屋による小沢氏への嫌がらせとみなせます。
次の嫌がらせは、自民の親・戦争屋議員を使って、一川防衛相の辞任要求活動を引き起こす作戦でしょう。
それでも、あの凶暴な米戦争屋が、野田総理を徹底的に恫喝できなかったわけです。野田氏は米戦争屋傀儡ではなく、財務省の傀儡ですから、米戦争屋も多少、遠慮していると思われます。
もうひとつ、米オバマ政権内のアンチ戦争屋が、米国の日米安保マフィア（オバマ政権下の今では、日米外交においてまったく正統性をもたない単なる外野陣）を暗に、牽制しているのではないでしょうか、なぜなら、オバマは米中関係の促進を優先していますから、中国首脳よりオバマ政権に対し、米戦争屋の日米安保マフィアの動きを抑えるよう、要求されているとみなせるからです。
折しも、9月8日、ロシアの爆撃機が日本領空外空域を監視飛行したようですが、中露はそれだけ最近の米戦争屋の在日米軍の動きを警戒している可能性があります。
なぜなら、米戦争屋の飼い犬であった北朝鮮を今は庇護する中露は米戦争屋が仕返しに極東で暴走するのではないかと警戒しているはずですから・・・。
注１：毎日新聞、2011年9月9日、“前原・民主政調会長：「武器輸出」見直し発言 困惑拡大 防衛相「寝耳に水」”
注２：本ブログ No.426『日本も見倣え：北朝鮮、日本に先んじて脱・米国に路線転換か』2011年8月21日
注３：本ブログ No.430『小沢・鳩山派、前原不支持：米国ジャパンハンドラーの動きにくれぐれも御用心』2011年8月26日
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