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<小沢一郎の衝撃><日本の民主主義は未だ途上><気付くのが遅い?><対米自立派多数の民衆><決起せよ>など 本澤二郎
http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/253.html
投稿者 五月晴郎 日時 2011 年 10 月 03 日 16:30:32: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/51914160.html

「ジャーナリスト同盟通信」2011年10月03日 本澤二郎の「日本の風景」(845)から下記を転載投稿します。

=転載開始=

【小沢一郎の衝撃】

 昨日のインターネット報道で小沢一郎の怒りの弁を確認した。彼にとって元秘書3人の有罪判決は、青天の霹靂に相当するものだった。それもそうだろう、検察が準備した供述調書は任意性がなく、証拠にならないと裁判官が認定していた。にもかかわらず、判決は検察の描いた通りのものだった。裁判官の良心に問題あり、である。

 検察の捜査には、一般論として、とりわけ政治が絡むと、客観性に問題が生じる。政権交代時での意図的な捜査だったから、余計に小沢事件には、体制側である東京―ワシントンの闇の糸が始動したものであることを裏付けた。

 政治無関心層には理解できないだろうが、ワシントン―霞が関―自民党枢軸派にとって、民主党政権は何としても回避したいものだった。そこからの指令に基づく小沢捜査だった。小沢逮捕で民主党政権を崩壊させるとの野望である。

 検察とマスコミが狂気になって小沢に襲いかかった理由なのだ。裁判所はその最後の審判の場なのだった。小沢の衝撃は理解出来るものである。

【日本の民主主義は未だ途上】

 小沢はネット番組で判決を「民主主義国家では考えられない」と批判した。要するに「日本に民主主義はない」というのだが、全くその通りである。情けない日本の正体を元自民党幹事長、民主党の元代表が認識した点は、すこぶる有益なことである。

 筆者は戦後の平和憲法を学んだ人間である。権力の中枢を40年余見聞してきた。その大半の日本認識は「平和国家」「民主主義国家」であった。

 左翼・反体制派の日本人であれば、あるいは違った認識をしたのかもしれない。だが、宇都宮徳馬からリベラル・リベラリストの真髄を学び、日本の将来に希望と期待を寄せてきた。それがぐらつき始めたのが、中曽根内閣のころからである。ロ事件での元総理大臣逮捕を民主国家の証しである、というとんでもない認識をしていた。

 政治記者もまた、マスコミの宣伝にまんまと乗せられていたのである。ワシントンの存在に疎かったせいである。CIAの対日政策の内実を理解出来ていなかったのだ。永田町の、いうなれば井の中の蛙なのだった。ワシントンの指令に一喜一憂する東京を理解していなかった。

【気付くのが遅い?】

 小沢もそうではなかったろうか。彼は若くして権力の中枢で活躍した。政権がいつも目の前にちらつく地位にあった。ところが、米国と渡り合う場面で、否応もなくワシントンの実力と、それにひれ伏す霞が関の官僚の関係を知ったのであろう。彼は湾岸戦争(海部内閣)で巨額の支援金を吐きだす張本人になった。その闇に深く関与した人物である。自らワシントンにひれ伏して血税を貢ぐのである。自ら売国奴になったのだ。

 筆者はその頃の小沢に反発した。彼のゴーストライターが書いた日本改造計画を批判する本を、エール出版の編集者の要請に応えた。改憲軍拡論に警戒したリベラル派のジャーナリストとしてNOといったのである。

 それはさておいて、小沢は日米対等論を打ち出して総選挙に臨んで大勝利を博した。ワシントンにひれ伏す日本の永田町と霞が関に対して、公然とNOを突きつけたのだ。筆者はそんな小沢の勇気を評価している。自立した小沢だからである。独立国の政治指導者の誕生を意味するからでもある。

 それゆえにワシントンと霞が関は、検察とマスコミを動員して潰しにかかっている。対して「判官びいき」の大衆は小沢に味方している。「日本に民主主義はない」という小沢発言は、その通りなのだから。

【対米自立派多数の民衆】

 はっきり言って山口県上関町の住人レベルが、やや今の日本の姿に似ていると言ってもいいだろう。あるいは以前の沖縄県民である。

 上関の住人は、原発を喜んで受け入れようとしてはいない。智恵を出そうとしないで、安易な原発利権で生活しようという姑息な人間になり下がっている。まともな賢者がいない。まともな教育が行われていなかったからだろう。またしても原発推進派の現職町長が再選した。恥ずかしい、悲しい現実である。批判しない、思考しない人間教育の成果と言ってもいいだろう。

 それは鳩山内閣が誕生する前の沖縄がそうだった。今は違う。沖縄の人たちは立ち上がった。アメリカの基地も兵隊もいらない、という当たり前の人間に変わっている。鳩山公約の効果である。鳩山内閣のかくかくたる実績なのだ。

 日本国民は小沢問題によって、確実に覚醒している。ワシントンの植民地に気付き始めている。日本国民は小沢発言によって、日本が民主主義の、未だ途上国であることに気付き始めた。これの政治的効果は絶大なのである。

【決起せよ】

 ひるんではならない。決起せよ、といいたい。田中角栄もそうだったが、小沢も英雄になれるかもしれない。ワシントン・CIAの横暴、売国奴の霞が関が存続し続けていると、小沢には、ますますカリスマ性が備わることになろう。

 ミャンマーのアウンサン・スーチーさんのように?

【「東京の春」は遠くない】

 ワシントン支配から脱却、対等の日米関係を筆者は「東京の春」と呼んでいる。そんなに遠くない時期に現出するだろう。中米関係の逆転も近い。世界も日本も動いている。        

                                       2011年10月3日9時17分記

=転載終了=

(投稿者):
 西洋諸国よりやはり日本に近いアジアの国の政治家で、小沢氏を例えるならアウンサン・スーチーさんというより、タイのタクシン元首相に近い印象を私は持っています。
 どちらの国も伝統的な支配層は国民生活の充実を当然願っています。しかし、自分達の支配構造の盤石を揺るがさないと認めた範囲で、です。
 もちろん日本とタイは違います。 日本の場合は、伝統的な支配層の戦後の支配構造は米国従属を基盤としています。・・・。

 小沢氏への認識は関連の別記事での以下URLコメントの通りです。引用します。
http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/110.html#c1
http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/110.html#c2
http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/110.html#c3

***引用***
 若い頃、自民党リベラル派に心情的に近いものを感じていました。
 積極的に推したのでなく、消去法でです。
 宗教右翼と関係の深い自民党右派(保守派でなく「右派」)、自分達には全く誤謬がないとする共産党、自民党を推さない新興宗教を背景にする公明党に、それぞれ生理的に合わない狂信を感じていたし、社会党は無策で識見が低いように若い自分には見えました。

 自民党からリベラル派がなくなったのは、派閥政治がなくなったこと、中選挙区制から小選挙区制となったのと軌を同じにしています。背景のうちの一つであることは間違いないと思います。

 小選挙区制導入を進めたのは小沢一郎です。
 これは、小沢一郎を語るにあたり重要です。
 そして、その後の小沢一郎の軌跡。

 小沢一郎は自民党のリベラル派につながる政治家で田中派で権力の中枢に居ましたが、戦後の日本で権力の中枢に居るということは米国と交渉する当事者になるということです。

 米国の意向を測り小選挙区制を進めたと思います。
 そして、ギリギリのところで米国と交渉を続ける中で、小沢一郎に変容があった。

 私は小沢一郎支持ですので、こう書くわけです。

 その後、私も歳を重ね、卑小なとこでですが、ギリギリのところで交渉を続ける経験をしました。上記の若い頃と感覚は変わっていませんが、ものの見方はより現実的に変わったと思います。

 上で書くの忘れた民社党ですが、労務を畑にした自民党右派の、あからさまに米国寄りの別働隊だったと今ははっきり言えますが、当時もそういう胡散臭さを感じてました。
 鳩山政権はある面でパナソニック・トヨタ政権と言われていましたが、これらの労組そして政経塾は、かつての民社党の体質と共通したところが大きいと思います。  

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コメント
 
01. 日高見連邦共和国 2011年10月03日 16:39:06: ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A
「東京の春」は遠くない
・・・確かにそうでしょう。
岩手では岩手山の初冠雪の便りが・・・
幾冬幾夜を越えて待ちわびる春です。

02. 2011年10月03日 17:00:38: VvWbUk0umk

あのアメリカでさえ、動き出している。

しかし、なにもしないで「東京の春」はこない。

いくら弾圧しても小沢ががんばっているから、
いくら弾圧しても鈴木宗男もがんばっているから、
石川議員を先頭に元秘書の3人ががんばっているから、
司法が「法の番人」でなく、「権力の番犬」としてなりふり構わない
攻撃をせざるをえなくなったのだ。

震災、福島原発事故から、すくなからずの人が、
この「国」は、「国民のため」でなく、官僚、政府のためにあることに
気付きはじめている。

そのために、立ち上がらねば!


03. 2011年10月03日 17:29:16: 5pxpC0BKnk
・あの田母神さんも日本は米国から自立せよ!と言い出した【天木直人のブログ】

http://www.amakiblog.com/archives/2011/10/03/#002047


04. 2011年10月03日 17:49:41: xRqnlt7QHM
弱い犬は、尻尾をまたのあいだに挟みながら、遠くのほうからいかつい犬にほえるだけだ。小沢放送をたっぷり聞かせてもらいました。
1・日本は民主主義国家ではありません。まだまだ上位下達の国であり、国民はむしろそれを好んでいる。
2・日米同盟は本物の日米同盟ではない。
3・日本は法治国家の資格を失った。裁判官が「天の声」の表現を認めたということがいかなることを意味するのか。こうなったら呪詛の世界だ。
4・民主党の政策はバラマキで選挙民への迎合政策だ。その前に壮大な900兆のバラマキをし財政をここまで落ち込ませたのは誰か。利益誘導政治をやったのは誰か。自民党、公明党はしっかり説明せよ。国民にわびろ。民主党にわびろ。
5アメリカはき内政干渉をやめろ。
6・外交官が上司で゛アル外務大臣を無視してアメリカ政府高官に国家機密に座句することを発言した場合、「国家反逆罪」に問うべし。

05. 五月晴郎 2011年10月03日 18:02:55: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
小沢氏秘書3人の裁判準備へのアドバイスで周囲は、なぜ?・・・
これは私の「推認」です。
佐藤優は怪しい。
半分くらい「誤認」の気もするけど。

彼も同様の裁判で大変な目にあったが、元々が諜報をしていた人で彼の信じる「大義」で、自分が落ちた境遇と似たような境遇に人を陥れたかどうかは詳かでないが、そうした覚悟はあったと思うので、裁判の無念はその後の言論勝活動で名誉回復したと考えているのではないかな。

彼の書いたものを読んで感じたが、彼に鈴木宗雄や個々の人と接する際の心からの誠実さがあるのは疑いないが、人と人との関係で行動が規定される我々の多くのタイプでなく、超越する理念、信念のようなものがあり、それは既存の官僚制を擁護するものである気がします。

獄中記の形で出た著述でも、彼を取り調べる検察官を同志視し、自らの大義を守ろうという一線で検察官と対決した印象があります。


06. 2011年10月03日 18:42:42: 5pxpC0BKnk
外国人献金告発問題で東京地検が菅を不起訴処分にした、というニュースが読売系のTVで流れていたが、ネットにはまだ出ていないな。また、検審起訴になるのかな?この問題も。

07. 五月晴郎 2011年10月03日 18:50:24: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
>>6
菅は「お上」に恭順の意を表しているようなので、検審起訴はないように思いますけど。

08. 2011年10月03日 19:08:14: 5pxpC0BKnk
日テレNEWS24のサイトに(↓)出てました。

http://news24.jp/articles/2011/10/03/07191871.html


09. 五月晴郎 2011年10月03日 19:21:24: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
小沢の周りには人は集まるけど、いい意味でのいわゆる策士がいないと、よく指摘される。

本人が緻密なタイプだからかなあ。

日本独自で他国と外交関係を結ぼうとする政治家がいると、至誠を持った右翼様に家を焼き討ちにされんだけど、河野一郎という政治家がいた。
吉田茂は自主外交の党人派鳩山派に打撃を与えるべく、石橋湛山と河野一郎を党から除名している。三木武吉が工作し3ヶ月で除名取り消しにしている。

興石は人物は立派なようだけど、策士って感じじゃないもんなあ。


10. 2011年10月03日 21:21:03: sWDtD0HhJI
小沢が1991年の第1次湾岸戦争時、1兆円の資金拠出を拠出した。これは事実である。しかしこのときははっきり軍事介入するとの「国連決議」があった。中ソ(当時)は反対しなかった。表現は必要なあらゆる手段を採ることを決議していた。この時は日本に選択の余地はなかった。小沢はこのとき参院が過半数を割るねじれ国会で資金拠出を実現した。

しかし、アフガン、イラクは事情が全く異なる。実質アメリカ1国の意思で軍事攻撃に踏み切った。これではいつでも日本人は人殺しの手先となる。

投稿文には賛同できる部分もあるが事実を見ること。



11. 五月晴郎 2011年10月03日 21:24:11: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
日本人の「お上」意識は悪い面ばかりでない。「お上」をお天道様のように思ってる人も多い。こういう人達を責められますか。
>>7のように法制的に「お上」である人が誤魔化すから歪むし、それを正そうとしているのが小沢だと思っています。

ウイキリークスの外務省の役人の様子でもそうだが、もっと政府は情報を開示すべきです。政府情報を開示して小沢の過去の今と違う面が出ても、国民は理解すると思います。

原発の事故が起きて混乱したのは政府がデータを公開しなかったことが大きい。
もっと民間を信用すべきだ。
原発に対する抗議も、もっとOpen Government Dataを訴えれば、それは多くの国民の思いであるし、海外に発信してもより反響が大きいはずだ。

情報不足で混乱しているが、データがあって落ち着けば、原発を輸出しようとしながら自分達が住むところだけ脱原発かい?という反応は海外では必ずあることは納得されると思う。

政府は原発事故に関するデータをオープンにしてください、お願いです、の海外とコルレスしたデモを、政府やマスコミは、おかしく扱えないと思う。


12. 五月晴郎 2011年10月03日 21:44:29: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
>>11の「データがあって落ち着けば」は、データを見たら放射能物質がたいしたことなくて、安心するという意味じゃないですよ、言うまでもないことかも知れませんが。



13. 五月晴郎 2011年10月03日 22:41:53: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
http://suinikki.exblog.jp/16926668/

(略)

 時事通信のサイトで、下に貼り付けた2つの記事を見つけました。それぞれ民主党の実力者と言われる2人の発言を取り上げています。

 一つ目は前原誠司民主党政調会長のこれまでの発言を取り上げたものです。時事通信の記事では、前原氏の政調会長就任後の発言について「突出」という表現を使っています。そして、前原氏の発言は「歯切れが良く、明快さを持っている」としながら、同時にその発言によってマイナスになったこともあると時事通信の記事の中で評されています。

 もう一つの記事は、小沢一郎元民主党代表がインターネット番組に出演した際の発言を取り上げています。小沢氏は自身の政治資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反に関して元秘書3人に執行猶予つきの有罪判決が出たことについて発言しています。また、今回の事件に関して「自分がターゲットであり、政権交代に対する攻撃のスケープゴートにされた」と語り、「憶測を基にした判決など民主主義国家では考えられない」という発言をしています。

 政治家の発言が「突出」「行き過ぎ」「実力が伴わない(口だけ)」と捉えられるかどうかの分かれ目は「その政治家がどれだけぶれないか」ということにあると思います。発言の内容は、変わることがあります。状況の変化や考え方の変化があるからです。しかし、そのもっと根幹にある部分がぶれるかどうかで、政治家の語る内容に対する評価が変わってきます。

 前原氏の発言は「親米・従米」という側面では全く変化のないものです。しかしそれ以外の点では何を自分の根幹にしているのか、分かりにくいために発言が「突出」し、「過去の反省がない」ということまで言われてしまいます。

 小沢氏の発言内容も変化はあります。自民党幹事長時代と現在の発言を比べたら変化している部分も少なくないでしょう。しかし、小沢氏の根幹にあるのは「日本のデモクラシーを成長させよう」「政権交代が現実的に実現する制度にする」「官僚ではなく、国民から負託を受けた政治家が政治を行う」という考えがあり、そこがぶれないために、発言自体もぶれていないように感じられます。

 政治家の発言の変化をたどることと同時に政治家のぶれない部分がどこにあるのかということを見ていくことが大切だと考えます。

(新聞記事転載貼り付けはじめ)

●「突出発言目立つ前原氏=「実行力伴わぬ」と批判も−民主」

2011年10月2日付 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011100200080

 民主党の前原誠司政調会長の発言が突出気味だ。党政策調査会の発言力を高める狙いがあるとみられるが、政府側との調整が不十分なまま踏み込んだ結果、「軽率」と受け止められることも珍しくない。党内では「もう少し落ち着いてほしい」(中堅)との声が広がり
つつある。

 前原氏は就任早々、ワシントンで行った講演で、国連平和維持活動(PKO)での自衛隊の武器使用基準緩和に言及。政府・与党内に波紋を広げた。鉢呂吉雄前経済産業相の原発事故をめぐる発言では、「事実とすると大変由々しき問題だ」と記者団に語り、政権幹部の中では真っ先に辞任への「引き金」を引いた形となった。

 前原氏の歯切れの良さには定評がある。同氏の人気の高さにもつながっているが、その「明快さ」が自らの首を絞めたことも。代表時代には「信ぴょう性は高い」としたメールが偽物と判明し、辞任に追い込まれた。

 また、華々しい発言の割に「実行力が伴わない」との指摘も少なくない。政権交代直後、国土交通相として八ツ場ダムの建設中止を打ち上げたものの、結局、地元住民との関係をこじらせたにすぎなかった。

 臨時増税に関する政府・民主党の迷走も、前原氏の発言が一因と言えそうだ。前原氏は党内の増税反対派を抑えるため、税外収入を5兆円から増やす考えを表明。確たる見通しのない情報発信に財務省が硬化し、双方の増税額の説明はなお食い違ったままだ。

 野田佳彦首相は政策決定への党の関与を強めた。今回の増税をめぐる政府・民主党の調整はそのテストケースの意味合いもあったが、前原氏の発言が尾を引き、及第点に達したとは言い難い。

 2日に政権発足1カ月を迎えた野田政権。民主党関係者は当面の対応について「余計なことは言わない、派手なことはしない。そうするしかないのだろう」と語った上で、こう付け加えた。「問題は前原氏だ。過去の失敗の反省がない」(2011/10/02-14:11)

●「「民主主義国では考えられぬ」=小沢氏、元秘書有罪判決を批判」

2011年10月2日付
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011100200160

 民主党の小沢一郎元代表は2日午後、インターネットの対談番組に出演し、自身の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、元秘書3人に有罪判決が出されたことについて「大変びっくりした。何の証拠もないのに推測に基づいて決めてしまうのは民主主義国家では考えられない」と述べ、痛烈に批判した。

 小沢氏は先月26日の判決後、自身に近い議員に「あり得ない」などと強い不満を示していたが、公の場で発言するのは初めて。小沢氏は「既得権益を持ち続けてきた人にとっては、(自分が)最大の狙いだった。政権交代のスケープゴートにされた」とも語った。

 また、小沢氏は番組の司会者から首相就任を目指すよう求められたのに対し、「自分がそういう立場に立ったら、責任回避やポジションにすがりつくということだけは絶対にしたくない」と否定しなかった。(2011/10/02-19:13)

(新聞記事転載貼り付け終わり)


14. 五月晴郎 2011年10月03日 23:08:33: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
小沢の語っていることには、事実と論理がある。

小沢を攻撃する者は、小沢が語る事実と論理を攻撃せず、小沢の語る事実と論理を歪曲し第三者に伝えるのを攻撃法にしている。asshole野郎だ。


15. 五月晴郎 2011年10月04日 12:26:40: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
>>5関連
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110930-00000026-pseven-int

新政権誕生によって、日本の領土をめぐる問題はどう進展するのか。日本が主導権を握るとしたら、どのような解決法があるのか。作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏は、もし自分が野田首相に提言する立場にいたら何を提案するか? その4つの案を示した。

* * *
野田首相が、北方領土問題、竹島問題を解決し、尖閣諸島を奪取しようとする中国の野望を打ち砕くことを本気で考えるならば、周到な外交戦略が必要とされる。これらの問題は、事務レベル(外務官僚)によっても、外相によっても解決することはできない。

最終的に首脳の政治決断によってしか解決できない。それならば首脳の政治決断のために良好な環境を準備することが課題になる。野田首相が「私は外交交渉をマスメディアや記者会見を通じて行なうつもりはない」という立場を鮮明にする必要がある。

更に交渉に優先順位をつけることが必要になる。仮に筆者が首相官邸か外務省にいて、野田首相に領土問題に関するメモを提出することを命じられたならば以下の内容にする。

【1】中国による尖閣諸島奪取計画を阻止することを最優先の課題とする。中国は日本にとって顕在化した現実的脅威である。特に訓練用空母「ワリャーグ」を就航させ、海洋覇権を獲得しようとする中国の政治的意図を挫くことが日本の国益だ。

尖閣問題で日本が譲歩するならば、中国は力の政策を推し進め、日本を影響下に置こうとする。中国を牽制することを軸に、外交戦略を練る。

【2】日米同盟を盤石にする。中国を利する東アジア共同体路線との訣別を明確にする。その観点からTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉への参加を急ぐ。TPPの本質は、自由貿易ではない。アジア太平洋地域におけるゲームのルールを日米が構築し、中国に受動的立場を強いるという帝国主義的な発想がTPP根底になる。この発想に乗ることが日本の国益を増進する。

【3】領土問題をめぐる露韓の連携にくさびを打ち込む。その観点から、北方領土における共同経済活動を早期に実施する。(外務省発行のパスポートでなく)内閣府発行の身分証明書で北方領土に渡航できる枠組みをつくり、北方領土が日本領であるという立場を担保した上で、経済活動においてはロシアの管轄に服する。

現行のビザなし交流においても、日本の訪問団は事実上、ロシアの管轄に服している。その事実を過去の領土交渉でロシアが悪用したことはない。日本政府が本格的に梃子入れして北方領土の日本化を進め、日本なしに現地の経済が成り立たない仕組みを作ることが領土返還の環境整備につながる。ロシアにとって北方領土における現実的パートナーが日本になれば、ロシアにとって領土問題をめぐり韓国と提携する利益が失われる。

【4】「独島」(竹島の韓国名)をめぐる領土ナショナリズムは事実上、韓国の国家神話になっている。竹島をめぐる本格交渉を韓国と行なうことは不可能という現状認識の下で外交戦略を構築する。政府は一歩引いて、民間の学識経験者による竹島/独島問題をめぐる日韓専門家会議を実施し、韓国の有識者に「客観的に見て、独島をめぐる領土問題が日本との間に存在する」という認識をもたせることを当面の獲得目標とする。

以上4点を踏まえれば、日本に有利な状況をつくりだすことができる。

※SAPIO2011年10月5日号


16. 五月晴郎 2011年10月04日 12:45:34: ulZUCBWYQe7Lk : bxtHsuzmZA
>>15の個々の【1】【3】【4】に就いては一定の説得力があるが、これらの提言に通低する下記【2】は、ひっかかる。
(つまり、【2】に説得力を持たせるために一定の説得力がある【1】【3】【4】を読者向けに佐藤優は挙げたと私は思う)

【2】

日米同盟を盤石にする。中国を利する東アジア共同体路線との訣別を明確にする。その観点からTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉への参加を急ぐ。TPPの本質は、自由貿易ではない。アジア太平洋地域におけるゲームのルールを日米が構築し、中国に受動的立場を強いるという帝国主義的な発想がTPP根底になる。この発想に乗ることが日本の国益を増進する。


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