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【ＴＰＰゴリ押しの親米路線は亡国路線と断言してもいい。親米狂の民主党「松下政経塾」幹部たちよ！ （岡留安則の「東京ー沖縄ーアジア」幻視行日記）】

2011.10.25 12:33

■１０月某日　沖縄もだいぶ朝晩は秋らしい気温になってきた。それでも太陽が出ている日中だと２７度くらいはあるのだから、やはり亜熱帯気候の島である。気候が良くなったからというわけでもないだろうが、東京の週刊誌や福岡の新聞記者らが次々と沖縄にやってくる。

こうした同業者の来沖は大歓迎だが、招かざる客も次々やってくる。辺野古新基地建設をゴリ押しするための民主党閣僚や幹部たちだ。先発隊の斎藤勁官房副長官は二度目だし、北沢前防衛大臣、一川防衛大臣，玄葉外務大臣、川端沖縄担当大臣もやってきた。さらに、前原政調会長、野田総理の来沖も予定されており、パネッタ米国国防長官まで日本にやってきた。何が何でも、辺野古に近代装備を備えた新基地をつくろうという魂胆だろう。

しかし、いくら数の力を頼みにしても、沖縄県民の心は貝のように閉ざされている。
これまで、日米両政府にいいようにあしらわれた沖縄県民の気持ちを考慮すれば当然の事だろう。野田政権は、前原政調会長や玄葉外相などの徹底した親米派ぞろいだけに、最後は反対派の運動封じのために戦車部隊まで出動させて、建設を強行するつもりなのか。

親米派といえば、ＴＰＰ(還太平洋経済連携協定)も来月早々に開かれるＡＰＥＣ開催までに、会議に参加するかどうかの結論を出そうとしている。これほどの重大事の案件を碌に論議することもなく、米国の強い要請に服従する必要があるのだろうか。まして、民主党内でも半数近い議員たちが反対の意向を示している対立案件だ。

野田総理をはじめ、参加派の連中は、「最初から会議に加わらないと情報が入らないから孤立する」などと言い訳しているが、詭弁もいいところだろう。条件が折り合わなければ、協定への参加を見送ればいいなどと悠長な事を言っているが、日本の外交交渉力は米国追従一辺倒でしかないのだから、途中での不参加など不可能で、最終的には押し切られるのがおちだろう。玄葉外相すら「途中で降りることは難しい」との見解を示しているほどだ。

　　ＴＰＰによって最大の利益を被るのは米国である。国内的には自動車産業などの輸出産業だ。経団連がＴＰＰ参加を強く求めているのもそのせいである。逆に反対派の急先鋒はＪＡ団体である。ただでさえ食料自給率の低い日本だ。まして、東日本大震災で東北・関東の農業や漁業は大打撃を受けている緊急事態である。米国が広大な農場でつくる農作物は低コストだ。それが、日本に大量輸出されれば、農業は壊滅的打撃を受けることになる。それだけではない。牛肉や残留農薬などの規制基準はＥＵや日本に比べて米国が一番ゆるい。結果、食の安全も脅かされることになる。

　ＴＰＰは日本が世界に誇るべき国民皆保険も脅かされることになるはずだ。そもそも、皆保険などという発想すら持ってこなかった医療格差社会の米国の論理にくみする必要がどこにあるというのか。ＴＰＰにおいてはあらゆる分野での貿易自由化＝グローバル化が進行する。それも、韓国や中国は参加しないため、９か国だけの自由貿易体制だ。国の体制も歴史も違う国が自由競争で一斉にスタートすれば、国力の優る米国が有利になることは目に見えている。これぞ、資本の論理ではないか。

米国がＴＰＰに強い意欲を見せているのは、財政赤字に悩む米国の最後の大勝負なのだ。沖縄の米軍基地もそうだが、親米路線は亡国路線と断言してもいい。

ＴＰＰにあせって参加しても碌なことはないことは明らかだ。参加国のやり取りを横目で見ながら総力を上げて情報取集すればいい。その結果を見て、日本が参加することが国益につながるか、反するかを見極めてからでもいいのではないか。親米狂の民主党「松下政経塾」幹部たちよ！

コメント
01. 2011年10月27日 01:08:11: qUyWe2vIFU ＴＰＰは参加しないにこしたことがないですよ
02. 純一 2011年10月27日 01:10:56: MazZZFZM0AbbM : MZJW95cJJc 国益を見失った野田政権の親米路線は、「きちがいに刃物を持たせた」観がある。 小沢一郎氏がかねてより危惧していた通り、民主党議員の政治的未熟、無能さがもろに現われているということだ。 この政権の暴発をどうしたら阻止できるか、デモなどの大衆運動によるしか打つ手はないのではないか・・・時間的な余裕がないのが悩ましい。
03. 2011年10月27日 01:28:15: 0tWL6zjr02 かつて米国の大学で学んでいたとき、日本の国民健康保険制度は米国が羨んだ制度の一つであり、わざわざ医師会の会長を招いて其の仕組みを学んでいた程である。我が国が誇るべき制度なのだ。それなのに、一体我が国の政治家どもは何を考えているのか。すべて、身売りではないか。戦後の混乱期から切磋琢磨して我が国独自の優れた制度を考案してきた、父・母の涙を無駄にするつもりなのか。先祖の血のにじむような努力の結晶を、いとも簡単に放棄してよいのか。それほど米国が日本国民の健康を考えているというのか。ふざけるんじゃない。今ある我が国は、野田や前原や岡田らの世代が築いたものではない。『松下政経塾』の面々は大学を卒業して自分の足で生計を立てる経験をすっとばし、ぬくぬくと月給を支給され一定の訓練・影響下の元で政治家になったそうである。人格形成に不可欠な真の経験や体験が欠落する者に、弱き者を助け、寄り添う気持ちが培われるとは思わない。人間として未熟な者が政治に携わる危うさが露呈しているのだ。
04. 2011年10月27日 03:51:47: txfDxGOXwI 民主主義国家なら、ＴＰＰ議論からの撤退は可能でしょう。 但し交渉経過を見てという事ではなく、議論への参加表明が民意ではないと言う事を議会で証明すれば良いだけの事だ。日本は独裁国家でも植民地国家でもないわけで、そういう当たり前の事を順序立ててやれば良いだけだ。それが議会の役割だ。そういう民主的手続きを踏む限り国際的非難は免れる。 民主主義のルールに従えば、まずは国会で議論への参加表明の撤回決議を行うべきでしょう。次に民意を無視して参加表明した野田首相の責任を問うべく、内閣不信任決議が行われることになるでしょう。民主党もこれだけ党内で議論が割れているのが分っているにも拘らず、党内決議を経ないで参加表明を強行した場合、内閣不信任案採決に際して党議拘束はかけられないと考えるのが民主主義のルールというものでしょう。 そういうことを考えないで強行突破するなら、ＴＰＰ参加で危惧される「日本の形が壊れる」ことが既に生じ始めているという事になる。
05. 2011年10月27日 05:43:21: 7AFjReGFa6 ＞ＴＰＰによって最大の利益を被るのは米国である。国内的には自動車産業などの輸出産業だ。 アメリカが円高に誘導するから関係ない。関税分は相殺される。中野剛志の本を読め。米韓FTAの詳細について調べろ。経団連がアメポチ欲ボケ痴呆症なだけ。 アメリカの都合が悪くなったらトヨタ叩きもできる。
06. 2011年10月27日 06:04:06: wEcxf1cND2 ０５氏の言うとおり。 自動車のたった2.5パーセントの関税など、2.5パーセント円高にすれば、米自動車業界を守ることができる。アメリカにとって屁でもない。すでに近年、雇用創出ののために輸出拡大に狂奔するオバマによって25パーセント以上円高にされている。アメリカにとって、780パーセントの米の関税は米国が為替で操作することは不可能である。
07. 2011年10月27日 07:06:09: 6vEHRdEs7c シガラミのないはずの 生計塾が何故こうも ＴＰＰにのめりこむのか 現馬鹿大臣は フリーの記者会見は拒み 鬼者ブラクに囲われて 国民から逃げているとのこと ゴミは既得権益独裁のとして カダフィ親衛隊と同じものである ゴミは誤見でもある 国民をペテンにかけることしかしない ゴミはどんどんつぶれてしまえ！
08. 2011年10月27日 08:33:00: oXjyYrHR4I 野田ブタは、首相にならず、駅前演説を続けていたら「命を掛ける」ことは無かったのだが、ノコノコ代表選に出て来たばかりに、アメリカに「言うことを聞かないとどうなるか、小渕恵三のようにヘリで海上に吊るすぞ、分っているだろうな！」と脅かされてしまった。阿呆は死ななきゃ治らないか！
09. 2011年10月27日 16:31:34: eTVUqn9eqw ０５さん、０６さんの言うとおり 円高ですぐにふっとぶ。 それだけではない。、 輸出が伸びるという予測でＴＰＰを推進している自動車産業は 米韓ＦＴＡの内容をみて驚くだろう。 韓国の自動車を輸出して、アメリカの自動車産業の脅威になったら アメリカは一方的に関税をかけることができるとある。 つまり、輸出を伸ばせば、アメリカはこの条項をたてに 関税をかけることができ、結局、関税撤廃での輸出増はみこめないのだ。 円高に誘導され、すぐに、一方的に関税をかけられて 日本の自動車輸出がアメリカへは、合法的に抑制される、 アメリカ車だけは関税撤廃のままだ。 ＴＰＰはすべてにおいてアメリカの利益になるようにできている。 相互互恵の協定でないことを、しっかり見抜いていかねばならない。
10. 2011年10月27日 22:12:50: ev58rDfzyw ＴＰＰは百害あって一利なし！ なにが「平成の開国」だ「平成の壊国」だろ！ もうそろそろ目お覚まそうぜ！　ダメリカと付き合ってメリットあるんか？　ナイナイ！！ 日米安保って意味あるのか？　ダメリカが守ってくれるんか？　ナイナイ！！ 日本はダメリカにとって「同盟国」じゃなくて「奴隷国」やろ！

11. 2011年10月27日 22:48:07: eGPg2W72Mk スキーのジャンプと同じ。 アメリカはＴＰＰに参加したって、 自国が不利になれば、ルールを変えてしまうだろう。 胴元が勝手にルールを変えられれば、客は絶対に勝てない。 日本は、真の独立を果たさなければ未来は無い。 電器屋未熟（松下政経塾）、清和会など売国奴を一掃しなければ、 「国民の生活が第一。」は望めない。 しかし、余りにも（マス）ゴミに洗脳された愚民が多い。
12. 2011年10月29日 00:06:10: LHg7qxdXk3 交渉の席には、手錠 足枷がついているらしい。 交渉させては絶対いかんだろう。
13. 2011年10月29日 15:28:56: dpp0eXCVak 途中下車は許さない！ 参加しないなら来るな！とアメリカの代表が行っている！ 前原が「途中離脱できる」って言っていたが 離脱は許されない！ってことらしい！ こいつは本当に政治家無能！ では最初から参加しない事です！ 参加しても良いことなし（笑）
14. 2011年10月29日 17:05:12: qHBi4hWF52 馬鹿なノブタの頭は本当に悪いんだ。なぜ反対しているのか、頭が回らないらしい。枕の傍で財務官僚が甘い言葉でベッドに誘うものだから、断れないらしい。よほどいい女なんだろうな。こんな哲学もない国民を裏切っても平気な首相を見たこともない。いや、アホ菅がいたか(笑) もう民主党は壊れている。早く選挙して退陣せよ。
15. 2011年10月29日 18:09:51: iGxLtcvUr2 　　野田君はヤクザのアメリカに後ろから短刀突きつけられてるのでしょう　 まだ死にたくない野田君はビビりまくりの答えを出す、はい、わかりました 　今の日本をかえられるウツワじゃないんだよ、小沢氏以外に人はなし、トホホ
16. すぱいす 2011年10月30日 15:37:49: idlhhjzzVeR.M : bnJMK8Vk7s 　まず、民主党の半分が反対している事、知事の殆どが反対もしくは慎重姿勢、農業の壊滅は明らか（国営化すれば別）な事にも関わらず全てのマスコミはスーし国民から問題点を逸らしている。中身の問題はともかくこういうことがこの日本で行われたことが恐ろしい気がします。ここは日本なのかな？

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