またまた脚光を浴びる鳩山由紀夫元総理

　２７日夜に、野田総理と鳩山由紀夫元総理が会食をしたそうだ。そして、その場で26日の衆院外務委員会で、鳩山由紀夫が総理大臣時代に米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の移設先について「最低でも県外」と発言したことについて、その「発言は誤りだった」と玄葉外相が答弁したことについて、野田総理が謝罪をしたという。このこと自体が大変不自然だ。玄葉外相が感じたことは多くの民主党議員が感じていたはずのことだ。事実、鳩山由紀夫自身が一連の発言について自らが愚かだったと認めている。国会の場での玄葉外相の発言がそれほど面子をつぶしたものなら、野田首相ではなくて玄葉外相自身が出席して出席して謝罪しなければいけない。なぜ何の用事があって野田首相は会食をしたのか、疑問符が付くのではないだろうか。

　更に疑問なのは、その場で鳩山由紀夫が「あまり、アメリカや財務省、外務省の言いなりにならないようにしなければいけない」と野田首相へ言ったという報道があることだ。まあ、姿勢だけ反米の由紀夫にはあまり不思議はない発言だが、それにしても中途半端だ。「TPPには反対だ」とか「TPP交渉には参加しないように」という発言なら、ああ、これを言いたくて会食をしたのかと納得するのだが、単に「言いなりにならないように」とはあまりにポーズだけだ。

　これは一種のパフォーマンス、一種の空威張りに似ている。さてはて一体何を考えているのやら。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00210404.html
野田首相と鳩山元首相が会食　鳩山元首相、TPP交渉参加問題をめぐり苦言

27日夜、野田首相と鳩山元首相が会食した。
その席で、鳩山元首相は、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加問題をめぐり、「あまり、アメリカや財務省、外務省の言いなりにならないようにしなければいけない」と苦言を呈した。
(10/28 00:20)

http://www.asahi.com/politics/update/1028/TKY201110270743.html
首相、鳩山元首相に謝罪　普天間移設めぐる外相発言で

野田佳彦首相は２７日夜、鳩山由紀夫元首相や蓮舫行政刷新相と東京都内で会食した。鳩山氏をめぐっては、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の移設先について「最低でも県外」と発言したことを玄葉光一郎外相が２６日の衆院外務委員会で「発言は誤りだった」と答弁。出席者によると、首相は鳩山氏に玄葉氏の発言について「間違っていた。申し訳ない」と謝罪した。さらに「なんとしても党をまとめないといけない」と訴えたという。

＊6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは？」から一連番号を付しています。＜＜803＞＞ 　

コメント
01. taked4700 2011年10月28日 05:35:41: 9XFNe/BiX575U : IanDpFU7gs 民主党議員の皆さん、 元総理の鳩山由紀夫がアメリカの言うとおりになる必要はないと言っています。TPPに反対していいと言っているようなものです。特に、野田総理は直接言われたのですから、TPP交渉参加はしませんよね。
02. 2011年10月28日 06:02:01: JADOqJ1qJA 鳩ぽっぽはたしかにあてにならない男だが、 マスゴミによる、鳩山発言要旨だけをうのみにして批判してもしょうがないんじゃないの。 たとえこの部分の発言が事実であっても、鳩が他にどんな発言したかはわからないんだし。
03. 2011年10月28日 08:15:54: 0tWL6zjr02 ピーターパン症候群の男児はおうおうにして、人としての生身の経験が乏しく、軟弱な者が多い。おまけに、自力で生計を立て、経済力を培ったことのない男児には、所詮、仮に『友愛』を唱える御曹司であろうと、こと一国の外交やパワー・ゲームの様相を呈する政治の駆け引きには、不向きであり、せいぜい、ヴォランテアで福祉に携わるのが落ちであろう。 　鳩山氏が首相になったとき、彼に期待した一人として、あの『普天間』問題の結末には、失望を通り越し、彼の人格を疑った。また、小沢氏との関係にしても、小沢サイドからすれば、鳩山氏の不可解な動きによって小沢氏が幾度と無く、身動きできない状態に陥ったではないか。 　もろもろの事から判断しても、鳩山氏の動向には要注意して観察する必要がある。本人が気付かぬうちに相手側に都合のよいように利用されかねないからだ。 　彼は『万年、青年』で終わる可能性がありはしないか、、、、
04. 2011年10月28日 08:30:33: ozl4ufz17U TPPのことを調べていて知りましたが、 「年次改革要望書」は、鳩山政権が拒否してなくしました。 これだけでも、国益にかなう立派な成果だと思います。 アメリカに、「NO」と言えた鳩山氏を見直しました。
05. 2011年10月28日 09:00:59: dlp5rHUhkk 鳩山さんを評価します。沖縄の基地の問題を再度国民的レベルに押し上げたことです。職責をかけた戦いだったのです。しかし米国や外務官僚他の閣僚の罠にはまって敗れたのです。国民との約束を守るために頑張ったのです。東アジア構想もそうです。最後まで頑張ってほしかったのですが。日本の政治に対するアメリカの介入の事実が１つ証明できただけでも成果だったのではないでしょうか。戦いはこれからです。米国の属国か自立した日本か。その戦いです。
06. 2011年10月28日 09:19:51: txfDxGOXwI 03,04のコメントに賛同します。鳩山政権が短期に終わったのは、岡田などの売国政治家と官僚がサポートしなかったためだ。というより味方に背後から鉄砲を撃たれた。何にしろ「自立は５０年早い」というような連中がいるわけですから。
07. 2011年10月28日 13:12:31: FxsZ4RvVeL >>05 とりあえず、野田は鳩山の財布に用が出来たんだろうね それ以外は、首相としての責任など考え無しに脳内の言葉を垂れ流すしか能の無い人物 そのデメリットを埋めるカネがあるから擦り寄りに行ったのだろう
08. 2011年10月28日 13:32:12: g9jLm1zljE >>05さんのコメントに同感です。
09. 2011年10月28日 18:00:37: hSGfKhnCLo 投稿者taked氏は、いつものことだが幼稚な自分の希望的観測を交えるべきではない。 は「松下政経塾出身の議員ならば」と限定すべきだ。
10. Ryukyuan.isao-pw 2011年10月28日 18:33:14: YrP2vZDuHZBQs : u5btJ5mJr2 ★米国傀儡の官僚機構が支配する「日本病」の正体！ http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2011/05/post_611c.html 小沢一郎氏が目指した国民主権の民主革命とは明治以来の官僚機構が支配する偽装民主主義体制から真の意味での民主主義を実現する為の平成維新であった。 しかし戦後６０年間に及ぶ自民党政権下で構築された既得権益利権集団の解体無くして改革は不可能であり米国傀儡体制側との全面戦争は避けられず強行突破するには国民の圧倒的な支持が必要な事から衆参両院での単独過半数獲得に向けて「国民の生活第一の政治」を掲げて政権交代を実現し、参院選挙も圧勝を実現する為に自らは衆院選挙前に代表を辞して鳩山由紀夫氏を立て、参院選挙前には幹事長を辞して菅直人に後事を託す絶妙なタイミングでの戦略的判断で国民の民主党支持率を維持しV字回復させる見事な政局指導力を発揮した。 既得権益利権集団の側から見れば小沢一郎氏の存在自体が体制を危うくする脅威であり何が何でも小沢一郎氏の政治生命を抹殺しなければ常に体制を切り崩される危機感に怯えてなりふり構わず小沢抹殺へと暴走して来た。 支配勢力のトップに君臨するのが霞ヶ関の官僚機構であり利権集団を構成するのが対米従属の経団連、電力業界、防衛業界、記者クラブメディアに連なる売国政治家、御用学者、文化人と称する輩である。 民主主義の根幹とも言うべき三権分立、中でも司法の独立が無ければ法治国家とは言えず官僚独裁の国家社会主義体制となって国民の権利は制約され搾取される。 ★平成の小沢一郎と明治の江藤新平！ http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2011/04/post_7e89.html 自民党政権の中枢部に身を置いて敵の正体を見破り弱点も知った小沢一郎氏は日本に本当の民主主義を実現する為に自民党を飛び出し苦節２０年、艱難辛苦の末に遂に選挙を通じて国民主権の政権交代に成功した。 対等な日米関係、中央集権から地方分権、官僚機構支配から政治主導の政策実現、天下り禁止、特別会計の見直し、埋蔵金と特殊法人解体で増税無き財政再建で国民の生活第一の政治を政権公約としての小沢イズムが発動されれば政治改革、行政改革で既得権益利権集団の解体は必然である。 東京地検特捜部による西松建設事件、陸山会事件の強制捜査は支配体制維持の為の小沢抹殺を狙った冤罪捏造であり、検察情報リークによるマスコミの偏向報道は国民をマインドコントロールする為の大本営発表である。 国民に選ばれた政治家を抹殺しようとする特捜検察の威信を賭けた無謀な冤罪捏造は事実上、破綻したにも関わらず遂には禁じ手である裁判官の法と証拠を無視した推認と妄想願望を込めた異常な有罪判決を下した。 今や全ての問題に潜む敵の正体が露わに示されている。 民主党政権を乗っ取った松下政経塾も原発利権に絡む勢力も国益に反してTPP推進を図るのも沖縄県民の総意を無視して日米合意を強行しようと企む防衛利権勢力も郵政民営化見直しを阻止して国民の資産を米国に貢ごうとする勢力も全ては霞ヶ関官僚機構が支配する偽装民主主義体制、既得権益利権集団に与する売国利権集団の連合体である。 旧ソ連が崩壊した様に官僚支配の国家社会主義体制を打ち破って国民主権の真の民主主義を実現しなければ日本国は衰退し疲弊して行く。 原発問題、TPP問題、政治改革、行政改革、地方分権、日米関係と小沢抹殺の策謀は全てが一体的な強大な既得権益利権集団との戦いであり個別の問題として捉えては敵の思う壺で分断され孤立して不利な戦いを強いられる。 我々が今、なすべき事は個別の問題での多少の見解の相違を乗り越えて敵の敵は味方と考え強大な敵に対処する為に共に手を携えて戦う決意である。 リビア革命でもカダフイ独裁政権を追い詰め打ち破る為に各地の勢力が連帯して戦った事が勝利に結び付いている。 ★対等な日米関係こそが普天間を解決可能だ！ http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2011/05/post_8beb.html ★誰も書かない原発列島、恐怖の実態！ http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2011/10/post_783e.html

11. 2011年10月29日 02:07:35: erQZQH93SM コロコロ政治屋＝鳩山由紀夫 そら邦夫にバカにされてもシカタガナイ

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