日米首脳会談での野田佳彦首相の環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）を巡る発言について、米ホワイトハウスのアーネスト副報道官は１４日の会見で、ホワイトハウスの発表文は正確との認識を示し、「修正するつもりはない」と話した。

　ホワイトハウスは１２日、会談について「すべての品目とサービス分野を貿易自由化の交渉テーブルにのせるとの野田首相の発言を、オバマ大統領は歓迎した」との発表文を出した。日本政府は「会談の場では、そのような発言はしていない」と反論していた。

　朝日新聞の取材では、野田首相は、重要品目に配慮しつつ、全品目を自由化交渉の対象にする、とした昨年の政府方針に言及。「この基本方針に基づき、ハイレベルな経済連携を目指す」という内容の発言をした。

　アーネスト氏は発表文について、「オバマ大統領と野田首相との私的な協議、そして野田首相らによる広く知られた宣言に基づくものだ」と説明。ホワイトハウス側は、野田首相が、全品目を自由化交渉の対象にするとした「基本方針」に直接言及していることから、発表文の趣旨は正確と判断しているとみられる。（ホノルル＝尾形聡彦）

http://www.asahi.com/international/update/1115/TKY201111150139.html
　

コメント
01. 2011年11月15日 11:19:28: FUviF2HWlS 米国政府は、日本政府の抗議にも拘わらず日本の首相の発言を嘘だと断言した。 米国は、日本にとって全く信頼できない国へ変貌したことが明らかになった。 日米同盟は、戦略的に解消すべきだ。
02. 2011年11月15日 11:37:18: VakF4nKSH2 >野田首相は、重要品目に配慮しつつ、全品目を自由化交渉の対象にする、とした昨年の政府方針に言及。「この基本方針に基づき、ハイレベルな経済連携を目指す」という内容の発言をした。 これではアメリカが「全品目を自由化交渉の対象にする」と受け取るのは当然である。 民主党政権の発言の間抜けさ、外交力のなさにはあきれるばかりだ。
03. 2011年11月15日 12:19:51: IX7iQyaSDU 日本国臣民を相手にするのなら、過去の発言は反故にできるだろうが、自国の利益を最優先する外国を相手にするとつけ込まれる。前大阪府知事などもその典型。 日本と他国との相性を見ると、結果的にTPPは日本を沖繩状態にする。
04. 2011年11月15日 12:26:33: txfDxGOXwI 狂犬相手だからね。野田に頃合いを見て責任を取らせて代えるしかないな。 まあこういう事態は想定の範囲だろう。
05. 2011年11月15日 15:10:04: 7XSlWXnFeg 　「重要品目に配慮しつつ、全品目を自由化交渉の対象にする」　 　バカなコメント。　　日本のトップの地位にある者が口にしてしまったセリフなんだよね。　アメリカにしてみりゃ鬼の首を取ったも同然でしょ。　 「重要品目に配慮しつつ」という文面にだいじな意味があるんだ、というのが日本の言い分。　　アメチャンにとっては何の意味もないよね、こんなボカシことば。　　無思慮なＴＰＰ推進論者の最初のつまづきだ。　　がんじがらめにされないうちに何とかしないと。
06. 2011年11月15日 16:15:18: u8T2aRIP9Y そりゃあ、全てのサービス及び物品の消費者が利益を受けないとTPPの意味が無いのだから、例外などなしにするのは当たり前のことだ。

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