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「山岡問責」向け集中砲火 蓮舫氏にも飛び火
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111115/plc11111522440016-n1.htm
2011.11.15 22:43 産経新聞
自民党は１５日の参院予算委員会で、今国会中の参院への問責決議案提出に向け、山岡賢次消費者問題担当相に集中砲火を浴びせた。山岡氏の秘書とマルチ商法業界が「事務所ぐるみ」で関係を深めていた疑惑を追及。公明党なども問責決議案への同調を検討しており、山岡氏への包囲網は狭まり始めた。
自民党の森雅子氏が俎上に載せたのは、ＤＶＤに残されている山岡氏が出席したマルチ商法業者の会合。山岡氏が「（業者の）トップリーダーの元秘書に呼ばれてきた」との趣旨のあいさつをしたと指摘した上で、元秘書が大臣秘書官の叔母に当たると暴露。「マルチを取り締まる立場の大臣の秘書官の母がマルチの会員、叔母がマルチのトップリーダー」と批判した。
山岡氏は「元秘書の仕事は当初、知らなかった。私は販売促進をしたわけではない」と釈明。森氏に「生々しいメモや山岡事務所からの支払い契約書も持っている」と地元政治家との金銭トラブルも追及されると、「事実無根だ」と顔を真っ赤にして反論した。任命責任を問われた野田佳彦首相は「適材適所で大臣を選んだ」と答えるのみだった。
首相の側近議員もターゲットになった。蓮舫行政刷新担当相は脱税などで逮捕歴がある男性との関係を西田昌司氏に指摘され「逮捕歴を知らなかった」と弁解。西田氏は、この男性から手塚仁雄首相補佐官への献金も指摘したが、首相は「本人が説明責任を果たせばいい」と突き放した。
◇
山岡国家公安委員長のマルチ問題追及
動画http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4878565.html
15日21:38 TBS
連日続いているＴＰＰをめぐる議論の一方、野党が問題にしたのが、「閣僚の資質」です。この問題、今後、政権の火種となる可能性が出てきました。
１５日も国会で話題となったＴＰＰ。ただ、野党の攻め口はそれだけではありません。野田内閣の大臣、特に山岡国家公安委員長の資質について厳しい質問が飛びました。
「総理、このＤＶＤご覧になりましたか？」（自民党・森まさこ参院議員）
「見ておりません」（野田首相）
自民党の森参議院議員は「あるＤＶＤ」について言及しました。一体何が映っているのでしょうか？
２００８年に千葉県で行われたあるイベント。「ネットワークビジネス」・・・これはいわゆる「マルチ商法」のこと。このイベントは、あるマルチ商法業者が組織固めの意味もこめて開催したものなのです。
違法ではありませんが、「必ず儲かる」などの行き過ぎた勧誘によって、業者が業務停止命令を受けるケースも少なくない「マルチ商法」。国民生活センターによりますと、マルチ商法をめぐる相談件数は、毎日１万件を超えています。
実は、森氏が持っていたＤＶＤは、このイベントを撮影したものです。今回、独自にそのＤＶＤを入手しました。
「衆議院議員、山岡賢次先生です」（ＤＶＤの映像より）
呼ばれて出てきたのは山岡大臣。当時は民主党の国対委員長でした。
「私なんか、ここに出てきただけでいろいろ言われるかもしれませんよ」。こう話しながら、マルチ商法について触れました。
「男でも女でも年も関係ない。（自分の）時間帯で自分のビジネスをやる。究極のフレックスタイム、正規の職業がネットワークビジネス」（ＤＶＤの映像より）
なお、この１７分におよぶ講演の中で、山岡氏がマルチ商法に伴うリスクに言及することはありませんでした。このイベントをバックアップしたマルチ商法業者は、山岡氏とどのような関係だったのでしょうか？
１５日、自民党側は、山岡氏の秘書官の母親がこの業者の会員だと指摘。
「マルチを取り締まる立場の大臣の秘書官のお母さんがマルチ会員。とても消費者からしたら信頼できないんですよ」（自民党・森まさこ参院議員）
これに対し山岡大臣は、マルチ商法は違法行為ではないとした上で、次のように答弁しました。
「しきりに勧誘に行ったという 言葉を使っていますが、それは全く事実に反する。仲間うちの会であるから、そこで話をしてほしいと。私はセールスとか販売の促進を したわけではありませんし、またそういうＮ社（業者）というところに行った覚えもありません」（山岡賢次国家公安委員長）
このＤＶＤの映像とは別に、マルチ商法をさかんに持ち上げる様子をとらえた映像が現在、インターネットの投稿サイトに載せられています。
「皆さんはねずみ講じゃないんですよ。マルチっていう意味が日本ではねずみの親戚で入ってきちゃったから、なんかマルチが悪いことのように 伝わっちゃった」（ＹｏｕＴｕｂｅより）
こちらについては、１４日の国会で取り上げられました。
「ＹｏｕＴｕｂｅの動画も拝見しました。私の率直な感想を申し上げますと、これはアウトだろうと」（自民党・渡辺猛之参院議員）
「その会の趣旨は何かということを若干念頭に入れながら、ヨイショしながら、しかし自分の本題を話している」（山岡賢次国家公安委員長）
野党側が問題視する山岡大臣とマルチ商法との関わり・・・。
「総理最後にお聞きします。これだけの疑惑があって適材適所ですか？」（自民党・森まさこ参院議員）
「私自身は、適材適所だというふうに思っています」（野田首相）
「疑惑は深まったと思います。私たちは参議院・自民党として必ずどこかのタイミングで山岡大臣に対して問責決議案を突きつける」（自民党・山本一太参院議員）
１５日、自民党側は山岡氏への問責決議案を必ず出すと宣言しました。野田政権にとって新たな火種になりかねない状況です。
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