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民主主義、独裁体制、市場
http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/407.html
投稿者 グッキー 日時 2011 年 11 月 16 日 19:30:17: Cbr3d6O9vj7Mc
 

http://blogs.yahoo.co.jp/olympass/52550210.html
民主主義、独裁体制、市場

非常に考えさせられるコラムである。危機に瀕しているのは先進国、そして民主主義と市場を重視してきた国であり、こうしたなか自信をもっているのは、いまや独裁体制(非民主儀)の国である。民主主義が政治システムとして機能するどころかマヒ状態をもたらし、そしてそこに「市場」がつけこむ − そう市場原理主義者が神のように敬ってきた市場が、である。かつてシュムペーターは『資本主義、社会主義、民主主義』という著作を書いた。この3つのタームを思い出させる。市場はいくらでもEUを崩壊・混乱の方向にもっていくことができる。「よし、イタリアを攻めてやれ。そしてぼろもうけをしてやれ」的な投機家が市場で暗躍し、国債イールドは記録的な高さになり、政府は国際を市場で起債することが不可能となる。そこでベイルアウトを要請し、その代わりに超緊縮財政を要求される。市場と国民、金融と市場・・・こうした問題についての社会哲学的考察がいまほど必要とされているときはないのではないだろうか。

***

The markets distrust democracy. Just ask the masters of Beijing and Moscow
Why is the democratic world faring so much worse in this crisis than its authoritarian rivals? It's the austerity, stupid
Jonathan Freedland
guardian.co.uk, Tuesday 15 November 2011 22.00 GMT NYT

How will historians remember 2011, the year which, according to the satirists at the Onion, has already used up the next decade's entire supply of news? Some wonder if the Arab revolutions put 2011 on a par with 1917, when the Ottoman Empire broke up. Perhaps it will stand alongside the great European upheavals of 1848 or 1989. Or there might be a mixed story to tell, with 2011 remembered as the year when democracy was demanded in one part of the world just as it was exposed as paralysed and impotent in the face of economic crisis almost everywhere else.
Democracy's humbling has been most dramatically visible in Greece and Italy, where elected leaders have been pushed aside in favour of technocrats and fixers, elevated without so much as shaking a single voter's hand. Their mission will include the surrender of much economic sovereignty, putting those decisions further out of the reach of their own citizens. What Greeks and Italians endure today, other eurozone nations might well face tomorrow as they are told to make similar sacrifices of autonomy to save their economic skin.
Whether in Europe or beyond, democratic leaders have seemed powerless to beat back the engulfing global crisis, the failure of the G20 at Cannes exposing their weakness for all to see. And yet, according to one who was there, the leaders of the world's authoritarian states – China, Russia, Singapore, Saudi Arabia – had a spring in their step in Cannes, confident that they could face down whatever the economic meltdown threw at them.
Why is the democratic world faring so much worse than its non-democratic rivals in the current storm? Start with austerity. It may not be the best solution for a worldwide crisis of anaemic growth and falling demand – indeed it is surely making the problem worse – but it is what the markets demand in return for manageably low rates of interest on the money they lend to governments. That it is these men, not those we elect, who are all-powerful is not new: Bill Clinton discovered as much nearly two decades ago when, in a spitting rage, he shot back at advisers who warned he had to trim his economic plans: "You mean to tell me that the success of my program and my re-election hinges on the Federal Reserve and a bunch of fucking bond traders?"
Given that it is the markets who call the tune, the question then becomes one's ability to dance to it most nimbly – and in that endeavour democracy is an impediment. Leaders who have to face the voters simply cannot impose austerity on an unwilling population without paying a price, whether in riots on the streets of Athens, protests in Madrid or Occupy camps in London and New York. In the immediate postwar era, people might have been readier to endure rationing and hardship in, say, Britain because there was a sharper sense of collective identity and solidarity, a belief that their sacrifice was the consequence of a worthy cause and that good times would come eventually. But now society is less cohesive: austerity is seen as the result not of defeating foreign tyranny in a just war but of bankers' reckless greed; and few believe, as they once did, that they are guaranteed to be better off than their parents.
None of these headaches press the same way on the masters of Beijing or Moscow. "Vladimir Putin is the most powerful human being in the world," says the political scientist and head of the Eurasia Group, Ian Bremmer. "He can change his country on a dime" – unrestrained by the rule of law or by any meaningful democratic checks.
Similarly China's rulers can switch national budgetary priorities in a heartbeat, spending trillions on stimulus with a stroke of a pen. If China's banks show the same unwillingness to lend as they have in Europe or the US then the politburo in Beijing simply issues an order for them to do so. No wonder that, contemplating the paralysed decision-making of Washington DC, the New York Times columnist Tom Friedman has fantasised about America becoming "China for a day". For democracies, saddled with the creaking machinery of checks and balances, slow, incremental change is possible – but firefighting in a crisis is much harder.
ーーーーーー

民主主義か独裁かというと銀河英雄伝説みたいになるけど、民主主義より独裁の方が上手く行っているのなら、民主主義は民度が低いということになる。

それとも民主主義の仮面を被った貴族政治が行われているのか。
どうも現在は、この二つの要素がミックスしている気がする。  

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コメント
 
01. 2011年11月16日 21:07:15: OIxNYWfJog
今のユーロ危機と戦間期のヨーロッパ危機
http://blogs.yahoo.co.jp/olympass/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=6

今の世界を見ていると戦間期の混乱がオーバーラップしてくる。
欧州では極右と極左が勢力を伸ばしているし
アメリカでは貧困と失業は自己責任(ケイン)、イランと戦争をする(ロムニー)などというとんでもない大統領候補がいると思えば、ウオール街占拠運動が盛んだ。

大阪ではヒトラー?と既得権勢力が戦っているような感じだし、何か時代が過去に戻ったような感じを受ける


02. 佐助 2011年11月16日 21:46:47: YZ1JBFFO77mpI : FHT6T6dWVU
別の角度から見ると異様なことが起きる

「ルールの破壊からデモや暴動や倒閣運動の発生は避けられない」
世界中で一括関税引き下げは挫折,二国間貿易協定への移行は不可避となる。そして貿易拡大・外資導入はマイナスに作用するために諸刃の剣となる。この世界恐慌は貿易拡大・外資導入・緊縮財政・信用の拡張・補助金などで乗り切ろうとするとすべてのルールが破壊され保守革新の信条や伝統的地盤も無視され政治経済へのデモや暴動や倒閣運動の発生は避けられなくなる。当然政権交代が日本だけでなく世界各地で繰り返される。そして各産業のトップ企業を入れ替え、次の時代をリードする企業を誕生させます。従って世界信用収縮恐慌の脱出することを考えた方がよい。

「世界恐慌を認識を拒絶する指導者」
しかし政治家や経済界とエコノミストたちは「絶対にありえない」「まさか」などで否定や拒絶する,世界貿易と生産と雇用が30%以上に収縮して,全国の銀行と株式市場が閉鎖などが発生しないと世界信用収縮の真の姿を認識しない。そして銀行に公的資金を投入してもパニックは止まらない。平時は、国家・企業・国民のレベル間には、相互信頼関係が支配しています。だが、パニックになると、レベルごとの自己防衛心理に支配されるため、相互信頼関係は弱まり、銀行と企業、銀行と銀行、企業と企業間も、自己防衛心理に支配されます。

「日本の政治経済界の指導者は国家やアメリカに奉仕し従属すべき義務が論理」
しかも日本の間抜けな政治家には野田総理はじめ前原・長島・仙谷・枝野・玄葉氏らの指導者は戦争待望論者であり,憲法九条を改変し非核三原則を反故にしたい議員たちである。自民党にも多数派である。そして彼らは永田町と霞が関の既得権益を主張しつつ,既成の国家秩序を護持するという点で一致している。司法も同じで既得権益が破壊する政治家を排除していくのである。それぞれの既得権益が侵害されないかぎり対立しない,また国家やアメリカに奉仕し従属すべき義務が政治家と官僚たちの論理なのである。

「支配しようとしたりする国家は他国を攻撃する資格はない」
アメリカは決して完全な帝国主義ではなかった,しかしよく観察すると史上およそ稀に見る。お人よしの帝国主義国のようである,善意をむき出しに押し付けることによって,「支配している」と思わざるを得ない。与えているのに「収奪されている」ように見られる。また世界に対する使命感に燃えて戦ってきたのに侵略主義の典型に見える。しかしインチキTPP関税引き下げや二国間貿易協定の中味は「支配しよう」と見える。このように見てくると,帝国主義にもいろいろな型があることがわかる。資本を輸出して他国を支配する「資本帝国主義」。善意の押しつけ帝国主義,民族共産主義,革命輸出帝国主義など,その態様は多彩である。私の思うには多様な帝国主義を批判する一方で【他国を永久的に支配しようとしたりこれからしようとする国は,帝国主義と口にする資格はないし非難すべきではない】

「建て直すことは最早不可能」すべて間に合わない
アメリカ経済は膨張した基軸通貨を収縮させ、安定させざるをえなくなっています。つまり「メルトダウン」(炉心溶融))を上回る「メルトスルー」(原子炉貫通)してデフォルトの恐れがあります。米国は金本位制採用に踏み切らないとドルの崩壊はとまらない,しかも米国は国家を建て直すことは最早不可能といえる。米国覇権の衰退は日本の国是を根幹から揺るがす。米国の不況の深化は、暴動や反政府活動など、米国内政治の混乱に結びつきそうだが、その状態が長引くほど、日本は米国に頼れなくなる。在日米軍の空洞化も強まる。対米従属ではなく米中等距離の外交戦略を掲げる地方分権政党が日本に登場し、政権をとるとアメリカは救われることになる。

「国に盗人・家に鼠」いる日本でも世界を見ると同じようである
我が国はピンハネ国家,得意技が流用ネコババ.日本は官僚ドロボー国家である。霞が関がしでかしたドロボー詐欺。食いつぶしてしまった年金,税金を食べつくした天下りや官僚,既得権益で恩恵を受けた電通やマスコミは毒まんじゅうを食べ過ぎてしまった。公共投資で道路から何でもかんでも食べつくしました霞が関と永田町。家の中に住む鼠のようにすべて食い荒らしてしまった。紙幣を刷っても国債を増発しても,彼ら役人はしめしめと天下り既得権益を謳歌するのである。


03. 2011年11月16日 22:13:58: Hrr2jC5VRw
だいたい独裁で「幸せ」になる連中も、
「民主主義」で「幸せ」になる連中も、似たり寄ったり。

民主主義というけど、みかけが「民主主義」というだけで、
じつは実際の権力は、そう手続きとは関係無しに存在している日本も、
アメリカも、同じようなもの。

しかも、政治権力よりも大きな権力が、金融資本だから、
民主主義が問題なのではなく、アメリカなどの一部の投機資本が、
自分に都合のいい仕組みをグローバルスタンダードと称して、
世界中に押し付けているので、それを改革だとか、自由市場だとか言って
受け入れたところが、食い物にされているだけのはなし。

そもそも、金融市場の崩壊を財政出動して、財政問題を生じさせていることが
問題であって、国債に頼らざるを得ない経済システムそのものが問題。

こういう問題を解決しないで、まともな政治ができるわけがない。


04. 2011年11月17日 01:15:57: cLdSnDKjlM
10人中6人がカラスは白色と主張したら、後の4人も白色と言わざるを得ない。

これが、日本のあらゆる分野にはびこっている、日本民族の遺伝子である。

民主主義とは数である。どんな正論であろうと、数を取らない限り、敗者の泣き言である。

その、日本大改革の直前、小澤一郎を殺めた、検察、新聞社、司法官僚、、等々

奴らは万死に値する。決して極楽往生は不可能である。


05. グッキー 2011年11月17日 04:20:13: Cbr3d6O9vj7Mc : OIxNYWfJog
>>02. 佐助さん

アメリカはデフォルトしません。ドル暴落が起きるだけです。
原理的には自国通貨建て債券は、中央銀行が最誤の買い手になるためデフォルトに成りません。
政府が機能停止になれば通貨も中銀も無い、最後の買い手に成らざるを得ないでしょう。

官僚が悪い=貴族政治ですね。
選挙制度に問題が有ると思います。
国民の真の代表を選び、その代議員が官僚の人事権を行使しなければ、官僚をコントロール出来ません。
現在は霞ヶ関が治外法権に成っています。


06. 2011年11月17日 17:44:10: FWaOT6Ecyg
「民主主義の仮面を被った貴族政治」

そもそも国民に選択肢などあるのですか。たとえば、橋下と平松の違いって本質的にはない。どちらも新自由主義者。

都知事選にいたっては選挙さえやっているのか疑わしい。天罰発言などの暴言を吐いた上で都政私物化、社会保障切り捨て、新銀行東京経営破たん、五輪招致失敗、などの失政の嵐。一番まともな候補が共産党の小池晃。他はクズ。しかしながら知名度からそのまんま東が当選するかと思っていたが、石原が勝った。

そして、政党や政治家も大きく変化する。自民党も変わったし、小沢一郎も変わった。


07. グッキー 2011年11月17日 18:19:48: Cbr3d6O9vj7Mc : OIxNYWfJog
>>06さん

>そもそも国民に選択肢などあるのですか。たとえば、橋下と平松の違いって本質的にはない。どちらも新自由主義者。

支配層の代理人しか選挙に出れなく成っているのかも知れませんね。
世界一高い選挙の供託金で参入制限する。
政治に金がかかるようにして参入制限する

選挙における供託金
http://kyudan.com/opinion/kyotakukin.htm


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