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我々の意思を示すことが大事である。
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投稿者 天橋立の愚痴人間 日時 2011 年 11 月 18 日 13:19:32: l4kCIkFZHQm9g
 

アメリカで起きている、オキュパイ・ウォールストリートデモの影響は世界へ拡散している。

しかしながらニューヨークのそれも2ヶ月が経っても、大きな爆発までには至っていない。

何故なのであろうか。
スローガンである、99%と言う言葉で格差に悩む弱者が立ち上がったのは理解できる。
そのような、抑圧された人々が世界中に増えてきていることも現実である。

現実と言えば、そういうデモが起きても、世界の政治,経済は、デモとは無関係で推移できる状況にある。
デモに参加してない多くの人々にとっては、デモの意味は理解出来るが、それは弱者の不満の意味以上には感知できないのである。
現実をどうにも仕方のないものと思っているのである。

不満の原因を解消する術を思いつかないのである。
熱狂する対象が見えないのである。

これに対して明治維新は、始めに尊皇攘夷、尊王倒幕、開国と言う具体的な社会の変革が提示されていた。
フランス革命は王権を廃して民主国家の建設と言う目標があった。

今のオキュパイ運動は、不満を言うだけで、弱者への保証を望んでいるだけ。
これは昔の百姓一揆、暴動となんら変わるものではないのである。
暴動は、何時かは収束するし、しなければならない。

社会を変えるのは革命であり、新しい国のかたちの理念が必要である。
現在、困窮する人々を生み出しているのは自由主義経済の結果であり、これについての根本的改革無しに革命は成り立たない。

ところが、革命の旗印であるべき、現在の資本主義経済体勢を修正する理念が表に出てこない。
有意の経済学者は研究していても寡頭勢力と言われる世界資本の存在が、これらのことごとく押さえ込んでいるのであろうことは想像できる。

翻って、我が国で政治改革を求める活動の状況は何であろう。
未だに、政治改革といえば、小沢、小沢で終始する。
オキュパイのように現状に対する不満の声すら上がらない。

社会を革命的に変えるには、国民の大きな不満、要求が、先ずあり、それに答える理念が登場し、初めて成就できるのである。

その革命の理念を示すものが革命の志士であり、政治家でなければならない。
国民の意を汲み取って立ち上がるものが英雄である。

現在の反政府運動は全て革命には結びつかないものである。
我が国では、アメリカ、ギリシャ、イタリア、イギリス、スペインのように、国民の不満の声さえ、正面切って為政者に向いていない。
社会の変革、改革までも誰かが自主的にやってくれるものと期待していて、自ら勝ち取る強固な意思は微塵もない。

それでいて改革を求める身勝手さは子供にも劣る性根である。
私は、信じて疑わない。

行過ぎたグローバル化を修正する資本主義経済の理念は必ず存在する。
それを信じて、それが日の目を見ることを信じて、それを求めて国民運動を激しく展開しなければならない。

その方向性を認識すれば、おのずと道が開けるのではないか。
我々の望みは、必要に応じて誰もが働ける社会にすることである。

誰もが働ける社会が出来たら、福祉も少なくて済むのである。
TPPに賛成などして、益々、人々の雇用を奪う政策など真逆の行きかたである。
誰でも働ける社会など、そういう仕組みが出来なければ、もはや個人の努力では出来ないのである。

革命の理念は、これを実現できるものでなくてはならない(決して共産主義のことを言っているのではない)。

我々は、先ず、職を寄こせ運動をやろうではないか。
その運動が充満したとき、新しい理念を引っさげて英雄が出てきてくれることを信じて。
ただし、経済は世界的な規模の影響下にある。
金融鎖国でもやりかねないくらいの意気込みがなければ国内的な活動だけでは不可能な面もあることを認識し、それを凌駕する活動が必要なことを知らねばならない。

既存の政治屋共の誰一人、この様な国民の意思を受け止めことが出来る人間は存在しないことを認識して活動するべし。

それが、国民運動と言うものである。  

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コメント
 
01. 2011年11月18日 13:52:23: avR2G9mpBc
>現在、困窮する人々を生み出しているのは自由主義経済の結果であり、これについての根本的改革無しに
>革命は成り立たない。

>我々は、先ず、職を寄こせ運動をやろうではないか。
その運動が充満したとき、
>新しい理念を引っさげて英雄が出てきてくれることを信じて。

日本とアメリカが抱えている問題、確かに正規雇用問題などありますね。
問題なのはアメリカと日本が抱えている問題は同じじゃないので、日本ではまず
役に立たない政治主導と無駄使いの達人官僚を真っ先にどうにかしないと日本と言う
国家自体がおかしくなっている。

職をよこせ!というのも当たり前の事なのですが、今の日本はまず「保障」が大切では?と思います。
いくら職があっても保障がなければ、首を切られて終わってしまうかも知れない。
真面目な労働者が雇う側が会社の好き勝手に首切り出来ないような約束が必要ですね。
もし、職をよこせ!というのなら、デモをしている人達に食料を販売したりと小賢しい事で
商売をしている人もいるかも知れない。
どうすれば就職出来るのかは大事ですが、どのようにすれば職が増加するのか?という経済の
根本的改革をなし得なければ、職を与えて会社が人件費増大で倒産しては元も子もない。
この資本バランスが狂っているからこそアメリカは貧富格差を正せ!!とデモしているのでは
なかったのではないでしょうか?

日本が置かれている現状では、職よりもまずは 政治を正せ!放射能汚染の事実を隠すな!
デマ・ねつ造報道を止め記者クラブはフリー記者にも開放せよ!!
他にも人によっては置かれた立場で内容が違うのは当たり前なので、こういった抗議活動は
何よりも規模の大きさがモノを言います。
バラバラな抗議活動よりも、抗議活動がまとまって居てこそのパワーだと思っています。

国民運動とはひとつだけの事象に関する抗議だけではあまりにも弱い存在です。
色々な抗議が結束することで大きなチカラになって政治を動かすと期待したいです。

無理ならば自分が政治家になってやると言う意気込みが必要なのかも知れないです。
当事者にならないと解らない事も結構ありますからね。

とにかく、政治にモノを言い政治に関心を持つ国民が増える事は良いことです。


02. 2011年11月18日 16:59:17: 47ymqusthI
企業の大きな社会的役割の一つは、雇用を創出することだ。
しかし、グローバル化により企業は海外に進出し、国内の失業者は増加の一方だ。
企業は、利益を追求するあまり、社会的役割を忘れ、海外の安い労働力を追い求めている訳だ。
円高もその傾向を助長させている。

しかし、海外進出もできない企業もある訳であり、そのような企業は結果的にであれ、国内の雇用に貢献している。
言わば、社会的役割を、果たしている。

この社会的役割(雇用)を果たしていない海外進出組の企業と国内の雇用に貢献している企業組に税制面、例えば法人税に差を付けると言う方法はどうだろう。
法的に可能かどうかはわからないが、とにかく何らかの差を付けてやらなければ不公平ではないか。


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