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2011.11.22 共産党候補の撤退で急変した「大阪ダブル選挙」情勢(リベラル21)
http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/639.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 11 月 23 日 19:00:10: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1802.html

2011.11.22 共産党候補の撤退で急変した「大阪ダブル選挙」情勢
〜関西から(42)〜
広原盛明(都市計画・まちづくり研究者)

選挙告示日から1週間余り、「大阪ダブル選挙」をめぐる情勢が目下急変している。告示前の予想では橋下候補がやや優勢だったといわれるが、渡司共産党推薦候補が撤退してからというものは情勢が大きく変わった。平松陣営からは「ひょっとするとひょっとするかもしれない」との懸念や不安感が消え、「行けば行ける」という空気が日に日に強くなってきたという。

先日、大阪を代表する会社の会合のなかで大阪市の某幹部と雑談したところ、情勢は大丈夫だとまではまだまだ言えないが、撤退声明以来、市役所のなかの雰囲気がガラリと変わったそうだ。共産党がここまで踏み切るとはだれも思っていなかったらしく、みんなが意表を突かれたのだという。「よくぞ英断をしてくれた」とその幹部は語っていた。

首長選挙は役所の構造を大きく変える。大げさにいえば、「勝てば官軍、負ければ賊軍」の世界なのだ。アメリカの「スポイルシステム」(首長が変わると幹部が総入れ替えになる仕組み)ほどでもないが、日本でも幹部人事に対する首長選挙の影響は大きい。橋下候補は「市役所の幹部はすべて首を洗って置け」と言っていたらしいから、大阪市役所の面々は戦々恐々で庁内は落ち着かないことこの上もなかったらしい。

大阪府庁とて同じだ。これは別の会合での話だが、過去の首長選挙で知事が変わる度に大阪府でも大規模な幹部の人事異動が行われたそうだ。ノック知事の場合も大田知事の場合もそうだった。役所の幹部にも運・不運があって、首長選挙のときに閑職や窓際に追いやられている幹部は、例外なく新顔の応援に走るそうだ。現職のままでは自分は浮かばれないと覚悟しているからだろう。

そんなことで今回の大阪市役所の場合、庁内体制が一時かなりの危機的な状況にあったらしい。橋下候補が市長になればと思う面々が思い思いの行動に走ってさまざまな憶測が乱れ飛び、幹部や職員の間でも疑心暗鬼に陥った人たちが多かった。それが何とか落ち着きを取り戻してきたのが、この1週間のことなのだ。

でも、こんな「コップのなかの嵐」のことは一般市民には関係がない。大阪市がいままで市民のための政治行政を本当にやってきたか、ということが問われるだけだ。だから今回の渡司候補の突然の撤退表明は、これまで革新市政の登場をねがってきた多くの革新支持者の間に少なからぬ戸惑いと混乱を引き起こした。私のブログ「つれづれ日記」にも次のようなコメントが寄せられている。

「橋下はその戦術では平松と大きく異なるものの、そのスタンスに大きな差異は無いと思います。平松は民主の支持で市長に選ばれ、橋下は自・公の支持で知事に選ばれた訳ですが、民主と自・公の間に大きな差異が無いことは民主党政権の国政運営によって証明されていると思います。従って、大阪の保守的中間層が、橋下離れを起こしている理由は「何処の馬の骨だか分からぬような男が偉そうなことを言っている」ことへの拒否反応だろうと思います。橋下はこれまで、過激な言動で良心的な人々からは「独裁者」と見られてきましたが、小泉首相と同じ煽動政治家、謀略政治家タイプの男なのだろうと思います。従って、平松vs橋下は「民主vs独裁」ではなくて、「普通の保守vs過激な保守」ということだろうと思います。従って共産党は本来の理念を貫こうとするのであれば、「大阪都vs反独裁」という虚構の対立とは一線を画し、「大阪市民にとって必要なことは何か」に焦点を当てた運動を展開することが必要だったのではないかと考えています。」


このコメントはおそらくこれまでの革新支持者の声を代表するものだと思うし、私自身も最初は橋下氏を「トリックスター」と表現し、「扇動家」・「お騒せ人間」の一種だと考えてきた。しかしその後の彼の言動や政治手法を追うと、そこには得体の知れない「ルサンチマン」(社会に対する憎悪・復讐の感情)が溢れていて、「この人物は何をしでかすかわからない」という不気味さを感じるようになったのだ。橋下氏には、弁護士時代にサラ金顧問としてカネ儲けに専心していたからか、カジノやバクチの世界に生きるヤクザや暴力団すなわち「アウトロー」の世界に通じる臭いがするからだ。

最近の週刊誌や月刊誌で盛んに報じられているように、橋下氏の身辺に漂う独特の雰囲気は、彼の不遇だった境遇と強く関係しているのであろう。そして、そのなかで育まれた「ルサンチマン」(社会に対する憎悪と復讐の念、私怨)が、政治家となったいま、歯止めの効かない「独裁願望」へと暴走し始めたのではないか。つまり、橋下氏のなかには「私怨の公怨化」が進み、「公怨=独裁願望」という構図が形成され始めたのであろう。橋下氏の「つぶやき」(ツウィッター)のなかにみられる、社会への激しい憎悪と敵対感情が何よりもそのことを示している。
 
一般的にいって、ルサンチマンにまみれる人は非常に受け身であり無力であって、常に強い欲求不満の状態にあるといわれる。いつも「何もできない自分」を嘆き、そんな自分に絶望している場合が多いのである。社会的弱者がルサンチマンから逃れられないのはそのためだろう。だがその一方、自分をそのような境遇に追い込んだ社会を敵視し、自分を正当化して復讐を誓うような場合も少なくない。それがハングリー精神となってあらわれる場合はまだしも、ただ反抗心のままだと「弱きを挫き、強きを助ける」世界に入っていくことになる。
 

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コメント
 
01. 2011年11月23日 19:44:59: 4ZY3aF6Axc
「ルサンチマン」の意味も知らないでよくいうよ。w

この手の知ったかぶり野郎ばかりだな、阿修羅は。w
素人相手になにやら選ぶって見せることはできても、一歩社会に出れば、こんなことを言っていると大笑いの種になるから用心しなよ。

「ルサンチマン」とは富裕層が、その抑圧する相手である弱者の怨念に恐怖するがあまり作り出した哲学的幻影だ。

最初はキルケゴールが言い出したらしいのだが、有名になったのはニーチェがその思想で使い始めてから。

しかし問題は御用哲学者たちがなぜそのような用語を使い始めたかということだ。
その用語を、用語を使った学者たちの意のままに使っては、ただの「バシリ」だ。w

そうではなく、なぜ?という一歩を付け加えることが「哲学する」ということなのだ。

ならばなぜ「ルサンチマン」などという語彙をキルケゴールやニーチェなどのブルジョア哲学者が使い出したかを考えればすぐにその背景がわかる。

つまり富裕層の怖れる弱者=労働者階級の勃興が背景にあるのだよ。
だからそのような抑圧階級の行動や動きや感情を「ルサンチマン」などと貶めた。

橋下がどのような出自であれ、生活歴であれ、それを「ルサンチマン」などという枠組みでかんたんに批判するなんて、
低能のすることだ。

あほらしい。少しは外に出て新鮮な空気を吸ってはどうだ? この引きこもりの能無しが。ww


02. 2011年11月23日 20:05:09: iGRj9D7L8W

選挙の一大勢力である公務員から投票権を剥奪しろ!

従業員が社長を選出しているような会社は、従業員に大サービスしたあげく倒産する。

国家公務員からは国政選挙、都道府県職員からは知事・議員選挙、市町村職員からは首長・議員選挙の投票権を無くせ!


03. 2011年11月23日 20:19:45: rWmc8odQao
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%9E%E3%83%B3

これによれば…
(たぶん、広原盛明氏は、これ見て書いたんだよね。文章がそっくりだから)

ルサンチマンを持った人の2通りの道
【社会的な強者】…フラストレーションを克服することができるため、仮にルサンチマンの状態に陥ったとしても、一時的なものでしかない。
【社会的な弱者】…フラストレーションをむしろ肯定し、何もできないことを正当化するようになる。社会的な価値感を否定したり、反転した解釈を行うようになる。こういった自分の陥っている状態を正当化しようとする願望こそ、奴隷精神の最大の特徴である。

奴隷になる=何もできないことを正当化する=「働いたら負け」だってさ。

橋下氏は弁護士なんだから強者だよね。ルサンチマンを持ったとしてもすぐになくなるんじゃないの?

でも、ルネ・ジラール氏(20世紀を代表する偉大な思想家です)のとらえかた、「誰もが抱く単なる嫉妬心にすぎない」が正解だと思いまーす。


04. 2011年11月23日 20:23:49: 7RVDD9AW8g
元来、マルクス以前には弱者とか労働者の側の哲学思想なんてなかった。
すべて富裕層、ブルジョア読者層を背景としている哲学思想だ。
ニーチェもそう。

そういうなかにあって、思想用語の意味を探ることが大事。

たとえば小泉純一郎が「抵抗勢力」という語彙を流行らせた。
しかし小泉の指摘した勢力がほんとうに「抵抗勢力」であったのかどうか?
それと同じで、ニーチェのいう「ルサンチマン」が、ほんとうに弱者の怨念なのかどうか、よーく考えてみる必要がある。
ひよっとするとそれは弱者の歪んだ怨念などではなく、虐げられてきた階層にとっては当然の要求であったり、反発であった可能性がある。

しかし富裕層はそのようなものを認めたくない。認めれば自分たちの側が汚れ、傷つく。
だからこそブルジョア哲学や思想が繁栄したのだし、それはいまも盛んに息づいている。

あたまから哲学思想をそのままコピーして語るのではなく、根っこからすべての語彙や思想用語を疑ってかかることだ。

わかりましたね。w


05. 2011年11月23日 20:36:22: FijhpXM9AU
好況時やバブル隆盛時に国債や公債を返済して、むしろ貯蓄しておいて、不況。恐慌時には公共投資を行うべきなのに、全くその正反対を実行しているのは、やはり背後に恐慌を強引に大恐慌にまで加速して大惨事にもっていきたいと思っている連中が存在しているということだ。それも政策決定者に極度に強い影響力をもった連中が。

これは世界中で繰り返されているパターンだ。好況時には無理矢理強引に政府予算を無駄遣いして、不況になると不況回復より「財政再建」をわめき出す。ひどいのになると「景気回復のために財政再建を!!」とか主張している。

大衆が勉強を怠っている社会では無知蒙昧につけこんで、超悪質なプロパガンダがはびこって人々の息の根を止める。

何度でも言おう。大恐慌が「関係者の回避に向けた知恵と努力に拘わらず」起こってしまうというのは大嘘である。中央銀行・金融機関・メディア・御用学者を総動員してこれだけ力を入れて大恐慌に向けて強引に方向転換してアクセルを踏めば、大惨事が実現しないはずがない。よくやった、関係者諸君!はは


06. 2011年11月23日 22:59:47: 3pzJyybIjk
マスコミ動向の反対側に何かある、がやっとわかった法則、

橋下氏に対する、少し異様な、暴露が始まったのは2カ月前くらいからだ。最近はキャンペーンに近い。なにがあるか、

そこで共産党が、どこかで手打ちしたのだなとつなげると見えてくるんでしょうね。
なにがあったか誰か教えてください。


07. 2011年11月23日 23:52:23: qdGm5dbAMA
プロレスの世界に本気の男が乗り込んできたら、
悪役もプロレスを守ろうとするでしょう。
所詮共産党もお仲間だったということ。

08. 2011年11月24日 00:38:26: VaiWqqc2bI
ま、キルケゴールの親父もロクデナシだったらしい。キルケちゃんもそれを引き継いで悩んでいた。
橋下氏は可哀相な人だな。

09. 2011年11月24日 01:14:03: 7FqhHm0PGg
キルケゴールやニーチェの時代から哲学用語はフランス語だったのですか?

10. 2011年11月24日 07:26:31: q9Ysf9HNCU
やっぱほとんどの共産党支持者って情弱でバカなやつが多いね(笑)

11. 2011年11月24日 08:49:23: HesPSZTR6k
反論できなければ、遠吠えか。w
幼稚なやつだ。w

12. 2011年11月24日 15:43:52: AhbPTIplBg
耐震性の無いWTCビルに大切な防災拠点を多額の費用を使って移そうという大失策をした上に、任期途中で責任放棄の府知事辞任をした橋下徹を糾弾しよう。
府民の怒りを選挙で本人にぶつけよう。

13. 2011年11月24日 20:10:54: EosJJFQg1I
12さまに激しく同意!!!

14. 2011年11月24日 22:19:24: 3pzJyybIjk
06です。→07様

‐共産党も<お仲間>だった、というお話、最近?の小沢事件まで、まったく知らないできた政治音痴であります。

橋下氏は就任前、時代の寵児のように持ち上げられていたのに、2代目小沢一郎のごとき目にあっている。マスコミの反対側が正しい、というのがこういうときの原理、法則、公式だった。
最近の週刊誌は、政策無視で、人権も無視のただ暴露。スキャンダルを仕掛けるばかりだ。

そしてここに共産党が乗っかってくるのも、パターンとして似ている。
私の法則では、橋下氏が正しい、という結論になる。

12,13は見当違いのことを言ってる。共産党はなぜどういう政策で降りたのか、が問われている。


15. 2011年11月24日 23:05:53: gEK30Ypw7E

真性キチガイって実在するんだな。(笑)

16. 2011年11月25日 10:45:35: 6vEHRdEs7c
WTCについては大阪市が無茶な建物を立て
橋下が新庁舎をたてて無駄な箱物作るなら
有効利用しようといったことでしょう
つまり欠陥建造物だったのは
大阪市の責任だし
そこの厄人たちが本当に
無能だったということである
そいつらのうのうと高給とったあげく
12、13のように非難する
市役所厄人の給料はもっと下げてよい
平松にできないから
やはり、橋下だ!

17. 2011年11月25日 11:40:54: 8DJAneVPBQ
コピペ、リンクで世界を知ったかぶる厨二病、
ゆとりネット脳患者ほど痛いものはない、鬼畜以下。
橋下を支えているのは無知で最下層のネット脳(笑)

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