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■やってみなはれ！橋下はん！
ＧＰＤとは国民総生産のことだが、大阪府が一国だったら３９兆円ものＧＤＰ金額になる。ちなみに、ユーロ揺るがすギリシャのＧＰＤは２５兆円しかないのだ。人口も、大阪は８８４万人も住んでいる。オーストリアやスイス、さらにイスラエルよりも多い。現在このくらいの経済基盤があるのだ。橋下氏の維新の会では、この価値ある資産・人材を活かして、大阪に活気を取り戻そうというものだ。
それに比べて、平松陣営のマニフェストでは、大阪がどのようなポジションを獲得し、センターとしての魅力をもつのかの戦略構想もなく、ただ今の体制を維持しつつ、そのなかで改善をはかっていこうという主張のみに終止していた。
以前、橋下候補が、東京のテレビ局からインタビューを受けたとき、
「平松さんが勝つと、大阪のみならず、近畿圏復活のチャンスを失い、さらに地盤沈下が進み、そしてやがては日本の大きなお荷物になるだろう」と言ったことがある。さすがにオンエアー時には当然その部分はカットされていたが、その後の「橋下・平松の公開討論会」を見て、平松候補では、なぜだめかを理解できた。大阪の未来をイメージできないのが決定的だった。
■橋下支持の大阪のおばちゃんをＴＰＰ交渉団に入れたい！
もう一方で、大阪人の文化や気質が理解出来ない人たちがいる。
「独裁」という言葉がでても、大阪人なら「まあしっかりリーダーシップをって頑張れよ！」という程度にしか受けとない。しかしそうでない人は、額面通りに受けとめ、まるでファシズムだと感じてしまう。大阪人からすれば「まあええやないか」です。許容度が大きいのだ。
東京でも、電車のなか、店のなかで、大きな声で会話している人たちは関西人が多い。権力に従順に従わない、そんな大阪人がファシズムを許すわけがない。
「やってみなはれ！しかしだめだったら次は選挙で落とすよ」というのが大阪人だ。
橋下さんも、松井さんもきっとよくわかっていらっしゃることは、選挙の後の会見でも窺える。百貨店でも値切るというおばさんは、ＴＰＰの交渉団に加えてもいいぐらいだ。
■でも、妬み・嫉妬・罠には注意してね！
大阪は、古くは堺港は貿易の拠点として栄え、また現在も在日朝鮮人、在日韓国人の数では日本で最大だと思う。鶴橋の商店街では、店員さんどうしの会話はほとんどが朝鮮語だ。大正区の人口の四分の一は沖縄出身者で、いまでも沖縄の文化が継承され、それも大阪の個性となっている。多様性があり、そんなことをいちいち考えていたら大阪ではなくなってしまう。
雑多な猥雑さ、多様なことが大阪の特徴であり、海外、とくにアジアの多様な文化を受け入れ吸収する懐の深さをもっていることが大阪の潜在力だ。
しかし、そんな大阪にも、全国津々浦々まで支配している利権を漁る亡国官僚の影が見え隠れしている。欧州の国家にも匹敵する大阪が、官僚の統制のなかでしか動けないということに疑問をもたなければ、大阪は日本の官僚社会主義の犠牲者にまっさきになってしまうのだ。
人にはそれぞれ意見もあり、橋下批判もいいとは思う。
しかし、ペーパー試験と悪巧みに長けている亡国官僚のしかける罠に、
はまらないように注意していただきたいと願っている。
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