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TPP、東電問題で迷走し、橋下市長が当選したらすり寄る、政策のない自民党は存在理由を問われている(長谷川幸洋)
http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/142.html
投稿者 判官びいき 日時 2011 年 12 月 02 日 09:00:14: wiJQFJOyM8OJo
 

自民党がいよいよ情けない状態になってきた。環太平洋連携協定(TPP)への対応をめぐって、先々週のコラムで「党として自分たちのスタンスをはっきり打ち出せないから、言葉尻をとらえて難癖をつけている。こんな態度では、永遠に支持率は上がらないだろう」と書いた。それから2週間経っても、状況は少しも変わっていない。

自民党議員だって世間の批判は分かっているはずだ。なのに、さっぱり議論を深めようともしない。いったいどうなっているのだろうか。谷垣禎一総裁は30日、野田佳彦首相と国会で初の党首討論に臨んだ。谷垣はTPPについて「経済連携に関する特別委員会を国会に設けてほしい。コメはどうするのか。小麦や乳製品、サトウキビを守るのか守らないのか」と野田を追及した。

ところが、野田に「自民党のTPPの立ち位置はどうなっているのか」と切り返されると「政府が持つ情報が伝わってこない。情報共有からスタートしなければならない」と逃げるだけだった。「TPPについて明確な回答がなかった」と野田に追い討ちを浴びせられる始末である。消費税も似たような感じだ。

野田は「政府が(増税の)素案をまとめたら、自民党総裁として協議に入ると約束してほしい」と述べたが、谷垣は「すでに(消費税引き上げを)党議決定し、方向を出している。2年前の衆院選で消費増税を言った人は(野田内閣に)だれもいない。首相は信を問い、足腰を鍛え直して出てこなければいけない」と衆院解散・総選挙を求めた。どうやら民主党と増税で協議するつもりはなさそうだ。

私はTPPの交渉参加に賛成で、消費税引き上げに反対である。だから野田に肩入れするわけではまったくない。ただ、谷垣の立場で考えれば、次の2点はあきらかと思う。まずTPPへの賛否を明確にする必要がある。いくら政府に比べて情報がないといっても、話は相手がいる交渉ごとである。

日本が参加表明した後には、カナダもメキシコも入りたいと言い始めた。情勢はどんどん動いているのだ。そういう中で日本が基本的に交渉に対して、どういう姿勢で臨むのか。ここをはっきりしてもらわなくては、自民党を支持しようにも反対しようにもできないではないか。

次に消費税については、引き上げを方針を明確にした野田には基本的に協力する。自分も相手も同じ増税を目指しているのだ。それなのに「2年前は違うことを言っていたのだから、まず解散・総選挙を」というのは「お前は資格がないから、オレにやらせろ」と言うのと同じである。ようするに政策より政局、権力奪取が先に立っている。国民にとっては、だれが政権を担おうが、正しい政策をしてくれればいい話である。

TPPと消費税。この2つをみるだけで谷垣自民党は「国民生活や日本経済、財政規律よりも政権奪取が目的の党」であることが明確になってしまった。言っていることとやっていることが違うのである。まだある。東京電力問題だ。

自民党は原子力損害賠償支援機構法をめぐる採決に賛成し事実上、東電の存続を認めている。ところが、先の衆院予算委員会で塩崎恭久議員(予算委筆頭理事)は東電解体を前提に野田政権を追及した。株主や銀行の責任を問わずに税金や電気料金値上げの形で国民に負担をもとめるのはおかしい、と迫ったのだ。党の立場と塩崎の主張がはっきり異なっている(この問題で私は塩崎を支持する)。

増税について、自民党は必ずしも一枚岩というわけでもない。たとえば復興増税をめぐっては、安倍晋三元首相が会長を務める「増税によらない復興財源を求める会」があり、賛同者には森喜朗元首相や中川秀直元幹事長らが名を連ねている。いくつもの重要案件をめぐって、こうも態度がはっきりせず、行動は政局優先だとすると「自民党という政党はいったい何をしたいんだ」と問われるのも当然である。

仮に谷垣が求める解散・総選挙になったところで、有権者は「自民党はTPPや増税問題、東電・原発問題をどうしようと考えているのか」ととまどってしまう。いまのままでは「自民党」を名乗っていても、どうやら考え方は人によってばらばらだから、1人ひとりの候補者に考え方を確かめなくてはならなくなる。

自民党がなぜ情けないかと言えば、リーダーの資質もある。どちらかといえば、谷垣は人柄がいい調整型で「千万人といえども我往かん」という強い指導力がない。それではダメだ。意見を足して二で割りながら攻めてみたところで、迫力が出るわけがない。まずは党を壊すくらいのつもりで政策論争を詰めて、ぜひ党の方針を明確にしてもらいたい。それが無理なら、国民に分かりやすく政策を軸にして、思い切って党を分裂してもらいたい。

同じことは民主党にも言える。小沢一郎元代表は野田が消費税引き上げに突っ込むなら党が分裂する事態をにおわせている。国民目線で考えれば、小沢が言うように、政策が違うなら党分裂が正しい。政党は政策を実現するためにあるからだ。永田町の二大政党が政策をめぐって支離滅裂状態を深める中、先の大阪ダブル選挙では大阪都構想を掲げた橋下徹前府知事が率いる「大阪維新の会」が圧勝した。

たしかに都構想実現には法改正というハードルが待ち構えている。だが、構想を支持した市民、府民から見れば「政治は私たちのためにある」という明確な判断基準ができた形だ。すなわち大阪都構想に賛成する議員なら支持、反対なら不支持という基準である。大阪都という地方自治体の組み換え構想が国政に対する判断基準になったのは画期的な出来事だ。

対立候補を応援した自民党や民主党は大阪維新の会圧勝をみてさっそく橋下にすりよっている。ここでもやはり「政策軽視、政局重視」の姿勢が鮮明になっている。自民党も民主党も互いに「どう相手と戦うか」などという議論をする前に「そもそも自分たちはどんな政策をしたいのか」をじっくり考えるべきだ。問われているのは、政党の存在理由である。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/28542?page=3
 

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コメント
 
01. 2011年12月02日 09:16:46: gzi8V79XJU
【自民党政権の失政:原発編】
■【亡国の輩、原発マフィア達】 自民党が「原子力を守る政策会議」を発足させた。
(会長)甘利明・元経済産業大臣、(委員長代理・経産省OB)細田博之、(副委員長・経産省OB)西村康稔、
(参与・元自民党参院議員・現東電顧問)加納時男。
電力会社の政治献金とコネ採用枠と随意契約の権利狙いか。
http://twitter.com/#!/ramuseskk/status/65995566886293504
■ @maekitam: 自民党は中曽根康弘元首相を中心に「国策原子力」の旗を振ってきた。
1955原子力基本法を制定。1974年電源三法で立地に補助金。電力業界は資金と選挙で自民党を支援。
電事連は80年代前半から11年間で65億円(!)を党機関紙の広告費として自民党に支払った。今朝朝日4面
http://twitter.com/#!/junsaito0529/status/66023311250960384

■こんなことでは、やはり再び自民党に政権を任せるわけにはいかない。
民主党にもしっかりしてほしいと思います。
@amneris84 自民党では甘利明元経産相、細田博之元官房長官、西村康稔衆院議員、
それに東電顧問の加納時男元参院議員らが中心となって原発維持のための政策会議を発足
http://twitter.com/#!/dqn_officer/status/65946365947166720

■菅直人を支持するわけでは全く無いが、
この事故がもし自民党政権下でおこっていたら
更にもっと最悪な状況になっていたのかもしれない、って
今日の元東京電力副社長 元参議院議員 現東京電力顧問加納時男さんのインタビューを読んで思った。
http://twitter.com/#!/mikishanbara/status/65940282415386625

■どこまでも見下げた屑・自民党
自民党発案の「東電救済法」、成立へ 東電の賠償は国の支払い義務として明記
1 (三重県) 2011/07/22(金) 22:54:28.88 ID:7uG/SsJc0
原発賠償、国の責任明記…法案修正で与野党合意 (読売新聞)
 民主、自民、公明の3党は22日、東京電力福島第一原子力発電所事故の賠償を支援する
「原子力損害賠償支援機構法案」の修正協議を行い、自民党など野党側の要求を受け入れる形で大筋合意した。
 国による賠償責任を条文で明記し、当面は東電の債務超過は避けられる見通しだ。
月内にも衆院を通過し、今国会で成立する見通しだ。
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/07/post_31e5.html
衆参がねじれていなければ、東電の犬=自民党の言うことを聞く必要もなかった。。。

■東電賠償スキームの民・自・公の修正案を見て唖然。賠償スキームが潰れたら法的整理になって
国民負担最小化だが、修正案では5兆円以上も国民負担増の大改悪。あの河野太郎さん、
二段階で法的整理といっていたけど、なんで簡単に騙されるのだろう。
法的整理はないね。結局、河野さんは東電株主だった
http://twitter.com/#!/YoichiTakahashi/status/95486329516859392

■長谷川幸洋氏(東京新聞・中日新聞論説副主幹/財政制度等審議会臨時委員、政府税制調査会委員などを歴任)
「今夜、衆院特別委で可決された東電賠償案、ひどいね。
株式の減資も銀行の債権カットも盛り込まれず、逆に税金投入に道が開かれた。
こんな案に賛成した自民も公明も市場経済の原理原則が分かってない。
こんな調子では、自民が政権に復帰しても『霞が関支配』は変わらない。」

「河野太郎さんまで賛成してる。
ブログで、将来の債務超過で破綻処理もありうるなんて言ってるけど、
肝心の経産省と海江田が債務超過の可能性を否定している。わかってない証拠。」

「ま、これで本物と偽物がはっきりしてきたな。
自民党ももう分裂したほうがいい。
史上最悪の原発事故を目の当たりにしていながら、まだ大勢は既得権益にしがみつく勢力の応援してる。
そういう政党が長続きするわけがない。」
http://twitter.com/#!/hasegawa24/status/95845674100326400


02. 2011年12月02日 09:18:38: gzi8V79XJU
■原発事故「怠惰な国民のせい」/自民党議員が責任転嫁発言/衆院復興特
原発事故の遠因は日本人の怠惰な生き方――。
5日の衆院震災復興特別委員会で、こんな珍説が飛び出しました。
発言したのは自民党の額賀福志郎議員で、
「都合の悪いことは聞きたくない、危険なことは見たくない、できるなら楽をしたい
という戦後(日本)の社会的な生活感覚、怠惰な生きざまが遠因になった」と述べました。
「安全神話」にどっぷりつかって重大事故を招いた自民党政権の責任に反省もなく、
“国民性”に責任を転嫁するとは開いた口がふさがりません。
もう一人、無反省ぶりをさらしたのが同党の西村康稔議員。
「電力不足への不安が企業の海外移転を加速している。
『来年の夏までに』なんていっている場合じゃない」と早期再稼働を督促しました。
「海外移転」を口実に原発「再稼働」を急がす財界にいいなりの質問で、
政権から転落しても抜け出せない体質のようです。
原発輸出についても西村氏は、世界では496基の原発建設計画があるとして、政府が積極的に売り込むよう求めました。
福島原発事故の収束さえできていないのに、これまた財界いいなりぶりを際立たせました。
http://news.livedoor.com/article/detail/5916257/

03. 2011年12月02日 09:36:18: xUtgP9vBWc

腐り切った財界に良いように転がされている自民党・民主党の時代は終わったということだ。
腐敗を極める日米の資本に飼育されて来たこういう破廉恥政党では
国民の側に立った本質的な政治はもう出来ない。

列島に余震が打ち続き未だに放射能が舞っているのに原発再稼動などという発狂思想は、腐り切った資本に骨の髄まで飼育されていないと出て来ないことだ。
この度の大阪を見ればよく分かるだろう、
橋下のようなチンピラに代理犬として資本の将来を託すしか手がなくなっている、
もう詰んでいるのだ。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/genpatumura02.htm


04. 2011年12月02日 10:40:42: oXjyYrHR4I
 今、民主党政権に失望した一部の人々は「政権が交代しても何にも変わらなかった」と挫折し、自民党時代に逆戻りをしても良いと考え出した。
 しかし、戦後66年間、アメリカの忠実なシモベと化し、ひたすら贅沢三昧で脳味噌がフヤケタ自民党政権に逆戻りしても何も結果は出ない。
 心ある政治家が、新しい政党を作り、国家崩壊の危機を乗り切る事しか無い。
出てこい、権力に向かって闘うサムライよ!
橋下はインチキ野郎だ。世の中を掻き回すだけで、なんら結果は出せない男。
「平成維新の会」は、日和見主義者の集団だ。非情に胡散臭い。
しかし、大阪のゾンビ・オバチャン連中は、橋下に入れ揚げ、頭髪にあめ玉を入れるだけ。



05. 2011年12月02日 13:17:56: ueeCwOhTW6
自民党が情けなくなろうが、次期選挙で政権を奪還することは紛れもない事実だ。

誰がこんな民主党にしてしまったか、それは小沢グループだ、菅政権で排除され
た事にひがみ、野田政権で受け入れられるも自分の意見が通らないと駄々を捏ね、
執行部の足を引っ張ることしかしてこなかった・・今も、それしかしていない。

国民のためとか、政策を実現するためとかの大義名分をかざして・・政権与党の
責任を何と心得ているのだろうか。内部分裂し、何事もスムーズに進められない
与党政党を支持する国民はどこにも居ない。

もはや間に合わないかもしれないが、早く普通の政権与党に戻って欲しい。
小沢グループが静かにし、何も行動しなければ、政権維持のわずかな可能性は
まだ残っている。自民党よりは民主党のほうが、まだ少しでも期待できる。



06. 2011年12月02日 22:58:47: msaJyupoKE
民主党もそうじゃん 笑

07. 2011年12月02日 23:44:00: SkuAZ53yWk
>>05

ゴミ類の親戚かね。つまらん理屈構成だのう。


08. 2011年12月03日 09:07:24: xNqOyCZ5Z2
5>>ちょっと所か大分足らん子がいたもんだ、云ってる事が全て逆じゃないか、相当臍が曲がってるなぁ。

09. 2011年12月03日 09:35:37: zxRwWYtUnA
05
自民が次の総選挙で政権を奪回することは「まぎれもない事実ではない」と言う趣旨の投稿内容に対して、ただ民主党がダメになったのは小沢のせいだ、と言う。

これを「工作」と言わないならば、愚か者のたわごとであろう。


10. 2011年12月03日 14:51:59: tFF8D2OR4s
05は、「郵便ポストが赤いのも小沢のせい」と言っているに等しい。
政権運営を難しくする、「ねじれ」を作ったのはアホ菅とその仲間である事は明らか、なにせ、09年の衆院選以来、枝野、岡田と幹事長は代われど連戦連敗と言う笑えるほどの記録を続けている。ギネスに申請すれば?

11. 2011年12月03日 17:53:27: jusdGyZYsQ
普通の政党であれば党内最大派閥が主流になるのが当たり前、なぜそうならないのか?真剣に考えたことがありますか?その前に主流(執行部)をアホだとのの
しって来て何か前向きなことが起こりましたか?分裂を続けて党内抗争して、
政権与党としてすべき政策がスムーズに出来ましたか?政策を進めることが
政権与党の責任であることだと理解できますか?執行部は党内融和だと理解を
示しているにも係わらず自分達のいう事を聞かないのは執行部が悪いと、野党
以上の執行部批判を続け、与党として責任を果たすことなく党内分裂している
民主党を支持する国民は居ません。連戦連敗は当たり前です。今の状態から早く
抜け出して欲しいといっているのです。民主党を政権与党にした私を含めた一般
国民は党内で責任転嫁し合っている姿に飽き飽きしているのです。この一般国民
の支持がなければ民主党が政権を取ることが出来ないことをご存知でしょうか?
党員だけではムリということです。執行部が挙党体制だといっているのであれば
それに答えるのが構成員の義務でしょう。上下関係とはそういうことなのです。

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