共通番号制、来年度 予算計上へ ４省庁、整備に来年度50億円

　政府は2012年度予算案に、社会保障と税の共通番号を整備するための関連予算を50億円程度計上する方針を固めた。９月末の概算要求には盛り込まなかったが、消費増税議論を進めるためには、国民の所得把握や低所得者対策につながる共通番号の整備を急ぐ必要があると判断した。

　共通番号関係の予算は内閣官房、総務省、厚生労働省、国税庁の４省庁で計上。15年からの運用開始に必要なシステム整備の費用が主体。共通番号と住民基本台帳ネットワークを連動させるための設計費用や、医療機関のカルテや資料などを電子化する作業費用も盛り込む。

　共通番号は国民一人ひとりに番号を割り振り、年金や医療サービスの利用実績、納税状況を一元的に把握できる仕組み。本格的に導入されれば、納税者の所得を把握できる。政府・民主党は共通番号の活用で、消費増税の際の低所得層対策として、現金給付と税額控除を組み合わせた「給付付き税額控除」を15年をメドに導入することを目指している。

［日経新聞１２月８日朝刊Ｐ．５］
　

コメント
01. 2011年12月09日 21:34:01: FxvrgB9tfo これは賛成だ。 ただ、いくら給付してくれるのか。 年１００万円くらいは、国民に給付すべきだ。 格差是正・貧困撲滅のためにも。 ■そろそろ「負の所得税」をまじめに考えてもいいのではないか（山口浩／駒澤大学教授） http://www.h-yamaguchi.net/2005/07/post_01a6.html ■「失業者支援　新たな安全網『一本化早く』　制度つぎはぎ＆窓口バラバラ」について （石川和男／東京財団研究員、内閣府・規制改革会議専門委員） 詰まる所、『社会保障番号』と『負の所得税』を早急に構築すべきだという話。 http://blog.canpan.info/ishikawa/archive/685 ■生活保護〜ワーキングプアの関連の政策はフリードマンの「負の所得税」が人類史上最強の方法だと思う。 自ら稼ぐインセンティブを削がずに一定の生活保障をするにはどう考えてもこれ以外ありえない。 http://twitter.com/masaaaaaaaayuki/status/15139819995 ■飯田泰之（経済学者）：「負の所得税の財源。 現在日本では年間８０兆円の相続財産があり、これに対する相続税収は１.５兆円。 ２億円まではうまくやれば無税。日本は実質相続税が無い。 配偶者を除く次の世代への相続に２０％課税すれば８兆円の財源ができる。」 http://twitter.com/#!/montagekijyo/status/13613237545 負の所得税＋累進率を強くすることには賛成。すぐにでもやって欲しい。 http://twitter.com/#!/kuroseventeen/status/11698284587 ■ワーキングプアを救済する方法 −負の所得税 現在の非効率な「官僚支配国家」では、移転支出のかなりの部分が官僚の賃金に食われている。 それを一掃して負の所得税に一本化すれば、すべての国民に最低所得保障が可能になろう。 ちなみに、小沢氏が自由党党首時代から提唱していたのが負の所得税（基本所得保障制度）だ。
02. 2011年12月10日 14:55:10: qoVHGfd6sY 厄人は予算取りは熱心だが 廃止については本当にサボタージュだ 文民統制を文官統制とわざと 言い換えるのは日本ぐらいだ 隣国の中国ですら 行政官より政治家である党員のほうが格上だ その意味で中国にも劣る独裁国家である

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