★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK123 > 489.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
TPPによる”知的財産権保護”強化でアメリカ製薬業界がぼろ儲け 〜「国境なき医師団」の警告〜 暗黒夜考
http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/489.html
投稿者 一陽来福 日時 2011 年 12 月 12 日 14:14:32: cemRw7zOZ.htc
 

http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22 

(転載開始)

◆TPPで安い薬 ピンチ/「知財保護」でもうけ独占狙う米/「国境なき医師団」が警告
 2011年12月09日09時30分 しんぶん赤旗

○「国境なき医師団」が警告
 
太平洋連携協定(TPP)の知的財産権保護条項で、安価な医薬品の供給が脅かされるという懸念が強まっています。

国際的な医療・人道援助団体「国境なき医師団(MSF)」の米国組織は、入手したTPPの米国提案とみられる流出文書には、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の供給を脅かす内容が含まれているとしています。
MSFは、流出文書、米国が締結した貿易協定、米通商代表部(USTR)の発表などを照合して分析し、医薬品の分野で、米国が狙う知的財産権保護強化の危険性を次のように指摘しています。

 (1)型を変えただけの古い医薬品に新薬の特許を認める。

 (2)特許への異議申し立ての手続きを困難にする。

 (3)知的財産権侵害の「疑い」だけで、ジェネリック医薬品の貨物を差し押さえる。

 (4)臨床実験データの独占を強化し、ジェネリック医薬品が出回るのを困難にする。

 (5)特許期間を延長する。

 (6)医薬品認可当局に特許管理責任を負わせる。

 
米国が知的財産権保護の強化を図る背景には、新薬の知的財産権を使って収益を上げようとする米国の製薬業界の要求があります。

製薬企業と生物工学企業の団体である米国研究製薬工業会はTPPに関する広報で、研究開発投資を回収するために知的財産権保護の強化が必要だと主張し、特に一定期間、ジェネリック医薬品メーカーが臨床実験データを入手できないようにする措置を求めています。
米国のAP通信によると、米国研究製薬工業会は、特許法の改定、外国での知的財産権保護の強化などを求める働きかけに、2011年第1四半期に454万ドル(約3億5412万円)、第2四半期に470万ドル(約3億6660万円)を支出しました。

MSFによると、ジェネリック医薬品により、過去10年間で第1世代のHIV/エイズ治療薬の価格が99%引き下げられました。
その結果、2002年時点で1人当たり年間1万ドル(約78万円)だった価格が現在の60ドル(約4680円)へ大幅に引き下げられました。
MSFは、TPPで知的財産権保護が強化されると、発展途上国で安価な医薬品の入手が困難になると訴えています。

※ジェネリック医薬品 
 新薬(先発医薬品)の特許期間が終了し、独占的な製造・販売権が失効した後、新薬と同じ有効成分や製造法を使って製造される医療用医薬品で、後発医薬品ともいわれます。効き目、品質、安全性は同じですが、価格は低くなります。

(転載終了)


ここ最近、「消費税増税」に注目が集まりがちで「TPP」に関する話題をあまり聞かなくなったが、別に何かが好転した訳でも何でもなく、所謂「嵐の前の静けさ」というやつであろう。

「TPP参加」については以前のエントリーにて何度もコメントしてきたとおり、アメリカが日本の農業を滅ぼすのみならず、あらゆる産業を”食い物”にするものである。
以下の「日本農業新聞」記事をみれば一目瞭然、早い話、アメリカによる”カツ上げ”そのものである。

「TPP参加」によって何が変わるのか?ついて、未だに「漠然としてよくわからない」という国民が多いかと思うが、それは言うまでもなく、政府・官僚・大手マスゴミが”グル”になって”事の真相”を隠蔽しているからである。
具体的には上記記事にて指摘されているように、我々日本国民に待ち受けているのは、あらゆる場面で”知的財産権保護”という名目の下、ほぼすべてにおいてアメリカのルールに従う世の中である。
上記の「赤旗」記事では、医療分野において何がどうなるのかについてわかり易く解説がなされているかと思うので、よくよく我が事として考えてみていただきたいと思う次第である。

TPPが本格的に始まった時、我々が医療機関に支払う薬代が一体いくらになるのか?
想像しただけでも薄ら寒い話である。


暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
2011年12月12日  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年12月13日 12:57:17: FHVyh15Kso
おっしゃる通りなんだけど、
日本の国策もまた、米国同様、著作権ビジネスにシフトしている。
元改革派官僚の古賀氏が、これからの成長分野の1つに「医療」を挙げているのは、
何も、国内の零細診療所を潰して、米国の大手医療チェーンに市場開させよう、という思惑だけではない。
悪名高い毒薬ISD条項とて、日本政府の立場は、途上国に投資した日本企業を守るうえで必要だ、という立場だ。(河野太郎のブログを読めばいい。)

自分はTTPに反対の立場だ。
このままの流れで行けば、日本も早晩「マイケル・ムーア監督の『シッコ』で描かれた世界」になってしまう、と思うよ。
但し、現状維持に拘るだけでは、TTP推進派に負ける。

反対派はただ「反対」を叫ぶのではなく、具体的な提案をしてゆくべきだろう。


02. 2011年12月13日 23:42:14: pi0LTYMAv2
TPPに反対する奴らは、既得権益にしがみついている公務員、教員、医師などに多い。やつらは日本を食いつぶすシロアリなのだ。
現状維持と叫いているだけで、これからの日本のビジョンを示していない。

TPPで医療崩壊?
国際的に認められている新薬の承認にNO!
医師の診療報酬の値下げにNO!
やる気のない医師を排除し、海外の優秀な医師の招聘にNO!

TPPで農業崩壊?
この国の農業は、農協によって既に崩壊している。
やる気のある農家は、TPPに賛成している。

TPPは司法にも教育にも大きなメスを入れる。
いままで甘い蜜を吸っていたシロアリには渇を入れよう。


03. 2011年12月14日 14:13:53: UveeqJTEQQ
TPPに賛成する奴らは、既得権益にしがみついている、第1種公務員(特に害務省、軽罪産業省、罪務省などの高級官僚)やマスコミ、経団連などをはじめとした輸出産業などに多い。
やつらは、日本を食いつぶすシロアリなのだ。

貿易黒字が2.7兆円アップなんて、10年間でという実態を言わず、2.7兆円というでかい金額だけを叫んでいるだけで、正確なメリットとデメリットを示していない。

TPPで医療崩壊?
金持ちだけ助かればいいじゃん、、何か問題でも?

TPPで農業崩壊。
この国の農業は、減反政策により既に崩壊している。
やる気のある農家のやる気を削いで、遺伝子組み換え食物どんどん入れろ。

TPPは司法にも教育にも大きなメスを入れる。
もとより、3権分立崩壊しているし、勉強できない馬鹿が増えた方が頭のいいやつは利用できる。
最後は戦場にでも行ってもらおう。


って02の主張を書き直すと、しっくりくるね。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK123掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK123掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧