【小沢被告第９回公判】石川議員の取り調べ「慎重に慎重を期した」　検事が証言
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111215/trl11121511340002-n1.htm
2011.12.15 11:33 　産経新聞

　資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反（虚偽記載）罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告（６９）の第９回公判が１５日、東京地裁（大善文男裁判長）で開かれた。元秘書の石川知裕衆院議員（３８）＝１審有罪、控訴中＝の取り調べを担当した検事が証人出廷した。

　検事は検察官役の指定弁護士から、石川議員が供述していないことを調書にしたかと問われ、「ありません」と否定。「政権与党の幹事長に関する取り調べで慎重に慎重を期していた」などと取り調べには問題がなかったことを強調した。

　検事は昨年１月、平成１６年分の政治資金収支報告書の提出前に小沢被告に「報告し、了承を得た」という内容の石川議員の供述調書を作成。この調書について、検事は「石川議員は１７年３月に（収支報告書の）原案と収支の一覧を赤坂の事務所の机に並べ、小沢被告に説明したと供述したと記憶している」と述べた。

　検察審査会が小沢被告を「起訴相当」と議決したことを受け、昨年５月には石川議員を任意で再聴取。この日の法廷では、石川議員がこの再聴取をひそかに録音した内容が再生された。

　石川議員が「特捜部は恐ろしいところだと諭してくれたことありましたよね」などと話し、検事が「うん、うん」と応じた場面について、検事は「流れの一つとして相づちを打っていた」と述べ、取り調べで威迫がなかったことを強調した。

　　　　　　　◇

小沢元代表公判：「金の生々しい話」石川被告担当の検事
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111215k0000e040198000c.html
毎日新聞　2011年12月15日　12時58分（最終更新　12月15日　13時33分）

　資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反（虚偽記載）で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告（６９）の第９回公判が１５日、東京地裁（大善文男裁判長）であり、東京地検特捜部検事として元秘書の衆院議員、石川知裕被告（３８）＝１審有罪、控訴中＝を取り調べた田代政弘検事（４４）が証人出廷した。検察官役の指定弁護士の尋問に「（元代表の関係政治団体である）改革フォーラム２１の金の出入りなど広範囲で生々しい話をしていたが、石川議員が承諾した範囲で調書に記載した」と述べ、不当な取り調べはなかったと強調した。

　田代検事は、石川議員が▽元代表提供の４億円を収支報告書に記載しなかった▽報告書の内容は元代表に説明していた−−などと供述したとし、「７割くらいは本当のことをしゃべっていると思ったが、元代表の関与を薄めて供述しているとの疑いも持った」と振り返った。また、石川議員の印象を「八方美人で正論に弱い」などと評した。

　石川議員は保釈後の昨年５月にも田代検事の聴取を受け、その際に隠し持ったＩＣレコーダーでやりとりを録音。石川議員が「『（特捜部は）恐ろしい組織だから何をするか分からないぞ』って諭してくれたことがあったじゃないですか」と問いかけ、田代検事が「うんうん」と応じるやりとりがあり、石川議員の公判で調書の任意性が否定される根拠の一つとなった。

　尋問で指定弁護士はこの部分を再生。見解を問われた田代検事は「流れであいづちを打っているだけ。（議員の）話を理解して肯定しているわけではない」と説明した。

　５時間超の録音には、石川議員が調書の訂正を求めたが、田代検事が応じない場面もあった。このやりとりについて、田代検事は「根拠のない話をしていると思った。元代表の強制起訴を回避しようとしていると感じた」と述べた。【和田武士、野口由紀】

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石川議員担当検事「取り調べ適正」…小沢氏公判
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111215-OYT1T00582.htm
2011年12月15日13時21分 読売新聞

　資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反（虚偽記入）に問われた小沢一郎民主党元代表（６９）の第９回公判が１５日午前、東京地裁で開かれ、元事務担当者・石川知裕衆院議員（３８）（１審有罪、控訴）を取り調べた元東京地検特捜部所属の田代政弘検事（４４）の証人尋問が始まった。

　田代検事は「（石川被告が）述べていないことは供述調書にしていない」と述べ、取り調べは適正だったと強調した。

　石川被告は昨年１月の逮捕後、田代検事に対し、政治資金収支報告書への虚偽記入は小沢被告の了承を得ていたと認めていた。しかし、元秘書らの公判で同地裁は、田代検事が威迫や利益誘導などの違法な取り調べで石川被告から供述を引き出したとして、小沢被告の関与を認めた供述には任意性がないと判断した。

コメント
01. 2011年12月15日 15:29:30: oXjyYrHR4I ＞石川議員の取り調べ「慎重に慎重を期した」 　このことからして噓だ。検察は「息を吐くように嘘をつく」らしい。
02. 2011年12月15日 17:09:35: ys9TYjHKqY 裁判官が異なれば結果も異なるというだろう。結局何でもありなのだ。法律はみな裁判官により全て異なるというだろう。
03. 2011年12月15日 17:17:27: oFbvOcZru6 石川議員が「特捜部は恐ろしいところだと諭してくれたことありましたよね」などと話し、検事が「うん、うん」と応じた場面について、検事は「流れの一つとして相づちを打っていた」と述べ？？・・・このような検事のいい加減な嘘で◆サンケイや読売などのゴミ新聞は.有もしない中傷記事を書き易くなったわけだ。検事と新聞・NHK・テレビが情報操作するのだから・・・みんな騙されるのだ！！
04. 2011年12月15日 17:28:57: KJpa0hODzw 三井環事件を見れば、そもそも特捜は任意の調書が作られる場所ではないことがわかる。 身内の不祥事を隠蔽するために、昨日の同士を、どうにでも解釈できる微罪で葬るんだもんなあ。 元検事の三井が無法の限りを尽くして有罪にされたのに、小沢や秘書が無罪にされるわけないよなあ。 日本とは何と恐ろしい国だ。
05. 2011年12月15日 18:34:07: g9jLm1zljE 検察検事は公平公正であるべきの法の番人ですが、「主観性」全面だしの取り調べが、適正だと言えますか？ 「八方美人」の定義は何でしょう？＜特捜部は恐ろしい組織だから何をするか分からないぞ＞って正論なの？ 【威圧的な恫喝行為】を行った田代検事こそ、犯罪者であると思いますよ！！ 金の出入りに生々しい話があれば、立証するのが仕事でしょ！証拠を国民に示す方が本筋だと思いますね。 推測調書を作成して、高給取りが保障される。実に良い職業だね！ 裁判はお金と時間がかかります。国民の税金をくだらない裁判に遣って欲しくないな！うんざりですね！！
06. 2011年12月15日 19:45:16: FMYVrJZdJc 明らかに強者と弱者の対決である。 どちらの証言に真実があるかはまともな社会ならだれの目にも明らかだ。 強者が居直る、この恐ろしさに誰が歯向かうことが出来ようか。 泣き寝入りするしかないと、ほっかむりをしたら、人間失格。 鼻から人間以下の奴らをどう受け止めようか。
07. 2011年12月15日 20:43:15: kNgAcUBc4g 傍聴した人の話や記事と大手新聞が書いてる記事の内容が違う。 また大手新聞は１２月１５日の裁判で弁護士から突っ込まれて、 小沢氏に有利な発言を田代検察官が仕方なく話した事に触れていない。 公平に書かなければならない義務があり、 もっとありのままを大手の新聞社は書くべきである。
08. 2011年12月15日 22:00:48: 5o0hN8YtHE 検事は「流れの一つとして相づちを打っていた」 捜査の流れで「相づちを打て」ば恐怖ですよ。 意識的にプレッシャーを与える精神的拷問だね。
09. 2011年12月15日 22:06:14: zxRwWYtUnA 田代検事の「慎重に慎重を期した」というこの言い分はそもそもが間違った態度である。政権与党の幹事長が関わっていようといまいと、どんな取調べにも慎重を期すのが検事の職務であろうが。この田代とやらは、自分の取調べ如何では政治に大きな影響が出るということを前提に考えていたと告白しているも同然だ。「慎重」とはどういう意味でかね？「慎重」に石川さんに「落とし穴」と掘ったということじゃないか。自分が「うんうん」と同調したのは単なる相槌で、石川さんの相槌は「小沢との共謀を認める相槌」と解釈するのはムシが良すぎるんじゃないかい。
10. 2011年12月15日 22:59:54: tJif2CplTY 強い立場のヤツが自分の土俵で自分の条件で弱い立場の人を取り調べていくら調書をとっても公平とはいえない。公平が担保されない限りその調書は信用性がない。心理的にも肉体的にも強制されたものである。こんな条件での調書取る必要があるのか。日本の警察検察は自白調書偏重主義といわれているが自白より証拠を重視しろ。密室で強制では意味ないだろう。 公平性を担保するには前面可視化が絶対条件だ。そうすれば調書の信用性があがる。検察がそんなことを嫌がるのはいままでやましいことをやっているからだ。 世界では日本だけではないか強制調書は。司法は後進国だ。

11. 2011年12月15日 23:57:31: apx8Sjyy7A 本日の公判で、小沢弁護人の追及を受けた取り調べ検事が証言。 この検事は、小沢弁護人の厳しい追及にボロを出す。 強制起訴の根拠になった捜査報告書の作成者で、取調日から相当日数が経過してから、メモなしの記憶で書かれていること、石川代議士に対して，小沢を起訴しないからと自供を求めたこと、石川代議士の秘書女性が、実際は参考人なのに被疑者扱いで長時間の強制的な取調を受けたことなど、苦し紛れの弁明に終始。 大善裁判長の質問には、軽率な発言だった、と仕方なく認める。 今後は、更に切れ者の小沢弁護人の追及等が行われそうだ。
12. 2011年12月16日 03:54:51: ND9asafLAk 元特捜検事が虚偽の捜査報告書…小沢氏側が指摘 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111215-OYT1T01056.htm?from=top 　資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反（虚偽記入）に問われた小沢一郎民主党元代表（６９）の公判が１５日、東京地裁で開かれ、元東京地検特捜部所属の田代政弘検事（４４）が昨年５月、同会元事務担当者・石川知裕衆院議員（３８）（１審有罪、控訴）を保釈後に再聴取した際、石川被告が述べていない内容を捜査報告書に記載していたことが明らかになった。 　報告書は東京第５検察審査会が小沢被告に対する起訴議決を出す際、審査の対象としていた。今後の公判の行方に影響を及ぼす可能性もある。 　石川被告は昨年１月の逮捕後、田代検事の取り調べを受け、小沢被告の了承を得て政治資金収支報告書に虚偽記入をしたとの供述調書に署名。同年５月１７日の任意の再聴取でも同様の内容の調書が作成された。 　この日の証人尋問で、小沢被告の弁護側は、田代検事が作成した同日付の捜査報告書には、石川被告の発言として「検事から、有権者から選ばれた国会議員なのに、ヤクザの手下が親分をかばうようだと言われたことが効いた」などと記載されていると指摘。一方、石川被告が再聴取を隠しどりした録音記録にはそのやり取りがないとして、田代検事を追及した。 　これに対し、田代検事は「数日をかけて、思い出しながら報告書をまとめる際、勾留中のやり取りなどと記憶が混同した。虚偽ではない」と釈明した。 （2011年12月16日03時08分 読売新聞）
13. 2011年12月16日 16:48:35: F42sX8hq3s 産経はちり紙にもならんゴミ屑だな
14. 2011年12月16日 19:09:31: BIgfJMRMNE 慎重に慎重を期した割には、フロッピー前田が「ゼネコン捜査は見立て違いの妄想だった」と証言して、検察のでっち上げを認めているんですが・・・。

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