[大阪特捜 証拠改ざん事件]　1年6月求刑された元特捜部長がみせた特捜への未練
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2011/12/16　日刊ゲンダイ　：「日々担々」資料ブログ

大阪地検特捜部の証拠改ざん事件で､犯人隠避罪で懲役1年6月を求刑された元部長の大坪弘道被告(58)がきのう(15日)､都内で出版会見を開いた｡

ﾀｲﾄﾙは｢勾留百二十日 特捜部長はなぜ逮捕されたか｣(文芸春秋)｡元検事の前田受刑者の罪をﾓﾐ消した疑いで逮捕された際の取り調べの様子､心情をつづった内容だ｡

論告求刑日に合わせた出版会見とあって､報道陣が殺到｡しかし､裁判に関する質問に対しては｢ｺﾒﾝﾄは差し控えたい｣と繰り返すばかり｡今も捜査する側のつもりなのか､会見を開きながら話す気はｾﾞﾛだ｡また､著書では､取り調べに対して〈私が知っている全ての秘密をﾊﾞﾗして検察をｶﾞﾀｶﾞﾀにしてやる〉とﾀﾝｶを切った場面が出てくる｡当然､会見では｢世に公表した方がいいのでは｣と突っ込まれたが､｢美学として公開しない｣だから､がっかりだ｡世間ではこれを｢ﾊｯﾀﾘ｣と言う｡問題があるのなら国民のために洗いざらいしゃべってｳﾐを出すべきなのに､いったい何を考えているのか｡ﾋﾟﾝﾄが完全にｽﾞﾚている｡

広がる特捜部廃止論にも｢東京､大阪の特捜部が強くなれば検察が強くなる｣と反対｡
同書の中では〈最高検は私を切り捨てることで組織防衛を図った〉と指摘しているのに､その古巣に未練たっぷりだ｡どｰにもﾊｯｷﾘしない男である｡

コメント
01. 2011年12月18日 03:30:27 : eJcwQUA9aU 前田元検事は大久保に対しては紳士的に接し自白を強要していないで真実を引出したと主張するが、村木事件では何故真実を追求しないで調書を捏造したのかの説明がない。 小沢を逮捕しなければ検察の負けである、との妄想に取り憑かれていたのは他でもない前田自身もそうであったのではないか。 服役囚になって始めてその呪縛から開放されて、上司や最高検の内幕を暴露して自己弁護している。
02. 2011年12月18日 09:11:35 : esmsVHFkrM まあ、日本の中枢にはクズが集まっていて、組織というお膳立てや舞台装置がなくなれば本人の実力が即見えちゃうわけで、大坪弘道って言うのはこの程度のクズ。 改めて驚くほどのことではない。
03. 2011年12月19日 00:46:26 : DkoqAoovL2 これは出版会見であり、裁判に内容についての会見ではないと 大坪は冒頭にことわった。報道陣の勘違いだ。 氏が本で言いたいのは、正義を遂行する検事が、 逆の立場になっため、その心理的葛藤、感情を吐露したいのであろう。 検察のあり方がどうのこうの言うものではない。 氏の会見で、検事は国民の負託を受けているといってたが、 はじめて知った。美学には笑えた。 いずれにしても、懲戒免職くらってるので、著作の印税で稼ごうと。

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