小沢氏裁判の判決は「一般庶民感覚」の捉え方が帰趨を決める
http://31634308.at.webry.info/201201/article_12.html
2012/01/11 22:51　 かっちの言い分

今日で小沢裁判なるものが終わった。唯一、小沢氏公判のやり取りがわかるのは、産経新聞のWEBである。このWEB版も阿修羅に言わせれば、今までマスコミが報じていた内容と違う、小沢氏の述べたことは書かれていない、などの指摘があるが、まだ朝日新聞よりは罪は軽いと思われる。唯一、速記録で報道されている記事は産経だけであるからだ。

今回、一連の小沢氏の証言を聞くと、小沢氏のお金に関する感覚が、日々の暮らしのお金に四苦八苦している庶民と違うことがわかる。小沢氏が疑惑の４億円を、父の遺産を含め、過去から諸々のお金が入ったものだと言ったが、4億、5億円の現金があっても何の不思議はないようだ。なぜ現金でもっていたかも、定期預金は政治資金報告書に記載しなければならないからと推察出来る。総選挙があれば、小沢氏グループの議員に小沢氏個人のお金を餞別として出すこともあったのだろう。これも現金が一番都合がいい。絶えず、一般庶民とは桁違いのお金を持っていたということである。

それを検察は西松建設などの裏献金で増やしたと見立てた。もし、西松建設元社長が石川氏ら元秘書の裁判で５０００万円を小沢氏に裏献金していれば、検察は必ずお金の流れを銀行帳簿を調べて確実に小沢氏を逮捕しただろう。検察が２０億円を掛けても逮捕出来なかったのは、その証拠を見つけることが出来なかったということである。小沢氏が、自分が知らなかったお金の流れも検察は知っていたと言ったのは、そのことである。それを一般庶民感覚から、小沢氏がそんな大金を持っているはずはないと疑う観念が、この事件を引き起こしている。最終尋問で裁判官自身の態度を、江川詔子氏はツイートで以下のように述べている。

聞いていると裁判官たちは「４億円もの大金」を秘書に任せたという点が引っかかっているような感じだった。一番アグレッシブだったのは右陪席。小沢氏は陸山会の代表も自分だし、一時的に４億用立てたことは、いわゆる金銭貸借という感覚ではなかったと述べたことに、「政治団体とあなたは別の人格なのに、貸し借りの感覚がないのは理解できない」と。

上記のような裁判官の質問は小沢氏には危険である。検察審査会で庶民感覚でおかしいと思うことと同じである。少なくともお金に関して、庶民感覚から見ておかしいと言われても、小沢氏から見れば大いに迷惑だろう。お金を持っていることを、マスコミが不正があると想像するのは、マスコミの小沢氏を貶める方便として使われている。

また、もう一つの大きな争点は小沢氏が秘書らから報告を受け、それを承認したかどうかである。小沢氏は一切秘書に任せて、報告書は見ていないと述べている。これも一般の庶民感覚から言えばあり得ないと言うだろう。ただ、小沢氏の性格から考えれば十分考えられる。小沢氏は日頃何事にも相手の責任を求める。自己責任ということも言う。

米国グランドキャニオンには柵がなく、そこから落ちるのは自己責任だという。今回、指定弁護士が数時間に亘って、小沢氏に報告書について秘書に相談され承認しただろうと執拗に質問したが、一貫して秘書を信頼して全て任せていたと述べた。これも裏返せば、一度任せたからには、良いも悪いも秘書の責任だと言いたいのだろう。政治が悪いのも、国民が悪いということをよく言うとと通じる。

今回何度も、自分はそんな誰でも出来る政治資金報告書などには関わっている時間は無く、天下国家を考えるに精一杯だと述べたことは、如何にも小沢氏らしい。一般庶民には不遜と見えてしまう。ある意味可愛くないと見えてしまう。

これも一般庶民感覚から言えば、本当の小沢氏を知らなければ理解出来ないかもしれない。これが一般庶民が小沢氏を嫌いにする理由でもある。

したがって、今回の裁判の判決の帰趨は、「一般庶民感覚」の捉え方に依存すると思われる。そう意味で、裁判官がどう感じたかも判決に影響すると思われる。

コメント
01. 2012年1月12日 00:28:42 : JPtXa0qTnk 小沢氏の性格じゃなくても政治資金報告書など秘書任せが当たり前だと思うが。 小沢氏を良く知らなくても、「一般庶民」にはそのぐらいことぐらい理解してもらいたいね。
02. 2012年1月12日 00:34:36 : v4CO2XCHQ6 都合のいい時だけ一般庶民感覚を適応するな裁判官 一般庶民からすれば推認で有罪判決だす裁判所は 一般庶民感覚から大きくずれている。
03. 2012年1月12日 00:41:31 : PgGEzDs2v2 ■　日々の小遣い銭で　かか〜に　頭の上がらん　裁判官の 　ケツの巣の　大小が問われる裁判！ 　４億程度で　ビビていては 　国を・国民を　引っ張っては　いけません！
04. 2012年1月12日 00:50:35 : CpFfMudqFg よくわからん記事だ！ 庶民感覚ないと犯罪か？ 犯罪の成立要件か。 感情で裁判するのかアホらしい、
05. 2012年1月12日 01:12:50 : 6HCOVRbMkw 普通の会社でも、印鑑押印や署名は代表権のある社長にお願いする 社長は、部下を信頼して、印鑑を押したり、署名をする。いちいち、聞かない。でも、信用してない部下から書類が回ってくると、いちいち聞く。 うちの会社だと、サインページしかもっていかないケースもある。いちいち膨大なドキュメントを机に置くだけで、しんどいから。 あと、任せるいっても、実質的に仕事を任せない人もいるし、本当に任せてくれるう人もいる。これ普通だと思う。 奥さんに住宅ローンを借りるときに連帯保証人になってもらうとき、いちいち説明しないと連帯保証人になってくれない場合と、何も聞かず、連帯保証人になってくれる場合もある。 基本は信頼関係だと思う。 きっちり色々やってたら、仕事回らない マスコミの人たちは、そうゆう仕事わからないのかなぁ。
06. 2012年1月12日 02:05:18 : t8rWzTDKCY 全くもってバカバカしい。 庶民感覚とかけ離れている…当然でしょ、庶民じゃないんだから。 じゃ、商社とか不動産とか商売で億単位の金を年中動かしてる人はどうなの？ 経理の詳細まで全て把握していないのは、大企業・中堅企業の社長だって同じ。 他の政治かも同様だろう。
07. 2012年1月12日 03:06:37 : 45LkJmFPBo ＞今回の裁判の判決の帰趨は、「一般庶民感覚」の捉え方に依存すると思われる。そう意味で、裁判官がどう感じたかも判決に影響すると思われる。 とんでもないですね。 裁判感がどう感じたかで、判決が決まるんじゃ、「推認有罪」の登石判決と同じですね。 とんでも判決を繰り返すつもりですか？ 判決は裁判官の［感じ」じゃなくて、「証拠」で決まるんでしょ。少なくともとも、法治国家ならそうでしょ？ 小沢さんさんが、秘書と共謀して期ズレ記入をしたっていう証拠が出たんですか？ そもそも、収支報告書に、虚偽記載なんてあったんですか？ 会計学の権威は、違法性はないと証言しましたよ。 犯罪がないのにその「共犯」って、こればかりは、１００％ありえません。
08. 2012年1月12日 05:40:58 : qoVHGfd6sY フルイタチやミノ虫 大マスゴミの高給鬼者に 庶民感覚なんてあるわけない タコ三宅やイヤミの趣味は 豪華客船のクルージングだと こういう偽善者がはく言葉に 虫唾が走る
09. 2012年1月12日 07:48:03 : QDRXkbG4gg 庶民感覚というなら現政権に言うべきだ。駅前立ってた総理こそ庶民感覚がないことが問題だ。
10. 2012年1月12日 08:59:36 : RhyIg4w4xy 千葉にもいたよ。それも母親と一緒にね いまは偉くなってね。 マンションたてたよ 元日には参拝客に旗ふっていたよ

11. 2012年1月12日 09:39:16 : 50CWceZfD6 一般庶民並（というか、それ以下）の菅直人を総理にしたら、原発がああなりました、良かったね、一般庶民。
12. 2012年1月12日 10:41:29 : BAZeGCEiYk 一般庶民は政治資金報告書など見たこともないし、４億のカネだってそう。 それを「一般庶民の感覚で判断」って何だよ？ 要するにありもしない妄想で判断するってことじゃん。 やるんだったら、同じような金持ち国会議員（鳩山とか）の感覚と比較するのがスジ。 「親分肌の金持ち政治家は部下に対して簡単に４億ものカネを渡す」 これが真かどうかなんだから、庶民感覚に聞いても分かりようがない。
13. 2012年1月12日 11:43:08 : mp6fw9MOwA 裁判の判決は法と証拠に基づき決められるものであり、マスコミが誤誘導した庶民感覚で決められるものではない。 マスコミも裁判自体が成り立たず、冤罪捏造の裁判で有る事を知っており、冤罪を確定するには庶民感覚との法と証拠を無視した判決しかありえないと思い込んでいる。 司法関係者も違法判決に対してこれが庶民感覚だとの法律の専門家である矜持を捨てた発言をする用意をしている。 しかも、1審での判決の違法性を指摘されても2審までは時間がかかるので、司法の違法行為はうやむやにできるし、担当者は既に退官している筈との読みだ。 この様な壮大な冤罪裁判が、21世紀の日本で起きているし、それを税金で食べていて国民の為に働かなければならない集団が援護している。 国民は自分の首を絞める為に税金を支払っているのだ。 税金で食べている人の割合が急拡大しており人口が減っている日本では、年金よりも大きな問題と思われる。 官僚の数削減が軌道に乗れば冤罪裁判も減るだろう。 何故なら既得権益者の横暴が無くなり、官僚が国民の為に働くからだ。 消費税を上げ、官僚の数を温存すると今以上に露骨な冤罪裁判を見続ける事になるだろう。
14. 2012年1月12日 13:19:22 : yaXVgVYgZM 小沢にとっての４億円は 庶民にとっての４００万か４０万くらいなものだろう 庶民感覚に置き換えるというのはそういうことだ
15. 日高見連邦共和国 2012年1月12日 13:42:28 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A 中規模企業の中堅クラスだったら、億の前半単位のプロジェクト、平気で担当するべさ。 （さすがに１０億越えれば、工場で言えば”新規建設”案件だから、うるさくなるけどサ） 設備ひとつウン千万円のご時世。社長なり代表取り締まり役が、一個一個のプロジェクトの仔細・詳細を把握する必要もねーし、守銭奴のよーに監視する必然もない。 それが普通の感性。
16. 2012年1月12日 13:51:16 : mp6fw9MOwA 庶民感覚を取り入れる事が有効な場合は司法関係が健全な活動をしている場合だけだ。 検察審査会も、検察が恣意的に起訴を見送った場合の審査で有れば問題が無かったが検察が悪用を図った事により問題点が顕在化しており、庶民感覚が歪められている。 今回の裁判も裁判長が職務に忠実に法と証拠を基に判決を下すならば庶民感覚を取り入れても問題はないだろう。 しかし、司法関係はマスコミを巻き込んで国民を洗脳している事は明らかであり、 庶民感覚で帰趨を決めるとの判断は間違いである。 検察審査会の悪用と同じで、法と証拠で無罪になるものを有罪との判決を出す言い訳でしかない。 司法関係が違法行為を働くとの想定が無い法体系下で、司法の違法行為が顕在化している時は過去の判例は通用せずに、基本に戻った、法と証拠での判断以外は認められない。 庶民感覚を重視し有罪としたとの説明が通用しない状況まで、司法の違法行為が顕在化している。 供述調書の威圧による作成、虚偽報告書等の罪が顕在化しているのに、捜査されないとの違法状態を続ける司法関係に正義を求める姿勢が一切感じられない。
17. 2012年1月12日 17:11:47 : Xdj1nT1ccM 吉田繁實が検察審査会で正体不明の庶民を誘導して起訴相当を引き出した張本人 の弁護士です。虎ノ門にいて庶民感覚は期待できない。
18. 2012年1月12日 17:23:07 : DvWUAiWj36 庶民感覚で起訴！ あほか。 いちいち感覚で起訴されてたらたまったもんじゃねえよ。
19. 2012年1月12日 17:41:56 : oU58rWQM7E 検察側はもちろん有罪にしたい。 この事は前回の登石の「推認」での判決要旨を読んでも明らか。 しかし、田代検事の捏造捜査報告書までばれてしまった。 検察審の起訴相当の元になった捜査報告書である。 検察側にとってこれは非常に苦しい展開。指定弁護士も追及の仕様が無い。 なんの証拠もないのだから。 で、最後に頼ったのがマスゴミによる世論誘導作戦といったところでしょう。 検察自体が強制捜査で証拠が挙がらなかった時点で、捜査打ち切りにすればよかったものを権力にしがみつきたいばかりに、田代に捏造捜査報告書まで書かせた。 この時点で、検察側は超えてはいけない一線を完全に越えてしまったように思います。もう戻れないでしょう。 最終的には、マスゴミは前者総動員を掛けて世論誘導して 「4億円もの大金を管理している小沢氏が知らなかったとは考えにくく、その金額の出所も説明が二転三転して明確とはいえない。」とか何とか一面や社説に書く。 そして、ウルトラＣは 「検察審で判断された起訴相当という事実は、田代検事に提出された報告書だけによるものではなく一連の証言などの流れから起訴相当は有効とみなす」とか何とか・ そんでもって必殺技、前例の判例ありきの「推認」を要所要所に散りばめて究極の無理やり有罪判決。 判決要旨はどうとでも書ける。彼らは作文が得意だから。 その瞬間、各マスゴミが一斉に「号外」を配布して世論誘導。 テレビ各社は、日中から捜査員の後部座席でうなだれる小沢氏の映像を繰り返し流し、おばちゃんたちを先導して一気に「小沢＝やっぱり悪」の印象操作。 検察としてはこう運びたいところでしょう。 村木事件の後に、こんな事件が明るみに出たらまさに検察崩壊の恐れがあるのだから彼らにしてみれば死活問題です。 死活問題なのですから、彼らの良心などには全く期待はできません。 ただ、検察側にとっての唯一の想定外は、石川被告の録音だったのだろうと推察できます。 この録音をアドバイスした佐藤優氏の功績は大きい。 小沢氏や国民にとっては、ここが唯一の武器ともいえます。 なぜなら、マスコミ報道を見る限り、この事実を一切報道していないから。 これが検察サイドのアキレス腱なのは間違いありません。 検察サイドには、実は全く証拠はありません。 小沢氏のサイドには確固たる「録音」という証拠があります。 この「録音」に勝てるのは世論誘導しか無いのが、ここ２日間の新聞記事によく現れています。 ただし、旧体制側も万が一最悪の場合のを考えて立法府では消費税増税やマニフェストの偏向などを財務省、仙石、前原らの主導の下、まだ無理やり通そうとしています。 マスゴミの世論誘導に勝つには、今回の陸山会の裁判の「有罪」「無罪」をどうこういうよりも、もっと検察審の起訴相当自体が無効であることに焦点を絞るべくでしょう。 しかしマスコミって・・
20. 2012年1月13日 03:19:32 : LaoYYiqIkM 裁判官の気分次第で人の一生を変えられるなんて恐ろしい国だ。

21. 日高見連邦共和国 2012年1月17日 16:50:02 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A ほんと！

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