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レバノン軍情報機関:シリア反政府ゲリラへの武器密輸を阻止  (ROCKWAY EXPRESS )
http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/106.html
投稿者 新世紀人 日時 2011 年 8 月 23 日 11:56:10: uj2zhYZWUUp16
 

http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/614/


レバノン軍情報機関:シリア反政府ゲリラへの武器密輸を阻止

シリアのハマで押収された密輸された武器類

◆8月18日

 このブログでは、シリアでの騒乱は当初より外部勢力が支援する武装勢力による暴力的活動があり、そのための軍や警察の鎮圧行動が死者等をもたらす、という点を指摘してきた。単なる抗議運動ではなく、武装勢力によるゲリラ活動が背後にあるのだ。この点を今に至るも、国際的ニュースメディアは一言も指摘していない。

 今回のレバノンで発覚したシリア向け武器密輸事件はこのことを裏書していると言ってよいだろう。レバノンの情報機関がその容疑者を証拠と共に逮捕している。

 今シリアはこのような外部勢力による不安定化作戦の標的として困難な状況に陥っているが、今回の事件が一つの転機となって、情勢が変わっていく可能性も出てきた。

 勿論国際的ニュース・メディアはユダヤ系が牛耳るところなので、このような事件も報じることはないだろうから、世界の人々はシリアの情勢について相変わらず誤った認識のままであろう。国連事務総長でさえ、お馬鹿なことを言っているのだから、お話にならないのだ。

 あとは「時運の赴くところ」、という曖昧な表現でしか語れないが、シリアの運命が欧米・イスラエルの願う方向に進めば、中東と世界の未来は暗澹たるものになっていくし、今回の事件の真相が明らかになり、レバノン内での政治勢力や一般市民の考えが正当なものになることで、シリアへの武器密輸など事態は沈静化していくことになり、シリア内も中東もそれを反映する情勢になっていくだろう。

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●レバノン軍情報機関:シリア反政府ゲリラへの武器密輸を阻止
http://wsws.org/articles/2011/aug2011/leba-a12.shtml
【8月12日 By Sahand Avedis ? WSWS】

 レバノン軍情報機関はシリアのバニヤス行きとされる1,000丁の突撃ライフル銃の船積みを阻止した。軍の捜査員らは密輸者とアメリカやサウジの支援を受けていたサアド・ハリリ元レバノン首相の政治的側近たちとの間の関係を発見したと言う。

 バニヤスはシリアのアサド政権に反対する抗議デモが起きたいくつかの都市のひとつである。スンニー派が過半数を占める地域に対してシリア政権は武装ゲリラによる暴力的反政府運動を鎮圧するためと主張して、シリア軍を投入した。

 8月6日、レバノンのアル・アクバール紙はレバノンの治安部隊筋からの情報として、シリア向けの武器密輸の船積みに関しての詳細を報じている。この新聞によると、レアノン軍の情報機関はトリポリからのタミム族の二人の人物がシリアに大量の武器を送ろうとしていたことを知らされたという。

 二人の内の一人はマリナの観光用港のマネージャーである。この観光用港は億万長者で元首相のサアド・ハリリの父親が起こした不動産会社であるソリデレが運営しているところである。

 レバノンの情報機関はこの容疑者と武器取り扱い業者とがやり取りするところを盗聴していた。この中で、両者は高性能のカラシニコフ銃とM-16ライフル銃のサンプルを容疑者側に示せば頭金として10万ドルを業者側に支払うことで合意した。この計画は、ライフルを船でシリアのバニヤスに送るか、ないしは小さな包みに分けてレバノン北方の国境地帯から密輸することになっていた。この容疑者と密輸業者は軍の情報機関により7月30日、ラス・ベイルートで武器の取引が終わった後逮捕された。

 8月8日、アル・サフィール紙は治安部隊筋の話として以下のように伝えた:「最近不成功に終わった密輸作戦はまだ捜査の段階であり、非常に重要な情報がこの事件の関係者らから出てきている。この関係者らは台頭している3月14日同盟と密接な提携関係にある。これは彼らが行ってきた作戦の唯一のものではない」

 この3月14日同盟とは、シリアに敵対するレバノンの政党の連立運動体のことで、その最大の勢力はサアド・ハリリのアル・ムスタクバル(未来)運動である。この3月14日同盟の名前の由来は、2005年2月14日にラフィク・ハリリが暗殺された後、シリア軍がレバノンを撤退することになった、アメリカ支援の一連のデモを指す2005年のシーダー(レバノン杉)革命と言われる運動にある。

 サアド・ハリリは2009年から、シリア支援のレバノンのシーア派政党であり武装民兵のヒズボラがハリリ連立政権を去って政府を崩壊させた2011年1月まで首相を務めた。

 ヒズボラのアル・マナル・テレビは、密輸業者はワサムとサミル・タミムであると特定した。彼らはモハマド・カバラの支援でマリナからシリアのバニヤスまで30回の武器密輸作戦を行ってきた、と告白したと言われている。このモハマド・カバラは、サウジアラビア情報機関と繋がっているアル・ムスタクバル党の議会ブロックのメンバーである。アル・マナルは、この作戦の拠点はレバノン北方のカバラの農場で、ここはイスラム主義者(サラフィ)の戦士らがシリアのホムスへ行く際の移動する時の通過地点でもある。

 シリア軍は、先週、ホムス近郊での戦闘で数百人のサラフィ戦士(アフガン人を含む)を押収した書類と共に拘留し、このサラフィ戦士のシリアへの移動はカバラが支援したと主張した。

 レバノン内閣はこの武器密輸問題を8日に話し合った。レバノン内部の政治勢力同士の間での緊張が高まっているが、特にアメリカが支援する3月14日同盟とヒズボラ中心のシリアが支援する3月8日同盟との間ではそうだ。

 サウジが支援するレバノンの政治家らによるシリアへの武器密輸秘密作戦の発見は、シリア政権に対するアメリカ帝国主義とそのアラブの代理人たちによる圧力が高まっている最中でのことだ。アメリカ高官らはシリア大統領であるバシャール・アル・アサドの追放を正式に要求する声明をまもなく出すだろうと警告している。サウジアラビアと他の湾岸君主国家はシリアから大使を引き上げている。この国々はホムス、ハマ、その他のシリアの都市での抗議運動への政府の弾圧のためアサドを批判してきた。

 レバノンの武器密輸事件の発覚は、サウジないしはアメリカ軍がシリアのスンニー派が過半数の地域での抗議運動をアサド政権の不安定化の機会として捉え、アメリカ帝国主義の利益にもっと直接的に同調する政権と置き換える機会としようとしているという主張を裏書している。

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2011/08/18 (Thu) 戦略


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