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在日米軍再編:普天間移設 辺野古アセス、苦しまぎれに「提出」 反発承知、米意向に押され(知事は「説得されても困る」?)
http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/520.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2011 年 12 月 27 日 07:43:57: N0qgFY7SzZrIQ
 

 米軍に「引いてくれ」と言えない国のすすめる県内移転。勿論、マスコミでも他の具対策は誰も言わないが。
 行政代執行権まで設定され、密議で振興策を受け入れた知事も「代執行などさせない」とは言えないのではないか。「説得されても困る」消極的態度も見える。  
-----------------------------------------------------(引用ここから)
在日米軍再編:普天間移設 辺野古アセス、苦しまぎれに「提出」 反発承知、米意向に押され
http://mainichi.jp/select/world/news/20111227ddm002010085000c.html

 防衛省が26日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、沖縄県民の反発を承知のうえで環境影響評価(アセスメント)の評価書提出へ動いたのは、米側から追い込まれた末の「当座しのぎ」といえる。米議会が普天間移設とセットの在沖縄米海兵隊のグアム移転予算に切り込んだのを受け、米政府が普天間問題でさらなる進展を求めてくるのは確実。しかし、次の段階となる公有水面埋め立て申請が可能となる見通しの6月には沖縄県議選が控えるなど、政府は難しい判断を迫られそうだ。

 評価書の年内提出は9月、就任間もない野田佳彦首相がオバマ米大統領から普天間問題の「進展」を求められたのを受け、11月の日米首脳会談で表明した「対米公約」だった。日本政府が普天間移設工事の前提となるアセスの評価書を公約通り、年内に沖縄県に提出することになり、米政府担当者は胸をなで下ろしている。

 野田政権は9月の日米首脳会談後、矢継ぎ早の対応を見せた。10月以降、閣僚が相次いで沖縄県を訪問し、仲井真弘多(ひろかず)知事との信頼関係構築に着手。米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)での戦闘機訓練のグアムへの一部移転や、在日米軍基地で働く米国民間人(軍属)が公務中に起こした事件・事故を巡る日米地位協定の運用改善など、基地負担軽減策も打ち出し、評価書提出に向けて環境作りを急いだ。

 ところが前沖縄防衛局長の不適切発言や95年の沖縄少女暴行事件を「詳細には知らない」とした一川保夫防衛相の発言に沖縄の反発は一挙に増幅。「あれで評価書提出は政権全体の問題になってしまった」(防衛省幹部)ほど状況は悪化し、一川氏が当初「必要があれば現地に出向いて説明する」と意欲を示していた評価書提出に際しての訪沖もままならない状況に追い込まれた。

 政府は12年度予算案で沖縄振興予算を概算要求よりも約500億円も積み増す異例の「アメ」を示し、辛うじて年内提出にこぎ着ける形だ。ただ、評価書提出が「目に見える進展」と本気で考える米政府関係者はいない。移設工事着工のメドがたたなければ意味はなく、米13会計年度(12年10月〜13年9月)の予算案が議会側で固まる来年6月ごろまでに、普天間移設で具体的な進展がない場合、これまでも現行計画の実現可能性を疑ってきた米議会の姿勢がさらに硬化するのは必至。日米合意の抜本的な見直しを強要するような局面も想定される。

 日本政府が12年度予算編成で見せた沖縄への大盤振る舞いの効果は埋め立て申請まで及ぶ保証はなく、野田政権が辺野古移設に必要な「埋め立て申請」に向けた展望を描けているわけではない。地元の理解を得るために、政権は沖縄の負担軽減をさらに進めることなどを検討しているが、具体策は見えていない。野田首相や藤村修官房長官が沖縄訪問をして理解を求める案もあるが、負担軽減策などで新たな提案ができない状況では、「訪問しても意味がない」(首相周辺)のが実情だ。【朝日弘行、ワシントン古本陽荘】

 ◇「展望ないのに」 沖縄募る不信
 「政府は本当に埋め立て申請まで踏み切るのか。知事が申請を承認する状況ではなく、行き詰まるのは明らか。政府の真意が読めない」。展望がないまま移設の手続きを粛々と進める政府の構えに、沖縄県幹部は困惑する。

 アセス評価書への知事意見が、環境影響への技術的な意見なのに対し、公有水面埋立法に基づく海の埋め立ての許認可権は「知事の政治判断」(県幹部)で結論が下される。

 法の手続き上、仲井真知事は地元名護市の意見も参考に判断するが、稲嶺進市長は明確に移設を拒否している。名護の意向を無視した政治判断は事実上ありえないのが現実だ。来年6月には県議選が予定され、選挙戦を通じて県外移設要求が全県的に盛り上がるのも確実だ。

 しかし、政府はアメとムチをふるうかのように、12年度予算案でほぼ知事の要望通りに沖縄振興予算を決定。政府は、かつて条件付きで名護市辺野古への移設を容認した仲井真知事への働きかけを強めるが、知事周辺によると、知事には前々から「私を説得しても困る。政府が説得すべきは名護」との不満が募っている。

 政府の動きは、沖縄側にとって「辺野古移設は事実上不可能。知事に埋め立てを拒否させ、沖縄のせいにして幕引きをはかるつもりか」(玉城義和県議会副議長)とも映る。

 不信感が高まる中、政府の今後の出方に関心が集まる。

 埋め立て申請で県の審査期間は通常半年から1年間だが、特に法で定められているわけではなく、必要に応じて期間はある程度、延ばせる。政府の埋め立て申請が12年末か13年当初ならば、県の審査期間の終了は、14年1月に予定される次期名護市長選と重なり合う。

 知事周辺では次のような声も出だした。「政府のスケジュールによっては、もう一度名護の民意をふまえた上で判断できる」【井本義親】

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 ◇普天間移設問題を巡る主な動き
95年 9月 米兵による沖縄少女暴行事件が発生

96年 4月 日米が米軍普天間飛行場の全面返還合意

02年 7月 政府と沖縄県などが辺野古沖への普天間代替施設建設計画を決定

06年 5月 日米が在日米軍再編のロードマップで代替施設滑走路のV字案に合意

09年 9月 「最低でも県外移設」を表明した民主党の鳩山由紀夫代表が首相に就任

10年 5月 普天間問題迷走の末、日米共同声明に辺野古への移設を明記

   11月 仲井真弘多知事が「県外移設」を主張して再選

11年 1月 日米が米軍嘉手納基地の戦闘機訓練をグアムに一部移転する基地負担軽減策に合意

    6月 日米安全保障協議委員会(2プラス2)でV字案を確認

    9月 野田内閣が発足

   10月 一川保夫防衛相が仲井真氏に環境影響評価書の年内提出方針を表明

   11月 野田佳彦首相がオバマ米大統領に評価書の年内提出方針を表明

       在日米軍で働く軍属の公務中の事件・事故を巡る日米地位協定の運用改善に合意

       沖縄防衛局長が評価書提出時期を巡る不適切発言で更迭される

   12月 一川氏が参院で問責決議を受ける

       米上下両院が12会計年度の在沖縄海兵隊グアム移転経費の全額削除で合意

       政府が12年度沖縄振興予算に前年度当初比27.6%増の2937億円を計上

       防衛省が環境影響評価書を沖縄県に発送

毎日新聞 2011年12月27日 東京朝刊

普天間アセス:「許さぬ」怒りの抗議 沖縄県庁に市民ら詰めかけ
辺野古アセス:苦しまぎれに「提出」 反発承知
普天間問題:辺野古アセスを発送 政府、抗議で手渡し断念
沖縄:宜野湾市長が辞意 病気療養中
-----------------------------------------------------(引用ここまで)
関連:
■仲井真知事が評価書提出容認(海鳴りの島から)/12月26日から28日 沖縄県庁前連続行動
http://www.asyura2.com/11/senkyo124/msg/130.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 12 月 25 日 19:58:02: KbIx4LOvH6Ccw
 

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コメント
 
01. 2011年12月27日 09:43:03 : XzaOmna4hU

従米の自民・民主政権によってアメリカから骨までしゃぶられる日本国民。

>就任間もない野田佳彦首相がオバマ米大統領から普天間問題の
>。ヨ進展」を求められたのを受け、11月の日米首脳会談で表明した「対米公約」

http://www.jca.apc.org/~yyoffice/Son%20My/Part2.htm
アメリカは、軍事的には日本を盾にし、「韓国」やオーストラリアなどもひきこんで中国にたいする軍事的威かくと原水爆戦争をたくらむというものである。
アメリカは、日本をはじめとするアジア太平洋地域にあらたな緊張、貧困、戦争の危険をもたらしはじめている。
日本でのTPP阻止・米軍再編反対など、独立・繁栄・平和の斗争はきわめて大きな意義をもっている。

http://esashib.web.infoseek.co.jp/tohokuzisin01.htm
オーストラリアは中国本土からはなれており、直接の攻撃をうけにくい。
ここに海兵隊を配備することで、将来中国との戦争になったときの出撃・兵站(たん)基地の役割をはたさせようとしている。
 オーストラリアは、第二次大戦においても太平洋の日本軍基地を陥落させ、日本本土に攻めいるための出撃・兵站基地となった。
 アメリカはすでに、対中戦争準備のために、グアムに沖縄の米海兵隊司令部機能を移転させ、空軍、海軍も増強して、グアムを統合的な作戦・兵站基地として大増強しつつある。
 こうして日本本土―沖縄―南西諸島―フィリピンなどを米海兵隊や米軍の第一列島線として最前線にし、日本本土―グアム―オーストラリアを第二列島線として中国を包囲し、同時に兵力を分散化することで中国の反撃力に対処し、戦争をやろうとしているのである。

http://www.tamanegiya.com/amerikagyakusatu19.1.16.html
http://kknanking.web.infoseek.co.jp/mondai/gyakusatu.html
「我が軍の将兵は日本軍の捕虜や投降者を射殺することしか念頭にない。日本人を動物以下に取り扱い、それらの行為が大方から大目に見られているのである。われわれは文明のために戦っているのだと主張されている。ところが大平洋における戦争をこの目で見れば見るほど、われわれには文明人を主張せねばならぬ理由がいよいよ無くなるように思う」(七月一三日)

 「安全でかなり贅沢な将校クラブに座しながら、これらの日本軍を『黄色い奴ばら』と表現するアメリカ軍将校の言に耳を傾けねばならないのである。彼らの欲求は日本兵を無慈悲に、惨たらしく皆殺しにすることなのだ。オウィ島に来て以来、敵に対する畏敬の言葉も同情の言葉も聞いた覚えはまったく無い」(七月二一日)


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