策士策に溺れるというか、あまりに戦略眼の無さに驚かされるというか、
そもそも、イランを封じ込めていたイラクのフセイン政権を倒せば、イランの力が相対的に強まるのは子供でもわかる話。
で、その通りになって、心配するイスラエルやサウジ、湾岸諸国の意を受けて、今度はイランにちょっかいを強めてるわけだが、今のアメリカの財政状況や世論では戦争を仕掛けることはあり得ないだろうし、せいぜい、イスラエルに代理爆撃をさせることができるかどうかじゃないか。

ただし、イスラエルに代理爆撃＆攻撃させたら、イランの現政権はもちろん、崩壊寸前だったシリアのアサド政権も息を吹き返して、当然、ヒズボラやハマスが活発にイスラエルに攻撃を仕掛けるわけで、そうなると、今度はそれに過剰な報復をしたイスラエルに対してイランとシリア、それにイラクが合同で戦争を始めることになるわな。もちろん、新生エジプトも対イスラエルとなると俄然、張り切ることになるだろうから、たちまち、中東大戦争に発展する可能性が大きいぜ。

そんなこといくらお馬鹿のアメリカでも読めないはずはないだろう。
だから、イスラエルへのリップサービスと思うが。

　代理EMIN（恐らくEconomic Minister Counselorの略　経済担当公使）は外務省、軍縮不拡散・科学部の中島明彦氏に1月4日、外交政策に関するメッセージを渡した。

　そして、カザフスタン政府とのアスタナでの議論についての詳細には立ち入らずEMINは12月30日付のカザフスタン政府による公式表明のコピーを彼に渡すことにより、この問題についてのカザフスタン側の断固とした否定について知らせた。

　中島氏はこの情報について感謝の念を表して、外務省はこの取引について調査をするとのことで、経済産業省にも相談してみると言った。

　さらに彼はアメリカ政府がこの問題について、取引の状態や出荷予定日などのさらに詳しい情報を提供できないかと聞いてきた。

　中島氏によると、日本政府はイランの天然ウランがもうすぐに底をつくというのを知っていて、イランが他の入手元を探すものと考えていた。今後、この種の取引について警戒し続ける必要性があると彼は提案した。

　だが、一旦日本の企業がこの問題に関与している可能性について気が付くと、安全保障貿易国際室長の高畠昌明氏は速やかに調査を開始すると言った。　
　
　彼が言うには彼の部署はこの問題に関連しているこれらの企業については余り詳しく知らないとのことで、そのため経済産業省の原子力部門と協力してこの問題に取り組むとし、恐らくこの部門はすでに今回必要とされている情報を持っているであろうとのこと。

原文：http://www.xs4all.nl/~aebr/wl/aftenposten/10TOKYO11.html
Posted by WWJ翻訳人 at 0:15
Labels: イラン, ウィキリークス原文翻訳, 日本, 核、放射性物質流失危機 0 comments:

ウィキリークス2011年2月22日

http://www.afpbb.com/article/politics/2848046/8239984?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics

【12月31日 AFP】米政府は29日、サウジアラビアにF15SA戦闘機84機を含む294億ドル（約2兆2600億円）相当の武器を売却すると発表した。湾岸地域に「強いメッセージ」を送るものだとしている。

戦費はもちろん日本持ちでｗ

これはまともな考えと思われるのはロシアとの交渉という見解だけ。３１１後即座にプーチン首相は日本への天然ガス供給用意する意思があると声明出したけど、日本側は未だに未回答で、これはロシアとパイプがないからだと。
パイプなら外務省のロシアンスクールがいると思うけど。政治家には鈴木宗雄だそうだが。
佐藤優という人物は確かに頭の切れる人なのかも知れないけど、結局欧米の論理（根底のキリスト教）でそれに日本も乗っかれ的なのが露骨に見える。