イランがアルカイダ支援か　米紙報道、懐疑論も
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201202040078.html

　【ワシントン共同】３日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは米政府当局者の話として、イランが最近、国内で軟禁状態に置いていた国際テロ組織アルカイダの幹部５人に行動の自由を与え、金銭や車などの支援を提供したと報じた。

　５人がイランを出国したかは不明。事実であれば米国にとって挑発的な内容だが、米国が入手できるイラン国内の機密情報には限りがあるとして、懐疑的な見方もある。

　同紙によると、５人は２００３年にイラン国内で身柄を拘束されて軟禁されたが、外部との通信などは認められていた。

　米政府当局者は同紙に対し、イラン指導部がアルカイダ幹部らに一定の支援を提供したとしても、同国内を拠点にして米国に対するテロを計画することは許さないだろうと指摘した。

　イスラム教シーア派を国教とするイランと、スンニ派のアルカイダは基本的に敵対関係にあるが、01年の米軍によるアフガニスタン攻撃時、一部のメンバーがイランに逃走したとされる。
　

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