北朝鮮軽水炉「ほぼ完成」 米大分析、来年前半にも本格稼働

　【ワシントン＝共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は１日、北朝鮮が発電目的として寧辺に建設中の同国初の軽水炉がほぼ完成したと発表した。ウラン燃料棒を保有していれば数カ月内に試験運転が始まり、来年前半にもフル稼働する可能性があるとしている。

　同サイトは、北朝鮮に軽水炉運用の実績がないことから、実際に稼働すれば炉心溶融（メルトダウン）のような重大事故を起こしかねないと懸念。使用済み燃料に含まれるプルトニウムが核兵器の原料に転用される恐れも指摘した。

　衛星写真を分析した結果、軽水炉建屋の外部にあった大型クレーンが撤去され、圧力容器などが既に内部に設置されたとみられるほか、近くの川から冷却用の水を引く配管の埋設作業も完了。現在は仕上げ段階にあり、今後、燃料棒の装填や冷却水の注入が予想されると分析している。

　一方で、北朝鮮は2010年にウラン濃縮施設を米物理学者に公開したものの、低濃縮ウランを使った燃料棒などを閉じ込める圧力容器の製造には高い技術が必要だと指摘した。

［日経新聞５月２日夕刊Ｐ．２］

コメント
01. あっしら 2013年5月03日 00:28:03 : Mo7ApAlflbQ6s : wVAzvodcIM 韓国国防省、原子炉の種類「確認の必要」 　【ソウル＝小倉健太郎】韓国国防省の報道官は２日の記者会見で、北朝鮮の原子炉が完成しつつあるという米ジョンズ・ホプキンズ大の分析について「事実なら極めて憂慮される」と語った。建設中の原子炉について「軽水炉なのかほかの種類の原子炉なのか確認する必要がある」とも述べた。報道官の発言は、北朝鮮が建設中の原子炉が軽水炉に比べプルトニウムを抽出しやすい黒鉛減速炉などの可能性があるとの認識を示したものだ。 　北朝鮮は４月２日に寧辺の黒鉛減速炉を再稼働させると宣言したが、この原子炉は1980年代に本格稼働したもので老朽化しているとの見方も多い。今回、新たに建設したとすれば核兵器開発につながる懸念が高まる。 ［日経新聞５月２日夕刊Ｐ．２］
02. 2013年5月03日 09:26:12 : 1Sh5S83dtg 米国がジリジリと北朝鮮のペースに嵌められていっている感がある。日本でも改憲の動きが見えているがこれは北朝鮮が弾道ミサイルを連射したり更なる核実験を行ったりすればより加速化する可能性がある。これを止めるにはカーター訪朝など特使の派遣や何らかの譲歩を北朝鮮に対してするということが必要になるのではないだろうか？
03. プレジデント 2013年5月03日 09:31:21 : ahcrAaVSsuGV6 : tUe81RJVRM さっさと、朝鮮人に対して先制攻撃を加えて、北朝鮮を破壊し、真の民主主義体制を構築しべきだ。いつまでも好き勝手にさせていては、北東アジアの安定を失う要因になる。

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