【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が「都市美化法」を制定し、環境美化事業を本格的に推進していることが１５日までに確認された。

　聯合ニュースが入手した北朝鮮の内閣機関紙「民主朝鮮」は９日に「法規解説」というコーナーを設けて同法を紹介した。同法が北朝鮮メディアで取り上げられるのは初めて。

　韓国政府が昨年１０月に発刊した「北朝鮮法令集」には同法は含まれていないため、ここ数カ月の間に制定されたとみられる。ただ韓国政府当局者は「（法制定は）まだ確認されていない」と話している。

　民主朝鮮によると、法律は５章４２条からなる。法の目的については、都市の区画整理や建物や施設の美化、都市清掃事業などを通じた文科衛生的生活環境の醸成などを挙げ、国や各種機関、企業所、住民の都市美化事業参を規定している。

　また民主朝鮮は都市美化事業について、個人や団体が行うものではなく国家レベルで推進されていると強調している。

　北朝鮮の環境美化事業については、朝鮮労働党機関紙の労働新聞も今月３日に「都市の様子を一新するために持続的に力を入れなければならない」とした上で、建物外装や壁の修理など具体的な課題に言及している。

　金正恩（キム・ジョンウン）第１書記も今月５日に国の芝生研究所を訪問。生活環境を文化・衛生的に向上させ国土を守ることが重要だとの認識を示した上で、芝生整備の重要性を強調している。

　慶南大学極東問題研究所の林乙出（イム・ウルチュル）教授は「北朝鮮が平壌をはじめ地方にまで都市美化事業を拡大していることは、金正恩政権のスローガンである『社会主義文明国』に沿った方針と見るべき」と話している。

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の開城一帯にある高麗時代の遺跡が世界遺産に登録された。

　カンボジアの首都プノンペンで開催中の国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界遺産委員会は２３日、開城の歴史遺跡地区を世界文化遺産に登録することを決定した。北朝鮮の世界遺産は２００４年登録の高句麗古墳群以来、２回目。

　開城の歴史遺跡地区には、開城城壁５カ区域、高麗王宮の宮殿の基壇跡である満月台、開城の南大門などを含む。

　北朝鮮は同地区について２００７年に世界遺産登録を申請したが、翌２００８年に保留判定を受けた。昨年に再び申請し、今回登録に至った。　　

　世界遺産の登録可否を勧告するユネスコの諮問機関の国際記念物遺跡会議（イコモス）は事前調査報告書で、開城歴史地区は高麗王朝の支配地域を代表する遺産で構成されていると説明。遺産は統一された高麗王朝が思想的に仏教から儒教に移行する時期の政治的、文化的、思想的、精神的な価値を含み、これは都市の風水的立地、宮廷と古墳群、城壁と大門で構成された都市の防御システム、そして教育機関を通じてうかがい知れると評価していた。

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速報：北朝鮮の開城歴史地区　世界遺産に登録 2013/06/23 14:22

速報：北朝鮮の開城歴史地区　世界遺産に登録

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