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中韓関係のアップグレード版をいかに築くか:「経済上は中国に頼り、安保上は米国に頼る」という二股状態は不要になると
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/344.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 6 月 28 日 04:08:04: Mo7ApAlflbQ6s
 


中韓関係のアップグレード版をいかに築くか

 韓国初の女性大統領、朴槿恵大統領が27日から30日まで中国を公式訪問する。韓国の金奎顕外務第1次官によると、これは歴史的訪問であり、画期的意義がある。(文:王義◆・中国人民大学国際関係学院教授。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 この歴史的訪問をいかに理解するか?

 昨年われわれは中韓国交樹立20周年を祝った。今年から中韓関係の新たな20年が始まる。過去わずか20年間の中韓関係の発展の速さは外交史上まれに見るものでもある。今日、中韓関係は空前の深みと幅に達している。国交樹立後の20年間で貿易額は41倍に増加し、再来年には3000億ドルを突破する見込みだ。韓国にとって中国は最大の貿易パートナー、最大の輸出相手国、最大の輸入相手国であり、中国にとって韓国は第3の貿易パートナーだ。韓国にとって中国は最大の海外投資対象国であり、中国にとって韓国は第3の外資直接投資源国だ。2011年に両国間の人的往来は延べ600万人を超えた。韓国は中国への入国者数が最も多い国だ。中韓関係の潜在力を掘り起こし、歴史的飛躍を実現することが、朴大統領訪中の重要な目標だ。

 画期的意義をいかに理解するか?

 朴大統領は就任以来「朝鮮半島信頼プロセス」と「北東アジア平和協力構想(ソウルプロセス)」という2大戦略構想を打ち出し、関係各方面から積極的な評価を得ている。韓国は米国とも中国とも友好的関係にある北東アジア唯一の国となった。訪米と訪中を通じて、朴槿恵大統領はオバマ大統領、習近平国家主席とそれぞれ良好な関係を築く。

 中韓関係の最大の障害は二国間関係そのものではなく、朝鮮と米国という2大外部要因にある。これは中韓関係にとって最も遺憾なことだと言わざるを得ない。このため中韓関係が二国間の範疇を超え、朝鮮半島の核問題を乗り越え、米韓同盟を超越すれば、必ずや画期的意義がある。

 これには中韓関係の新たな位置づけが必要だ。中米は現在、新型の大国間関係の構築に尽力している。これは韓国にとって戦略的立場の改善に極めて有利であり、「経済上は中国に頼り、安保上は米国に頼る」という二股状態を続ける必要がなくなる。韓国は中米の新型大国間関係にプラスのエネルギーをもたらすことが完全にできる。朴大統領は4月に米議会で行なった演説で「将来のアジア新秩序は、域内諸国間で経済的相互依存が次第に強まる一方で、政治・安保面の協力は後退しているという『アジアパラドックス』をどう管理するかにかかっている」と指摘した。米国のアジア太平洋回帰がもたらした正常でない状態を乗り越えれば、韓国は典型的な中進国の強国、中国は典型的な新興国の大国であり、両国は特殊な新型の大国間関係を築き、G20や東アジアの協力枠組みで戦略的協力を展開し、新興国と中進国により有利な方向への国際秩序の発展を促すことが完全にできる。

 これには中韓関係のアップグレード版を築く必要がある。中韓は1992年8月24日に国交を樹立した。両国関係は急速に発展し、1998年に21世紀志向の中韓協力パートナーシップの構築、2003年に包括的協力パートナーシップの構築、2008年5月に戦略的協力パートナーシップの構築という、関係の三段跳びを実現した。

 中韓自由貿易協定(FTA)の一日も早い締結は中韓関係のアップグレードと発展に希望をもたらす。すでにフィージビリティスタディが長く行なわれており、協定締結の条件はほぼ熟している。どの水準のFTAを締結するかで双方間にまだ溝があることが問題だ。中韓が北東アジアで他国に先駆けてFTAを締結すれば、地域にデモンストレーション効果を生じ、中日韓FTAの一日も早い締結が促される。

 世界志向、未来志向の中韓関係。これが朴大統領の訪中によって中韓協力の新時代が切り開かれることへのわれわれの真摯な期待だ。われわれは中韓関係が一日も早く経済と安保の両輪駆動を実現し、域外要因や突発的事態による妨害を乗り越え、自らの論理に立ち返り、北東アジア、アジア太平洋、さらには世界にプラスのエネルギーを提供することを希望する。

 中韓両国による21世紀志向の包括的・戦略的協力パートナーシップの構築は、中韓両国民にとって幸せであるだけでなく、朝鮮半島の平和を守り、築くうえでどうしても必要であり、時代の発展の大きな趨勢でもある。(編集NA)

 ◆は木へんに危

 「人民網日本語版」2013年6月27日


http://j.people.com.cn/94474/8301831.html

 

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コメント
 
01. 2013年6月28日 11:54:33 : UGm1on8rA6
韓国を通じて日米の産業・軍事技術がどれだけ中国に流出したことか。
その心配が無くなるなら、結構なことだ。

02. 2013年6月29日 19:37:16 : ky7HVDYw1w
韓中首脳会談:日本メディア、韓中の蜜月を警戒

読売「中国、韓国と蜜月演出し日本をけん制」
毎日「日本政府、孤立懸念」
日本の各メディア、敏感に反応

 日本の各メディアは韓国と中国が首脳会談の共同声明に「歴史問題」を盛り込んだことについて「日本外し、中韓蜜月」と伝えるなど敏感に反応した。


 読売新聞は28日付3面の解説記事で「『歴史問題で域内国家の対立と不信が深まっている』…中韓首脳会談後に発表された共同声明は、日本との摩擦を念頭にしたとみられる文言が盛り込まれた」「中国は、今回の首脳会談を『中韓の蜜月』を演出し、日本をけん制する絶好の機会と捉えたのは間違いない」と報じた。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が前例を破り「韓日」よりも「韓中」首脳会談を優先させたことについて「安倍政権に不信感を表明したとの見方もある」としている。産経新聞も同日「日本政府筋は『朴政権が日米韓の枠組みを脱し、米中韓の枠組みを選択したことを意味する』との見方を示す」と伝えた。


 毎日新聞も同日付で「中韓の接近に日本政府内では『孤立化』懸念も出ている」と報じている。


 しかし、韓国が中国の要求を一部拒否し、日本に配慮したという見方もある。読売新聞は中国が日本との間で問題となっている尖閣諸島(中国名:釣魚島)と独島(日本名:竹島)問題を結びつける意図で「領土問題を議題に盛り込むよう主張した」と報じたが、その一方で「韓国側は(事前折衝で)『第三国の話題はふさわしくない』と難色を示し、逆に日中韓首脳会談の開催に『努力する』との文言を盛り込むよう提案した」と書いている。


東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/29/2013062900541.html


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