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「2005年11月の韓米首脳会談は過去最悪だった」
韓米の歴代大使が同盟60年を回顧
記事入力 : 2013/10/18 10:16
アレキサンダー・バーシュボウ元駐韓米国大使は17日「慶州で2005年11月に開かれた盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領とジョージ・W・ブッシュ大統領（いずれも当時）の首脳会談は、過去最悪の首脳会談だった」と語った。
バーシュボウ元大使（在任期間：05−08年）は17日、ソウルのロッテホテルで開かれた「韓米大使との対話」（韓国国際交流財団、戦略国際問題研究所〈CSIS〉、駐韓米国大使館主催）に出席し「韓国は当時、米国がなぜ北朝鮮の違法行為に敏感に反応するのか理解できていなかった」などと述べた。これは05年9月、米国がマカオのバンコ・デルタ・アジア（BDA）に制裁を加えて北朝鮮の違法資金凍結措置を取ったのに対し、当時の盧武鉉大統領が反対したことを指している。またバーシュボウ元大使は、08年に米国産牛肉をめぐり韓国でデモが起こったことについても「盧・元大統領は（韓米FTAの）最後の瞬間、次の大統領に（問題を）押し付けた。（韓米が）あらかじめ準備していたら、ろうそくデモはあんなに大きくはならなかっただろう」と語った。
韓米同盟60周年を記念して開かれた17日の行事には、韓国から元駐米韓国大使の玄鴻柱（ヒョン・ホンジュ）、韓昇洲（ハン・スンス）、李洪九（イ・ホング）、ホン・ソクヒョン、崔英鎮（チェ・ヨンジン）の各氏、米国からは元駐韓米国大使のドナルド・グレッグ、スティーブン・ボスワース、トーマス・ハーバード、クリストファー・ヒル、アレキサンダー・バーシュボウ、キャサリン・スティーブンスの各氏が出席した。現職のソン・キム駐韓米国大使も、午前中に開かれた非公開の討論に参加した。
グレッグ元大使（1989−93年）は、最も印象深かった韓国の大統領として、朴正煕（パク・チョンヒ）、盧泰愚（ノ・テウ）、金大中（キム・デジュン）元大統領を挙げた。グレッグ元大使は「特に、韓半島（朝鮮半島）から戦術核兵器を撤去させた盧泰愚元大統領は、今よりはるかに高い評価を受けるべき」と語った。ハーバード元大使（2001−04年）は「率直に言って、（在任中の韓米間の）雰囲気は良くなかった」と語った。ハーバード元大使は、女子中学生が米軍の装甲車にひかれて死亡した事件と、ジョージ・W・ブッシュ大統領（当時）が北朝鮮を名指しして「悪の枢軸」と批判したことを「最も大変だった瞬間」に挙げた。
韓昇洲・元駐米韓国大使は「盧武鉉・元大統領は、イラク派兵や韓米自由貿易協定（FTA）など、韓米関係発展のために、保守寄りの大統領ではできないことを多数行った。ワシントンでは、盧・元大統領について『よき言葉よりもよき行いの方が勝る』と評価されることもあった」と語った。
中国や日本についても話題に上った。崔英鎮・元大使は「日本は過去を自ら整理することができず、（韓米日）3カ国協力に負担をかけている」と語った。バーシュボウ元大使は、日本の集団的自衛権行使を米国が支持していることについて「韓国と日本は国際平和維持などに貢献しようとしているのだから、一部の問題にデリケートに反応せずに協力すべき。中国の問題については共同で対応すべき」と語った。しかし崔・元大使は「中国を直接狙った政策に韓国が参加するのは難しい、という点を理解すべき」と語った。
パク・スチャン記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/18/2013101801300.html
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