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脱北者装ったソウル市職員の「スパイ事件」、食い違う主張:脱北者でも中国国籍:中国当局提出の出入国記録が証拠の焦点
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/754.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 2 月 17 日 18:59:58: Mo7ApAlflbQ6s
 


脱北者装ったソウル市職員の「スパイ事件」、食い違う主張

 脱北者を装ったソウル市職員による「スパイ事件」の裁判は、在韓中国大使館が「検察の証拠資料は偽造だ」との回答書を提出したことで、混迷の度を深めている。

 検察は昨年2月、韓国にいる脱北者約200人の個人情報を北朝鮮に漏らしたとして、ソウル市職員、ユ・ウソン被告(34)を逮捕、起訴した。ユ被告は北朝鮮生まれで、中国国籍を持つ華僑だった。一審はユ被告が国籍を隠して脱北者を装い、約2500万ウォン(約239万円)の定着支援金を受け取り、韓国旅券を取得した部分に限って有罪とし、スパイ容疑などについては無罪と判断した。検察はユ被告の妹の証言を根拠にスパイ容疑を適用したが、妹は法廷で証言を覆した。

 二審ではユ被告の北朝鮮での出生記録が争点となった。検察はユ被告の妹の証言に代わる証拠資料として、中国・和竜市公安局から取得したユ被告の出入国記録を提出した。ユ被告が2006年5−6月に北朝鮮に2回渡り、その際に北朝鮮の国家安全保衛部に取り込まれ、工作員教育を受けたというのが検察の捜査結果だった。検察はまた、当時北朝鮮でユ被告を目撃したという別の脱北者の証言も確保した。

 一方、ユ被告は検察が指摘した2回の出入国記録について、1回は母が死去したために北朝鮮に入ったものだが、もう1回は北朝鮮には行っていないと主張した。その上で、ユ被告は自身で取得した中国当局の出入国記録を法廷に提出し、検察側の証拠資料は偽造されたものだと主張した。ユ被告が提出した記録は、工作員教育を受けたとされる時期にユ被告が北朝鮮には入国していないことを示すもので、それが正しければ検察の公訴事実が根底から揺らぐことになる。

宋元亨(ソン・ウォンヒョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/17/2014021701366.html


 

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