【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は１４日、安倍晋三首相が集団的自衛権行使容認のための憲法解釈の変更が閣議決定により行われると主張していることを受け、「独断と専横」と批判した。

　同通信は同日、「再侵入の刃を研ぐ侍の末裔」という論評で、安倍首相が先月行った国会での答弁を問題にし、「日本の執権者が憲法に挑戦し、自分勝手に独断と専横を行っている」と指摘した。　

　しかし論評は安倍首相の名前と職責に代わり、「日本の執権者」とのみ記し、非難の程度を多少和らげた。これまで北朝鮮メディアは安倍首相に肩書を付けず、名前だけで呼んで強く非難してきた。

　このような変化は日本と北朝鮮の対話が再開したことが背景にあるとの見方が出ている。　

　日朝は３日、中国で１年７カ月ぶりに赤十字会談を行い、北朝鮮内の日本人の遺骨問題などについて協議。１９、２０日両日にも会談を開催する。　

yugiri@yna.co.kr

◐http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2014/03/14/0300000000AJP20140314002500882.HTML
◐http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/14/2014031403369.html

【ソウル聯合ニュース】韓国軍の消息筋は１６日、北朝鮮が同日午後６時２０分から約１０分間、東海沖に向けて短距離ロケット１０発を発射したと明らかにした。

　ロケットは約７０キロ飛行したという。

・http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2014/03/16/0900000000AJP20140316001100882.HTML
・http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/16/2014031602268.html

【ソウル聯合ニュース】韓国軍の合同参謀本部は１６日、北朝鮮が同日夜に東海に向けて短距離ロケット砲計１８発を発射したと明らかにした。ロケット砲は約７０キロ飛行したという。

　午後６時２０分から約１０分間に１０発、午後８時３分から約５分間に残り８発を発射。北朝鮮東部の元山付近から発射したロケット砲は公海上に落下したとされる。

　韓国軍は追加発射に備え、対北朝鮮監視態勢を強化している。北朝鮮は今回もロケット砲の着弾地点付近に航行禁止区域の設定など航行警報を出していないという。合同参謀本部は北朝鮮に対し、「軍事的な緊張を高める挑発行為を直ちに中止するよう求める」と強調した。

　韓国軍は発射体の射程距離などから、地対地ロケット砲「フロッグ」である可能性が高いとみている。軍当局は北朝鮮が韓米合同の野外機動訓練「フォールイーグル」をけん制するとともに、冬季訓練の一環として短距離ロケット砲を発射したと分析している。

　北朝鮮は１９６０年代から旧ソ連製のフロッグを導入している。北朝鮮は１９６３年に弾道ミサイル開発のため当時のソ連に支援を要請したが、ソ連は北朝鮮の要請を拒否し１９６９年にフロッグを提供したとされる。

　北朝鮮は先月末から短距離弾道ミサイルやロケット砲を東海に向け相次いで発射している。北朝鮮の発射は３００ミリの新型ロケット砲を打ったとみられる今月４日以来。

◐http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2014/03/16/0300000000AJP20140316001300882.HTML
◐http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/16/2014031602419.html

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の金�aソク（キム・ミンソク）報道官は１７日の定例会見で、北朝鮮が前夜に東部の元山付近から東海に向けて短距離ロケット砲２５発を発射したことについて、「追加発射の可能性があり、それら地域を監視している」と明らかにした。
・http://img.yonhapnews.co.kr/basic/article/jp/20140317/20140317133231_bodyfile.jpg
２００９年１月に北朝鮮が公開した砲射撃訓練の模様＝（聯合ニュース）
　金報道官は「北朝鮮は航行警報も出さず、海上に（ロケット砲を）発射した」とした上で、「軍事的な緊張と周辺国に不安を与える行為はやめるべきだ」と強調した。また、「思ったより大量のロケット砲を発射した。意図を分析しているが、武力示威のための挑発行為」と批判した。

　金報道官によると、北朝鮮は１９６０年代から地対地ロケット砲「フロッグ」を保有している。韓国軍はロケット砲の軌跡などから、今回発射したのはフロッグと判断している。韓国軍は発射前からさまざまな動きがあったことを把握していたという。

　フロッグに関しては、「６０〜７０年代には相当破壊力のある武器だった」と説明。「４０年以上前の武器ということもあり大量に発射したようだが、意図については分析中」とした。

　４回目の核実験の可能性については、「北朝鮮はいつでも核実験を行える態勢を整えている」としながらも、「核実験のためには追加措置が必要だが、そのような動きは現時点では見られない」と述べた。　

kimchiboxs@yna.co.kr

・http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2014/03/17/0300000000AJP20140317001500882.HTML
・http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/03/17/2014031701675.html