【ソウル時事】韓国国防省は11日、相次いで見つかった小型無人航空機について中間調査結果を発表し、「北朝鮮の仕業と確実視される状況証拠が多数見つかった」との見解を明らかにした。

　ただ、北朝鮮からの飛来を示す明確な証拠は発見できていない。今後、内外の専門家を含む科学調査チームを設置。飛行データを解析するなどして、発進地点を含む具体的な証拠発見に全力を挙げる。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140411-00000096-jij-kr

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙太庸（チョ・テヨン）第１次官は１１日、北韓大学院大で開かれた北朝鮮研究学会で講演し、「隣国である日本と協力しなければならない部分は協力する姿勢を見せるべきだ」とした上で、北朝鮮問題について日本と戦略的な協力は続ける考えを示した。

　また日本の学者らが「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」を発表したことに触れ、「一部の政治指導者の認識とは違う姿を見ることができる。我々も日本の国民全体に対し、背を向ける愚かな行為をしてはならない」と強調した。　

　一方、慰安婦問題に関しては、日本政府が最も普遍的な人権問題に対し誠意ある姿を見せるべきだとした上で、誠実に会談に応じ、実質的な成果を出すべきだと主張した。

yugiri@yna.co.kr

◐http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2014/04/11/0400000000AJP20140411003000882.HTML

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会は１４日、韓国政府が北朝鮮に対する誹謗（ひぼう）中傷で南北関係を破局に追い込んでいると非難した。韓国で相次ぎ発見された小型無人機に関しても、北朝鮮に対する謀略と誹謗中傷の事例とした。

　祖国平和統一委の書記局は互いに誹謗中傷を中止するとした南北合意を破った主犯が誰なのかを内外に正確に示すためだとして、朝鮮中央通信を通じ「真相公開状」を発表した。韓国が金正恩（キム・ジョンウン）第１書記の新年の辞や国防委員会の重大提案、北朝鮮の自衛的な核とミサイル、経済と核開発の並進路線をけなし、人権問題を取り上げ、北朝鮮に向けたビラの散布に必死になっていると指摘した。また、「体制統一」への邪心をあらわしたとしながら、「朴槿恵（パク・クネ）こそ誹謗中傷の頭であり主犯」と朴大統領を名指しで非難した。

　特に小型無人機について、「全く関係のない無人機事件まででっち上げ、反共和国（北朝鮮）の謀略宣伝と誹謗中傷に一層狂奔している」と主張した。

　韓国国防部が１１日に発表した無人機の中間調査結果に対し、「決定的な根拠がなかったことを認めながらも、とにかく『北の仕業と推定される』と言いながらわれわれと関連付け、第２の天安号（韓国海軍哨戒艦沈没事件）を捏造（ねつぞう）する邪心を示した」と重ねて非難した。

　祖国平和統一委は韓国による「最高尊厳」の冒涜（ぼうとく）に対しても、「妄言の代価を支払うことになる」と警告。「卑劣な誹謗中傷を絶対に容認せず、断固として対処していく」と強調した。韓国が誹謗合戦の責任を北に押し付けるのを「詭弁（きべん）」と見なした。

mgk1202@yna.co.kr

・http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2014/04/14/0300000000AJP20140414001100882.HTML
・http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/14/2014041401591.html

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会は１４日に発表した「真相公開状」で、韓国で発見された無人機が北朝鮮とは関係ないとする立場を正式に明らかにした。

　無人機は先月２４日から今月６日にかけて、東部の江原道三陟市、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線（ＮＬＬ）に近い白ニョン島、ソウル郊外の軍事境界線に近い京畿道坡州市で計３機が見つかった。
◓http://img.yonhapnews.co.kr/basic/article/jp/20140414/20140414141000_bodyfile.jpg
北朝鮮の無人機＝（聯合ニュース）
　北朝鮮はこれまで発見された無人機について「謀略騒動」や「正体不明の無人機」という表現を使いながら、事件を全面的に否定しないあいまいな態度を示してきた。

　韓国政府は、北朝鮮が韓国側の調査の行方を注視しながら今回の事件が北朝鮮によるものであることを立証する決定的証拠が発表されなかったため、北朝鮮とは関係がないことを正式に発表したようだとの見解を示した。

　政府当局者は１４日、北朝鮮の反応は予想の範囲内だとした上で、「韓国側の中間調査結果が出たのをきっかけに態度を変えたようだ」と話した。

　北朝鮮は公的機関を通じ今回の事件を否定したため今後、いかなる追加調査結果が発表されても今回の事件を自分たちによるものだと認めることはないと予想される。

　そのため、２０１０年の韓国海軍哨戒艦沈没事件のように、今後南北が真相をめぐり攻防を繰り広げる可能性が高い。

　専門家は無人機の飛来は明白な停戦協定および国際法違反であるという点から、北朝鮮が今回の事件を起こしたことが事実だとしてもその責任を認めることはないと分析した。

　韓国・東国大朝鮮学科の高有煥（コ・ユファン）教授は「北は日朝平壌宣言で拉致を認めたものの、思うように目的を達成できなかった痛い経験がある」と指摘。後日、北朝鮮の仕業であることが確認されても「韓国側の自作自演だ」と主張するしかないだろうと説明した。

　韓国軍当局は１４日、北朝鮮が今回の無人機事件を否定したことについて反発し、挑発行為の中断を求めた。

　一方、北朝鮮が今回の事件について責任を認めないことによって、韓国社会内部で事件をめぐる対立が深まる恐れがある。

　韓国軍による無人機中間捜査結果発表について、最大野党・新政治民主連合の鄭清来（チョン・チョンレ）国会議員が１１日に無人機が北朝鮮から飛来した可能性を否定する発言を行ったことをめぐり、政界では既に論戦が繰り広げられている。

sjp@yna.co.kr

◓http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2014/04/14/0300000000AJP20140414001500882.HTML
◓http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/14/2014041402289.html

【平壌４月１４日発朝鮮中央通信】１４日、共和国国防委員会検閲団は南朝鮮当局が騒ぎ立てている無人機事件の「北の所業」説が徹頭徹尾、「天安」号事件のコピーだとらく印を押し、今まで明らかになった事件の真相を公開した。
真相公開状によると、最近、南朝鮮の随所で墜落した無人機が発見されたという。
南朝鮮軍当局は４月２日、無人機が北が飛ばしたものだと結論した１次「調査結果」というものを急いで発表したのに続き、１１日にまた、無人機事件の「北の所業」説を固執する「中間調査結果」を発表した。
南朝鮮当局は、無人機から出た撮影写真が「北の所業」を立証する最も有力な証拠だとした。
南側の論理に従えば、北から南に、南から北に行き来する飛行体はすべて「北のもの」になり、それがいかなる物体であれ、南側地域を撮影した写真が出ればすべて「北のもの」になるということである。
それなら、軍事境界線北側地域で南と北に行き来する飛行体はすべて南朝鮮のものであり、北側地域を撮影した写真が出ればその飛行体やはり、南朝鮮のものだという帰結が与えられるではないか。
「中央合同調査団」は、無人機が「北のもの」という最も有力な証拠の一つとして、エンジン蓄電池に表記されている朝鮮の文字を持ち出した。
現在、無人機のエンジン蓄電池の表面には「起用日２０１３．６．２５」「使用中止日２０１４.６．２５」と書かれた商標が付いているという。
これが、北で一般に使っている製品表記法であり、自分らが使っている「日にち」の朝鮮語表記が「北朝鮮式表記」だと主張した。
われわれは、いかなる場合にも、製品に「起用」という表現を使わない。わが国の朝鮮語大辞典にはあらかじめ「起用」という単語の解釈さえない。
今回の「調査結果」では、蓄電池の裏面に中国語と日本語表記があるということと、無人機の飛行姿勢を維持する装置が日本のフタバの製品という資料も発表された。
もし、朝鮮語表記があるため無人機が「北のもの」になるという論理なら、中国語と日本語の表記、日本産装置があるのは何と主張できるのか。
今回の無人機の「北の所業」説を立証するための一つの証拠として、指紋が取り上げられた。
無人機から発見されたという指紋が、南朝鮮の人のものでないとして無鉄砲に北朝鮮の人のものになるという主張を気が確かな人がしたならば、果たして誰が信じることができるだろうかということである。
南朝鮮の国防部スポークスマンは初期、「国防予算で３０兆ウォン以上を使っても、北の無人機がどこから発進したのか離陸地点を把握するのは容易くないだろう」と発表したことがある。
しかし、数日後には同じ口から無人機の離陸地点が確認されたとして黄海南道温泉飛行場だと名指した。
わが国の温泉飛行場は、平安南道にあるが黄海南道にはない。
国防部スポークスマンは数日後、前回の間違って発表した地名を正確に明かすとして、今回は無人機の離陸地点が黄海南道甕津付近のある飛行場だと言った。
われわれは、甕津付近に飛行場があるということを聞いたことがない。
南朝鮮当局は、無人機が「北のもの」だと立証する証拠として胴体の色が空色であるからだと言った。
南朝鮮当局の主張通りなら、空色や白色はすべて「北朝鮮の色」だということだが、これに共感する人がこの世にいるのか分からない。
「周辺国から発進するには短い距離で、そうだとして南韓内でしたことではないため、北がしたことだと考えるしかない」、これは「中間調査結果」の発表で無人機の航続距離を「北の所業」に判断したものである。
それなら、航続距離が短いこの世のすべての飛行体はそれなりに、航続距離が長い飛行体はまたそれなりに、すべて「北の飛行体」だと言うのか。
南朝鮮の国防部は３月３１日、空軍指揮機Ｅ８の電波探知器が北から白翎島に飛んできた無人機を捕捉したので、これらの無人機が北側地域から発進したということを確かめたと発表した。
そして発見した即時、３度にわたって３００余発のバルカン砲弾を発射したが、バルカン砲の最大射程が２キロしかならないので５〜６キロの高度を維持して飛行する無人機を撃墜することができなかったと弁解した。
「中央合同調査団」は自分の方からこのようなことを言ったことについてさっぱり忘れたのか、白翎島で発見された無人機が１．４キロの高度で時速１００〜１２０キロでジグザグに飛行して燃料不足で墜落したと発表してしまった。
それが、世論の疑惑を増幅させるようになると、白翎島に当局が知らないもう一つの無人機が出撃したのかも知れないと言葉を濁した。
このほかにも、無人機が「金型」で製作され、電子回路基板を木に付着させたのが南朝鮮式でなく、無人機の離陸に必要な発射台と追加装備を南朝鮮の地で発見したという目撃者や申告者がいないということまでも、「北の所業」の根拠に持ち出したのをはじめ、言葉になってもならなくても、やたらに作り上げたのが「中間調査結果」である。
人々はこのはっきりしない行動を巡って「北の所業」説を作り上げ、立証させるのがとても容易くない模様だと言っている。
時間が経てば経つほど、事実資料が公開されればされるほど、無人機事件の「北の所業」説が完全にでっち上げであることは、よりはっきりとあらわになるであろう。
真相公開状は、「天安」号事件をそのまま再現した今回の無人機事件は南朝鮮当局が追求している不純な犯罪的企図を暴露した。
第一に、われわれを無人機事件の主犯に仕立てて悪化する北南関係と朝鮮半島の先鋭な戦争局面の作り上げの責任を転嫁しようとするところにある。
第二に、もう一つの「天安」号事件を作り上げることで第２の「５・２４対北措置」を取って北南関係を永遠の対決関係に作ろうとするところにある。
第三に、いわゆる「安保態勢強化」を口実にして米国上司を自分らの武力増強に深く引き込んで「戦力空白」の欠点を埋め、われわれに対する軍事的圧殺を必ずや実現してみようとするところにある。
真相公開状は、危機に追い込まれるたびに衝撃的な事件を作り上げ、それをわれわれと結び付けて反共和国対決狂気を振るうのが、南朝鮮当局の体質化した悪習であると暴き、次のように強調した。
わが国防委員会検閲団は、南朝鮮当局がいまだ「天安」号事件の「北の所業」説を取り下げていないばかりか、第２、第３の「天安」号事件を引き続きねつ造している状況で、このすべてを解明する用意がある。
「天安」号事件を含むすべての「北の所業」関連事件を共同調査しようというわれわれの立場には変わりがない。
民族の大きな関心の中で行われる真相調査には、南朝鮮の「国家安保」を総括するという青瓦台の金章洙安保室長が南側を代表して出ればよいであろう。
南朝鮮当局がはばかるものがなければ、「天安」号事件の発生初期から要求してきたわれわれの正しくて合理的な主張に顔を背ける何の理由もないと考える。
われわれは、南朝鮮当局の呼応を待つであろう。−−−

◓http://www.kcna.kp/kcna.user.home.retrieveHomeInfoList.kcmsf