テクゾンビの主張と、上にリンクされたビデオの中の発想はやや異なる様です。

それが、テクゾンビが強調する様に「ミスインフォ」、または「ディスインフォ」なのかは、私自身には、それを見極められる程の科学知識はありません。

まあ、井口博士の様な科学者が判断してくれると良いのですが。

「私達が正確に“電気”とは何かを知った日は、人類の歴史に記録された他の何よりも偉大で重要な記述になるだろう。安心・快適さと、恐らく、人の実の存在が、あの素晴らしい自然力に頼る時が来るだろう。」
ニコラ・テスラ

テクゾンビの記事のパート２を「２０１３−８４」の中にアップしておきました。

では、また。

C.V

しかしそれは電気回路の装置であって、熱機関ではないです。
無尽蔵なエネルギーという概念も、熱力学の法則やエネルギー、エントロピーの
各種法則からいってもありえませんよ。

実際にテスラコイル作ればわかると思いますが、特別な現象は何も起こらないです。
そういう意味で、テスラとテスラコイルは誇張されて伝わっていると思います。

テスラに絡んで写真が捏造(当時の技術で写真修正)されているのは確かに見かけます。
それが「ミスインフォ」なのか「ディスインフォ」は不明です。
テスラは交流送電以外に無線通信においても現在のスペクトル拡散通信に言及した
最初の人なので（アイデアはあっても当時の技術で実現は難しかったでしょうが）、
暗号化通信という立場では機密に関係した可能性があることは間違いないですね。
今では携帯電話で使われ民間に普及している技術ですが、
当時は周波数を変化させて通信傍受しにくくするアイデアは機密扱いだったようです。
長らく米国でも機密扱いであったそうで、この方式を用いた電話暗号化装置も
あったらしいと聞きます。
これらの無線技術が80-90年代に民間に公開された時に、同時にGPS技術なども民生化されましたね。
無線通信の発達する初期の頃、非常に古い時代からこの発想があったようで、
このためにテスラの着想は秘密にされ「ミスインフォ」なのか「ディスインフォ」
された可能性はあると思います。(1930年代頃から90年代まで機密が続いている訳ですから)
その結果として科学技術史に残らなかったという可能性は考えられるでしょう。
英語の資料には、CDMAなどのスペクトル拡散通信の歴史の資料にそっとテスラ
との関連が小さく書かれていたするのを見つけたりします。
仮に現代の人がそれらを見つけたとしてもそれが何を意味するのかは判らないかもしれませんが。

ついでですが、井口氏は結構怪しいブロガーで、科学者(だった)とは思えない実験データの読み方をしている時があり、
胡散臭いところがあります。理論家だからかもしれませんが。
奇妙なオカルト記事を世界中から収集してブログに書いているようですが、そのどれもが
根拠に乏しく胡散臭い。おまけに銃刀法を復活させろと言う。
こんな事やっているから科学職を失うのです。駄目だと思います。

エリック・ドゥラードは残された最後の本物の科学者だ。真のエーテルの賢者である彼は、全て一つ一つの彼の各研究・実験室を取り上げられ、砂漠に移り住む事を強いられた。それにも関わらず、彼の意志は決して折られる事はなかった。」
テクゾンビ

最終パートを「２０１３−８８」にアップしておきました。

＊

サッカーの日本代表がヨルダンに負けたせいなのか、井口さんがお怒りのようだ：

「注意：ここは私の個人的メモ用ブログである。一応、自分自身を他人の目で見るために、だれにも読めるように書いている。読むのはご自由だが、あくまで私の記録用のメモである。だから大摩邇とか、阿修羅とか、その他のブログで勝手に転載しているものも多いようだが、それは連中が勝手にやっているに過ぎない。まあそういう連中にはそっくりそのままなりすましコピペは止めて欲しいものだ。一応、蛇足ながら、注意としておこう。」
http://quasimoto.exblog.jp/20007206/

（笑）

では、また。

Ｃ．Ｖ

だからテスラさんは　コイルを使ったそうですよ。

>装置が簡単だったので、そのテスラの特許に基づいて、その通りに作ったら

まともな科学者なら、まずそのインチキさを疑って実験を見るべきでしょう。

>そもそも、空中電気の存在が不可思議な訳です。1mにつき、約100Vの電圧が

空中電気はただの静電気です。静電気は小さなものなので電力にはなりません。
無線送電とも関係ない。あなたが摩擦による静電気を体験しても驚かない事とおなじです。

>テスラはアンテナのようにしても使っていましたよね。

論点がずれている。テスラコイルはアンテナというより高電圧発生の装置です。
この装置は電気に関わる装置であり熱機関ではないし、
通常、この種の装置はアンテナとしては使われない。現代の放送設備に、
同様の装置が見当たらないのは、それがアンテナとして相応しい設計ではないと判っているからです。
当時はまだあまり理解されていなかったのだと思います。

あなたが指摘する熱音波発生とも関係がない。テスラオリジナルの設計に、
そうした機能を見出すことは困難でしょう。

無線送電という発想もナンセンスで、高圧大電力は電線(電力線)など閉回路を輸送する
ことが必要です。
特に高電圧高周波の大電力を無線で送電することは大変危険で、環境に対する
悪影響や、生物に対する悪影響、化石燃料(ガソリンなど可燃物)などの引火を誘発する危険性もある。
大電力短波放送施設付近で白血病が増大しているという報告もあります。
現代社会にあってはメリットは一つも無い。

>と道を閉ざすように物事を考えるべきではないと思います。

勝手な想像は妄想であり、それは科学ではない。科学でないものを幾ら考えても
それは実現しない。
既に「ない」と判っているものを、有ると主張するのは科学的センスが無いだけでなく、
行過ぎれば詐欺行為だと思います。

若い頃あなたのような主張をしている人の意見を聞いて色々と実験しましたが、
正直、騙されたという感想しかありません。