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「革命は暴動である」の毛沢東の時代から、文化大革命の現代化版だとみなすのがいちばん自然な気がする。
http://www.asyura2.com/12/china3/msg/224.html
投稿者 TORA 日時 2012 年 9 月 16 日 13:29:26: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu271.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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「革命は暴動である」の毛沢東の時代から、変わっていなかったりする。
文化大革命の現代化版だとみなすのがいちばん自然な気がする。

2012年9月16日 日曜日

◆「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 9月16日
http://melma.com/backnumber_45206_5653793/

915反日デモの本質は公安のやらせから一部暴徒化
  こんどは仕掛けたのは胡錦涛派、上海派へのデモンストレーション

昨日の反日デモは中国各地、およそ50都市で展開され、合計十万人が参加した。若者の暇をもてあます結果の、格好の娯楽である。
北京の日本大使館でも数千規模に膨れあがって公安の制御が聞かなかった。

 暴徒化したのは湖南省長沙と山東省青島である。長沙では日系スーパーが襲撃され、略奪の対象となった。青島では日本の自動車販売店が焼き討ちにあったほか、中国に最初に進出し、天安門事件でも営業を続けて当時の李鵬首相にほめられたパナソニック工場が焼き討ちされた。これぞ忘恩の暴徒。

 今回は胡錦涛と温家宝の強硬発言に端を発する。日本の尖閣諸島国有化を「半歩の譲歩もしない」と大風呂敷を広げ続けた温家宝らは、「弱腰」と批判されてきたため、上海派への当てつけなのである。
 即ち、中国人は「五分間の熱狂」と「気死」で特質を抽出することができるが、その「大風呂敷を広げあう」特質はあっても、「(日本人が得意な)風呂敷を畳むことが出来ない」からである。

 権力闘争のからみでいえば、習近平は次期執行部(党政治局常務委員)のうち、四名を抑えることが可能か、三名に留まり団派が四名となるかの土壇場。もっと露骨に言えば、習近平の雲隠れは、土壇場の根回しで外交に時間が割けなかったことであり、団派は最後の多数派工作の段階で、どうしても反日デモの黙認というカードに頼らざるを得なかったからだろう。

 それはともかくとして、日本はこれを奇貨として、通貨スワップの全面停止措置をとれる。中国資本の水資源買収との規制も法制化を急げる。新潟の五千坪の中国領事館契約も白紙に戻せる。
この絶好のタイミングを外交得点に活かすべきではないか。


◆毛沢東の肖像画まで登場した反日デモの性質をざっくり考えてみた 9月15日 大陸浪人のススメ
http://blog.goo.ne.jp/dongyingwenren/e/3a83e519f5c3f9f320bc206e98d650e5

……はてさて。

上記の翻訳を見てもわかるように、
なんだかんだで頭のいい人たちは、
現今の反日デモに、反日とは違う何かの要素を見出しているようだ。

そもそも中国において、都市部で人間が百人以上集まって何かをガヤガヤとやっていたら、
それは金儲けやバーゲンに関係したものでない限り、基本的にはほとんどが
どこかの誰かの意を受けた政治闘争や大衆動員だと考えるべきものなのだ。

反日デモにせよ環境問題への抗議にせよ、文化大革命にせよ(ヘタしたら天安門事件すらも)、
中国において、こうした政治闘争や大衆動員をウォッチする際に大事なのは、
彼らが主張している内容を真正面からバカ正直に受け止めて意味を考えることではない。

彼らが、何を目的とした誰の意志によって“動かされて”いるのか、
彼らが現段階のあの場所で登場した必然性は何か、を考察することが必要になる。

ここらへん、われわれ日本人の感覚だと、
たとえ中国問題のプロであってもどうにも理解し難いところなのだが、
中国人にとっては一種の常識というか、社会生活を営む上でのリテラシーになっている。

ことに、上記の微博の書き込みに登場するような、
中国の政治闘争の黒さを知っている、頭のいい人たちはなおさらだ。

……ともかく反日デモだ。

背景に不明点が多すぎるので、「黒幕は〇〇だ!」などと詳しすぎることは書けないけれども、
とりあえずここで、『中国・電脳大国の嘘』以来の自説にもとづき、かつ現状を見た上で
俺(=安田/迷路人)がある程度は主張しておきたい、おおまかな内容をいくつか。

主要紙や民放各局の「解説」とは異なるものも多いけれど、
ひとまず自分としてはここらへんの角度から本件を見ています、という感じである。

1.反日デモは、「民意の爆発」などではない。

 こうした動きは党内や軍内の一部勢力なり(断定できないが)の保守派が煽動する政治闘争が
 大衆動員を伴って表面化したものであって、
 ぶっちゃけ構図的には文化大革命と似たようなもの。
 政治意識に目覚めた民衆が、中国政府の外交に圧力をかけているというわけではまったくない。
 (圧力をかけている主体があるなら、「民衆」や「世論」などではなく、当局内部の「保守派」の一部だろう)

 また、行為の本質が中国国内の政治闘争である以上、
 デモの目的は、実は「日本に尖閣国有化をあきらめさせる」ことではないとも言える。

 「習近平を〇〇にする」「××を失脚させる」「△△の影響力を拡大する」といった、
 国内政治的な目標の実現が、本来の目的であると考えたほうがいい。
 実は、日本はダシに使われてるだけだとも言えるかもしれない。いい迷惑である。

2.デモは、当局による民衆の「不満のガス抜き」などではない。

 「ガス抜き」説は新聞の社説などを中心に多いが、
 中国の各都市の人口は数千万から数百万もいるわけで、
 たとえ仮にデモに数万人が集まったところで、市民の1%にも満たない数だ。
 事実、現地に住んでる中国人に連絡を取って聞いてみると、
 デモが起きていることを知らずor気にせずに日常生活を送っている人がかなりいる……というか、
 実はそっちのほうが庶民の多数派だったりする。

 庶民の中の少数の連中のガス抜きにわざわざ配慮するほど、中国共産党は慈悲深い組織ではないし、
 例えば食い物をタダで配るとかw、他にもっと安全かつ効果的なガス抜き法はいくらでもある。

 上に書いたように、反日デモは政治闘争・大衆動員ゆえに起きているのであって、
 民衆の愛国心の高まりに対する当局からの恩恵としてデモが許可されているわけではない。

3.デモは「当局の意図に反して」起きているわけではない。

 12日に中国国内の新聞各紙が反日デモの写真を1面に掲載し、
 国営テレビCCTVが7時のニュースで対日強硬宣言をやっている時点で、
 少なくとも9月3週目からは、反日デモに当局からの政治的正義が付与されている。
 (ちなみに言うまでもないが、中国のメディアはことに政治分野については、
  すべて「党と政府の舌」である。国内の全メディアが新聞●旗とか聖●新聞状態だと想像してほしい)

 反日デモの発生それ自体は、当局の容認(どころか扇動)により起きているとみてよく、
 「当局が抑えきれず……」といった見方はナンセンスだ。
 もちろん、当局の中の人には現在の状況を苦々しく見ている派もいるのだろうけれど、
 現時点において、彼らの総意としては反日デモ容認方針なのである。

 あと、「一部が反日暴徒化」については、おそらく当局としては多少は困る話ではあるものの
 明らかに一定程度はそういう結果が起きることも折り込み済みで、
 デモを容認していると考えた方が妥当と思われる。
 ここらへんの造反有理は、政治的正義のバックアップがあれば一定は許容され得るのだ。

4.デモは「ネット主導」などではない。

 そもそも、中国は独裁国家なので
 「ネット主導」の「民間主導」で全国レベルの大衆行動が起きるなんて通常はありえない。
 やってることが何となく似ているように見えるため、日本側の分析ではこうした中国の反日デモが、
 在特会とか反フジテレビなんかのデモと比較されがちだが、それは違う。

 個人的にその趣旨に賛同するかはともかく、いちおうは「市民」(プロ市民とか言っちゃダメw)な人たちが
 彼らなりのイデオロギーに突っ走って実際行動を起こしているのが、日本における「愛国」デモ。
 しかしながら、中国の現今のような反日デモは、民間人が主導して起こしているわけでは決してない。

 ネット上で「反日言論」が盛り上がっているのは事実だが、
 それは3.のように当局の政治的正義として反日が示されているから、
 ネットが活発化しているに過ぎない。ニワトリとタマゴの順番が逆である。

……まあ、ブログだからとろくに具体例も挙げずにながながとやってしまったけれど、
総じて言ってしまうと、今回(05年と10年も)の反日デモというのは、
その内実の不透明さや、パッと見た目の意図の不明さも含めて、
縮小再生産型の文化大革命の現代化ヴァージョンだとみなすのがいちばん自然な気がする。

  ※いかんせん文革なので、60年代に無礼講のカーニバル状態で行き過ぎたバカたちが、
   反革命分子を市中引き回しにしたり家をぶっ壊したり、リンチしてぶっ殺したりしたのと同じく、
   今回の「糾弾対象」である日本人に対しても、やっぱりバカたちがそれなりのことをやってくる可能性はある。

   過去、文革が終わった後で、往年のメチャクチャがきれいさっぱり「なかったこと」になったように、
   今回の反日騒ぎも、今後に政治方針がちょっと変わるだけで、やはり「なかったこと」になるはずだ。
   だが、現時点においてはけっこう危険なので、現地在住の邦人のみなさんは、ほとぼりが冷めるまではかなり注意したほうがいい。

中国はここ数十年、
社会主義を事実上放棄してから経済がずいぶん発展したし、オリンピックもやって国際化もした。
人々の生活が豊かになって、西側の技術や資本をバンバン導入したことで、
ネット上では中国版の2ちゃんねらーみたいな奴らがバカやって遊んでるような国にもなった。

しかしながら、一方でこと「政治」の分野に関しては、
「革命は暴動である」だの「政権は銃口から生まれる」だのの毛沢東の時代から、
本質的には意外と変わっていなかったりする。

それゆえに、西側民主主義国の我々の目から見ると、
彼らはときに本気でわけのわからんことをやる。
これが、中国人自身だってうんざりしているような、中国という国の宿痾ってやつだ。


毛沢東の肖像画まで登場した。
デモ隊は毛主席万歳のスローガンを叫んでいる。


(私のコメント)


中国の反日暴動がだいぶ本格化してきましたが、日系企業への襲撃も拡大してきました。いつかはそうなるとは予想して書いてきましたが、「愛国無罪」で政府が鎮圧する事は難しい。本来はデモは禁止されていますが反日デモだけは容認されています。昨日も書いたように裏で仕掛けているのは共産主義青年同盟であり、デモ隊は毛沢東の肖像画を掲げてデモしています。

このまま放置して行けば、文化大革命の現代版になりかねない。当時の紅衛兵は今では60代になっていますが、改革開放経済の歪に不満を持つ人たちが沢山いてもおかしくはない。高度経済成長が続いている間は改革開放経済が容認されても、高度経済成長が止まれば企業はリストラの嵐で失業者も増大して就職できない若者が多くなる。

そのような状況で反日デモが起きれば、日系企業が襲撃されて暴動は収まらなくなる。さらに毛沢東の肖像画を掲げるデモ隊が出てきたことが衝撃的ですが、襲撃されるのが日系企業ばかりでなく外資系企業全体に広がり、さらには富裕層に対する襲撃にまで拡大してくるだろう。太子党や上海派は改革派開放の利益を享受してきましたが、共産主義青年団には名前のとおり社会主義的な思想を持つグループだろう。

習金平は文革時代には下放された経験を持つ経験があり、明らかに改革開放派ですが、共産主義青年団と紅衛兵とはダブル部分がありますが、紅衛兵は過激化して毛沢東自身も手に負えない存在になってしまった。それに対して共産主義青年団はエリート集団であり紅衛兵はその下部組織になった。その後紅衛兵は消滅したが、歴史から言って共産主義青年団と紅衛兵は上部組織と下部組織の関係になる。

だから今回の反日デモでも、テレビのニュースでも毛沢東の肖像画を持っていたが、明らかに文革の流れを受け継いでいるグループが反日デモを仕掛けている。胡錦涛と温家宝は太子党や上海派に対する巻き返しの一手として現代版文革を仕掛けているのでしょうが、習金平は2週間も姿をくらます必要があった。太子党と上海派にとっては文革は悪夢であり、共産主義青年団は毛沢東の肖像画を掲げてデモを始めた。

宮崎正弘氏は、「団派は最後の多数派工作の段階で、どうしても反日デモの黙認というカードに頼らざるを得なかったからだろう。」と書いていますが、反日デモの拡大は中国の富裕層への批判へ広がっていくだろう。それは毛沢東主義の再現であり、まさに第二次文化大革命の兆しでもあるのだろう。現代の40代以下の世代は文化大革命の恐ろしさも知らないし、改革開放政策しか経験がないが、共産主義と改革開放政策とは水と油だ。

文化大革命も当初は政権内部の権力闘争でしたが、毛沢東は紅衛兵を使って実権派を追放にかかった。しかし中国人は一度暴走を始めると止まらなくなり、エリート層や富裕層まで三角帽子をかぶせて見せしめにして引き回した。学校でも校長を吊るし上げて「造反有利」と気勢を上げた。「文革時の死者40万人、被害者1億人」と推計されていますが、研究者によれば1000万人が殺されたとする説もある。

このような文化大革命によってエリートが追放された事により、中国の発展が著しく停滞してケ小平の復活まで正常化しなかった。ケ小平は改革開放政策に踏み切ったのも文化大革命の弊害によって中国人自身による「自力更生」は無理だと判断したからだろう。改革開放政策は欧米や日本からの資本や技術の導入によって高度成長経済をもたらしましたが、自立的なものではなく新たなる経済帝国主義だと気づくまで中国人は時間がかかった。

中国は新たに日本や欧米と敵対する道を進むだろう。日貨排斥は戦前と全く変わらず、改革開放政策は共産主義の堕落であり貧富の格差の拡大は共産主義革命前より酷くなった。ロシアにおいてもソ連時代のほうが良かったとする勢力があり、共産党もいまだに存在する。しかし中国やロシアでは共産主義と民主主義は両立せず、共産主義に名を借りた独裁がぬぐえない。民主化を求めれば天安門事件が起きるし、改革開放すれば反動として文化大革命が起きる。


 

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コメント
 
01. 2012年9月16日 13:48:19 : YxpFguEt7k
コチラ参考になるかと…

遠藤誉氏による中国指導部の解説
http://www.ustream.tv/recorded/22645759


02. 2012年9月17日 10:47:40 : rMrJXX84Ac
今、中国で何が起こっているのでしょうか?
それは、ヨーロッパ、米国、同様の国家の崩壊です。

共産党有力幹部の蓄財問題が暴かれており、
ヒラリー・クリントンとの会談をドタキャンした習近平、
尖閣諸島に端を発した反日デモ。

実は、共産党内部の勢力争いが激化しているようです。
共産青年団と太子党の対立。

国民の共産党への疑惑も高まっているようです。
経済成長率は、4%程度に低下してきています。
中国経済を支えてきた中小企業への救済は行われず倒産が増大しています。
失業率は20%を超えているようです。
農村部は、もっと悲惨な状態です。
インフレが進行しています。

巨額の蓄財をしている富裕層は、財産と子弟を外国に移しています。
近い将来、国内で反乱が起きた時の備えです。

その背景には、中国バブル経済の破綻が本格化していることがあります。
数年前から、各地で小規模な暴動が多発している事実も隠されています。

今や国民の不満は極限まで高まっており、
第二の天安門事件(革命)がいつ起こっても不思議はありません。

日本国民は、このような時だからこそ、挑発に乗ることなく、
冷静に事実関係を分析することが必要です。
石原、野田など日本側で領土問題の火種を作っている人間の背後関係も
推察できます。 CIA、統一協会、創価学会など。

日本の国家権力の中枢にいる人間は英国、米国、中国、朝鮮と内通
していることを認識しておく必要があります。
結局、米国も中国も、その背後で国家権力を実質支配しているのは、
ロスチャイルドを中核とした國際金融マフィアです。

大紀元新聞より
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/09/html/d68105.html


 鬼塚英昭氏の新著『八百長クライシス』の中で、
鬼塚さんは、第7章を費やして中国の崩壊を解明しています。
その表題を紹介しましょう。

 第7章 ネバーランド中国の崩壊シナリオ

     幻の大国・中国の真の支配者は誰なのか      
     中国は滅亡のシナリオを採用してしまった
     統計データを偽造する中国国家統計局
     言論の自由なき中国にまともな未来はない
     中国のバブル崩壊、人民元暴落がもたらす世界の悲劇

この第7章の中に、日本の経済学者やジャーナリストが触れない、書けない、
本当の中国の姿が描かれています。
すでに、中国は崩壊が始まっています。
日本国民は、巻き込まれないように注意しなければなりません。
この本を読んで、今後に備えてください!


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