中国資金の海外流出が深刻化している。ウォールストリート・ジャーナル紙は、中国当局が発表したデータとして、９月までの１年間で国内総生産（GDP）の３％に相当する約２２５０億米ドル（約１７．７兆円）が海外に流出していると報じた。

一方、中国の外貨準備高が昨年に続き減少していることから、当局が資金流出を抑制するのは必至だ。

近年、海外で豪華な住宅や不動産を購入したり、多額な学費を払って子どもを米国に留学させたり、またヨーロッパで贅沢品を購入する中国人富裕層が増えている。また、外国企業の買収や山林土地などを購入する企業も話題になっている。

中国では個人が海外へ持ち出す金額は一人当たり５万米ドル（約３９０万円）に制限されている。企業も、商品の輸入や許可された海外投資の場合だけ、外貨に両替することができる。

しかし、規制をかいくぐり、資金を海外に持ち出すための抜け道が多く作り出されている。多くの人は親戚や知人の名義で資金を持ち出したり、すでに産業化された闇の資金移転仲介業者を利用する人もいる。

海外投資に詳しいある弁護士によると、資金移転仲介業者は、税関申請をせず、プライベートジェット機で現金をそのまま運ぶサービスを提供しているという。

これらの手段は関連部門の暗黙の了解のもとで行われているという。

さらに、企業側の海外送金時に個人の資金を交えたり、正規の輸出商品に対して偽のインボイスを発行したりし、大量の資金を移転するなど、ありとあらゆる方法で中国から資金を送り出している。

中国国家為替管理局（SAFE）は９月３日、１５００社強の企業に対し、ペーパーカンパニーの疑いがあるとして、為替サービスの利用を停止。さらに７００社に対し、利用の制限を発表した。今回の対策は、資金の海外流出に歯止めをかけたいためだとみられる。

中国は２０１１年、１３年ぶりに四半期で初めて外貨準備高が減少した。さらに今年の第二四半期も減少が続いていることから、国際収支が黒字から赤字に転落することを意味している。

http://www.epochtimes.jp/jp/2012/10/html/d96148.html 　

コメント
01. 2012年10月18日 17:47:11 : yy7D5jhcis 中国に未来がない最大の理由は有能な中国人層が自分の国に未来がないと確信しているからだ。向こう10年、分裂･暴動・第二文革、飢餓、ありとあらゆるとんでもない事態が起こる可能性がある。
02. 2012年10月20日 23:30:48 : ytttIRkaeM 中国が国家崩壊したら日本に土下座して許しを乞うというのか。 中国は日本人土下座させたいメンヘラだろうが、お前らに一旦それをやったらどんな事になるかはチベット人とウイグル人と朝鮮人と漢人が見せてくれている。
03. 2012年10月21日 10:56:21 : aT9tG7aYrY 中国は四千年の歴史とか六千年の歴史とか、やたら歴史の長さを誇示する割に、大多数の国民は貧乏なままで、ごく一部の者達が支配する構図になっている。この病んだ社会の社会の根底にあるものは、持てる者と持たざる者との間に横たわった大きな溝である。持てる者は資産や知識を持っている。持たざる者は、これらの資産や知識を持っていない。 中国大陸の根本的な問題は、識字率の低さであろう。字が読めない、書けない者が多すぎる。このため書物から知識を得ることが出来ず、上の学校にも行けないし、高収入の仕事にもつけない。 識字率の低さの原因と見られるのが、漢字だ。覚えにくく、書きにくい。これが識字率を低くしているとして、1949年の中共による大陸占拠以降、漢字の簡略化が進められた。これが中国大陸で普及している簡体字である。どの漢字も九画に収め、覚えやすく書きやすくした。これにより公式発表で中国大陸の識字率は95％まで高まったとされる。 だが、中国大陸から日本に来ている留学生に聴いてみると、政府の発表はうそばかりで、実際のところ識字率は3割くらいだと言っていた。中国大陸の絶望的な識字率を上げるには、簡体字などではなくアルファベットの導入しかないと述べていた。事実、第一次世界大戦でオスマン・トルコが倒れ、トルコ近代化の父アタテュルクがアラビア文字の使用を禁じアルファベットを導入したことで、トルコは近代国家になったと言う。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%82%AF 中国大陸でも識字率を上げるために、これくらいやる必要があったと思う。1949年の新中国成立時には、将来的な漢字の廃止を検討していたらしい。ところが中共が中国大陸の支配者となり、歴代王朝と同じ立場になったことで目がくらみ、支配者のままでいたいと思うようになった。それには多くの国民が貧しいままでいることが肝心だ。このため、反右派闘争などで知識人に国民の怒りが向くようにした。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E5%8F%B3%E6%B4%BE%E9%97%98%E4%BA%89 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Anti-Rightist_Movement.jpg 続いて1960年代には中国大陸全土を恐怖と大混乱に陥れた「文化大革命」が起こったが、これにおいても知識人が次々と連行され拷問され虐殺されていった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E5%A4%A7%E9%9D%A9%E5%91%BD 本来ならノーベル文学賞を受賞できたはずの、作家の老舎も、殺されてしまった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%81%E8%88%8E 文化大革命で狂った中国大陸に見切りをつけて、命からがら逃げた人物の話です。 http://koramu2.blog59.fc2.com/blog-entry-758.html 漢字の簡体化も根本的な識字率の向上に繋がらなかったが、支配層にとっては無知な大衆を支配するには、識字率が低い方が好都合だと思っているのだろうな。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B0%A1%E4%BD%93%E5%AD%97 国民を反日で扇動し、大規模な破壊と略奪行為を行なわせているのも支配層だ。中国大陸で日本企業に勤めている者は所得が高く、彼らに対して反感が向かうよう支配者が貧民をコントロールしている。何回、歴代王朝が倒れようが一向に改善されない中国大陸。まさに暗黒大陸である。
04. 2012年10月21日 14:22:41 : onPnYAoqI2 10年を経ずして第二の天安門事件が起こり民主化が達成されるだろう。　ソ連の崩壊と同じだ。　ノーメンクラツーラが中国にもあり民衆の反感は爆発寸前である。 尖閣問題は外に目をそらすためである。　一時的には爆発は避けられたとしても共産党崩壊は時間の問題である。 その過程で共産党政府はソ連同様消え去りチベット、ウィグル、台湾、各省は独立するだろう。　日本、日本企業は混乱に備える必要がある。　混乱に巻き込まれないように早く脱出すべきである。　富裕層、支配層はだから逃げ支度をしている。

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