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<大気汚染>「広州人の肺ですら真っ黒、北京は言うまでもない」=専門家が指摘―中国(レコードチャイナ)
http://www.asyura2.com/12/china3/msg/459.html
投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2013 年 3 月 05 日 21:02:32: d1qFhv8SE.fbw
 

 もうそろそろ”動物実験”の結果が出る頃か!?

**********************

<大気汚染>「広州人の肺ですら真っ黒、北京は言うまでもない」=専門家が指摘―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130305-00000005-rcdc-cn

2013年3月3日、捜狐新聞によると、深刻化する中国の大気汚染問題で、広東省広州呼吸疾病研究所の鍾南山(ジョン・ナンシャン)所長はこのほど、「広州人の肺ですら真っ黒だ。まして北京は言うまでもない」と語った。以下は同所長の発言概要。

私が「広州人の肺は黒い」と言ったのは2000年ごろのことだ。当時私は外科医ではなかったが、外科手術によく立ち合った。患者の胸を開けてみると、40〜50歳以上の人の肺は真っ黒だった。広州がこういう状況なのだから「いわんや北京をや」である。

私が最も懸念するのは、スモッグの悪性腫瘍への影響だ。特に肺がんへの影響が気にかかる。大気汚染の原因となっている微小粒子状物質「PM2.5」は、中国で現在世界最高の濃度となっている。一般には1立方メートル当たり60数マイクログラムでも健康への影響が心配されるのに、中国ではとっくに75マイクログラムを超えている。このような環境におかれた人間は今まで存在しないのである。(翻訳・編集/AA)
 

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コメント
 
01. 恵也 2013年3月06日 11:29:44 : cdRlA.6W79UEw : 7uJdCeRClU
>> 患者の胸を開けてみると、40〜50歳以上の人の肺は真っ黒だった。
>> 広州がこういう状況なのだから「いわんや北京をや」である。

どうもこのニュースは怪しい。
川崎などでスモッグがひどくて問題化したときにでも、こんな話は聞いた事がない。
むしろ40〜50歳以上の人の肺は「タバコの害」でヤニのため真っ黒になるもの。

以前タバコをすっていた時、窓のサッシを掃除した時に雑巾が真っ黒になり
驚いたことがある。
まじめな医者ならタバコを犯人とすると思うけど・・・・・

PM2.5なんて今の日本マスコミを支配してる、電力会社など原子力ムラの
メクラマシじゃないかな。相撲で言えば猫騙し。
中国人に影響はあっても、遠く離れた日本に影響なんて微々たるものだろ。


02. 2013年3月12日 17:55:12 : zBYc960RaI
タバコの煙に含まれるヤニで肺が真っ黒になることはありえない。
排出されるからだ。
外科医ならみな知っていることだろう。

ダハコによって真っ黒になったとキャプションのついた写真を見てそれを
真実だと思い込んだのだろうが、あの黒い肺はじん肺症患者の肺だ。
とくに炭鉱労働者が石炭粉塵を長期間吸い続けると肺に沈着してあのような
黒い肺になる。
だから石炭鉱業が無くなった今の日本では見つけられないが、中国ならば
いくらでも患者がいるのではないか。

それにしてもなぜ嘘までついて反タバコキャンペーンをやっているのかに
興味がある。この手の国際権力による世界的なキャンペーンが彼等の言う
通りの理由によって推進されることはありえない。
人口を減らしたいのに健康に悪い習慣を根絶するって?
逆じゃないのか?日本の成人男性の喫煙率は非常に高かったがどんどん
平均寿命が伸びていき、ついには世界一となった。これが事実だ。
医療の普及と高度化は各国で事情が同じだから日本の特殊例の説明にはならない。
一説にはタバコを吸うことにより呼吸器系から感染する感染症の罹患率が下がる
と言われているが、まあ禁煙が進んだ結果どうなるかを見よう。


03. 2013年3月15日 02:07:31 : xEBOc6ttRg
【第121回】 2013年3月15日 姫田小夏 [ジャーナリスト]
中国の大気汚染発生の現場
上海郊外の製鉄所城下町・宝山区を行く
 上海市宝山区といえば、上海でも名だたる工業地帯だ。その中核となるのが、“宝鋼”(バオガン=宝山鋼鉄の略)と呼ばれる「宝山製鉄所」、日本人にとっては、山崎豊子氏の長編小説「大地の子」の舞台として知られているところである。宝山製鉄所は、もともとは日本の新日本製鐵(現・新日鐵住金)の技術協力で1978年に建設が始まったが、今では「中国最大の製鉄所」として多くの子会社を抱える大企業「宝鋼集団」に成長した。

 世界の粗鋼生産量の約半分を占める中国の鉄鋼業界。その中で最大と言われる宝山製鉄所は年産4427万トン(2011年)で世界第4位にランクインする巨大製鉄所だ。筆者は今年2月、この「鉄の街」を歩いた。


製鉄所からの排煙で空は常に暗く、太陽も見えないPhoto by Konatsu Himeda
霞む景色、見えない太陽
日本の70年代さながらの光景

 上海市を北上する3号線に揺られ終点駅から2つ手前の「友誼路」という駅で降りた。駅前の幹線道路は、原材料や完成品を乗せたトラックが爆走する。ここが工業地帯であることは、舞い上がる粉塵で一目瞭然だ。

 駅前からタクシーに乗り込むと、にわかにノドがいがらっぽくなり、軽い咳が出始めた。目の前の空気は明らかに黄色がかった灰色だ。太陽もどこにあるのかわからない。「ここはいつもこんな天気なんですか」「地元の人は平気なんですか」と運転手に質問するが、地元民である運転手の関心度は低い。

 筆者が訪れた「月浦鎮」(※1)の面積は約53km2だが、宝山鋼鉄の敷地だけでも、鎮の約4割、23km2の敷地面積を占める。その大きさは、東京ドームのざっと492倍、東京ディズニーランドならば29倍だ。その村の至る所に「宝鋼××公司」と書かれた関連企業がひしめいている。

 敷地に沿って伸びる街道を、どこまでもひたすら走った。しばらくすると、遙か彼方に煙突が見えてきた。この製鉄所は鉄鉱石から鉄を取り出し、最終製品にするまでの一製鉄所であり、高炉、軽炉、電気炉を設置し、鋼板、鋼管ほかステンレス鋼板、特殊鋼などを生産している。集合煙突からモウモウと吐き出される白い煙は、365日止まることはない。

※1:「鎮」は日本でいうところの「村」


第1期の敷地では1985年稼働開始の高炉がいまも操業中 Photo by Konatsu Himeda
 クルマが橋の上で止まった。運転手が「ここが日本の新日鉄の協力で作った高炉がある、第1期の敷地だ」と説明する。1978年に建設が始まり、1985年に火入れされた1号高炉は、今でも稼働しているのだ。

 しかし現実は、感傷に浸るどころではなかった。鼻を突く異臭、黒ずんだ高炉、無数の煙突からモウモウと立ち上る真っ白い煙――日本の70年代さながらの光景だった。

「日本が提供したのは古い技術」
被害妄想発言が流布

 この宝山鋼鉄は、1978年の日中平和友好条約締結に伴う経済協力の象徴的なプロジェクトでもあった。その時代背景や建設に至る経緯は、山崎豊子氏の「大地の子」の作中に綴られている。

 だが、宝山鋼鉄のホームページにも、中国版ウィキペディアに相当する「百度百科」にも、当時日本が行った協力への評価はほとんど見当たらない。

 それどころか、巷には「日本が中国に寄越したのは日本の50年代の技術だ」といった誤解がまかり通っているのだ。そして、それを今の大気汚染に結びつける住民が少なからず存在する。「日本の技術協力があっての宝山鋼鉄」でもあるだけに複雑な思いだ。

 新日鐵住金広報センターに「日本が納入したのは本当に50年代の技術だったのか」と尋ねると「1950年代ということはない。当時では一番新しい技術を提供しました」と間髪入れずに返ってきた。「日本は型落ちした古い技術しか中国に与えない」という発言は至る所で耳にするが、これは彼らの被害妄想のようだ。

 筆者は縁あって、化学・プラントエンジニアのキャリアを持ち、技術コンサルタントとしてご活躍の小野常富さんに話を伺う機会を得た。小野さんは今から25年前、宝山製鉄所で硫酸製造設備の建設に携わり、これまでの経緯についても現場での経験を通じての理解をお持ちだ。

環境保全はあくまで建前の国
メンテナンスは大丈夫なのか?

 小野さんにこの煙突の煙について尋ねた。製鉄所の煙突からは、高炉ガス、コークス炉ガスを燃やした後のものが排出され、そこには大量の炭酸ガス、窒素、SOxやNOxも混じるという。その中には、いま日本で大騒動のPM2.5も当然含まれる。

「高炉ガスには大量の粉塵が含まれ、これを集塵装置で除去して熱風炉や燃焼炉に送る。この集塵装置はメンテナンスしないとすぐに故障し、粉塵が漏れるトラブルを起こしてしまう。また、白煙中の粉塵は見た目にはわからないので、途上国では気楽に排出する傾向がある」と、小野さんは指摘する。

 こうしたことから、どの国においても環境基準を守るための処理が不可欠となる。当然、この宝山鋼鉄にも処理設備はあるはずだ。だが、処理設備があっても運転していなければ意味がない。仮に「運転している」という回答を得たとしても、隠蔽体質の強い中国で、どこまでそれを信用できるのかという疑問も残る。

 一方で、第1期に建設された設備はかなりの年季が入っている。内外に向けた安全性はどうなのだろうか。

 小野さんは「製鉄所というものは、設備が巨大なため大きな投資が必要で、いったん建設すると簡単には更新できない。メンテナンスをするだけでも、毎年何十億円と必要なはず」だとコメントする。

 日本では細かい部分を常に技術改良するが、果たして中国はどうだろう。新日鐵住金広報センターによれば、ここ数年、日中の鉄鋼業界の交流を通して日本の省エネ・環境技術を積極的に中国に紹介しているという。

 この言葉通り、宝山鋼鉄が真正面から環境問題に取り組んでいるのなら安心だが、「環境保全はあくまで建前」というのが、この国に長く居続ける筆者の偽らざる実感でもある。まだまだ目先の利益に振り回され、環境を軽視する傾向が強いことは否めない。

 中国で3月上旬に開かれた両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)では、環境保護部のトップが大気汚染について「巨大企業に十数万元程度の罰金は意味がない、我々は牙を抜かれたトラに過ぎない」とコメントしたように、現在の政策もまた有効ではないのだ。

 確かに「日本の技術協力があっての宝山」であり、最初のスタートには日本の協力があった。だが、設備は引き渡した時点から客のものだ。立派に育てるか、ダメにするかは、もはや客の責任、中国には真摯にこの環境問題と向き合ってほしいところだ。

 宝山鋼鉄の枕詞は「テクノロジーイノベーション」。宝山製鉄所のホームページを覗けば、世界に通用するクリーンな工場のようなイメージを彷彿とさせる。「社会的責任」というタブすらある。また、「工場地区の緑化率は42.71%、大気の質は国家リゾート区の基準、中国初の国家レベルの工業観光風景区、観光客が毎日訪れる」――そんな紹介すらある。

「宝山鋼鉄は国を代表する大企業だから、先進的な技術を駆使してるんでしょう」。筆者はタクシーの中で、運転手に尋ねた。宝山鋼鉄は民族の誇り――、そんな答えを期待したのだ。しかし、彼はこの質問に終始無言、「そうだ」という答えはなかった。宝山鋼鉄の現実は住民が一番よく知っているようだ。

目立つ呼吸器系疾患
住民はもはや諦め

 さて、筆者は付近の住宅街に足を踏み入れた。住宅街とはいっても、古い建物が立ち並ぶ、いわゆる団地エリアだ。この月浦鎮は大気の汚染地帯で、特に粒子状物質の汚染が深刻だと言う。

 ひなたぼっこをしている老人たちに声をかけると、「あたしゃ、健康だよ」とうまくかわす老人もいる一方で、「咽頭炎なんていつものこと。お隣さんは気管支炎だよ。でも、しょうがない。空気は触ることもできないし、眼で見ることもできないんだから」と、すでに諦めている老人もいた。かつては「家の窓枠にキラキラと光る粉が積もる」「煙突から硫黄が出ている」と訴える住民もいたようだ(東京経大学会誌〈経済学〉第265号中の「上海市宝山区における製鉄所周辺の公害被害」より)。

 また、この村の健康被害は、咽頭炎、気管支炎、肺気腫と、呼吸器系の症状が突出しているようだ。住民たちはさまざまな健康障害を訴え、中にはそれらは宝山鋼鉄がもたらしたものだと信じて疑わない者もいる。

 だが、大気汚染の原因は、製鉄所ばかりを責められたものでもない。むしろ周辺の工場が、環境破壊に大いに加担している可能性が高い。

 宝山環境局のHPには苦情が書き込まれる。そこには「石洞口発電所」だの「宝山南方セメント」などの固有名詞が出てくる。

「セメント工場から舞い上がる粉塵が洗濯物につく」や「火力発電所からモウモウと上がる煙はどうなってんだ、12年中に脱硝装置をつけるという約束じゃなかったのか」など、住民の怒りがぶちまけられている。

発電所やセメント工場も加担
出入りする車両が拍車をかける


宝山製鉄所に電力を供給する石洞口発電所 Photo by Konatsu Himeda
 筆者は石洞口発電所に足を運んでみた。ここは、宝山製鉄所に向けて電力を供給する火力発電所であり、解放軍よる警備がものものしい。確かに煙突からは、これまた白い煙がモウモウと吐き出されている。これら火力発電所の煙突も含めて、煙突の数を数えだしたらキリがない。

 道路を挟んだ向かい側は宅地に指定されているのか、マンション開発が進む。だが眼を凝らすと、人の住む気配はない。どうやらゴーストマンションと化してしまっているようだ。「ここらへんの価格はうちのところの5分の1程度だ」と運転手は言うが、買い手にしてみれば、どんなにマンション価格が安かろうとご免だろう。

 次にセメント工場を訪ねた。街道沿いに「南方セメント有限公司」の社名が入ったゲートが見えてきた。だが、すでに工場は操業を停止していた。さすがに住民の訴えを無視することはできなかったのだろう。

 すれ違う自転車、それをこぐ人々は、ほとんどマスクを着用している。中国でマスクといえば、よほどの感染症や重病人でない限り、着けることはない。2003年のSARS流行の際には常用されたが、ふだんはほとんど着用する習慣がないだけに、地元民がどれほど汚染を恐れているのかが一目瞭然だ。


粉塵を巻き上げながら爆走するトラックやタンクローリーがひっきりなしに通る Photo by Konatsu Himeda
 否、道路こそがこのエリアでも最も汚染が進む一帯なのだ。原材料や鉄パイプを積載したトラックにコンテナ車やタンクローリー、これら車両が途切れることなくモウモウと粉塵を巻き上げながら蕰川路を爆走する。目の前の空気は確かに黄色い。

 宝山環境局のHPには、大気汚染の濃度を色別で示した地図が掲載されているが、凡例の文字は潰れて読解不能、どんな物質がどれほどの濃度で、という具体的な説明すら施されていない。

 住民は「大気汚染の基準値はある。結果の報告もある」と言う一方で、「たとえ公表されても意味がない」とも言う。そもそもデータの信憑性が疑わしいのだ。宝山鋼鉄関連会社に勤務する50歳代の男性はこう言う。「知ったところで、呼吸することを止めるわけには行かない」―――すっかり諦めているのだ。

 付近の住民らが住むアパートもピタリと窓が閉め切られ、一日中開くことはない。中国の鉄鋼業はこの宝山が牽引したともいわれるが、ここもまた、さまざまな犠牲の上での発展だったのだ。その犠牲がいつまで続くのかがわからないところに、この中国の環境汚染の怖さがある。

 中国共産党上海市委員会に寄せられる投書に、こんな訴えが書あった。

「環境基準を守らない工場ならさっさと閉めてくれ。健康と引き替えの経済発展などゴメンだ」


04. 2013年3月15日 02:11:01 : xEBOc6ttRg
>>02
http://amaebi.net/archives/1964304.html

定説「タバコ吸うと肺が真っ黒になる」は間違いだった? 医師「自動車の排気ガスや工場の煤煙が原因」「タバコの煙は水蒸気やタールの粒子であって 肺に蓄積することはない」
2012.8.11 15:00 News , 146コメント


定説「タバコ吸うと肺が真っ黒になる」は間違いだった?( ´・ω・)y─┛~~~oΟ◯


愛煙家なら経験があるかもしれないが、海外旅行先でタバコを買おうとして
ギョッとすることがある。例えば、シンガポールで売っているタバコの
パッケージを見ると、どれも喫煙によって真っ黒になった肺の写真や、
ヤニで汚れた歯、ときには脳出血に侵された患者の写真などが大きく印刷され、
銘柄すら判別するのが難しいほど。


それは有害性をより生々しく見せることで、タバコの購買意欲を削ぐ工夫であり、
法律で定められている国もある。日本では中・高校生など生活指導の一環として
“禁煙教室”を開く学校が増えたので、スモーカーの黒い肺とノンスモーカーの
ピンクの肺を見比べた記憶のある人も多かろう。

しかし、いまや常識のように語られている「喫煙→肺が黒くなる」との説は
医学的に根拠があるのだろうか。
かつて肺がんで亡くなった患者の病理解剖に立ち会ったことがあるという
都内の内科専門医が話す。

「確かにその方は肺が真っ黒でしたが、これまで1本もタバコを吸ったことの
ない人でした。肺胞へと枝分かれする気管支の繊毛細胞は、喉や口内の
粘膜と同じように常に新しい細胞と入れ替わりますし、表面の異物を排除する
仕組みになっています。タバコを吸わない人の肺が黒くなっているのは、
むしろ長年の間に自動車の排気ガスやアスファルトの粒子、工場の煤煙などの
蓄積が大きいといえます」

医師の中には「タバコの煙は水蒸気やタールの粒子であって、
肺に蓄積することはない」と言い切る人もいるようだが、それもはっきりした
研究データはない。

ただ、喫煙の有無にかかわらず、ある程度の年齢や生活環境によって誰でも
肺は黒くなるというのは確かなようだ。
近年では、芸能レポーターの梨本勝氏や海外では歌手のドナ・サマー氏も
非喫煙者ながら肺がんを患い、命を落としている。

国立がん研究センターなどは今年7月に、タバコを吸わない人でも患者が多い
肺腺がんの発症の危険性を高める遺伝子を新たに2個発見したと発表し、
タバコ以外で肺がんにかかる人の原因究明や予防策を見出していく予定だという。

「順天堂大学の医学部教授である奥村康さんは千葉大学の大学院時代に
実験用のラットをタバコの煙づけにしてがんをつくろうとして失敗。
『タバコを吸ってもがんにならない』という論文まで書いたそうです(苦笑)。
少なくとも、肺がんのすべての患者がタバコを吸うわけではないという事実がある以上、
肺がんの元凶がすべてタバコであると決めつけるのも早計だと思います」(前出の内科医)

今回の取材で同医師は
「こんなことを実名で言ったら厚労省や医学界から袋叩きに遭いますから……」
と匿名を絶対条件に話してくれた。
“禁煙ファシズム”という世の風潮も冷静に見極めなければ、ますます行き過ぎた
情報に踊らされることになる。
http://getnews.jp/archives/241271

愛煙家にとって、“禁煙ファシズム”という世の風潮や、行き過ぎた「危険危険」の
煽り文句ばかりだった最近、このニュースは嬉しいかも。
でも、タバコはやっぱり吸わないに越したことはないと思いますよ。( ´・ω・)y─┛~oΟ◯
健康に良いわけではなさそうですし、金もかかるし

ちなみに2ちゃんねる元管理人ひろゆき氏のツイッター

真実より、タバコが嫌いだから肺がんになるということして
撲滅したいって人も多い予感。
https://twitter.com/hiroyuki_ni/status/234004811354370050

研究結果があるのに、未だに言われてますね。受動喫煙有害説。。。
https://twitter.com/hiroyuki_ni/status/234034349106933761

RT @yos_yok 受動喫煙が有害だっていう研究もありますけどね 

おぉ、、さぁ、どっちが正しいのか!?
https://twitter.com/hiroyuki_ni/status/234042080064843776

 


コメント

1.名無し
煙いしキモいし臭いから無理です

2012年08月11日 15:04 ▽このコメントに返信
2.名無し
どうでもいいけどタバコは迷惑

2012年08月11日 15:07 ▽このコメントに返信
3.名無し
肺癌じゃなくて今はタバコ吸うと咽頭癌なんじゃ

2012年08月11日 15:08 ▽このコメントに返信
4.名無し
どうでもいいが駐車場にポイ捨てする奴は外で吸うな
その駐車場おめーの家じゃねーから

2012年08月11日 15:12 ▽このコメントに返信
5.名無し
健康とかどうでもいい
ただくせえし煙いし、ポイ捨てする屑がおおいからむかつくだけ

2012年08月11日 15:19 ▽このコメントに返信
6.名無し
臭いってだけで十分害悪だから

2012年08月11日 15:21 ▽このコメントに返信
7.
COPDだっけ?タバコ吸う人がなりやすいやつ。

2012年08月11日 15:25 ▽このコメントに返信
8.名無し
嫌煙家は情弱

2012年08月11日 15:26 ▽このコメントに返信
9.名無し
先端が高音で、ちょうくっさい煙吐きながら歩いてるだけで理由は十分。
実際、人通りが多いところで歩きタバコしてるのはくずしかいないから。

2012年08月11日 15:26 ▽このコメントに返信
10.名無し
タバコ吸ってかっこいいと思ってる奴・・・あなたとても臭いですよ?

2012年08月11日 15:28 ▽このコメントに返信
11.名無し
COPDも在宅酸素療法とかするから、日本の医療費べらぼうに上げてるんだよな
自分の勝手で喫煙しておきながら、老人になると税金無駄遣いってなんだよ、これ…

2012年08月11日 15:30 ▽このコメントに返信
12.名無し
>>1のように煙いとキモイを同一視するバカがいるからなあ
差別って怖いわー
おれは嫌いだけどバカみたいに嫌煙活動はしない
まあせまいところとかで吸うなとは思うけど

2012年08月11日 15:31 ▽このコメントに返信
13.名無し
理屈じゃないんだ
俺が嫌いだから絶対悪のはずなんだよ!

2012年08月11日 15:32 ▽このコメントに返信
14.名無し
おおう・・・・結局否定の理由も噂レベルかいw

2012年08月11日 15:32 ▽このコメントに返信
15.名無し
周囲に迷惑をかけてるのは事実。吸わない人にしてみれば煙と臭いは迷惑。しかも歩きタバコだと火を振り回してる事でさらに危険。ポイ捨てする奴はもはや汚損してるから器物損壊か不法投棄。
外に出ていく煙をモッタイナイと思わないのかな?w

2012年08月11日 15:33 ▽このコメントに返信
16.名無し
副流煙のが有毒性高いってのは常識だし、受動喫煙で全く害がないという事はありえない。
肺がんの原因が全てたばこというわけではないだろうが喫煙することでなる確率が上がるのも事実。
そしてあの臭いと煙のウザったい感じはどう考えても周りに迷惑。
喫煙者はたばこを正当化して世間に認めて欲しいんだったら、薬物乱用を正当化するんだな。
出来るもんなら。
たばこは有毒性(使用禁止されている薬物より弱いが毒があることに変わりない)と
強い依存性があることから、喫煙は一種の薬物乱用と言える。
何故喫煙が許されているのか理解に苦しむね。
地球に悪いのはもちろん、人類自らに害を及ぼしているというのに。

2012年08月11日 15:34 ▽このコメントに返信
17.名無し
でも体に悪いんだろ?なら吸わないに越したことはない

2012年08月11日 15:34 ▽このコメントに返信
18.名無し
缶コーヒー+タバコの口臭はゲロくせえ

2012年08月11日 15:35 ▽このコメントに返信
19.名無し
かっこいいと思ってるやつ
 ちょいおかしいわww

2012年08月11日 15:38 ▽このコメントに返信
20.名無し
この医師()がヘビースモーカーなんだろ
で、専門医()と名乗って正当化したいわけだ

2012年08月11日 15:38 ▽このコメントに返信
21.名無し
俺は小さい頃から愛煙家の親父の傍らで育ったもんで、
たまに流れてくるタバコの煙をかぐと親父を思い出す懐かしい香りなんだが

2012年08月11日 15:39 ▽このコメントに返信
22.名無し
禁煙して3か月。なんか吸っても大丈夫なの?、って気にさせるね。
でも、喫煙しよう、元に戻ろう、とは思わないね。
喫煙はやっぱり
「百害あって一利なし」だすな。

2012年08月11日 15:40 ▽このコメントに返信
23.あ
あまえび煙草吸ってるデブが一番ムカつく。

とりあえず煙草を吸うのは馬鹿だろう。

他人に迷惑をかける、ガンで脂肪する

2012年08月11日 15:40 ▽このコメントに返信
24.名無し
お前らの体臭のほうがよっぽど臭くて周りに迷惑だから

2012年08月11日 15:41 ▽このコメントに返信
25.名無し
>>24
自己紹介乙

2012年08月11日 15:45 ▽このコメントに返信
26.名無し
タバコは悪なんだからさ
吸ってるやつなんて子供にキラキラネーム付けるようなDQNと老害だけだろw

2012年08月11日 15:55 ▽このコメントに返信
27.からあげ 
いや、肺の色を聞いてるんじゃないんだよ。吸うのが有害だって解ってるんだろ、じゃあ吸うなよって話
肺が黒くなるのはタバコのせいではなかった=煙草は体に大した悪影響を及ぼさない、みたいな間違った捉えられ方をしそうな話だよな、これ

2012年08月11日 15:57 ▽このコメントに返信
28.名無し
>>24
君は口臭と体臭がすごいんだろうね

2012年08月11日 15:58 ▽このコメントに返信
29.名無し
タバコが無けりゃ、日常生活に不自由をきたす人生なんて、まっぴらだな。

2012年08月11日 15:59 ▽このコメントに返信
30.名無しさん
> 肺がんの元凶がすべてタバコであると決めつけるのも早計だと思います

「すべて」ってしれっと話すり替えてるな。
肺癌の原因が全て煙草だと言ってる奴なんていないだろ。
2012年08月11日 16:04 ▽このコメントに返信
31.名無し
ちゃんとした研究成果出てから情弱とか言えよ…ww
単なる喫煙家が吸いたいからって適当なこと言うなよ!
タバコ吸ってるやつはガキしかいないのは確かなんだよな・・・
ポイ捨て・禁煙場所での喫煙・オフィスでの喫煙…
上司もやってるからどうにもならないがkzどもが群れて禁煙反対してんじゃねぇよ。

2012年08月11日 16:06 ▽このコメントに返信
32.名無し
>>30
たしかに喫煙家のいいように話をすり替えてるな…

そして俺はタバコが無害ならどうして吸ってるやつにはDQNの子供しか生まれないの?
良い奴もいるが吸ってるやつは8割がた屑なんだよ…
頭に煙回って考えられなくなったのか??ww

↑と釣り発言をしてみるけど喫煙家釣れろよww

2012年08月11日 16:10 ▽このコメントに返信
33.名無し
肺がくろいのは人工的に染色した物って聞いたことがある

肺癌になるとか、ならないとかの議論の前に、社会の癌なので迷惑

2012年08月11日 16:12 ▽このコメントに返信
34.名無し
通りすがりの歯医者ですが、タバコは有害ですよ。歯周疾患の大きな原因です。口臭もかなりひどくなります。歯が痛い時、食べられない時タバコを吸ってやり過ごす結果、悪化します。タバコ・酒・歯磨き忘れる、このコンボは最凶です。

2012年08月11日 16:13 ▽このコメントに返信
35.名無し
嫌煙家のカルトって知ってた
そこにあるのはただの感情論で科学的根拠がまるでない
平山論文にこれ幸いに乗っかったただのアホ
ここのコメント欄の能無しぶりが全てを語ってる

2012年08月11日 16:19 ▽このコメントに返信
36.Delicious
タバコを吸う奴って、小さい頃の喘息にかかってた俺にとっては天敵だから、マジで人が多いところではやめてほしいわ

2012年08月11日 16:21 ▽このコメントに返信
37.名無し
なんだ、嫌煙家ってのは、ただマスコミに踊らされているだけの情弱だったのかwww

2012年08月11日 16:32 ▽このコメントに返信
38.名無し
嫌煙家って、タバコすわないすべてのひとだからな。
タバコすわないけど煙好きなやつはまずいない。

2012年08月11日 16:37 ▽このコメントに返信
39.名無し
フフフ、タバコも排気ガスも大嫌いな俺がとおりました。失礼します。

2012年08月11日 16:39 ▽このコメントに返信
40.名無し
これ意味なくね?
それこそ煙草を吸っているからではなく、吸っている奴がいた事による副流煙で黒くなったとも考えられるんだし。
吸ってないのに黒いから煙草は原因じゃない、とはいえんな。
特に現状年取ってる奴は、今は禁煙化が進んでるから副流煙はマシだが
昔は関係なくバカどもがそこらじゅうで、それこそ会社内でも吸ってたからな。
普通にサラリーマンがオフィスで仕事してるだけで副流煙の被害にあってた。
吸ってる本人はフィルター通してるから黒くはならず、吸ってないほうが副流煙でって事すらあり得る。
2012年08月11日 16:40 ▽このコメントに返信
41.名無し
>>36
同意、現在も喘息もちの私にとっては天敵
吸うなとは言わないが、迷惑をかけずに吸え。

2012年08月11日 16:42 ▽このコメントに返信
42.名無し
要するに、タバコを吸う人間のマナーが悪いからタバコが嫌われるんだろ
2012年08月11日 16:49 ▽このコメントに返信
43.名無し
ちなみに大型車や交通量の多い幹線道路沿いに住んでる人の癌発生率は
20パーセントも高い。これ言っちゃうと損害賠償やらどーのこーのややこしくなるから医学会ではタブーなんだけどねw

2012年08月11日 16:50 ▽このコメントに返信


05. 2013年3月22日 01:36:22 : mHY843J0vA
1万頭もの豚の死骸が漂った上海の黄浦江

原因は養豚農家の不法投棄

2013年3月22日(金)  北村 豊

 上海紙「新民晩報」の公式サイト“新民網(ネット)”は3月9日付で、上海市を流れる黄浦江の上流域で大量に漂っている豚の死骸が発見されたと報じた。この記事の内容は国営通信社「新華社」や国際通信社「ロイター」によって全世界に配信され、大気汚染のPM2.5に続く、中国の新たな環境汚染として世界中を驚かせた。同記事の概要は以下の通りである。

毎年春と夏、夏と秋の境目には死骸が増える

【1】大量の豚の死骸が見つかった現場は、上海市の南西部に位置する“松江区”を流れる“横潦(おうろうけい)”と呼ばれる流域である。松江区の関係部門が同区内の黄浦江流域でローラー作戦を展開して豚の死骸を探索し、3月9日までに929頭の豚の死骸を回収した。

【2】横潦付近の村人によれば、以前は同流域の川水で米や食器を洗っていたが、水道水を使うようになってからは、黄浦江の水面に漂流するものにあまり注意を払わなくなった。しかし、彼らは横潦流域が水道水の水源であることを知って驚きを禁じ得なかった。

【3】60歳くらいの村人によれば、以前にも横潦流域では豚の死骸をよく見かけたが、それらは病死した豚を密かに黄浦江に投げ込んだものだった。豚の死骸は上流から漂ってきた可能性はあるが、豚を飼っている近隣の農民が病気にかかった豚を黄浦江に投げ込んだ可能性も排除できないと述べた。

【4】上海市は関係部門による緊急会議を招集して対策を検討中である。また、豚の死骸については、松江区が人員を配備し、全力を挙げて引き上げ作業を行っており、回収された死骸は市内の“奉賢区”にある「上海動物無害化処理センター」へ移送して処理している。なお、上海市当局は死骸の流出源を特定すべく鋭意調査を行っている。

 横潦流域で最初に漂っている豚の死骸が発見されたのは3月5日で、当時回収された豚の死骸は45頭であった。それが9日には累計で929頭にまで増大したため、新民網は重大ニュースとしてその実情を報じたのだが、豚の死骸はその後も次々と発見されて引き上げられた。回収された豚の死骸の累計は翌10日には1200頭を超え、11日3323頭、12日5916頭、13日6601頭、14日7545頭、15日8354頭、16日8965頭、17日9460頭となり、本稿を執筆している18日には午後3時までに新たに335頭が引き上げられて、累計数は9795頭となった。冗談ではないが、大台の1万頭まであと205頭に迫った。

 3月14日に累計数が7545頭となった時点で、メディアのインタビューに答えた上海市市“市容緑化局(市外観緑化局)環境衛生水上管理処”の“処長(部長)”である“朱錦則”は、「黄浦江に豚の死骸が漂うのは偶然の事ではない。過去10年来ずっと途絶えることなく、毎年春と夏、夏と秋の境目には決まって死骸の数量が増大する」と発言した。この発言を知った庶民は大いに反発し、ネットの掲示板には怒りの書き込みが殺到した。その一例を紹介すると次の通りである。

豚サーコウイルス病に感染して大量に死亡

(1)そうだったのか、俺は“排骨湯(肉つき肋骨のスープ)”<注1>を飲んで育ったのか、どうりで肉だけは育ったが、知能指数は育たなかった。

<注1>排骨湯とは黄浦江の上流で取水される水道水を指す。豚の死骸が漂っていた川水を取水して浄水処理された水道水は、あたかも排骨湯と同じようなものという意味。

(2)上海市当局はどうして今までそうした事実を公表しなかったのか。これは正に庶民を豚扱いしていたと言える。しかしながら、彼ら自身もこの事実から逃げることは出来なかった。彼らもその家族も排骨湯を飲まざるを得ず、庶民と同様に豚扱いされた。

(3)役人どもに黄浦江で泳がせた後で毎日何度も黄浦江の水を飲ませて、発病しないか確かめてみればよい。

 ところで、引き上げられた豚の死骸の一部には家畜の身分証明書と言える“耳標(耳標識)”が付いていた。中国の『動植物防疫法』の規定によれば、飼育する豚が生後45〜60日で、重量20キログラム前後になったら伝染病予防の注射を打ち、それと同時に豚の耳に標識を付けることになっているので、標識に記載された数字から豚の飼育地が分かる仕組みになっている。今回回収された死骸の耳に付いていた標識上の数字は大部分が不鮮明であったが、辛うじて判読できた数字からは、死骸となった豚が主として上海市に隣接する浙江省“嘉興市”および“平湖市”<注2>で飼育されていたことが推測された。

<注2>平湖市(人口49万人)は嘉興市(人口450万人)の管轄下にある“県級市(行政的には県と同等の市)”

 一方、豚の死骸をサンプル検査した「上海市動植物疫病予防コントロールセンター」によれば、サンプルの一部からは“猪圓環病(豚サーコウイルス病、略称:PCVD)”のウイルスが検出された。これについて“上海市農業委員会”は、豚サーコウイルス病は「豚サーコウイルス2型(PCV2)」の感染によって引き起こされる豚の伝染病で、近年中国でも比較的多く発生しているが、人間には感染しないと述べた。ここから考えられるのは豚がPCVDに感染して大量に死亡し、その処理に困った農民が豚の死骸を黄浦江に捨てた可能性である。

埋め立て処分が間に合わず

 3月13日付の経済紙「第一財経日報」は、「黄浦江の豚の死骸の根源を探る:死んだ豚を無造作に捨てた嘉興の農村」と題する嘉興市および平湖市の農村地帯における養豚実態の取材記事を掲載した。その要点は以下の通りである。

【1】人口が450万人の嘉興市が年間に生産する“生猪(生きた豚)”は450万頭。黄浦江の上流域で大量に発見された豚の死骸と直接の因果関係があるか否かは別として、それらの豚の根源が養豚業の密集する嘉興市南湖区の“新豊鎮”と隣接する平湖市の“曹橋街道”であることは間違いない。

【2】新豊鎮は人口4.3万人で10カ村からなり、鎮全体で9000戸以上ある農家のうち7000戸以上が養豚を行っている。豚の飼育数は25万頭で、年間の出荷数は45万頭前後である。一方、曹橋街道は人口3.1万人で11カ村からなる。そのうちの“孔家堰村”には1000戸以上の農家があるが、どの農家も養豚を行っており、最多は400頭以上、最小でも2〜3頭の豚を飼っている。養豚は地元農民の主要な収入源となっている。

【3】新豊鎮や曹橋街道では、幹線道路の横を流れる川や村の小川の至る所で、数頭から数十頭の豚の死骸を見かけた。孔家堰村の小川に数頭の腐敗で膨張した豚の死骸が流れていくのを見たが、小川の周辺の農民たちは気にも留めずに談笑していた。記者がこの点を質すと、「引き上げなくていいのさ、すぐに流れて行ってしまうから」と答えた。どこから流れてきたのかと尋ねると、「どこかの養豚農家が捨てたのだろう」との答え。死んだ豚は指定された場所に集めるのではないのかと聞くと、「誰も集めに来ないし、電話しても来ない」とのことだった。

【4】そこで死んだ豚の集積所を何カ所か訪ねてみたが、どこの集積所もごみの山の隣にあり、豚の死骸と生活ごみが入り混じり、豚の死骸の集積所を示す標識すら無かった。いくつかの集積所はセメント板を積み重ねて作られていたが、蓋もないので、無数のハエが飛び交い、あたり一面に悪臭が漂っていた。ある農民は記者の質問に答えて言った。「ここでは死んだ豚を捨てるのはごみを捨てるのと一緒さ。わざわざ集積所へ持って行くのは面倒臭いから、自然と楽な方に流れて、適当に捨てるのさ」

【5】3月12日に嘉興市が開催した記者会見の席上、市の“牧畜獣医局”副局長は豚の死骸の収集から処理まで一貫した無害化処理システムは基本的に確立されていると述べた。実際に新豊鎮には112カ所の無害化処理場があるとのことだが、豚が病気で大量に死ぬと無害化処理場は満杯となる。記者も「満杯」という標識が立った処理場を目撃したが、その周囲には至るところに既に腐敗した豚の死骸が転がっていた。

 3月6日付の嘉興紙「嘉興日報」が伝えたところによれば、新豊鎮で最大の養豚村落である“竹林村”には1400戸以上の養豚農家があるが、昨年の冬から今年の春にかけて豚の死亡が特に顕著であったという。その死亡数は1月が1万78頭、2月が8325頭に上り、3月に入ってからは平均して毎日300頭が死んでいる。このため、竹林村の豚の死骸処理場では穴を掘っては懸命に埋め立て処理を行っているが、死亡数が多すぎて追いつかない状況にある。豚の死亡数が急増している原因には、(1)養殖密度が高過ぎて、細菌の繁殖が比較的速い、(2)“乳猪(子豚)”は病気にかかりやすく、1頭が死ねばすぐに十数頭が死ぬ、などが挙げられる。収集された豚の死骸は消毒してから埋められるが、村の土地にも限度があり、埋め立て処理をしていない村も多く、必然的に養豚農家は省力のために死骸を捨てて終わりにするのだと言う。

全国各地で常習的に行われている

 3月15日の夜10時30分、嘉興市政府は緊急の記者会見を開催し、副市長である“趙樹梅”が以下の内容を報告した。

【1】過去1週間にわたって全市を挙げてしらみつぶしの探索を行い、15日までに投棄されていた3601頭の豚の死骸を回収したが、そのうちの80%は子豚であった。

【2】豚が死んだ原因と考えられる理由はいくつかある。1番目の理由は、嘉興の養豚規模が非常に大きく、死亡する豚の絶対数も多いことにある。2番目の理由は、死亡した豚に占める子豚の割合が極めて大きいことにある。昨年の冬から今年の春にかけて嘉興市の気温は低かったので、寒さに対する抵抗力が弱い子豚の死亡率が高まったことによるものである。

【3】3番目の理由は、嘉興市には豚の死骸を自由気ままに捨てる悪習を改めることができない養豚農家が一部存在することである。近頃の気温上昇に伴い、河川の底に沈んでいた豚の死骸が次々と浮かび上がっているが、回収された豚の死骸から見て、死亡時期は半月あるいはそれ以前であり、時間的な間隔から考えて、死骸の投棄は一時期に集中して行われたものではない。ただし、上海の黄浦江流域に漂っていた豚の死骸の根源がすべて嘉興市であるということは認めがたい。

 こうして黄浦江の上流域で回収された豚の死骸は、規則を守れない不心得な養豚農家が周辺の河川に不法投棄したものであること、その一部は嘉興市を根源としていることが明確になった。豚の死骸が河川に不法投棄された事件について過去のニュースを調べてみると、2009年4月に福建省福清市を流れる河川に麻袋に詰められた100頭以上の豚の死骸が、2010年には浙江省を流れる“銭塘江(せんとうこう)”で3月9〜17日の間に550頭の豚の死骸が、その翌月の4月には湖北省長沙市を流れる“湘江”で大量の豚の死骸が、それぞれ報じられている。また、2013年には黄浦江での発見と相前後して3月13日に湖北省宜昌市を流れる長江の支流“五龍河”で50頭の豚の死骸が発見されている。

 要するに、不心得な養豚農家は全国各地に存在し、至る所で豚の死骸は河川に不法投棄されているのが実態である。今年はたまたま黄浦江に不法投棄された豚の死骸が例年より多く、温度が急激に上昇したために、川底に沈んでいた死骸が腐敗して同時期に浮かびあがったことで世間の注目を集めたに過ぎないのである。例年ならば、黄浦江を少しずつ漂流する豚の死骸は誰からも注目されることもなく、上海市の中心部を流れ下って、長江の下流と合流して、“黄海”へと流れ出ていたはずであったのだ。

 ことわざに「幽霊を捕らえてみれば枯れ尾花」というのがあるが、全世界へ報じられた「黄浦江に漂う大量の豚の死骸」は、「枯れ尾花」ならぬ「養豚農家の不法投棄」という結末で幕を閉じた。PM2.5問題で世界中に大気汚染の元凶としてその名を轟かした中国は、不心得な養豚農家によって水質汚染にも大きく「貢献」していることを世界に知らしめたのである。

死んだ豚の加工品を食べさせられているのか

 ところで、2012年11月8日、“嘉興市中級人民法院(裁判所)”は、嘉興市南湖区に違法な食肉処理場を開設し、安値で仕入れた“死猪(死んだ豚)”を加工・販売した17人からなる犯罪グループに対する1審判決を下した。同グループは、2009年1月から2011年11月までの間に、違法な食肉処理場で7.7万頭の死んだ豚を処理して販売、その累計販売金額は865万元(約1.3億円)に上った。判決は、主犯格の3人を無期懲役、10人を5〜12年の懲役、残る4人を1年6カ月〜3年6カ月の懲役に処した。
 
 一部のうがった見方は、上記の事件が今回の嘉興市を根源とする大量の豚の死骸の背景なのではないかとしている。すなわち、死んだ豚を買い入れてくれた犯罪グループがいなくなった結果、嘉興市の養豚農家は以前ならば多少なりともカネになった死んだ豚の処理に困り、河川に不法投棄したと言うのである。この見方が正しいかどうかは別として、今回の事件を契機に、中国の消費者は販売されている豚肉が“死猪”の加工品ではないかという疑心暗鬼にさいなまれていると言う。


北村 豊(きたむら ゆたか)

中国鑑測家。1949年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。住友商事入社後、アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。中央大学政策文化総合研究所客員研究員。中国環境保護産業協会員、中国消防協会員


世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」

日中両国が本当の意味で交流するには、両国民が相互理解を深めることが先決である。ところが、日本のメディアの中国に関する報道は、「陰陽」の「陽」ばかりが強調され、「陰」がほとんど報道されない。真の中国を理解するために、「褒めるべきは褒め、批判すべきは批判す」という視点に立って、中国国内の実態をリポートする。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20130320/245309/?ST=print


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