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習近平主席「中越は友好的協力の道へと揺るがず前進すべき」:両国の残す南シナ海係争はトンキン湾沖境界画定だけに
http://www.asyura2.com/12/china3/msg/538.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 6 月 20 日 20:02:43: Mo7ApAlflbQ6s
 


 中越首脳会談後に調印した「包括的・戦略的協力パートナーシップ実行への行動計画」には具体的な問題解決法が書かれているのだろうが、中国も、6月5日行われた第4回戦略国防対話でベトナム側が提案したラインで南シナ海係争を解決することに合意したようだ。

 領土問題は、国民が敏感に反応する事柄なので、係争相手国に譲歩したとか妥協したとかと思われてしまう合意はできない(そのように思われるような内容で発表はできない)。

 中国は南沙諸島と西沙諸島の全域に対し領有権を主張し、ベトナムは実効支配している南威島の領有権を主張している。同時に、それは排他的経済水域の境界画定問題につながっている。
 島の実効支配について「現状維持」の合意は中国の譲歩となるが、今後の経済成長が大いに期待でき、国境を接し人口規模も大きく歴史的なつながりも長く深いベトナムとの友好関係のほうが重要という判断を行ったのだろう。
 ベトナムが、南シナ海での海洋権益をめぐる係争で、日本・アメリカ・インドとの関係を今以上強める事態も避けたいはずだ。

 そのような思いは、習国家主席の「中越双方は歴史と国民に責任を負う精神に基づき、中越友好と両国関係の発展の大計を重視して、決意をもって南中国海問題の政治的解決を導き、推進し、両国関係への妨害を防ぐべきだ。鍵は安定の維持と協力の推進にある。双方は二国間交渉と友好的話し合いの推進を堅持し、争いを複雑化、拡大させる恐れのあるいかなる一方的行動もとらず、南中国海問題の国際化を防ぐべきだ。ベトナム側と共に努力して、北部湾(トンキン湾)沖作業部会交渉を強化、緊密化し、共同開発と境界画定の同時推進を目指し、北部湾沖の共同調査を速やかに行ないたい」という表明によく現れている。

 ベトナムのチュオン主席も、「ベトナムは両国間の合意を真剣に実行に移し、友好的話し合いを通じて問題を適切に処理し、北部湾沖の境界画定と共同開発について積極的に話し合い、海上の平和と安定を共同で守り、両国関係に影響が生じないようにしたい」と応じているので、南シナ海での中越の係争は、トンキン湾沖の境界画定に絞られたとみることができる。

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習近平主席「中越は友好的協力の道へと揺るがず前進すべき」

 習近平国家主席は19日、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席と人民大会堂で会談した。両首脳は友好的かつ率直で誠意ある雰囲気の中、新情勢下の両国の包括的・戦略的協力パートナーシップの深化について踏み込んで意見交換し、幅広い共通認識にいたった。

 習主席は「中越は互いに重要な近隣国であり協力パートナーだ。過去60年余りの両国関係の歩みがわれわれに与える最も重要な啓示は、いかなる問題や妨害に遭おうとも、中越双方は友好協力の道に向かって揺るがず前進しなければならないということだ」と指摘。

「中国は現在、中国共産党の第18回党大会で決定した目標と任務を達成するために奮闘しており、平和で安定した周辺環境を必要としている。中国はベトナムとの関係発展を強く重視しており、ベトナムとの友好という基本方針を揺るがず遂行する。中越関係はこれまでの事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開く正念場にある。国際政治・経済構造の深く複雑な変化を前に、中越双方は共に両党・両国関係の発展という正しい方向性をしっかりと押さえ、双方の根本的利益と両党・両国の前途と命運の観点から、中越友好を揺るがず打ち固め、推進し、戦略面の相互信頼をたゆまず強化し、溝を適切に処理し、中越関係という大きな船が正しい航路からそれないようにしなければならない」と強調した。

 チュオン・タン・サン主席は「越中両国には厚い伝統的友情がある。これは両国人民の貴重な財産であり、両国関係の将来の発展の堅固な基礎でもある。ベトナムの党、政府、国民は中国の支持と助けを忘れない。中国国民が中国の特色ある社会主義の建設の道において一層の成果を上げ、小康(ややゆとりのある)社会の全面的完成を順調に実現することを祈る。複雑で変化に富む国際情勢を前に、ベトナムは中国との善隣友好と包括的協力を強化し、相互信頼を深め、溝を適切に処理し、伝統的友情を継承・発揚し、越中関係をよりよく発展させ、各自の発展のために良好な外部環境を築くことを望んでいる」と表明した。

両首脳は「中越は共に経済・社会発展の正念場にある。双方は相手国の発展を自国の発展のチャンスと見ており、包括的・戦略的協力を一層深化する必要がある」との認識で一致した。

 南中国海問題に関して習主席は「中越双方は歴史と国民に責任を負う精神に基づき、中越友好と両国関係の発展の大計を重視して、決意をもって南中国海問題の政治的解決を導き、推進し、両国関係への妨害を防ぐべきだ。鍵は安定の維持と協力の推進にある。双方は二国間交渉と友好的話し合いの推進を堅持し、争いを複雑化、拡大させる恐れのあるいかなる一方的行動もとらず、南中国海問題の国際化を防ぐべきだ。ベトナム側と共に努力して、北部湾(トンキン湾)沖作業部会交渉を強化、緊密化し、共同開発と境界画定の同時推進を目指し、北部湾沖の共同調査を速やかに行ないたい」と述べた。

 チュオン・タン・サン主席は「ベトナムは両国間の合意を真剣に実行に移し、友好的話し合いを通じて問題を適切に処理し、北部湾沖の境界画定と共同開発について積極的に話し合い、海上の平和と安定を共同で守り、両国関係に影響が生じないようにしたい」と表明した。

 会談後、両首脳は「包括的・戦略的協力パートナーシップ実行への行動計画」などの協力文書の調印式に出席した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年6月20日


http://j.people.com.cn/94474/8292104.html


 

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コメント
 
01. 無段活用 2013年6月24日 03:42:08 : 2iUYbJALJ4TtU : ddGVSlWexS
中越首脳会談に関連して、係争中の領土・領海での石油資源の共同開発につい
て前進があった。これは大きいと思う。

(ベトナムと中国、トンキン湾原油共同探査協定を延長・拡大:WSJ日本版)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324438704578558230518689470.html


02. 恵也 2013年6月24日 15:15:10 : cdRlA.6W79UEw : ztUNcbDLOQ
>>01 石油資源の共同開発について前進があった。これは大きいと思う。

これを尖閣に適用して欲しいものだ。
もともと日清戦争のドサクサに内緒で沖縄県に編入し、正式に講和条約で
台湾などを日本領土として編入しましたので二重の編入になり、1970年まで
中国側に無視されてました。

ポツダム宣言を日本は受諾したのだから、勝利者である中国に尖閣も戻す
のが法的には正しかったけど、中国は尖閣に気が付きませんでした。
気が付かなかったミスはあるけど、時効は適用できないでしょう。


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