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悪名高き中国の排泄マナーは変わるのか? 立ち小便を注意して殺人事件に
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投稿者 SRI 日時 2013 年 10 月 09 日 02:47:07: rUXLhToetCnYE
 

悪名高き中国の排泄マナーは変わるのか?

立ち小便を注意して殺人事件に

2013年10月9日(水)  福島 香織

 中国では10月1日から7日まで国慶節休暇で、俗に秋のゴールデンウィークと呼ばれる旅行シーズンを迎えた。今年の国慶節が例年と少し違うのは、このシーズン開始に合わせて「国家旅遊法(旅行法)」なるものが制定されたことだろう。

 この旅行法は、旅行会社と旅行者の合法的権利や健全な旅行市場秩序を保護し、健全に旅行業を発展させようとするためのものだ。たとえばツアー会社が強引に市場より割高の土産物店に連れて行き、客に土産を買わせてバックマージンを得るといった中国で公然と行われていた不正なども明確に禁止される。

 だが、興味深いのは、ツアー客のマナーの悪さ(非文明行為)を旅行法違反の反社会公徳行為とみなし、非文明行為によるトラブル、損失の賠償責任が旅行者にあることや、ツアーガイドのツアー客に対するマナー指導責任なども盛り込まれていることだ。それだけ中国人旅行者のマナーの悪さは、国内旅行においても海外旅行においても問題視されてきた。

 この旅行者マナーの改善キャンペーンは今年下半期に入ってからかなり力を入れられており、国家旅遊局は2006年につくった「文明旅行ガイド」を国慶節前に改めて引っ張り出して喧伝し、文明旅行を呼びかけた。ちなみにこの文明旅行ガイドの、突っ込みどころ満載の内容については、キンブリックスナウという日本語中国ニュースサイトが面白くまとめている。

至るところに大小便が落ちている

 さて、この国家肝いりの旅行者マナー改善キャンペーンの成果がこの国慶節旅行シーズンでどれだけ現れたのか。報道を見る限り、あまり改善されていないようである。例えば10月3日の渤海早報にはこんな記事。

 「国慶節の休暇期間、濱海新区(山東省青島市)の景勝地や田園地帯には大勢の旅行客がレジャーに来た。このゴールデンウィークから旅行法が施行され、旅行者の文明資質が初めて試されたわけだ。だが、本紙記者が新区の景勝地を取材すれば、ゴミは散乱し、大声の喧噪は絶えず、至るところに大小便が落ちている『旅行悪習』が目につき、美しい景色と鮮明に対照をなしているのだ……」

 中国青年報によると「景勝地・西湖区(浙江省杭州市)で10月2日に落ちていたごみは40トンにのぼり、緑地帯では至るところに大小便の跡があった」。

 旅行者マナーというよりは、普段の中国人の生活習慣の問題に直結するのだが、この中国人的マナー、生活習慣の差で、外国人にとって最も困惑させられるのが排泄マナーだろう。子供などが、至るところで用を足すのである。今回は尾籠(びろう)な話になるが、中国人の排泄マナーについて。

 中国では赤ん坊に俗に「股割れズボン」というものを履かせ、排泄を催せばバスの中だろうが、地下鉄の中であろうが、人通りの多い往来であろうが用を足させる習慣がもともとあったことは、中国に暮らしたことがある人ならご存知だろう。そんなのは10年も昔のことだろう、今の都会ではそんなものは見かけない、というご意見もあるだろうが、私はいまだちょくちょくそういう場面に遭遇する。

広州の地下鉄で突然……

 2010年に広州を旅行した時のこと。地下鉄の中で、私の向かいに座っていたおばあさんが膝に抱いていた2歳くらいの女児に大便をさせるのを目の当たりにしたことがある。ちょうど昼下がりで車両内の乗客はまばらであった。おばあさんはたまたま隣に座っていた女子大生風のメガネをかけた知的な若い女性と世間話をしていたのだが、女児が膝の上でもぞもぞしているのに気づき、ぱかっと、自分の膝を割って、女児の膝裏を抱え上げ、ズボンの股われ部分から尻を露出させると、そのままぽたぽたと排泄させたのだった。

 とたん車両内に臭いが充満したのだが、居合わせた乗客は誰も文句を言わなかった。おばあさんは隣に座っている知的な女性に紙を持っているか、と聞くと、女性は膝に置いていたバッグをあけてポケットティッシュを渡した。おばあさんはティッシュを数枚引き出して、床におちた女児の排泄物の上にそっとかけ、足のかかとでぽんと座席の奥へ蹴りいれた。そして何事もなく、隣の女性と談笑を続け、隣の女性もニコニコと笑って女児をあやしたりしている。

 それがあまりにも自然で、悪びれず、午後ののどかな地下鉄車内風景に溶け込んでいて、私は衝撃を受けた。話としては聞いていた中国の排泄マナーであったが、まさか、まもなくアジア大会が開かれる広州という中国有数の大都市の地下鉄車内でこんな光景を目の当たりにするとは思っていなかったのである。このとき、子供の排泄ぐらいで目くじらをたてるのは大人げない、という空気が確かに車内にはあり、小さな子供はどこでもウンコするものだというのが、中国人社会の常識であると感じたのだった。

 なるほどこの感覚を香港のディズニーランドなどに持ち込まれてしまうと、香港人が「大陸からの旅行者がシンデレラの城の前で排泄する!」と憤るのももっともだ。そして中国人客側は「香港人は中国客をバカにする。金払ってやってんのに」と逆切れするので、トラブルが生じるわけである。国際社会でマナー違反と中国人が非難される多くの事象は中国人にとっては普通の生活習慣であったりする。

 この排泄トラブルが、最近は中国国内で発生するようになった。

排泄マナーを注意する人が出現

 たとえば9月4日、上海の地下鉄11号線車両内で、父親が子供におしっこをさせた。これを乗客の男性が注意した。すると父親は男性をいきなり殴りつけた。男性が反撃すると、父親の友人が加勢し、やがて赤ん坊を抱いていた妻も加勢。3人で注意した男性をぼこぼこにした。

 この喜劇映画のような口論と殴り合いの様子は車両内の監視カメラに一部始終が収められ、広東衛星テレビでニュースとして報じられた。父親は次の駅で保安員に拘束され、行政拘留処分を受けた。

 上海では8月22日にも地下鉄3号線車両内で、若い両親が子供におしっこをさせたところ、女性客の足にかかり、女性客が注意した。すると一緒にいた祖父が逆切れして女性客を蹴る事件があった。祖父はこの直後、鉄道交通派出所で厳重注意を受け、反省文を書かされた。

 9月6日にも四川省宜賓市で同様の事件が起きた。若い夫婦が子供に街角で大便をさせていたところ、女性清掃員が父母に注意し、きちんと大便を片付けるように求めた。ところが、父親はこれを拒否、悪態をつきながら2度にわたり、子供が出したばかりのほかほかの大便を清掃員に向かって投げつけ、その顔右側面に当たった。父親は翌日、家族に説得され派出所に出頭。公然と他人を侮辱した罪で10日間の行政拘留の処罰を受けた。

 私の驚きは、中国の若い親の子供の排泄マナーの悪さではなく、それを注意する人の出現であった。昔の「子供はどこでもウンコしていい」という中国人社会の常識が変わってきた、ということである。

 8月あたりから、排泄マナーをめぐるトラブルの報道が目についた。子供の排泄マナーだけでなく、大人の排泄マナートラブルも多い。

 8月21日午前2時ごろ、甘粛省蘭州市の東風劇院前のバス停で男性が殺害される事件があった。殺害された理由がなんと「立ち小便」だった。警察が監視カメラをもとに調べたところでは、被害者男性がバス停で公然と立ち小便をし、同じバス停のバス待ち客Aがマナー違反だと注意した。男性は注意したAを殴りつけたので、別のバス待ち客B、Cが止めに入った時に、2人は男を殴ってしまい乱闘になった。この過程でCは携帯していたナイフを取り出して、男性の胸を刺し、逃げようとして後ろを向いた被害者の背中も刺して、殺害した。この事件で計5人の男女が容疑者として逮捕された。要するに立ちションを注意して逆切れされたので、バス待ち客が制裁を下したのだ。

 そういえば、先月も中国の人気スター陳坤が、立ちションしたところを写真に撮られてネットに流れてしまい、平謝りする事件もあった。直接注意するのではなく、写真を撮影してネットに上げて、匿名で糾弾するケースも多い。この国慶節休暇の間も、観光地での立小便や子供の排泄の現場をスマートフォンの写真にとってネットにアップし告発糾弾する例がたくさんあった。

マナーの向上というより世相悪化の表れ

 以前の中国社会では問題視されなかった排泄マナーが、批判や糾弾の対象になってきたという意味では、中国人の意識は向上してきたといえるかもしれない。しかし、どうも良い気分がしない。

 注意して逆切れするということは、本人は反省の気持ちがないのだ。逆切れする方が悪いのはその通りなのだが、逆切れされて殴られたので殴り返した末に殺害してしまった蘭州の立ち小便事件などは、マナーの向上云々の問題ではなく、もはや自分の気にくわぬ他人の行動がお互いに許せないというだけの、世相の悪化ぶりを示しているのではないだろうか。

 立ちションで殺人が起きるなど、なんと嫌な社会か。マナーの向上のためにマナー違反の現場写真をネットでさらし、その人のプライバシーまで暴くような方法でマナーが向上したことを文明の進歩といって、本当に喜べるのだろうか、とも思う。

 私はマナーというのは本来、法の処罰によって律し、監視によって守らせるようなものではないと思っている。ましてお上が大宣伝を打って、密告を奨励し違反者を糾弾するようなものでもない。まずは他人への思いやりの気持ちがあり、自分が少し我慢すれば、周りの人々が快適になり、その場の空気が良くなり、自分も気持ち良く過ごせる、というだけの話のはずだ。

 中国には我慢を美徳とする感覚はあまりない。ちょっと前までは幼少期に股割れズボンでトイレトレーニングといったものも必要のない暮らしの中で大きくなったのだ。しかも、他人への思いやり、という感覚もあまりない。うっかり優しさや思いやりなどを持とうものなら揚げ足を取られ、裏切られてしまう厳しい社会で生きてきた。

 欲望は我慢せず、主張は押し通し、人は簡単に信じず、無条件に譲歩してはならない。中国で生き残るための処世訓はだいたい日本的価値観では「こんな大人になってはいけない」と教えられるような類のものだ。そういう中国人のマナー教育とは、政府の大号令に従い相互監視の厳しい目によって違反者を糾弾していくしか方法がない、ということなのだろう。だがそれでも結果的には、連休明けの観光地の芝生には大小の排泄跡が残されるわけである。

 中国のマナー改善大キャンペーンでは、本当のマナーというものは絶対身につくまい、と思う。それどころか一昔前の中国が持っていたある種の鷹揚さ(いいかげんさともいう)が削ぎ落とされて、なんともギスギスと剣呑な社会に変ってきている。本当のマナーとは、人々が互いの権利を尊重し合い、不条理に奪われたり搾取されたりすることのない安心できる民主的な法治社会が実現した結果生まれる心のゆとりに宿るものなのだ。政治キャンペーンと罰則と監視で民衆をコントロールしようとする今の中国に、本当のマナーは育たない。

このコラムについて
中国新聞趣聞〜チャイナ・ゴシップス

 新聞とは新しい話、ニュース。趣聞とは、中国語で興味深い話、噂話といった意味。
 中国において公式の新聞メディアが流す情報は「新聞」だが、中国の公式メディアとは宣伝機関であり、その第一の目的は党の宣伝だ。当局の都合の良いように編集されたり、美化されていたりしていることもある。そこで人々は口コミ情報、つまり知人から聞いた興味深い「趣聞」も重視する。
 特に北京のように古く歴史ある政治の街においては、その知人がしばしば中南海に出入りできるほどの人物であったり、軍関係者であったり、ということもあるので、根も葉もない話ばかりではない。時に公式メディアの流す新聞よりも早く正確であることも。特に昨今はインターネットのおかげでこの趣聞の伝播力はばかにできなくなった。新聞趣聞の両面から中国の事象を読み解いてゆくニュースコラム。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20131007/254262/?ST=print  

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コメント
 
01. 2013年10月09日 15:02:17 : rAZs4KvhOE
排泄問題で中国を叩くのが流行りだが、「あら嫌だ、立小便は国の恥」という標語は前の東京オリンピックの時だったんだよ。
もっとも、現在街中で立小便するのは、余程の酔っ払いか、〇国人くらいしか居ないがね。
日本も進化したもんだ。

02. 2013年10月13日 00:10:40 : dmkMWIGdew
 中国の国民は、マナー違反というより『末世の状態』だな。
空気、水、土壌、食材の全てが汚染されているのに、改める気がない。
 自然環境を破壊し、無法が罷り通る国民を教育できず、食べ物も安心して口にできない政治を作り出した共産党独裁政権の終末が近付いたのは確かだ。

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