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中国の夢の多重性:方法論や結末はともかく、戦前の日本が抱いた夢に近いような気が...
http://www.asyura2.com/12/china3/msg/725.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 12 月 25 日 03:15:27: Mo7ApAlflbQ6s
 


中国の夢の多重性
 2013年12月24日14:08

 「中国は人類に対してより大きな貢献をすべきだ」。これは1956年の「孫中山氏を記念する」での毛沢東の呼びかけだ。だがほどなくして、中国と世界との関係の矛盾は様々な「中国脅威論」「中国責任論」に集中し、西側発言力覇権システム下で中国の置かれた厄介な立場が浮き彫りになった。(文:王義桅・チャハル学会シニアフェロー、中国人民大学教授。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 現在では、中国に対して日増しに高まる世界の期待と立ち後れた中国の国際能力との矛盾が、中国と世界との関係の主たる矛盾の1つとなっている。中国海軍はシリアの化学兵器の国外廃棄のために海上護衛を行っている。王毅外交部長(外相)が中東地域をシャトル訪問し、中国は中東で独自の役割を発揮している。次々に増える事実は、中国がより大きな、独自の国際的役割を発揮することが大きな趨勢であることを物語っている。

 中国は世界で唯一の、四重の位置づけを持つ国だ。社会主義中国、東洋文明の歴史ある国、発展途上の大国、新興国だ。中国の位置づけの多重性は、中国の夢の内容の多重性に表れている。

 第1に、社会主義の夢。国内的には共同富裕化を追求し、国際的には公正・正義を追求することに、社会主義の夢としての中国の夢の性質が示されている。

 第2に、東洋文明復興の夢。中国の夢は中華文明の復興と同時に、西側発言力覇権の衰退と、東洋が西洋に従属する歴史の終結を宣告する。

 第3に、発展途上国の発展の夢。中国の夢が実現に成功すれば、必然的に他の途上国は自らの国情に沿った道を歩む勇気を得て、西側の発展モデル、制度、価値観が普遍的なものであるとの神話が打破される。

 第4に、新興大国の夢。中国の夢は新興大国の夢の表れであり、必ずや新興大国の集団台頭を鼓舞し、共に国際関係の民主化を推進し、国際秩序のより公平で合理的、包摂的な方向への発展を促すよう中国と他の新興大国を鼓舞する。

 中国の夢はその多重の属性によって、単なる中国の国家の夢、民族の夢、国民の夢のみならず、世界の夢、文明の夢でもあることが決定づけられる。これは「中国は人類に対してより大きな貢献をすべきだ」という時代のこだまだ。

 米国の著名な中国研究家Lucian Pyeは「中国は1つの文明だ。中国に対する世界の期待は、中華文明に対する期待だ」と述べた。西洋キリスト教文明は人類に大量の冨を創造すると同時に、二元的対立観によって世界に衝突、わだかまり、対抗をもたらし、経済学者シュンペーターの言う「創造的な破壊」の悪循環に陥らせた。中国の夢の実現過程は、西側の近代化モデルを乗り越えて人類の新文明を探求する過程を切り開く。これは世界の期待であり、人類文明の期待でもある。

 中国に対する世界の期待は、米国の覇権に対して失望が深まった結果でもある。米国人自身でさえ米国の威信を有望視していない。先日発表された世論調査では、米国人の過半数が米国は世界への関与が多すぎ、国際的威信は下降傾向にあると考えている。その一方で米国人は、米国が世界の問題から手を引けば、世界は混乱し、不安定化すると強く信じてもいる。世界は米国の覇権の呪縛から抜け出せるのだろうか?米国だけでなく、世界が試されている。

 中国の役割は米国の力の空白を埋めるものでは断じてなく、米国の行動を繰り返すものではなおさらになく、地域の持続的安定、世界の長期的平和、人類の永続的発展の提唱者、建設者、守護者となることだ。この信念と気力は、中国がより大きな国際的役割を発揮することを客観的に呼びかけ、主観的に激励している。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年12月24日

http://j.people.com.cn/94474/8494000.html


 

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コメント
 
01. 忍穂耳の垢 2014年1月01日 17:10:08 : 5n2KmwfCW10dU : hexlx1LtA2
>国際秩序のより公平で合理的、包摂的な方向への発展を促すよう中国と他の新興大国を鼓舞する。

ここで云う「公平」や「合理性」そのものが問題を孕んでいるだろう。

なぜなら、彼らが云う、そうした抽象的価値には、虚飾や誇張が入り込む隙があるからだ。
つまり、信用できないということ。
その原因を問えば、その歴史と文化の、その最も深い処にある原点が「漢字」なのである。

象形文字由来の「漢字」は、物事を抽象化するのに適している代りに、虚実を峻別しにくい言語である。
例えば、表音文字を使う言語で、モノの名を呼ぶとき話者の意識には対象物と名の響きが共存する。ところが、それが象形文字の言語なら、文字の視覚印象が、目の前のモノとは別に立ち上がり、意識野を一時占拠してしまう。
「漢字」を使う日本人なら分るだろう。難しい言葉を語るとき、話者の意識野には、その「漢字」の形(カタチ)が思い起こされているはずだ。
これは、目の前の事実をありのままに見る事を、遮る資質が漢字という書記言語にはあるということを意味しているのだ。
こうした文化は、かつて国学者である本居宣長が「漢意:からごころ」と呼んだように、そこに自尊心などの感情的バイアスが入れば入る程に、虚飾や誇張が入り込んでしまう。

この漢字文化にある中国の、その国ぶりをみればわかるだろう。
事故を起こした新幹線を早々と土に埋めたり、その技術を国産と誇る姿にみるように、その主張の隅々に、虚飾や誇張が混じっていることを。

このように、事実を事実と捉えない、自己に都合のいい解釈をしてしまう、性向は、早いか遅いかは別として、必ず破局へと突き進んでゆくものだ。

欧米などの表音文字文化圏でも、こうした都合の良い虚飾や誇張は出る。「漢字」文化圏ならなおさらである。
それと、もっと質が悪いのは、この「漢字」が志向する体制には「中華思想」という、虚飾と誇張の親玉が棲んでいることもある。

日本人は幸運にも、言語の基底には表音文字の文化がある。それに漢字文化が重なっているから、ときに中国ばりの虚飾と誇張に酔うこともあるけれど、やがて、和歌に代表されるような、表音文字の文化がバランスを取り直し、この国の深いところを支えているのだ。

1から4まで挙げた、中国にとって好ましい夢は、まさに絵に描いた「夢」という意味しかない。
彼らがその虚飾性に深い意味で気付かないかぎり、その夢を求めれば求めるほど、夢とは乖離した現実が姿を表してゆく。
それは、いま周辺で起っている現実をみるだけで明らかだ。皆がその「中国の夢」に警戒心をあらわにしているではないか。


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