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頭の整理・・・被曝と健康(1) まずは基本:「被曝は最小に」(日本の法律編)  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/432.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 1 月 23 日 11:06:16: igsppGRN/E9PQ
 

頭の整理・・・被曝と健康(1) まずは基本:「被曝は最小に」(日本の法律編)
http://takedanet.com/2012/01/post_2a58.html
平成24年1月23日   武田邦彦(中部大学)


政府と福島県が本格的な除染をしないことが確定し、東北から関東一円の地域でもホットスポットの除染が進んでいません。それどころか、反対に瓦礫を全国に拡散させたり、焼却炉の性能を良くチェックしないで、ゴミを燃やしたりしています。

このようなことが続くと、日本国民は一度、地面に落ちたり、ゴミに着いたりして私たちの生活圏から遠くに行こうとしている放射性物質を、再び取り出して、気中にまいていることなります。

そこで、政治的、あるいは市民運動はするにしても、同時に「個人でより正しく、被曝と健康のことを知る」という必要がでてきました。特に、「被曝しても健康だ」とか、「給食を拒否する親はモンスターだ」というような新聞記事や書籍がでる状態です。

私たちは本当に誠実になり、「お金を使うなら子供を被曝させよう」というのではなく、「今までの日本のように、誠実な国民でありたい」と念願してこのシリーズの執筆を開始したいと思います。

・・・・・・・・・

まず、なによりも最初に「政府とメディアの二枚舌」をハッキリさせておきたいと思います。これは「政府やメディアを批判する」ということが目的ではなく、政府やメディアの人の心の中を確認しておくという目的です。

2011年(平成23年)、つまり昨年ですが、事故が起こってからちょうど7ヶ月後に、「電離放射線障害防止規則」という法律(規則)を改正しています。「事故後」であることに注意してください。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/01/23/bandicam_20120119_231023427.jpg

この法律は「原発事故」とは直接、関係がなく、「放射性物質や放射線を取り扱う事業者に対して、そこに働く人(労働者と表現されています)を被曝から守る規則」です。私が今回の福島原発事故で、この規則を使うと「原発事故の法律ではない」という反論がありますが、それについては間違いですから、またゆっくりと解説していきます。

専門家なら、そんなことは十分に知っているので、この規則を参考にすることに反対する人は「他になにかの意図がある」ということですので、そのようなことを言う人はあまり相手にしないことです。

私たちの目的は、「学問と法律の考え方にそって子供たちを被曝から守る」ということであり、人の揚げ足を取ったり、法律の網の目をくぐったりするために日々の生活を送っているのではないからです。「趣味の反論」も人間としては子供らしくて可愛いところもありますが、「ウソ」と紙一重ですから、専門家は自制した方がよいでしょう。

ところで、この規則は実務的なものですから、状況に応じて比較的、頻繁に改正されます。事故の2ヶ月前の2011年1月にも改正され、ここに示したように、2011年の10月11日に改正されています。このように、1年に2回も変わっていますが、法律(規則)としては古く、この法律を理解しないで被曝関係の国家資格を取ることはできないというぐらい、その道の人たちにとっては有名なものです。

私も若い頃、原子力の施設長をしていましたから、この法律をそれこそ穴のあくまで勉強して、働いている人や私の研究所に来られる人を被曝から守ったものです。そしてこの法律(規則)の第一条には、次のように示されています。

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/01/23/bandicam_20120119_231039784.jpg

つまり、「放射線を出す機械や放射性物質を扱う人は、そこに働く人にできるだけ被曝させないようにしなければならない」という原理原則をうたっているのです。これは日本が法治国家であり、法律で国民の健康を守るという立場から、「被曝と健康について、日本国民はどのように考えなければならないか」を的確、明確に示しています。

「被曝をできるだけ少なくするようにしなければならない」というのは、日本の被曝に関する法律の大原則であり、これは国際的にもまったく同じことです。また、「日本の子供は被曝させても良いが、働く人は被曝させてはいけない」などということはありません。むしろ「働く人(多くは成人男子)でも、被曝はできるだけ減らさなければならない」と宣言しているのです。

このことを知らない政府、自治体の役人、放射線に関係する学者、専門家は「一人も」いません。それなのに政府の役人は「被曝しても健康に影響がない」と言ったり、自治体の職員が「被曝してはいけないという規則がどこにあるのですか?」と私に質問してくるのですから、日本人の頭がどうなってしまったのか? あれだけ普段から「法律、法律」と言っている役人がなぜ?と意外に思うのは私だけでは無いでしょう。

ここでは、まず事故が起こった後でも、日本政府は「被曝はできるだけ少なくしなければならない」という法律(規則)を作っているという現実を理解してください。つまり、政府は完全に二枚舌なのです。

 

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コメント
 
01. 山下俊一 2012年1月23日 16:55:07 : WcbkN1GMePNSo : rvTfiDA42E
あえて批判を受けるのを覚悟で書く
汚された大地は戻らないと考えてよく、除染より新たな居住地を西日本地方に求めてはどうだろうか、この方が現実的である。もちろん移住に除染の費用を当てれば何とかなるのではないだろうか?

02. 2012年1月23日 17:29:27 : XWXDSwLkdI
◎文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」〖録画・IWJ:CH1〗

http://www.ustream.tv/recorded/19952972


03. 2012年1月23日 17:54:56 : UsGUqxMLKk
>>01

おお、山下俊一が、はじめてまともなことを言った!


04. 2012年1月23日 18:39:35 : 545SbpbMvo
*****************************************************************************
スギ花粉飛散と花粉用マスクによる被曝防護について

共立耳鼻咽喉科 山野辺滋晴

2012年1月23日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
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まもなくスギ花粉症の季節が始まりますが、今年のスギ花粉飛散ではスギ花粉に含まれる放射性物質が問題となりそうです。そこで、今年飛散するスギ花粉は危険なのかどうか、花粉マスクを用いて内部被曝を防護できるかどうか、この二点について一耳鼻科医として考察してみることにしました。

林野庁が福島県他15都県のスギ林182ヶ所で行ったスギの雄花等に含まれる放射性セシウム濃度調査の中間報告[1,2]によると、スギの雄花に含まれる放射性セシウム(Cs134+Cs137)の濃度は最も高いスギ林で1キログラム(乾燥重量)あたり約25万ベクレルと報告されています。この測定結果から人体が受ける放射線量が試算されており[3]、スギ花粉の飛散最高値2,207個/m3を用いて計算すると、成人がスギ花粉を吸入することで被曝する放射線量は1時間あたり0.000192μSv、花粉の飛散期間4ヶ月間での累計では0.000553mSvになると試算されています。

この林野庁による試算は、計測された放射性セシウムの最大値を含んだスギ花粉が約2000個/m3という大量飛散状態で4ヶ月間継続したという仮定での被曝量ですから、実際に発生するスギ花粉吸入による被曝は林野庁の試算よりかなり少なくなるはずです。スギ花粉が大量飛散する期間は数週間程度ですから、おそらく林野庁の試算結果より実際は10分の1から1000分の1といった単位で少なくなるはずであり、放射性物質を含んだスギ花粉飛散による被曝を過度に心配する必要はないと思われます。

しかし、事前調査予測が外れて暫定基準値を超えた米が見つかったように、スギ花粉にも林野庁の試算結果より大量の放射性セシウムが含まれていたならば、前述の推測は成り立ちません。また、現在までのところ大気中に含まれている放射性物質の種類や量は公表されていませんから、スギ花粉が飛散する季節に大気中の放射性物質の量が増えるかどうか実測して公表されることもないはずです。なぜなら、現在公表されている空間線量は大気中に浮遊する放射性物質からのガンマ線より、建物や植物といった大地からのガンマ線を反映しており、大気中の放射性物質の変動を知る上ではあまり参考にならないからです。

放射能を放つスギ花粉が飛散するのではないかという住民の不安を払拭するためには、スギ花粉飛散開始前後で大気中ダストモニタリングを行い、大気浮遊塵中放射性物質の変動を測定公開する必要があると思います。こうした大気中に漂う放射性物質の変動に関する情報が公開されなければ、スギ花粉が飛散する季節の間、社会に不要な混乱を招いてしまうことが危惧されます。

もう一つスギ花粉飛散時期に問題となるのが、吸入による内部被曝を花粉用マスクで防ぐことができるのかという疑問です。花粉用マスクに関する報道[4]によると、「花粉用マスクをつければ、浮遊しているセシウムをほとんど吸い込まずにすみ、内部被曝量を減らせる。」「除染の際も、放射性物質が舞い上がる可能性があるので、気になる人はマスクを着用すれば防げる。」と日本放射線安全管理学会学術大会で発表されていますが、こうしたマスクの使用方法は次の三つの観点から大変な誤解と言わざるをえません。

第一に、花粉用マスクは30μm程度の微粒子までを除去するための性能を想定しており、放射性物質が粉塵として存在する場合に着用が推奨されているDS2規格以上の防塵マスクや同等の性能を有するウイルス対策用のN95マスクほどの微粒子除去性能は持っていませんから、除染作業や内部被曝防護のために花粉用マスクを推奨すべきではありません。つまり、放射能の除染作業ではアスベスト除去作業と同様の危険性を伴うわけですから、除染作業において花粉用マスクは使用せず、防塵マスクを正しく着用するように専門家として指導していくべきでしょう。

第二に、たとえ花粉用マスクの生地が放射性セシウムを取り除くフィルター効果を持っていたとしても、マスクの効果を論じる場合にはマスク周囲からの漏れ率を考慮すべきです。原子力安全委員会による「原子力施設等の防災対策について」という指針[5]によれば、95ページに記載されている表「家庭内及び個人が利用可能なものによって口及び鼻の保護を行った場合の1〜5μmの微粒子に対する除去効率」に記述されているとおり、マスクなどを口に当てて放射性物質をフィルタリングする場合の除去効率は、人の呼吸方法及び生地の使用方法によって大きく変りうるものであって、緊急時に放射性物質から身を守る時以外には花粉用マスクを内部被曝防護に推奨すべきではないはずです。このように、花粉用マスクは周囲からの漏れが多いわけですから、緊急時以外には防塵マスクや医療用ウイルス防護マスクを被曝防護具として用いるべきです。

第三に、花粉用マスクに製品規格が存在しない点も問題となります。国民生活センターが報道発表している「ウイルス対策をうたったマスク −表示はどこまであてになるの?−」という資料[6]に記載してあるように、風邪をひいた時や花粉対策として使用されるマスクには公的な認証や基準はありませんから、市販されているマスクの中にはフィルター捕集効率が低いものがあり、消費者が誤認する恐れがあることにも留意しておく必要があります。つまり、花粉用マスクとして販売されていても、そのマスクに花粉を取り除く効果が十分にあるとは限らないのです。実際に、新型インフルエンザが流行した時期に市販されたN95「相当」とかN95「準拠」といったマスクにも十分な性能はありませんでした。

上述のように、市販されている花粉用マスクは、マスク周囲から入ってくる空気が多く、必要なフィルター性能がない場合もありますから、吸入による内部被曝を防護する目的で用いるべきではありません。したがって、除染作業を行う場合には、検定基準があるDS2防塵マスクやN95マスクの使用を専門家は推奨すべきです。どうしても花粉用マスクを被曝防護目的で使用する際には、内部被曝を防ぐための必要十分な効果が期待できないことを承知の上で、布テープなどでマスク周囲を密閉して漏れを無くすとともに、半日程度で正しく使い捨てしながら、緊急時のみの使用に留めるべきでしょう。また、東北や北関東各地で大気中ダストモニタリングを開始し、スギ花粉を含む浮遊塵中の放射性物質の変動を情報公開することで、スギ花粉と放射能に対する人々の不安を払拭していくべきではないでしょうか。

参考資料
[1]http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/111227.html
[2]http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/pdf/111227-01.pdf
[3]http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/pdf/111227-02.pdf
[4]http://www.asahi.com/science/update/1201/TKY201111300873.html
[5]http://www.nsc.go.jp/anzen/sonota/houkoku/bousai220823.pdf
[6]http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20091118_1.pdf

------------------------------------------------------------------------
ご覧になる環境により、文字化けを起こすことがあります。その際はHPより原稿をご覧いただけますのでご確認ください。
MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp
--------------------------------------------------


05. 2012年1月23日 19:40:02 : XWXDSwLkdI
◎自由報道協会主催・ヨアヒム・チルナー監督記者会見

http://www.ustream.tv/recorded/19953684
http://www.ustream.tv/recorded/19954485


06. 2012年1月23日 21:57:59 : XWXDSwLkdI
●20120123 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 他【録音】

http://www.youtube.com/watch?v=DTdf2PpS0Hc&list=UUyGnzLqERNQPVq20FzaIU6Q&index=1&feature=plcp


07. 2012年1月24日 04:38:09 : pJT1mLiLSF
>つまり、政府は完全に二枚舌なのです。

勇気がなくてはいえない言葉。政府・官僚は、大きな力を持っている。特に、
大学教授を含めて、一般に教員は言いたくとも言えないセリフだ。


08. 2012年1月25日 00:15:33 : mx7C7y5GZc
>>01
山下俊一さん、あなたの学問的業績すべてをうわまわる素晴らしい内容です。
県立医大副学長の地位や、あさひガン(つくり)大賞などなげすてて、この実現の先頭に立つなら、将来に向けて、子どもたちを筆頭に、多くの人たちの感謝と敬意を受けることになるでしょう。

・・・ということにでもなるといいのですが。


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