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こんな「絆」はいらない 福島に漂う「逃げる」ことを許されない空気 (JBpress) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/790.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 2 月 09 日 01:29:41: igsppGRN/E9PQ
 

こんな「絆」はいらない 福島に漂う「逃げる」ことを許されない空気
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34462
2012.02.08 JBpress


福島県川内村の遠藤雄幸村長が1月31日に行った「帰村宣言」には違和感を覚えざるをえない。

 2011年3月11日の東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、川内村は「緊急時避難準備区域」に指定され、村民のほとんどは福島県内外に逃れた。その村民の帰村を促すのが宣言の目的であり、4月1日には村役場のほか、保育園や小学校、中学校、そして診療所も再開させるという。

 遠藤村長の帰村宣言には、村人も複雑な心境を隠せない。放射能被害への懸念が消えたわけではないため、宣言直後のマスコミ取材に対し「帰村しない」と答える小さい子どもを抱える親たちの姿が印象的だった。

 村民の不安が消えていないことを遠藤村長も自覚してか、宣言するにあたっては、「帰村しない人の意思も尊重する」とも述べている。ただし、「除染しながら2年後、3年後に村民がわが家に戻れるようにしたい」とも続けて語っている。帰村を大前提にしていることは明らかだ。

■「一時的でも避難すれば戻ってこられなくなる」

 この帰村宣言は、村民にとって帰村という「重し」をつけられたようなものではないだろうか。

 原発事故が発生した直後、東京に本社を置くある大手企業は、福島県の事業所の従業員と家族を東京に避難させる処置を取った。事業所のある地域が避難区域に指定されたわけではなかったが、放射能に対する懸念が強く、そこで本社が決断したのだ。

 ところが、対象となった従業員とその家族の半分も避難しなかった。その企業の社員が語った。

 「避難したくなかったわけじゃないんです。強い不安がありましたから、できるなら避難したかった。しかし、避難できなかった」

 その理由を、社員は続けて説明した。

 「住んでいる場所が避難区域に指定されたわけではないので、大半の住民がそのまま残っていました。そうした中で自分たちだけ避難すれば、周りから白い目で見られかねない。ある女性社員は、『一時的でも避難すれば戻ってこられなくなる、と親が心配しているので避難できません』と言っていました」

 地域には、「仲間意識」がある。もちろん、良い意味での仲間意識もあるが、そうでない仲間意識も存在する。

 皆が避難できない中で、自分だけ避難することは仲間に背を向けることになる。裏切りであり、それを許さない雰囲気があるという。許されない立場に身を置きたくないがために、「避難したい」と思っていても避難できなかったのだ。

■再会した友だちに「ごめん」と謝る子ども

 そうした雰囲気は福島県全体にあるような気がする。福島で取材していると、「逃げる」という表現をよく耳にする。「うちの近所にも逃げた人はいたよ」とか「逃げたいけど先立つもの(カネ)がないからね」といった具合だ。

 「逃げる」が「避難する」という意味に使われているのだ。それは「放射能から逃げる」という意味でもあるのだろうが、多分に「仲間をおいて逃げる」というニュアンスを含んで使われているように感じた。

 大人だけではない。子どもの社会でも「逃げる」という表現が使われている。小学生の子どもを持つ父親が語った。

 「一時避難していて学校に戻ってきた子どもが、まず友だちに言うのが『ごめん』なんだそうです。避難していた子を『あいつは逃げた』と、うちの子も普通に言います」

 露骨なイジメがあるわけではない。「逃げた」と言う方も、あからさまな敵意があって言うわけでもない。

 しかし、そこに「陰湿な空気」を感じないわけにはいかない。それがあるからこそ、戻ってきた子どもがまず口にするのが「ごめん」なのだ。

 「友だちを残して自分だけ逃げてきた、という気持ちを子どもは持っています。それに苦しんでいます。だから、『帰りたい』と何度も何度も言うんです」。子どもを避難させて、自らは福島に残っている父親はそう言った。避難した子どもも、避難した先で「ごめん」という気持ちに苦しんでいるのだ。

 こんな空気があれば、大人も子どもも簡単に「逃げる」ことなどできるはずがない。放射能の影響に不安を抱きながらも留まることを選択せざるをえないのだ。

 川内村の帰村宣言も、「村人は帰村すべきだ」と言っているにほかならない。そこには「村人は帰ってくるべし」という姿勢が貫かれている。それで帰る村人が出てくれば、帰ることをためらっている村人を「逃げた」と見る空気が大きくなっていくに違いない。それは、村人にとって大きな負担としてのしかかってくることになるだろう。

■除染をしても不安は取り除けない

 不安がなければ、逃げることを選ぶ村民はいないはずだ。逃げた、と重くのしかかる空気も生まれないに違いない。そういう空気が生まれるのは、大きな不安があるからだ。

 その不安を払拭すべく川内村をはじめとする行政が強調するのが「除染」である。2012年1月1日、「放射性物質汚染対処特別措置法」(除染特措法)が施行された。これによって福島第一原発から半径20キロ以内の立ち入り禁止区域は国が作業を行い、それ以外の福島県内については各自治体が作業を行い、予算は国が負担する形で除染作業が行われることになった。

 川内村でも、4月に再開を予定している保育園や小学校、中学校に通う子どもたちがいる家については3月末までに除染作業を終える、と発表している。除染によって家もきれいになるから帰ってこい、というわけだ。

 しかし、その除染作業を全面的に信用していいのかどうか、はなはだ疑問なのだ。すでに福島市では除染作業を始めているが、市役所の担当職員は次のように語った。

 「原発事故後には強い雨が何度も降りましたが、それでも屋根瓦に残っている放射性物質は、除染作業の中心となる高圧水洗浄でもきれいにすることは難しい。さらに、山とか周囲から雨などで流されてもきますから、1度の作業できれいになるとは言いにくい。同じところを何回もやらなければならないと考えています」

 一度、除染作業をやったからといって、それで安心と言える状況ではないのだ。川内村村長は、除染をやるから帰れという意味合いのことは言うが、その除染の限界性までは言及していない。

 帰れという姿勢だけが先行し、それに邪魔になることからは目を背けていることになる。そして、逃げることに後ろめたさを感じて、村人は帰っていかざるをえなくなるのだろうか。

■「絆」の強調がつくり出した空気

 放射線の影響については、意見がまっぷたつに分かれているのが現状だ。どちらの側も、その主張を客観的に、そして科学的に立証できていないのは事実だ。

 そうであれば、現在の状況では、不安が残る場所へ帰るべきかどうかは村人個人の判断に任せるしかない。福島県民が県内に残るかどうかの判断も、同じく個人に任せるべきである。「帰る」や「帰らない」だけでなく、「逃げる」についてもサポートすべきだ。現状は「逃げる」について行政の対応は冷たい。これでは、どうしても不公平である。

 それには、「逃げた」という言葉が使われるような空気をなくす努力こそが先決だろうと思われる。安心というイメージだけを強調し、それに反することは「風評」として批判する姿勢は改められなければならない。

 原発事故以来、「絆」が最重要視されるようになった。言うまでもなく、絆は重要なポイントである。しかし一方で、絆の強調は「逃げる」ことを許さない空気をつくり出してしまっているのではないか。

 そうした絆のために、不安を抱えながらも留まっている人がいるとすれば、それはマイナスでしかない。絆がマイナスに作用している現実も、わたしたちは目を背けず、直視すべきではないだろうか。


 

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コメント
 
01. 2012年2月09日 01:48:40 : HYHUspnQ6g
バカじゃないか。早く逃げろ。死にたいのか。

02. 2012年2月09日 02:20:33 : Bcml9vh5QU
空気だ雰囲気だ絆だなどとくだらんテーマで、もっともらしく与太話をしないでくれ。
さっさと逃げろ。

03. 2012年2月09日 02:49:17 : 6mcBbBXsTA
村民の皆様へ

井の中の蛙のままでいいのか?
外の世界を知る勇気を持とう。


04. 聞き飽きたわ 2012年2月09日 03:13:32 : UrcbZgqBeRZ8o : aMXN1kCtSg
こればかりは共同体の外側からやいのやいの言っても何も変わらない。
村できちんと話し合って決めるべきだ。

05. kristenpart99 2012年2月09日 04:13:01 : 6lghLweqHvN/I : pj0KXIvxBk
そもそも、体制側が「絆」を言い出すこと自体に違和感があった。
放射能汚染からの避難行動に対して、留まることへの「同調バイアス」として
使うからだ。

絆の意味を渡辺謙氏は「糸の半分が他の人と結びついている」などと
ダボス会議で美しいことを言っていた。それは正しい。

しかし、放射能汚染について言えば、「絆」という漢字の元々の意味、
「家畜を逃げないようにくくりつける」の意味でしかない。
もし、「糸の半分」と言うなら、遺伝子での繋がりだけ。
つまり、遺伝子を共有する親子間の「絆」だけが、放射能汚染で
言うべき「絆」である。
この「絆」で行動すべきことであって、遺伝子の繋がりのない他人と
同調行動を取る必要はない。

ヤワなイメージだけで「絆」を連呼するのはヤメるべきだ。

以上


06. 2012年2月09日 07:50:44 : E4bT3Bpr2w

黄金の金玉を知らないか? ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」について
( http://goldentamatama.blog84.fc2.com/blog-entry-1127.html )

より、以下抜粋。

ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5

もし今日が人生最後の日だったら、あなたは後悔を口にしますか。それはどのようなものですか。

人生最後の時を過ごす患者たちの緩和ケアに数年携わった、オーストラリアの Bronnie Ware さん。彼女によると、死の間際に人間はしっかり人生を振り返るのだそうです。また、患者たちが語る後悔には同じものがとても多いということですが、特に死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かったものトップ5は以下のようになるそうです。

1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」
「他人に望まれるように」ではなく、「自分らしく生きれば良かった」という後悔。Ware さんによると、これがもっとも多いそうです。人生の終わりに、達成できなかった夢がたくさんあったことに患者たちは気づくのだそう。ああしておけばよかった、という気持ちを抱えたまま世を去らなければならないことに、人は強く無念を感じるようです。

2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」
男性の多くがこの後悔をするとのこと。仕事に時間を費やしすぎず、もっと家族と一緒に過ごせば良かった、と感じるのだそうです。

3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」
世間でうまくやっていくために感情を殺していた結果、可もなく不可もない存在で終わってしまった、という無念が最後に訪れるようです。

4. 「友人関係を続けていれば良かった」
人生最後の数週間に、人は友人の本当のありがたさに気がつくのだそうです。そして、連絡が途絶えてしまったかつての友達に想いを馳せるのだとか。もっと友達との関係を大切にしておくべきだった、という後悔を覚えるようです。

5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」
「幸福は自分で選ぶもの」だと気づいていない人がとても多い、と Ware さんは指摘します。旧習やパターンに絡めとられた人生を「快適」と思ってしまったこと。変化を無意識に恐れ「選択」を避けていた人生に気づき、悔いを抱えたまま世を去っていく人が多いようです。

以上、どれも重く響く内容でした。これを読んで、あなたは明日からどう過ごしますか。


07. 2012年2月09日 07:54:37 : raChhXSqsA
空気を読んで周りと同調する事は、
日本人らしくて偉いと思いますが
【避難しない事】を強要するのは、どうかと。

そこは、「空気を読まない、KYだ」と言われても
引越する選択肢はあるはず。


08. 2012年2月09日 09:26:20 : nJ8gOf6qFA
留まると決めて、病気になる人はなればいい
死ぬ人は死ねばいい
すべて自分がした選択なのだから
周りからなにを言っても無駄

09. 2012年2月09日 10:21:13 : Np7zmwUEJs
子どもはすぐに新しい友達ができるんだってば。
嫌な事を言う子の事なんてすぐに忘れる。
近所のいつでも遊べる子の方が大事になるって。
よく、子どもがかわいそう、って記事を同情を集めたくて書くけど
やめたら?
子どもを思ってくれる家族のいる子はかわいそうになんかならないって。
かわいそうなのは、東京とかで虐待されてる子ども。

10. 2012年2月09日 15:43:41 : 8UKPgvbrrA
住民自ら『此処は危険だ、避難しなければならない』と、政府のデタラメな情報に翻弄されることなく、自分の頭で考え行動することが何故『逃げる』ことになるのか。                                   そういった認識のしかたや行動が日本人らしいとか日本人らしくないとか言う輩がいるようだが、真実を知って行動することと、知らずに行動すこととは何の関係もない。                                  住民が国に対して、適切で確実な情報を得、国は真に我々の安全を重要視してくれている、という認識が強ければこういった問題はある程度軽減できるのではないか。                                   国が真に国民側に立った救済措置と情報を与えていれば、こういった歪んだ認識は生まれないはずだ。

11. 2012年2月09日 16:22:22 : nOf83KJ6aY
死ぬと分かっていて突撃して玉砕した気質がいまだに続いていると思う。
敵弾に倒れるよりも、身内から総スカンを喰らうほうが怖いのだ。
日本人とはやはりこういう民族だったのだ。
相変わらず、それを利用している奴らがいるのだ。

少し難しい話になると、自分は関係ないと感じる。

日本人にとって、学者とは、「巫女」「呪術師」だったのだ。

日本人の愚かさが、しみじみと感じられる。

同時代に生きる者として、子供が哀れでならない。

未開人の子どもたち。未来を奪われつつある。


12. 2012年2月09日 17:06:37 : YHB7dui1ug
第二次大戦中にあったすべての日本人にあった体質がそのまま現れていると思う。
大戦中は、隣近所・親戚までがお互いにコソコソと監視しあい、少しでも戦争反対や政府への批判的思い(ごく当たり前の平和への思い)を口にするだけで、「非国民」のレッテルを貼られチクられる・・・という図式があったそうだ。

日本人はあの敗戦から何一つ進化していない。


13. 2012年2月09日 17:41:02 : svlqkhc3OE
12さんの言うとおりだと思う
テレビを信じて、シリア政府が国民を虐殺してると信じる日本人
イランが悪いと思っている日本人。
嘘は日本のマスコミ、原発だけじゃない。
国連も公平じゃない、みんなアメリカの思う壺。
みんな嘘だったなんて。
戦時中のドラマだからね、って思ってた頃が幸せだったな。
カレイドスコープって原発にもよく出てくるけど
全部読んだら、世界観がひっくり返る。

14. Ryukyuan.isao-pw 2012年2月09日 17:45:17 : YrP2vZDuHZBQs : u5btJ5mJr2
★福島県の汚染地を放置して日本に未来は無い!
http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2012/02/post_c8c3.html
★汚染地、福島の封鎖は不可能な現実を直視せよ!
http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2012/01/post_9e8b.html

15. 2012年2月09日 19:25:40 : 6oVfp6RMKs
隣と同じ事をしていれば間違えがないと言う農耕民族的気質が
悪く出ているのかもしれない。

16. 2012年2月09日 19:26:41 : 16qR1D24MY
そんな空気はありません(笑)
いよいよ追い詰められた感がありますね、基地外脱原発派(笑)

17. 2012年2月09日 20:15:21 : 53vxeV4zgQ
被爆、汚染してからではどんな言い訳も後の祭り、
同じ過ちを我欲に目が眩んで何度でも繰り返すのが人間。
ほんの少し前まで、お国の為にと言う嘘八百をコロリと信じて
爆弾抱えて何もかも捨てて犬死特攻したぐらいの馬鹿の集まりだったんだから、
今度も騙された奴=死ぬ奴は死ぬのさ、
日本が無くなっても地球は回ってるし、地球が滅んでも、宇宙には
砂漠の一粒のことなんて何の関係も無いさ(笑

18. 2012年2月09日 20:26:54 : kgbIIyPmTg
>>05

> そもそも、体制側が「絆」を言い出すこと自体に違和感があった。

私もそう思った。「絆」とはきわめて個人的なもの、個人の内面から出て互いを繋いでこそ、ポジティブなものになる。
上から(周りから)押しつけられる「絆」は奴隷や家畜を繋ぐ「鎖」と同じだ。


19. 2012年2月09日 20:27:06 : zfLecxSG26
お前福島在住なの?

どこに追い詰められた感が?w 基地外とかさ、品がないんだよ
この原発野郎が。勝手に追い詰まってるのは貴様だよw


20. 2012年2月09日 20:31:19 : Fi2jKAzQZ6
本当に団塊の世代の洗脳された卑屈さには参るな!
もっと日本人を信じなさい。
16も某国の工作員だよ。

21. 2012年2月09日 21:33:39 : hShwT2PwbQ
福島の病院で何かあっても隠蔽されるだけ、
本当に安心出来るのは疎開しかない。

22. 2012年2月09日 22:24:21 : 3943QXaVCM

絆、絆、って、何のどんな絆なのか具体性がない。

調べても自衛隊の絆ワッペンと、谷垣後ろの絆背後霊のロゴが、筆書き様の同じ文字だということだけ。

この旧体制の軍事政権は絆コンサートまでやってるが、単なるティーパーティーじゃないか。


23. 2012年2月10日 00:01:34 : 3Yynq6r7yk
生まれ故郷や温かい近隣との絆はそう容易く断ち切れるものではなく、まして都会のそれとは違って、福島島の人達の穏やかな人柄や人情深さではとても「自分だけ脱出」なんて物理的にも精神的にも難しいのだと思います。放射能は無味・無色・無形だから、見た目には何も変わってない故郷を捨てにくいのです。

でも、明らかに人々は日々確実に放射能で汚染され続けています。今この時にも成長の盛んな子供達の体内細胞は放射能で傷つけられています。日本政府がもっと手厚く彼等が一緒に避難できる様な援助をすれば集団避難も可能ではないかと思います。大人達は他の人達と一緒で無いと福島から出にくいだろうし、大人達が出ないと子供達は自分では脱出できません。

このURLを見て下さい。これを見れば呆れ返る現実が分ります。福島では「出る釘は打たれる」という雰囲気があるとは聞きましたが、それは肝心な時に逃げそこなった人達に共通していると思います。彼等は原発事故の危険性を東電からも政府からも全く知らされないで、危険に身を浸すまでツンボ桟敷だったからです。此処「原発のモニター」をされていて、偶々県外の家族を通して原発が危険な事を知り、ベントの前に福島脱出が出来た方の証言動画が有ります。是非皆さんにご覧になって頂きたい。

http://www.youtube.com/watch?v=EcF_75slgwk

3.11以降日本を支援して義援金活動を続けている海外の人たちがこの事実を知ったら日本政府にもっと失望するでしょう、彼等は忍耐強く・礼儀正しい東北の方達に感動したから応援したのです!国と都道府県の自治体が連携して、もっときちんと被災者達を支援するべきです!早く福島から人々を救出し、そして同時に汚染農海産物を日本中に流通させる事をやめるべきです。政府は、「日本は非人道国家です」と言うメッセージを世界に発信していますよ!


24. 泥んこハリー 2012年2月10日 00:05:19 : ynWvwqvrAQxYQ : aMXN1kCtSg
私も「絆」には違和感があった。
絆って無二の親友とか家族とかに使う言葉だったはず。親子の絆とか夫婦の絆とかさ。

近所の人との絆なんて聞いたことないよ。

これは戦時下の「隣組」。監視しあって縛り付けるものだ。


25. 日本はひとつのチームなんです 2012年2月10日 00:12:05 : SOiJ6RcUWMrH. : 7fLRanAfrg
「ふるさとを離れたくない」という素直な本心の一方で、
無責任な反原発は「放射能は危ない、早く逃げろ」とやかましい。

前者を選択する自分を納得させるために、絆や他人を言い訳に使っているだけやろ。


26. 2012年2月10日 00:13:15 : HyoDLDQcOo

羊たちの沈黙

クラリスの幼少時代に子羊が殺される姿を見て
逃がそうと扉を開けたが、子羊は逃げない・・・

「殺されるのに何故逃げないの?」
子羊は殺されるのを了承しているかのように
沈黙しつづける。

「私は正しいことをしているのか?」
「殺されるのを助けるのが間違っているのか?」

私達は考えなければいけない、何が大切なのかを。


27. 2012年2月10日 00:27:55 : pPJ5gJb78A
人民寺院の集団自殺を思い出した。

28. 2012年2月10日 00:36:31 : MioTQXbDxU
共同体は、いつも人間以下である、と言う作家D.H.ロレンスの言葉があります。

共同体は普通の人間なら決してやらないような、ひどいことを往々します。
共同体の心理に染まって、積極的に悪に加担もすることになります。

ですから、自分の自由を確保するには、強い意志が必要です。

子供がなくなれば、それがわかるでしょう。人生にこれほどつらい悲しみ、苦しみ
があったのかと、そのとき気づくからです。


29. 2012年2月10日 00:47:21 : 3Yynq6r7yk
「今も福島に人が住んでるのが信じられません」
http://www.youtube.com/watch?v=IQYtPlDQIYY&feature=related

これはチェルノブイリ事故も今回の原発人災も見てきた海外メディアの方の動画です。同じ国内で、被害にあって全て(健康や命)を無くしつつある福島の方達を非難する事に何の意味がありますか? 避難する暇があったら街頭に出て原発反対運動や義援金活動でもやったら如何でしょう?


30. 2012年2月10日 00:50:21 : 3Yynq6r7yk
上記29.の「避難」は「非難」の間違い。

31. 2012年2月10日 04:20:58 : 9QI96zag0A
絆…がんばろう日本…風評被害…がれき燃やして応援…被災地のいたみを分かち合う…

普通の災害であれば「絆」はいい言葉であるが…放射能の前ではこの言葉事態が人災による二次災害を生み出してしまう。

逃げるしかない放射能の前では全てが悪い方向に動く。

これが人間が出会った史上最悪の毒物たる由縁では?

今やどこがどれだけ汚染されてるか全くわからない状況になってしまっているが…
まるで凶悪ウィルスのよう…

放射能は甘くない。

あらゆるものの中に入り込む…生物は必死に逃げるしか術はない…。


32. 2012年2月10日 07:49:20 : HyoDLDQcOo

【意味】 絆とは、断つことのできない人と人との結びつき。ほだし。「紲」とも書く。
【絆の語源・由来】

絆は犬や馬などの動物を繋ぎとめておく綱のことをいい、平安中期の辞書『和名抄』にもその意味で使用例が見られる。
絆は離れないよう繋ぎとめる綱の意味から、家族や友人など人と人を離れがたくしている結びつきを言うようになった。
絆の語源は諸説あり、「頸綱(くびつな)」「騎綱(きづな)」「繋綱(つなぎつな)」の意味、「引綱(ひきつな)」の上略など、動物を繋ぎとめる綱という点で共通している。


33. 2012年2月10日 09:19:18 : 0eEWImxfD2
>戻ってきた子どもがまず口にするのが「ごめん」なのだ。
福島の地にとどまり続けた子が白血病になって、後から戻ってきてしまった子に「ごめん」ということになるのでは。

34. 2012年2月10日 11:10:40 : 1KZHhXpqmM
人は家と故郷が有ってこそ 生きていける 自由にさせてやれよ
ミュータントが生まれても それは仕方ない

福井県の知事は 敦賀の住民に 「孫にカタワが生まれてもいいじゃないですか
私が一声かければ お金はいくらでも持ってこれます」と言い切った

会場は割れんばかりの拍手だったそうだ つまりこの町も同じです
いわゆる「催眠商法」ですわ


35. 2012年2月10日 13:29:31 : jQplNUg8BU
川内村は除染を完璧に済ませ、その後に「こんなにきれいになりました。いつ帰ってきてもいいですよ」というべき。
なぜ、帰ってきてから除染なんだ?
村長、村会議員、役場職員の都合か?

36. 2012年2月10日 13:34:46 : FdMbol4lNc
「そんなこと言うのお宅だけですよ。

http://onodekita.sblo.jp/article/49870366.html


37. 2012年2月10日 13:37:54 : MOmQ35pfqw
帰村宣言は違和感ありが当たり前!
村が大事か?命が大事か?
この村長は村を優先!
命はどうでもよい!
村さえあれば!な〜んて言葉が聞こえくる。

まだまだ沈静化にはほど遠い原発事故なのに。
いつまた爆発するかわからないのに
学校再開には恐れ入った!
全く命の大切さを考えていない!

除染しました!
では済まないくらい放射能は恐ろしく未来に禍根を残すんですよ!


38. 2012年2月10日 15:21:05 : mceY8gc0Ng
親より先に子供を死なすべからず。
子供だけは助けてやって。
被曝地に迂回させないで下さい。
馬鹿な村長の一言より、命の方を大事にして下さい。
お願いします。

39. 2012年2月10日 15:27:57 : QER89QEtfo

他人の評価のために死にたいのか?


40. 2012年2月10日 17:13:03 : 3CYVeKWHaA
「田舎のいやらしさは 蜘蛛の巣のようでおせっかいのベタベタ 息がつまりそうだから俺は 町に出たんだ義理と人情の蟻地獄 俺らいちぬけた ところが町の味気なさ 砂漠のようでコンクリートのかけらを 食っているみたい 死にたくないから 町を出るんだ ニヒリズムの無人島 こいつもいちぬけた 考えてみりゃ俺らも 生きもののひとつ お天とう様がなかったら 空気も吸えなんだ 花や鳥の中に 俺を見たんだ 命あるものの 流れに沿って今夜 町を出よう 命あるものの 流れに沿って 今夜町を出よう 」
岡林信康 「俺らいちぬけた」の歌詞から

町に避難しても、いつも思い浮かぶのはふるさと。
あの忌まわしい原発事故さえなかったら。

近代文明に犯されてない日本の良さが、まだたくさん残っているふるさと。
帰りたいよな。
だが、その空気も、花も、鳥も汚されちまったんだ。

悲しいよ、切ないよ。戻りたいよ。昔に。
運動会、祭り、刈り入れ、デート、結婚式……ビデオや写真に刻まれたかつてのような幸せを返せ!みんなの幸せが、消えつつあるんだ!

除染作業に、幸せを見いだせるか?未来を託せるのか?
教えておくれ、御用学者の皆さん方よ、社長さんよ。高汚染地区で、青い鳥を見つける方法があったら。

建てる前から格納容器の欠陥が指摘され、
技術者3名が去っていった米国文明の象徴福島原発。
屁理屈で住民を安心させ、立地を後押し。
事故後、反省もなくご存じのとおりの、さも安全!のごときご神託。

結果、国民に、科学に対する恐怖心を与えた御用学者たちは、
国民の冷たい視線を浴びながら、その罪を一生背負って原子力村の中で生きていきなさい!

悔い改めよ。今からでも遅くはない。地獄に堕ちる前に。


41. 2012年2月10日 18:09:29 : 0eYFQ9gG6g
「絆」など、本来責任持つべき日本政府が、責任逃れし、自らやトーデンや原発マフィアへの責任追及を逃げている言葉に過ぎない。

絆を言うなら、日本政府含む極道一味がまともなことをやり、トーデン極道らをしっかり処刑して初めて言える言葉だぜ。

「絆」などという言葉で国民を騙したり懐柔し続けるのはいい加減にやめろよな、悪党日本の支配者らよ!


42. 2012年2月10日 19:42:23 : kgbIIyPmTg
そういえば、原発村の村民同士には深い絆があったようだ。

43. 2012年2月10日 19:55:57 : Mnxczxr6Dw
原発推進族のヤッキー中曽根とか「国際政治学者」の矢野蜴センセイとかって
絆の結び目が尻にあったそうだ。

エコノミックアニマルの大将は「エコノニックアナル」でしたとさw


44. 2012年2月10日 23:50:15 : HYHUspnQ6g
34さん

>福井県の知事は 敦賀の住民に 「孫にカタワが生まれてもいいじゃないですか,
私が一声かければ お金はいくらでも持ってこれます」と言い切った
>会場は割れんばかりの拍手だったそうだ

すごい話ですね。奇形児・ミュータントが生まれても目先のカネ。
日本人というのは、カネのために故郷を売る最低のヤツらだと思っていましたが、甘かった。故郷どころか、自分の健康・命まで売り渡す。

人間としての尊厳を完全に失った心底の奴隷ですわ。家畜ですわ。

自ら奴隷になることを選択したのだから、実際に原発事故が起きたときに見殺しにされるのは仕方がないのかもしれません。

今度、福井県民を見たら、カネのために常時低線量被曝することを選択した家畜人ヤプーだとみなしますわ。もちろん、息子・娘が結婚相手として原発周辺に住んでいた人間を連れてきたら激怒しますわ。奴隷階級と結婚するな、と。


45. 2012年2月11日 03:56:40 : R5HKEtSxY2
普通に考えたら避難するしかないと思うのですが
http://www.md.shinshu-u.ac.jp/sumis/student/medinfo2002/goudahan/honpen1.htm

46. 2012年2月11日 08:24:00 : UrbnWInEwc
45> さんの言う『命が危ういので帰れない』と説明するのが普通の考えと思います。

村長は、国が命優先と言う方針を示さないことに向けて、「帰村しない人の意思も尊重する」の様なあやふやな説明で無く、丁寧ではっきりした言葉できちんと説明すべきではないでしょうか。

あっ・・・『まだまだ危険です。いつ帰れるかわかりません。どうしても帰りたいと言う人に向けて、帰村の準備をします』・・・なんて言う説明したら村長でいられなくなるか・・。


47. 2012年2月11日 09:05:33 : BcMwqAxivM
“日本人は子供の命をお粗末にしてまで金儲けをしたいのか!”

                 by コペンハーゲンの医師


絆などと馬鹿なことを言ってる場合ではない。


48. 2012年2月11日 09:09:10 : GpMz13tWEM
「あいつは逃げた。」と言って後ろ指をさす福島残留民はことごとく早死にする運命にあるのです。
ですから言わせてやりましょう。

どうせ彼等に希望も未来もないのですから。


49. 2012年2月11日 09:11:49 : D08lrEN1Hc
事実や科学には右も左もありません。嘘やおせっかいは必要ありません。汚染区域は隔離しなければ、日本中に放射能の脅威が拡散されます。多くの皆さんがおっしゃる通り、「絆」は搾取、支配者、出鱈目、犯罪、殺人、強奪システム維持・保守・継続のための統治語のひとつです。

50. 2012年2月11日 09:14:01 : MSSjMVDY9E
>46
『まだまだ危険です。いつ帰れるかわかりません。どうしても帰りたいと言う人に向けて、帰村の準備をします』
--------------------------------
簡単に言えると思います.けれども、
『では、俺達はどうしたらいいのだ』と聞かれたとき、答える言葉がないのでしょう.
決して、帰村を焦っているのではなく、帰村以外に生活の再建の目途のない人たちが、生活の再建を焦っている、その結果なのだと思います.
村長でいられなくなるのではなく、村がなくなる覚悟をしないと言えない、これなら分かりますが.

51. 2012年2月11日 09:21:41 : UrbnWInEwc
『絆』と言う言葉が、命が最優先、生活の復興(仙台の復興特需はあまりにも・・)が最優先に扱われているならば、良い言葉であったのに・・。

『命が最優先』なんてこと言うと「空気」と「雰囲気」が許さない・・か。


52. 2012年2月11日 09:26:28 : UrbnWInEwc
50> さんの指摘

「村長でいられなくなるのではなく、村がなくなる覚悟をしないと言えない、これなら分かりますが」

納得です。

村長にはできない。これは国の覚悟(方針)の問題です。


53. 2012年2月11日 09:49:14 : D08lrEN1Hc
気剣体一致。危うきからは、遠ざかります。ランニングパンツ、シューズ、裸同然で津波や放射能に立ち向かう絆錘ゥ滅。体育ではない、殺人スポーツ福島駅伝がありました。3S(スポーツ、セックス、スクリーン)は、統治政策です。わが日本は、自殺率世界ワーストです。自殺は反面他殺、殺人です。一見繁栄をみせるこの世界犯罪システムの維持は、結局、停滞、後退、自分に還って来ます。次はどこの原発、永遠の核廃棄物で・・・御仕舞いです。インターネット時代の精神。

54. 2012年2月11日 10:08:01 : IZc43R2EYs
福島県民ですが
原発受け入れた地区の住民を 一方的に悪く言うのはどうかと思う。

他の欄でも書いたけど
原発立地地域以外の人々は
 
「私達原発 やだったからあんた達にふったけど、受け入れちゃったあんた達が金の亡者で これからは事故で 私達まで影響あるし お金がかかって困るわ」
 
という批判は以前 「福島県は農作物を作るな!缶詰や外食に入るから」
という批判の時も聞かれた。

でも その考えこそ ”都会の勝手”ではありませんか。

その考え方が 都会の膨大な電力を作り出すため 出稼ぎしかない過疎地に
原発を生み出したのではありませんか。はじめから危険だから過疎地を選んでいるのだ。 今現在の 基地問題も同様、当該地域の問題だけだとすると他地域はどうか。

その言い方に陥ると 東電の落ち度も国の国策で誘導された事も
全て  福島県民はじめ原発立地地域の悪さに集約されてしまう。

今でも私たちは 海洋汚染が南下していることや福島県人は土地を離れるべきだ
県を封鎖しろという言葉に 一つ一つまるで県民が事故を起こし、日本を苦しめているような 錯覚に陥る。

この投稿欄もおおかた そうした意見に覆われそうだが、県民も十分安全を監視しなかった責任は重いが、敢えて反論すると

それこそ、国・東電の思うつぼで のらりくらり福島には美しい言葉以外
どんどん何でも県で県で 個人で個人でやれ という方向にして

3年ぐらいたってからの 報道を気を付けて見ていなさい。
子供たちからの被害が起こりそうな時期が近くなると 逆に「福島は危ない」
という御用学者から国から 言いだし 「逃げなかったあんた達が悪いのよ」
一辺倒になるだろう。

病気の患者に 何も手をかさず 死に際に「俺気にしてやってたんだと」
お香典だけ出す人と同じ。 公害問題は何十年も争い、死者が出て被害者が数少なくなってから やっと補償。

県を出ろという人に聞きます。もちろん気にしてくれてありがとうの気持ちも持ちつつ。
貴方たちがもし 首都圏の人だったら 先日の直下型地震の確率が非常に高いと報道されて、仕事を辞め 移住した人は何人いるか。いても首都圏人口の何%なのか。

仕事、命、生活は割合は一人一人違っても意味のあるもの。家庭内でも 危険に対する人の考え方が違うので 逃げたくとも逃げれない家庭もある。
もし他の地域で事故が起こっても、東京でさえ 出る人、出れない人、出たくとも出れない人 様々になると思う。


      


55. 県民の主張 2012年2月11日 12:00:57 : /uKL8ShtF9QKg : EA3B3rzmCs
政府からの逃がさない基準20mシーベルトが厄介なのです。子を持つ親御さんのほとんどの方が、子供を助けたい、助けられない、重い気持ちに日々苛まれながら現実問題(親の介護、会社の立場、持ち家の問題、ローン、学校、等)と被曝の中で耐え忍んで生活しているのです。究極は移住するしかないとの考えを持つ人は多いのですが、ともかくも、何を行動するにも、必要なのは、お金なのです。準備を進めている方もそう出来ない方も必死にそのことにコミットしようとしています。県民を批判するだけでなく、お互いの問題にして事情を理解して頂ければ幸いです。批判は事故を起こした東電や同じ日本人を切り捨てる政策を冷徹にとる政府、官僚集団、汚染情報を制限し取材に来ないマスコミなどに、まず矛を向けていただきたいです。県民の多くは『絆』に心をよせてはおりません。不安の中での行き場のない気持ち、それは『怒り』なのかも知れません。酷いですね。

56. 2012年2月11日 12:52:53 : 7PXjrOJ632
大本営の硫黄島死守命令と同じ論法だろうか?いやもっとレベルが低く賠償金を払いたくないだけだろう。チェルノと言う先例があり色々報告があるのに安全というデマを信じてる。福島だけ神がいるのか?あの神風とは台風のことだからね。
チェルノの事故の2倍以上の放射性ラドンをノルウエーが観測し半年以上も新記録を更新し続けてる状態でチェルノほどではない?デマとか言ってるが間違いなくチェルノ以上のことが必ず起こりますよ。少なくとも後でダチョウクラブの聞いてないよ><だけは言わないでね。チェルノブイリハートねえ85%の子供に、、、たしかにうわべだけは影響がない。猿以外は同じ過ちを犯さないはずだが、、
http://www.youtube.com/watch?v=BbtyKZ9QBLk

57. 2012年2月11日 13:10:17 : DaCYlmC8zc
島国(事実は「ムラ」)の邪悪姑息卑劣な唾棄すべき卑しい根性の奴等が集うのがこのジパングだ。偽善の匂いや悪徳権力者らの罪を隠蔽し、胡散臭く余計なお世話のこの「絆」とか「頑張れ」とかいう表現は、もう止めるべきだ。

それほど「絆」を言うなら、政治屋や役人らがまずその身を正せ。「頑張れ」など、無理強いする表現だ。頑張ろうにも頑張りようのない、放射能汚染地獄の地で、一体何をどうしろというのだ。

「ムラ」人よ、本当の敵を見誤らぬことだぜ。


58. 2012年2月11日 14:16:50 : Ap3aDZpXKY

 FT紙が2011年7月3日、菅直人首相の後がまを狙う前原誠司前外相が、同紙のインタビューに対し、新たな原発の建設を原則として中止し、今後10−20年かけて原発に対する依存を低下させ、段階的にすべての原発を廃止すべきだと述べたと報じた。次の首相の有力な候補である前原が原発廃止の立場に立ったことは、日本のエネルギー政策が全面転換していきそうなことを示しているとFTは書いている。

 前原は2011年6月26日に神戸で講演した際にも、20年後までに原発をなくすことに賛成だと表明した。だが、日本のマスコミや市民運動家の多くは、前原の発言のこの点よりも、この日の講演で、脱原発に向かっている菅首相の政策を性急なポピュリズム(大衆迎合)だと批判した点だけを重視し、前原が脱原発を批判する原発推進派であると描いている。

 前原は菅を追い出して自分が首相になりたいのだから、菅を批判するのは意外でない。経済への悪影響をなるべく少なくしつつ原発を全廃するなら、今から20年かかるのは当然だ。前原がFTに語った10−20年という期間は妥当であり、それよりも急いで脱原発をやるのは性急で無理がある。ドイツは10年後の2022年までに原発を全廃すると決めたが、ここまで来るのに脱原発を前提とした10年以上の議論があった。

「脱原発は首相になるために前原が放っているウソだ。実際に首相になったら自分の発言を反故にして脱原発などしないはずだ」などと考える人も多いだろう。しかし昨今の日本政界では、ほぼすべての政治勢力が何らかの脱原発を掲げている。自民党も民主党も、公式な党是では原発推進の看板を下ろしていないが、民意が固まってきたら脱原発を正式な方針にできるよう、多くの政治家が日々の発言を曖昧化している。佐賀県の玄海原発の再開には、自民党も猛反対した。

 今の日本では、原発事故に対する国民の不安が煽られる構図ができあがっている。3月11日の福島事故直後、原子力安全委員会が事故を過小評価し、原発推進役の経済産業省の言いなりであることが国民の目に明らかになった。安全委に対する国民の信用はその後も崩壊したままだ。たとえば安全委は7月4日、福島原発周辺の子供たちの放射線被ばくについて調査したところ、45%が甲状腺に被ばくしていたことを明らかにしたが、同時に、精密検査が必要なほどの被ばくでないので、何も手を打たないと表明した。もし安全委が国民の信頼を得ているのなら、このような曖昧な言い方でも「安全委が言っているのだから大丈夫」とみんな思うが、安全委が信頼されていない現状では「安全委は被害隠しをしているに違いない」と、国民は逆に不安を煽られる。

 マスコミは、安全委の姿勢を批判する反対論者の意見を記事の後ろの方に載せたりするが、これまた短いものなので、読者は全体像がつかめないまま、さらに不安を煽られる。不安扇動の構図が打開されるメドはなく、今後も国民の原発への不信や反感は増え続けるだろう。そうした流れが予測される以上、原発推進の立場を堅持する政治家は減る一方だ。誰が次の首相になろうが、原発推進の方に舵を戻すことは日に日に難しくなる。

 前原を首相にしたい仙石由人官房副長官は、東京電力を発電部門と配電部門に分社化し、発電部門のうち原発は国有化して廃炉していく構想を出した。日本は戦前、発電会社と配電会社が分かれていた時期があり、その時代の体制に戻そうというものだ。これは「悪の権化である東電を救うことになる」などと批判されている。だが実際のところ、東電が分社化されると、日本の財界を支配してきた東電の権力も分割され、東電の政治力は大幅に落ちる(経済面では、すでに東電の格付けはジャンクに落とされている)。東電を分割すると、原発推進はますます困難になる。前原や仙石が原発推進派なら、東電の分割を提案しなかっただろう。

 代替エネルギー案のない脱原発の動きは非現実的であり、話だけに終わるという説がある。しかし、原発の代わりに石油や天然ガスを高値であってもより多く輸入すればすむ。「地球温暖化人為説」は根拠が薄い話だ。かつて人為的な二酸化炭素増による地球温暖化の予測を流し続け、太陽の活動の低下(太陽黒点の減少)によって今後むしろ地球の気候が寒冷化すると予測していた学者らをトンデモ扱いしていた英国BBCも、今では太陽活動の低下で寒冷化を予測する学説を真っ当なものとして紹介している。

 石油やガス、石炭の燃焼は、気候変動に関係ないのだから、できるだけの節電をしつつ、原発より安全な火力発電を多用すればよい。石炭火力を多用するのも一計だ。自然エネルギーの開発は結構だが、それだけにこだわる必要はない。地球温暖化人為説のプロパガンダ性が世界的に確定しつつある中で、中国やロシア、米国は、モンゴルなどの石炭利権を買い漁っている。

 話を元に戻す。前原が脱原発の姿勢を表明したことの重要性は、彼が有力な次期首相だからというだけでない。彼は、民主党諸派の主導役の中で最も積極的な対米従属を打ち出している人だ。前原は昨年9月、国交相から外相になる時期に起きた、尖閣諸島における日中衝突時、中国側の船長を起訴するように動き、日中間の緊張感を意図的に高めた。米国が日本を中国と戦争させたいなら、開戦につながる状況を積極的に作ることも辞さずという姿勢だ。

 前原は2011年6月、米国の有力上院議員3人が、普天間基地の辺野古とグアムへの移転計画について、金がかかりすぎるのでやめるべきだと提案した時、急いで米国に行き、他の上院議員らと話をつけて、移転計画を表向きだけでも維持するようにした。米軍グアム移転費やその他の思いやり予算を賄賂に米軍を日本に駐留してもらうことは、日本の対米従属策の根幹だ。前原は、米国の軍産複合体の日本支部として機能しているともいえる積極的な対米従属派だ。そんな彼が、ここにきて脱原発の方向性を掲げた意味は大きい。

 米オバマ政権の原子力安全委員会(NRC)は、2011年3月11日の事故発生の直後から、福島原発の事故は日本政府の発表よりもひどい状況だという方向性の示唆や発表を行い続けている。日本の安全委が20キロ圏内の避難指示を決めたのに対し、米国の安全委は20キロでなく80キロ圏内に非難指示を出すべきだと発表し(あとで米政府の主張には根拠がないとわかった)、日本の国民に自国の安全委を信用できないと思わせる一因を作った。日本政府が浜岡原発の停止を決めたのは、米政府筋から浜岡を止めろと圧力がかかったからだという話もある。米当局は、日本に脱原発せよと求めている感じだ。だから、積極対米従属派である前原が、脱原発の姿勢を打ち出すのは当然ともいえる。

 米政界では第二次大戦後、軍産複合体の力が強い。原子力発電のシステムは、軍産複合体が無数に作り続けた核兵器の製造工程が「発電にも使えますよ」という「核の平和利用」の象徴として生まれた。発電を口実として原発を動かし続けることで、核兵器の原料となるプルトニウムを作れるし、核兵器の製造工程として必須なウラン濃縮の技術も維持発展できる。ソ連を恒久的な敵として冷戦構造を確立し、核兵器の大量生産を開始した米国では、各地に原発が建設された。

 この状況は、1970年代に一変した。67年に英国が中東(スエズ以東)から撤退した後、覇権国から取り残されることを恐れたイスラエルは、米政界を牛耳ることで米国がイスラエルに有利な中東戦略を採るように仕向けた。これに対する反動として73年にアラブ諸国が結束して石油危機を起こした。石油価格が高騰した米国では、石油火力発電の代わりに原発を多用する構想が出てきたが、米国の発電が原子力中心になって石油輸入に頼らなくなると、米政府は中東を重視しなくなって孤立主義に向かい、イスラエルは後ろ盾を失って取り残されてしまう。

 それはまずいということで、79年に起きたスリーマイル島原発事故を機に、米国内で反原発運動の盛り上がりが誘発され、それ以来、今に至るまで米国では原発の新規着工がほとんど行われず、米国は原油の輸入に頼らざるを得ない状況が続いている。米国は放っておくと孤立主義の傾向が強くなる地政学的な特性を持っているが、エネルギー政策上、孤立主義を採れず、中東や中南米(ベネズエラ)など産油国を中心に世界に介入し続ける国際主義を採らざるを得ない態勢が作られ、イスラエルや軍産複合体を利している。

 とはいえ、米国で原発が作られなくなったことで、軍産複合体の一部門だった原発産業は仕事を失った。代替策として考案されたのが、日本や西欧など対米従属の同盟諸国に米国の技術での原発増設を加速させ、原発産業が米国で儲からなくなった分を同盟諸国での商売で取り戻す策だった。対米従属が戦後の最重要の国是である日本では、米国からの依頼(命令)であれば、活断層などあらゆる危険性を軽視して原発が増設された。対米従属の国是を推進する右派(右翼)が原発を強く推進する構図ができた。

 このような流れの結果として、日本は、地震大国であるのに原発大国となった。しかし、今回の震災後に米政府が日本に脱原発を押し売りしていることから考えて、すでに米国側は、同盟諸国に原発を売って自国の原発産業の儲けを確保する戦略をやめた可能性が高い。西欧諸国も次々と脱原発している。いまだに原発に強くこだわっているフランスは、米国と別の独自利権だ。フランスは、1960年代に対米従属をやめて自主独立の国是を開始して以来、米国から自立した独自の原発産業を持っている欧州で唯一の国だ。

 米国の原発産業の2大企業は、ゼネラル・エレクトリック(GEエナジー)とウェスティングハウス(WH)だが、いずれも2006−07年に日本企業に事実上身売りされている。WHは06年に東芝に売却された。GEエナジーは07年に日立との企業連合体(GE日立ニュークリア・エナジー)に変身した。東芝の買収額は、WHの企業価値をかなり上回る高値買いだったが、当時は、これから中国など新興市場諸国が原発をどんどん建設するはずなので、東芝のWH買収額は高くないと言われた。

 しかし今になって考えてみると、新興諸国の原発建設が増えてWHが儲かるのなら、そもそもWHが身売りに出されることもなかったはずだ。WHは、00年に英国の国営核燃料会社(BNFL)に買収されたが、BNFLは6年後に東芝にWHを売却した。BNFLを所有する英国政府は、00年にWHを買ったときは新興諸国の原発が増えて儲かると考えたはずだ(BNFLはWHと同時にスイスのABBの原発部門を買収した)。だが、06年にWHを売却したとき、英政府は、もはや原発が儲かるとは考えていなかったことになる。

 ここで注意すべきは、原発産業が軍産複合体(核兵器製造業)の傘下にあり、市場原理でなく政治原理で動く分野だという点だ。核兵器は究極の兵器として、第二次大戦後の世界体制(覇権構造)を形成する国際政治の道具である。戦後の世界体制は、米英覇権型のデザインを推進する勢力と、多極型のデザインを推進する勢力との暗闘的・諜報的なせめぎ合いの中で形成されてきた。核兵器は、米英同盟のマンハッタン計画によって戦時中に開発されたが、戦後、英国の要員がソ連に核兵器の技術を漏洩させてソ連を核武装させ、米英とソ連が核兵器で対立する冷戦構造が作られた。

 半面、フランス(1960年)と中国(64年)に核兵器技術が漏洩され、米英仏露中という国連安保理の5大国が核武装して核の均衡状態を作る多極型の動きも起こった。5大国だけが核武装を許され、他の国々の核武装は許されない国際社会の規則が68年の核拡散防止体制(NPT)で作られた。核兵器は、表(国連などでの外交)と裏(米英露など各国機関による諜報)の国際政治活動の中で、米英覇権の維持を目指す勢力(冷戦派。軍産複合体)と、多極型への覇権転換を目指す勢力(キッシンジャー、CFRといったロックフェラー系が主力。多極派)の両方が違った方向に使う、世界体制のデザインの道具の一つだった。

 ニクソンやレーガン時代の多極派の画策が功を奏して冷戦体制が崩れた70−90年代にかけて、冷戦派は、5大国以外の国々がどんどん核兵器を持つように仕向け、その結果、イスラエル、インドとパキスタン、北朝鮮などが核兵器を持つに至り、イラクやリビア、韓国、台湾なども一時は核武装を目指した。米ソ冷戦が終わっても、印パや朝鮮半島、中国台湾、中東(イスラエル対アラブ)などで、冷戦型の恒久分断が続くようにする画策が行われた。対立する双方の国々が究極の軍事力である核兵器を持てば、双方は和解を拒否して譲らなくなり、国際社会が両国に核を破棄させるのが至難の業となり、事態は恒久分断に近づく。

 01年の911以後、冷戦派は「テロ戦争」の構図を世界的に作って米英覇権を維持する策を開始した。だが、米中枢に潜り込んだ多極派のスパイたるネオコンなどによるイラク戦争など過剰で自滅的なな軍事戦略の結果、テロ戦争は05年ごろから崩壊の様相を示した。08年のリーマンショック以後、米英の経済力の源泉だった債権金融システムが崩壊し、米英覇権は経済面でも崩れだした。同時に、BRICや上海協力機構など、中露主導の多極型の新世界秩序が静かにユーラシアの内側から立ち上がり、世界体制が多極化していく傾向が続いている。

 このような米英覇権派と多極派との世界体制をめぐる暗闘、米英覇権の崩壊傾向、多極派の優勢などの状況と、核兵器という道具のあり方を合わせて考えると、核兵器をめぐる将来像が見えてくる。それは、オバマが核兵器の廃絶を目標として掲げていることにも関係しているのだが、この先、米英覇権が不可逆的に崩れて多極型の世界体制が確立した場合、大国だけが核兵器保有を許されるかたちの、以前に模索された多極型世界ではなく、大国も含めて核兵器の全廃が模索されるのではないかということだ。

 一部の国だけが核兵器保有を許されると、英国あたりの諜報機関の地下化して生き残った勢力が、核技術を他の国々に漏洩させて多極型の世界秩序を壊そうとするだろう。だからすべての核技術を規制しないと意味がない。核兵器の全廃には、核技術の全廃が必須だ。ウラン濃縮やプルトニウム製造といった、核兵器製造と同じ工程を持つ原発産業は、世界的に終了させていく必要がある。

 欧州ではフランスがまだ原発を積極推進しているが、フランスは今後EUとして、脱原発を決めたドイツやイタリアなどと国家連合を強化していかねばならない。フランス以外のEU加盟国の多くが脱原発の方針になると、フランスもいずれ原発をやめる方向に転換せざるを得ない。中国は福島事故後、来年まで原発建設の凍結を決めたが、その後どうするかが注目される。原発を世界的に全廃すると、より困窮するのは、低成長に入った先進国よりも、これから電力需要が増える新興諸国だ。しかし石油ガスの世界的な利権の大半は、すでに新興諸国の国営企業が持っている。

 こうした歴史の流れと、英政府の核燃料会社(BNFL)が米国の原発会社WHを00年に買収して06年に売却したことを重ね合わせると、一つの推測が浮かび上がる。BNFLがWHを買収した00年は、テロ戦争の開始によって軍産複合体が再拡大していきそうな(テロ戦争の原型は米国がタリバン敵視に転じた98年ごろに始まった)時期であり、WHを東芝に売却した06年は、イラク戦争の失敗が確定して軍産複合体が崩壊し始めた時期だった。覇権暗闘の当事者でもある英政府は、多極派が勝つと原発産業が潰されていくことを知っており、裏の事態を何も知らない日本の東芝にうまいこと言って、潜在価値の減ったWHを高値買いさせたのではないか。

 日本政府(外務省など)は、米英に対する「覇権を二度と追い求めません」という誓いの意味で、戦後一貫して諜報的な活動を自粛している。国際野心を再燃させて米英に潰されるより、騙されても米英の言いなりになった方が日本国にとって良いという敗戦の教訓からだ。だから、東芝が英政府の売却の意図など全く知らずWHを高値買収してババをつかまされたのは、仕方ないことだった。

 東芝のWH買収から5年後の今年、福島原発事故が起こり、それを引き金(トリガー)として、米当局が日本に対し「こんなひどい事故が起きたのだから日本は原発を全廃した方が良い」と圧力をかけ始めた。

 7月4日、全国各地の原発立地の市町村長に先駆けて、佐賀県の玄海町の岸本町長が、地元の九州電力・玄海原発の再稼働を了承した。その直後の7月6日、日本政府は、すべての原発のストレス試験(耐性テスト)を実施すると唐突に宣言した。前週に海江田経産相が現地を訪問し、ストレス試験などせず原発を再稼働しても安全だと太鼓判を押して町長や知事を説得したばかりだった。町長は、いったん了承した原発再稼働を撤回せざるを得なくなるとともに、面子を潰され、今後ストレス試験で玄海原発の安全性が認められても、簡単に再稼働を了承することはできなくなった。同じ日には、九電が子会社の社員らに原発推進のやらせ投稿を要請していたメールが暴露された。九電の権威は失墜し、原発の再稼働を地元に強く求めることができなくなった。

 一週間前に現地を説得した海江田経産相も面子を潰された。ストレス試験は、政府の中で経産省よりもさらに上層部の意志決定ということになる。以前IAEAが日本に原発のストレス試験を提案した時、日本政府は断わっていたが、今回は一転して急にやることになった。誰の意志決定なのか。菅首相が独断で決めたと考えるより、これまでの経緯から考えて、また米政府の原子力安全委員会(NRC)あたりが画策し、絶妙のタイミングでオバマが菅首相に電話して、ストレス試験をしろと要求した可能性がある(米NRCは、自国の原発についてのストレス試験について、やる必要はないと言っている)。

 今回のドタバタ劇は、全国の他の原発立地の市町村長たちに、地元の原発の再稼働を簡単に承認しない方が良いと考えさせ、日本の脱原発を上から促進する効果がある。福島原発事故を受けて、日本人の多くは原発に対する懸念を一気に強めたが、それが反原発の市民運動の大きな高まりにつながる流れはあまり起きていない。我慢を美徳とする日本人の習性があるためか、日本では草の根からの脱原発が進まない。その分、日本を脱原発させたい米当局は、上からの謀略的な動きをせざるを得ない。

 米当局が日本に脱原発させたがっている前提で考えると納得できる動きのもう一つは、ソフトバンクの孫正義社長が、資金を投じ、脱原発としての自然エネルギー開発を猛然と開始したことだ。孫は、事故後の福島を訪問して衝撃を受け、脱原発に目覚め、自然エネルギー財団を設立することにしたと説明している。その説明自体は、それなりに納得できるとも感じる。

 だが「米当局が日本に脱原発をさせようとしている」という前提で孫の動きを見ると、もしかして孫は米国中枢の誰かから「米国は日本に脱原発をさせたい。日本は脱原発せざるを得なくなる」と聞かされ、これをビジネスチャンスと考えて、脱原発的なエネルギー開発に取り組むことにしたのではないかとも思える。米国側としては、日本の財界人の中に脱原発の旗振り役や出資者がいれば、日本の脱原発の動きが加速されて好都合だ。しかし、旧財閥や大手メーカーなど「財界村」で生きている企業の経営者がやると、東京電力から抑止や嫌がらせを受けるかもしれない。その点、孫のような財界村の外にいる新興勢力なら自由に動ける。楽天の三木谷浩史会長も、福島事故への対応を批判して経団連を退会したが、この動きも、孫と同じような背景かもしれない。

 日本人の多くは、社会で起きている出来事の裏読みや、いわゆる謀略の存在(諜報的観点)に慣れていない。謀略はイスラエルやロシアの話で、日本は無縁だと思っている。しかし今、日本のいろいろな政治的出来事が、確度の高いことしか言わない優等生的なマスコミの説明で納得できない事態になっている。これはおそらく戦後日本にとっての「お上」である米国の覇権体制の崩壊が進んでいることと関係している。この状態は、今後さらにひどくなるだろう。


59. 2012年2月11日 18:20:06 : DaCYlmC8zc
ほら、案の定、危機が長引くと、例のごとくいかがわしい奴らや極道らがシャシャリ出て来て幅を利かす。これが日本という「ムラ」の真実実態だ。正義や論理的正しさや本当の人間愛などとは無関係が太い面するのが、この、ヨタモノやくざ日本の本当の姿だ。少しでも正論や理想論を言ったりそれに従い生きろうとする者を容赦なく極道集団の非論理論理で虐め甚振るのが、この姑息卑怯卑劣な、この日本ムラの任侠ヤクザ社会なのだ。

60. 恵也 2012年2月11日 20:24:12 : cdRlA.6W79UEw : Vuv62kM9U6
>> どちらの側も、その主張を客観的に、そして科学的に立証できていないのは事実だ。

チェルノブイリ事故という実体験で、放射線が危険と「科学的に立証」されてます。
それを無視して論理を組み立てるか、実体験を重視して疫学的追跡調査をし論理
を組み立てるかの相違。

ーーーー引用開始ーーーー
チェルノブイリに限らず、放射線被曝にともなう人間集団への長期的な健康影響を
明らかにする最も有力な手段は、疫学的追跡調査である。

旧ソ連政府は、事故の翌年から被災者の全ソ登録に着手し、一九九二年のソ連崩
壊時には、事故処理作業者や汚染地住民など約六六万人の登録が完了していた。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/GN/GN9705.html

>>13 シリア政府が国民を虐殺してると信じる日本人

これは今の日本人に多いだろうね。
ただの外国による内政干渉で、武器を持ってる反乱軍を正義と錯覚させるマスコミ。
アメリカを主とするユダヤ資本の仕業だろう。
たった70年前には鬼畜米英といって憎んでた日本人が、今じゃアメリカの下僕だ。

>>21 本当に安心出来るのは疎開しかない。

間違い!
疎開してもどの道、もう手遅れというべき。
ヨウ素剤を即座に飲んで、即座に避難してたら間に合ったと思うけど・・・・


61. 2012年2月11日 22:07:07 : QljHPMX9JE
 
オカダとかセンゴクとかエダノとかカンとかマエハラとかの売国奴たちのご主人様であるアメリカ様の
そのご主人様であるところのユダヤ様は、フクシマ近郊から逃げ出して、未だ一度も戻ってきてないぞ
さっさと逃げろ! といったところで実はもう遅い
自業自得、どうぞご勝手に


62. Ryukyuan.isao-pw 2012年2月11日 22:11:20 : YrP2vZDuHZBQs : u5btJ5mJr2
福島の住職が率いる「見えない雪」との闘いと祈り[ロイター]
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/826.html
投稿者 さそり座 日時 2012 年 2 月 10 日 18:09:20: skGvs8zjwBMFM

除染作業で出た汚染土壌などの放射性廃棄物は、誰も住む人のいない寺の所有地の一角で保管されている。政府が放射性廃棄物の保管場所について決めあぐねているため、寺の所有地を一時的な保管場所として提供しているのだ。

阿部さんは昨年、放射性物質のことを「見えない雪」と呼んでいた。これまでに阿部さんらは約400キロの放射性廃棄物を集めてきたが、その「見えない雪」を完全に除去できるのは何年も先になるとみられている。

「現実の雪は冷たいが、見えない雪よりもずっとやさしい。見える雪はいずれ解けて消えるから」。阿部さんの祈りと闘いはこれからも続く。

02. Ryukyuan.isao-pw 2012年2月10日 20:34:38 : YrP2vZDuHZBQs : u5btJ5mJr2
こうした崇高な方々の善意も放射能との戦いとしては局地的な効果しか得られません。
放射能との戦いは包括的、戦略的な視点からの手順を踏まなければ幾ら除染しても周囲の汚染環境全体を改善しない限り元の木阿弥になりかねません。
★福島県の汚染地を放置して日本に未来は無い!
http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2012/02/post_c8c3.html
政府は原発周辺の高線量地区に限って直轄除染の対象として福島県全体の除染は地域の行政に責任を押し付けています。
細野豪士原発担当大臣には放射能との戦いを指揮する能力に欠けると思います。
この戦いには師団規模(1万人)を動員して分水嶺(尾根の頂上)から平地に向かって同時並行的に段階的に除染を進める事で初めて環境改善に効果的な成果が見込めるのです。
原子力村の利権集団は汚染地域の住民を追い出して核廃棄物処理場を確保する為に敢えて除染効果に期待出来ない部分的な除染作業もどきの芝居を細野豪士原発担当大臣に演じさせているのです。
★福島を核の墓場にする原子力村の策謀を許すな!
http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2012/01/post_4289.html


63. 2012年2月11日 22:15:22 : 0GuGTEhTSg
絆か・・・。
日本人を家畜として扱う日本政府が発する良い言葉だな。
福島から逃げられない人は多いと思う。
経済的に逃げられない人はかなりいるだろう。

私は首都圏にいるが、ここも汚染が酷い。
何とか脱出する術を持つべく、転職を試みている。

だが現実は難しい・・・。
でも諦めたらその時点で放射能まみれで生きていくことを
宣言するようなもの。
とにかく模索して下さい。福島から出る術を。
私も汚染された首都圏から脱出する術を手にするまで諦めません。

諦めたら日本政府や東電に「自分モルモットになります!」って
手を上げているのと同じ。
それを自分だけでなく配偶者や子供にも強要しますか??

人としてやってはいけないことです!
それをやらせる絆なら、即断ち切ってください!

私ならそんな絆いりません!


64. 2012年2月11日 22:58:53 : NoZ2w1LCYs
ムラ社会ニッポン

救いようがない


65. 2012年2月12日 06:26:47 : JrPYjVYQO2
1年近くもしてまだ気づかなければもう自己責任、自業自得だけど選べない子供が
哀れだ

66. 2012年2月12日 13:42:20 : 7PXjrOJ632
凍傷にかかったら残念だが手足を切り落とします。そうしないと本体が危ない。
ここで体の絆でいつまでも使えない手足を後生大切に保持が本当にいいのか?
大切な国土だが汚染されてるのをいつまでも引きずるのは凍傷と同じ。(凍傷の手足は腐っていきその菌とか分解物が血液を通して本体の免疫機能に作用する。体はいつか持たなくなり死滅する。)=汚染作物が全国に拡散され内部被曝を増やし続け被害を拡大させていく。

ストレステストといっているがおかしいだろう。原発は地震津波で破壊されて事故が起こった?人災という事故対処が大きく間違えてたのが主因だろ。福島を起こさないストレステストは人的能力のテストがメインにくるはずだ。だから各県の知事も納得できるわけがない。国の原子力管理体制をまづストレステストしないといけない。まづは高給取りの今の公務員よりはるかに安くレベルの高いアメリカ、フランス、ロシアのプロを採用して一から出直しがいいだろう。


67. 2012年2月12日 14:51:15 : 2trh79YkjE
福島県川内村の遠藤雄幸村長が1月31日に行った「帰村宣言」

議員様と地域公務員様の仕事と身分を保障してもらい県から予算をいただく事。何もしなければ失職する。住民はテンテンばらばら、住民をモルモットにしてデータ収集、帰村宣言することが自分たちの利益となる。

68. 2012年2月13日 13:52:28 : 7t7At65BrA
>54、55さん

知事のリコールは福島にいてこそ出来るのでは。
知事をリコールし、「子供達の集団疎開」を実現してくれる知事を選出したほうが良いと思います。
そうさせない空気が福島にあるとしたら、それが悪い意味の「絆」ですね。

大人は色々な事情で逃げられない方もいらっしゃると思いますが、子供達が大人の事情で健康を害してよいはずがないです。
戦時中は子どもを守るために行いました。今できないはずがありません。


69. くだらん 2012年2月14日 04:07:47 : mjAonWroD9XfI : aMXN1kCtSg
絆なんて言葉は本当に大切な人に使うものでした。震災前までは。

ただの近所の人やクラスメートとは絆なんかで結ばれてはいませんよ!


70. 2012年2月19日 18:52:41 : kfMM4qorWI
63、68さん

世帯主としての責任で子供、配偶者を逃がすべく行動を模索しておりますが、背中を押していただけるような言葉や助言ありがとうございます。

確かに国相手に交渉できる力量ある知事が出現してくれれば、事態も少しは変わるような気もしますが、一方で被災地行政レベルでも、市民、町民レベルでも、まだまだ危機意識の欠如とあきらめといった自己矛盾も抱えているのも事実です。我々も、いつまでも他人のせいにしているではなく、何にしても本質を見極め自らが考動することが大事なんですね。

政府は国を守るのであって・・・親は子供を守る・・・自分は自分で守る・・・後に、子供を守れなかった後悔で、さらに苦しんだり苛んだりすることは絶対に嫌ですから。

お金がない理由で在住するのではなく、藁をも掴む頑張りでお金を工面し絶対移住にコミットして見せます。


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