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2号機の温度上昇と再臨界 (私設原子力情報室) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/922.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 2 月 14 日 00:43:28: igsppGRN/E9PQ
 

2号機の温度上昇と再臨界
http://nucleus.asablo.jp/blog/2012/02/13/6333869
2012/02/13 22:28 私設原子力情報室


2号機圧力容器内の温度が上昇し、大きな問題となっています。
いったい何が起きているのか… 不安に苛まれます。
しかし、一歩引いて冷静に見つめ直してみると、この問題、下手をすると東電に騙されてしまいかねません。炉内温度の上昇を、ちょっと違う視点から見つめ直してみましょう。

2号機圧力容器の内径は5.57メートルもあり、東電の発表を信じるなら、現在の水位は2メートル前後です。
まず、この半径=5.57メートル、高さ=2メートルという流水で満たされた円筒形の空間。温度計は、たったの6個しかありません。そしてそこには、毎時10トン以上という、もの凄い量の水が注がれ続けています。
にわか造りの給水システムが凍結し、給水が止まって問題になっているくらいですから、水の温度は、凍てつく摂氏零度にきわめて近い温度のはずです。

ここで、ひとつ思いだして欲しいのは、東電が正常だと言っている他の5個の温度計です。みな30℃以上を示しています。注ぎ込まれた大量の氷温水のすべてが、アッと言う間に、ぬるま湯になってしまう… 通常の感覚では、信じられないことです。

不謹慎と言われるかも知れませんが、分かりやすい喩えをしましょう。
想定するのは20席ほどの焼肉屋の客席。テーブルが5卓。どの卓上にも炭火の七輪が乗っています。満席になって、5台の七輪が燃えさかれば、外は氷点下でも暖房なんて要りません。一方、壁のあっちこっちに吊り下げられた温度計を見てみましょう。まぁ、25℃〜28℃くらいでしょう。焼肉を突っつく私たちは、少しばかり火に近いですから、体感温度は30℃くらいでしょうか。
しかし、実は、目の前で赤熱する木炭は、800℃〜1000℃という温度です。

ここまで書けばお分かり方も多いと思いますが、毎秒3トンの氷温水をアッと言う間に、30℃以上にするには、壊れた原子炉内に、もの凄く高い温度のものがあることを示しています。核燃料の崩壊熱のことを考えれば、当たり前のことなのですが…

2号機で、今現在、高温を示している温度計が壊れているのかどうかは分かりませんが、1号機から3号機のいずれの炉心でも、いまだに数百度の温度を保っている部分が、間違いなくあります。でなければ、大量の氷温水が、一瞬のうちに、ぬるま湯になってしまうなんてことはありませんから。
30数℃を示している温度計は、たまたま赤熱部分から遠いだけです。

もう一点、明確にしておきたいのは、崩壊熱と臨界によって発する熱の違いです。原発反対派の中にも誤解があって、温度上昇=再臨界と騒ぎ立てる人たちもいますが、次のことを明確に理解しておく必要があります。

●臨界にならなくても、使用済み核燃料(使用中核燃料)は、崩壊熱によって温度が上がり、水で冷却しなければ、ほどなく再溶融する。

●臨界状態になるための条件は、ウラン235またはプルトニウム239の濃度、塊の大きさ、形状によって決まり、温度は直接的には無関係。

●「崩壊熱で温度上昇」→「再溶融」→「形状が変わり再臨界」というストーリーはあり得る。

●「再臨界」→「温度上昇」→「再溶融」というストーリーもあり得る。

東電は、「半減期の短い気体放射性物質が検出されていない」→「再臨界は起きていない」→「温度計が故障している」という理屈で押し切ろうとしています。しかし、彼らは、今の原子炉内の温度と再臨界が無関係である事を知っているのです。
マスメディアも含めて、「再臨界してないから大丈夫」という論理に騙されかけているので、これは要注意。現状を見る限り、事の本質は、崩壊熱にあり、6本の温度計のウチの1本の近くに、溶融して固まった核燃料が集まっている可能性が高いです(再臨界の可能性を100%否定はできませんが)。

では、「たまたま集まっているだけだから大丈夫!」なのか… いえいえ、そんなことはありません。
福島第1の原子炉のいずれもは、まだまだ数百度という赤熱する塊を抱え込んでおり、それを冷やしきるためには、とてつもない時間と労力がいるということです。そして、その塊からは、熱エネルギーと放射線が放出され、水中に放射性物質が溶け出し続けています。
半径=5.57メートル、高さ=2メートルの中に、たった6本の温度計を挿して、「30℃だから大丈夫!」と言っていることの方に大きな問題がるのです。

にわか造りの冷却システムが、余震やあらたな地震、凍結などによって破壊された時、また大きな悲劇の幕が開きます。国は住民の帰還を検討しはじめていますが、とんでもない話でしょう。

まず、東電と国は、一部とはいえ、水温が80℃を越えたその原因を明確にすべきです。
それに加えて、毎秒10トン以上の氷温水が、なぜ、アッと言う間に30℃以上になってしまうのか… その理由をすべての人に分かりやすく説明する必要があります。
そして、対策があるなら、どんなに費用がかかろうと、それを実行すべきでしょう。そうしなれければ、ちょっとした偶然や間違いで、福島が、いや東日本が、本当の意味で失われてしまう可能性があります。


 

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コメント
 
01. 2012年2月14日 00:51:39 : 8JtX1tDARQ
2号機の放射線量もあがっているデータがあります。
素人判断でも、この時期に数値の上昇はもしや!と思わせるに充分すぎる値です。
下記をご参考に。
http://atmc.jp/plant/rad/

02. 2012年2月14日 01:49:09 : NwF32jPBdE
やきにくやの喩え、わかりやすい!


01さん、ほんとだ! S/C温度があがってますね。上から熱源に大量の水かけたので底に放射能も溜まって来た?

CRDハウジング温度も、この「壊れた」とされる温度計と同調していたそうです。
http://twitter.com/#!/bokudentw/status/169062302056841216/photo/1
http://togetter.com/li/253703


キセノンが「検出されてない」といってますが、どうなんでしょう?
先週はフィルター換算?では検出していた、が、
Xe-135の限界値として「1.1×10^-1」を設定したから、それ以下だから、限界いかなんだといってるように聞こえます。”換算”の意味がわたしには理解不能です。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120116_04-j.pdf
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120208_04-j.pdf
これからするとXe135、Xe133とも、限界値を越えて検出できていたように見えるのですが、”菅さん”したら限界以下だよという手品のように見えてしまいます。

その限界値はどうやって決めたかというと、これ
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/111207d.pdf

水が溜まっていると仮定して熱量計算をやったみたいです。p.45の
「表1、判定基準における再臨界出力」

原子炉の底には穴があいてしまっているのではなかったのでしょうか?なのにお湯をわかすに値する臨界出力を計算し、それに達してない熱源は臨界じゃないというような展開になってないでしょうか?夜中でちょっと今ボケはいってるかもしれないが理解できない限界値です。


03. 2012年2月14日 04:06:08 : d1INYqu1to

東電の言う事は二転三転するので、最早訳が分からんのだが

平成24年2月13日午前10時現在のプレスリリース
( http://www.tepco.co.jp/cc/press/12021301-j.html )

によると

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※2月12日午後5時1分、2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプ
 リングを実施。分析の結果、当該システム入口でキセノン135が検出限界値(9.3
 ×10-2Bq/cm3)未満で、再臨界判定基準である1Bq/cm3以下を満足しており、再
 臨界していないことを確認。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

となってる。再臨界はイヤなので一応信じてやる。

今回の2号機の温度計の件、東電は念の為って言ってたが、あれだけ大量のホウ酸を投入したんだから、かなりビビってたハズ。

CRDハウジング上部の冷却水のかかり難い場所に燃料デブリが落下したんじゃないかと思う。

これから先、この手の事がまた起きるんだろう、そしてまた大騒ぎになる。

考えるだけで憂鬱だ。


04. 2012年2月14日 07:15:47 : Fi2jKAzQZ6
温度計も、熱電対が、電気抵抗が変化するサーミスタになっていたり混在していました。
意図的に、故障モードが断線で最低温度を示し、センサーの劣化で低い温度を示すことのある熱電対を、故障モードが高い温度を示すことのあるサーミスタに変更しようとしていたのでしょう。
そしてテストと称して、伝送ケーブルを破壊したようです。

この様な詐欺集団を国家の一大事の収拾に当てていることを傍観していること自体が国家反逆罪ですね。


05. 2012年2月14日 08:02:08 : K6tG81iuxI
論旨を否定したり揚げ足を取る訳ではありませんが、記事中の注水量に関して

 毎時10トンと毎秒10トンが混在しています。正確にはどちらでしょうか?


06. 2012年2月14日 08:17:58 : 1laTubqZew

2月13日午前9時50分時点での2号機原子炉への注水量が約17.4m3/h(給水系約7.5m3/h、炉心スプレイ系約9.9m3/h)だから、毎時10tでしょう。


07. 2012年2月15日 20:10:34 : BTfFJ4n7PM
毎時10tって言っても、1分に一回、小さめの風呂(約170 L)をひっくり返すくらいの量だから、それほど多い量じゃない。

直径5.6メートル、深さ2メートルっていうと、結局50tくらいの水しか溜まっていないわけで、ここに毎時10t入れりゃ、普通に考えれば漏れてなければ約5時間で倍の量になるはず。

水の量が変わらないのは入れるのとほぼ同じ早さで漏れてる(或いは循環してる?)ってことだから、入れる水の温度と30℃との差に入れる早さを掛ければどれくらいの熱源があるかすぐわかるはず(めんどくさいので計算しないけど)。

んでもってこの計算が成り立つのは、入れた水がいつも均一に行き渡って、炉内の温度も均一だったらの話。

つまり、入れたばかりの冷たい水がそのままどっかに漏れているのなら、炉内にそれほど大きな熱源はないってことになるけど。

まぁいずれにしても、燃料棒自体炉内にあるかどうかわからんのだから、何が起こっているのか、てんで見当もつかない話ではあるね。

おい本店組!一回でええから行って見て来たらどうや?


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