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全機停止中の伊方原発 再稼働の突破口「NO」(東京新聞・こちら特報部 3月2日)
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投稿者 gataro 日時 2012 年 3 月 04 日 10:57:02: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://blog.goo.ne.jp/nishidenjigata

全機停止中の伊方原発 再稼働の突破口「NO」(東京新聞・こちら特報部 3月2日)
2012-03-03 00:00:00

 東京電力福島原発事故から、まもなく1年。この間、定期点検を機に次々と各地の原発が運転を止めた。4月下旬には「原発運転ゼロ」になるが、一方で再稼働を目指す動きも慌ただしい。関西電力大飯原発に次いで、ストレステスト(安全評価)の審査が進む四国電力伊方原発3号機。再稼働への障害が少ないと値踏みされる伊方原発の地元では、懸念する声が高まっていた。(中山洋子)

 瀬戸内海からの冷たい風に身がすくむ。愛媛県伊方町の伊方原発を見下ろす高台のゲート前で先月11日、30人強の住民たちが座り込んでいた。

 「四国の自治体も住民も御しやすいと思われたらいけん。伊方に反対の声はないと言わせたくはない」

 「八幡浜・原発から子どもを守る女たちの会」の斉間淳子代表(68)が力を込める。原発から10キロ圏内の同県八幡浜市で長年、原発に反対してきた。昨年6月からは、福島原発事故の節目にあたる毎月11日にゲート前に座り込んでいる。

 昨夏のストレステスト導入前、形ばかりの安全検査で九州電力玄海原発が再稼働の先鞭をつけるのではないかと目されていたときから「伊方も早いのでは」と心配していた。伊方原発では3号機が昨年4月に定期点検のため運転を停止。同年9月に1号機、今年1月に2号機も定期点検に入り、原発からの送電はすべて止まっている。

 伊方3号機は、爆発して猛毒のプルトニウムをまき散らした福島第一の3号機と同じプルサーマル発電が行われている。より慎重な判断が求められるはずだが、ストレステスト審査は先行。先月25日には原子力安全・保安院による現地調査も行われた。すでに国が「妥当」判断を出している大飯3、4号機に次ぐ2カ所目の現地調査となる。

 斉間さんは「全国の電力会社でも弱小の四電は、これまでも他の電力会社がやりにくいことを真っ先にやらされてきた」と警戒する。

 実際、四電には1987年と翌88年に出力調整運転を強行した“前科”がある。86年にチェルノブイリで原子炉を暴走させた事故と同じ実験で、反対は必至だったが、四電は住民に知らせずに実施。地元紙「南海日日新聞」の報道をきっかけに、2回目の実験があることも発覚した。

 福島事故後、斉間さんがたった3人で始めた座り込みは、月を追うごとに増え、先月の抗議には都内から大学生たちが参加していた。明治大2年の加賀奈々恵さん(20)は「福島原発事故で、こんな怖いことがあるんだと初めて知った。何十年も反対の声を上げてきた人たちがいたことも知らなかった。本当に尊敬している」と話した。

 国際環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」も、伊方原発周辺で風船を飛ばして放射能拡散調査を行い、原発のリスクをアピール。調査の結果、風船は60キロ離れた松山市や高知県四万十市まで飛んでいた。

 全国が注視する原発の再稼働。判断のカギとなるのは地元の「理解」だが、愛媛県の中村時広県知事は「白紙」を強調し、国の再稼働要請を受けてからの判断になると繰り返してきた。慎重な姿勢とはいえ、「ストレステストだけでは不十分」と明言する福井県の西川一誠知事に比べ、再稼働を決断するハードルが低いのでは、と心配する向きも多い。

 また大飯原発については、隣接する滋賀県など周辺自治体も、安易な再稼働への懸念を表明。福島事故の被害を受けて広範な「地元」が声を上げるが、伊方原発周辺では動きが鈍い。

 伊方原発に反対してきた阿部悦子愛媛県議(環境市民)も「知事が『理解』を示したら再稼働しかねない。国の審査結果が出たら、大飯より早く進む可能性さえある」と危機感を募らせる。

 自民党が大勢を占める県議会での議論も期待できないという。実際、原発事故を受けて設置された「エネルギー・防災特別委員会」に阿部県議は入れなかった。「もちろん所属を希望したが、この期に及んでも排除された。長年、原発問題をただしてきた議員を参加させない議論で何ができるだろうか」と嘆く。

 一方で、阿部県議は学生や母親たちを中心とした脱原発の動きが「これまでに例がないほどの動きで、知事や議会も無視できないのではないか」と期待する。「自民党県議を中心に何人もが事故後、福島の視察をし、原発事故の恐ろしさを目の当たりにしている。本音では再稼働を望んでいない議員も少なくない、との感触がある」

◆目の前に巨大活断層 元記者命削り廃炉訴え

 伊方原発に反対する地域紙「南海日日新聞」の記者だった近藤誠さん(65)も、早期再稼働を警戒する一人だ。

 「関西電力は地元の風当たりが強く、九州電力はやらせメール事件が尾を引いて、露骨な動きはできない。そういう意味で、ボロの出ていない四国電力を突破口にしたいのではないか。愛媛県は国が『責任を持つ』とさえ言えば、再稼働できる体制が整っている」

 1977年に入社して以来、社主の故斉間満さんとともに伊方原発の危険性に警鐘を鳴らし続けた。2006年に斉間さんが亡くなり、期を同じくしてたった一人の記者の近藤さんの肝臓がんが発覚。新聞は08年に「休刊」した。

 細々と反原発活動を続けながら、治療に専念してきた近藤さんの生活は、福島原発事故で一変した。この一年、近藤さんは地元での抗議活動に加え、病気を押して広島や京都など各地で講演。昨年12月に300人が提訴した伊方原発運転差し止め訴訟でも、原告団の共同代表の一人として先頭に立つ。「私たちの反対運動は敗北の歴史。話さんでいいなら話したくない。でも、これから原発を止めるために、若い方々が知りたがっている」

 近藤さんが最も心配するのは中央構造線。伊方原発の目の前に横たわる巨大な活断層だ。マグニチュード8クラスの直下型地震が起こる可能性を指摘し、原発の耐震性を疑問視する専門家もいるが、国も電力会社も聞く耳を持たなかった。

 近藤さんは声を振り絞る。

 「東日本大震災後、全国的に地震が続いている。原発に息の根を止められるか、原発を止めるか。放射能だらけの大地や空気を子どもたちに渡すわけにはいかない」

<デスクメモ> チェルノブイリ事故から約2年後に国内各地に広がった反原発運動。発火点は、伊方原発だった。この時初めて、政党や労組と縁のない市民たちが、出力調整運転に不安を覚え、運動の主役になったのだ。原発をめぐる行政訴訟の先駆けとなったのも伊方だった。なぜか節目で伊方の名が目につく。(木)

 

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コメント
 
01. 2012年3月04日 13:13:17 : UunCtWGTXo
原発立地の住民及び近隣の住民は、130億円もの税金で構築されたSPEEDIで
原発事故を想定したシュミレーションをするよう国へ申請することである。
其のシュミレーションをみれば立地住民だけでなく50キロ圏内の近隣住民も反対運動
をせざる結果が得られるだろう。国は今回の福島原発事故でSPEEDIが使い物にならないものであったとしてSPEEDI情報システムそのものを、遺棄しようとしている。
原発立地近隣住民の方はSPEEDIの有効活用を声を出して、今後の反原発運動に
活用してくれる事を希望します。

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