★阿修羅♪ > 原発・フッ素21 > 630.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
専門職が立ち上がって欲しい(1) 医学の良心と医師の倫理  武田邦彦  
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/630.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 3 月 07 日 00:39:01: igsppGRN/E9PQ
 

専門職が立ち上がって欲しい(1) 医学の良心と医師の倫理
http://takedanet.com/2012/03/post_501b.html
平成24年3月5日 武田邦彦(中部大学)


(まだ子供の被曝が止まりません。場所、焼却、セシウム再飛散、給食、先生の態度などいろいろあり、事態は複雑になっています。そこで、少し厳しい内容を含みますが、各専門家の方に私の見解を示して、子供の被曝を減らすのに是非、ご協力いただきたいと思うからです。)

福島県の医師ばかりではなく、日本の多くの医師が福島の子供36万人の甲状腺の超音波検査を担当しています。もともと、医師は普段からものすごく忙しく、労働基準法違反ではないかというぐらいに働いて患者さんの命を守っています。そのなかでさらに福島の協力をするのだから、それは本当に大変なことと思います。

さらに日常的に患者さんから被曝について相談されるので、医師は個別に説明しています。給食などからの被曝についてもできるだけ被曝を防ごうとアドバイスをしているのも医師です。

一部の医師が「国際的な勧告や法律で定めた基準など関係ない。1年100ミリまで大丈夫」などと言っていますが、このように被曝を減らすことに尽力している医師がほとんどであることもまた事実です。

・・・・・・・・・

このブログで私は「医師は国民の健康に関することについて、自由に発言することは許されない。医師という専門職は社会の合意を大切にしないと、医師に対する信頼性を失う」と再々、指摘してきました。特に1年1ミリと決まっている被曝限度を医師の判断で「法律違反するように」指導することは許されないと言ってきました。

これに対して多くの医師は賛同してくれましたが、「医師に辛すぎる」とのご批判もいただいています。ただ、私の子供も兄も、また甥も医師で私の身の回りには医師が多いので、医師の仕事の厳しさなどはよく知っています。でも、私のような教師、医師はやはり自らの限界を良く理解して決して社会から糾弾されるようなことをしてはいけないのです。

裁判官は人の命を左右し、医師は人の体を左右し、そして教師は人の魂を左右することがあるからです。その意味で、これらの職を持つ人は日本社会に残された「専門的な雰囲気を持った聖職」であることは間違いありません。

医療関係では医師は患者さんの被曝の限度を自分で決めてきました。それが少しルーズだったのではないでしょうか。それも含めて見解を示したいと思います。

・・・・・・・・・

福島第一原発事故で、一部の医師が「被曝は危険では無い」と言ったことで、チェルノブイリでも実施した「国家のバスによる緊急避難」や「1年5ミリシーベルト以上になる地域の強制移住」などがされませんでした。

それなのに、福島36万人の子供の健康診断や、福島医大に被曝の特別治療部隊をそろえるなど、「安全だけれど危険」、「避難は不要だが、診察や治療は必要」というスタンスをとっています。

これはきわめて分かりにくく、「安全だ」といって避難させず、「患者を大量にでるのを期待している」と見えます。さらに「被曝を心配するよりストレスの方が影響が多い」ということで、「被曝させてストレスをため、さらに心理治療のチームを送る」というマッチポンプとも言うべき状態が発生しています。

医師が「レントゲンはとらないに超したことはない」という指導をしてきて、法律で「1年1ミリ」と決まっているのに、「1年400回の胸のレントゲンに相当する1年20ミリの新基準」を支持して「不安になる方が危険」というのもあまりに身勝手です。

今からでも遅くないので、医師会は「法律を早急に変えるべきという声明」と、病院のレントゲン室の標識と防護(管理区域の標識やレントゲン照射中に医師が別室にいるシステム)などを変更し、言っていることとやっていることの統一をとらなければならないと思います。

・・・・・・・・・

私は逆の方向に進むべきと考えます。医師は「集団の健康維持のための予防原則」をよく勉強し、「科学的に不明な場合は、十分に安全な基準を守り、科学的に明らかになった時点で規制をゆるめる」というこれまでの人類の知恵を理解した言動に出てもらいたいと思います。

同時に、福島原発関係で「1年1ミリ以上の被曝は問題がない」という趣旨の発言をした医師は、自ら非を認めて引退してください。福島医大は放射線関係の組織を解散してください。医師が自らの意思で判断できるのは医療行為に関わる被曝に関してだけで、原発からの被曝については医師はその権限外にあるからです。

医師の倫理を破っているのは少数の医師であることは確かですが、医師は専門家集団を形成していることによって職を全うしているのですから、このような危機のときに集団としての力を発揮してください。


音声
20120306 武田邦彦教授 専門職が立ち上がって欲しい(1)
http://www.youtube.com/watch?v=T91kagJgBE4


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年3月07日 06:43:52 : A4GQ7o9O02
今年、3月3日に奈良で聞いた阪南中央病院の村田医師のお話はとても良かった!
昨年の講演会、you tube の映像あります。

http://www.youtube.com/watch?v=V1d2fGmIuBc

2011年7月31日 村田三郎医師講演会 三郷市文化会館
ustreamから転載
日時:2011年7月31日(日曜日)13時30分−16時
会場:三郷市文化会館 2F 大会議室・視聴覚室
講師:村田三郎医師 (阪南中央病院 副院長・内科医)
―《講演者紹介》――――――――――――――――――--
村田三郎医師
・阪南中央病院 副院長
・広島・長崎の原爆被爆者の健康診断や診療、実態調査をおこなってきた。
・原発の労働者被ばく問題に長年関わり,
 被ばく労働に関する労災認定に尽力してこられた。
・低線量の被ばくによる放射線障害、内部被ばくの危険性に警鐘を鳴らし続けている。
・原発震災後に発行された
 「原発震災・ニューズリール(森の映画社.藤本幸久監督)」では
 No.3「被曝とは㈰ −体内被曝と体外被曝−」,
 No.4「被曝とは㈪ −子どもの被曝・労働者の被曝−」に出演されている。
―――――――――――――――――――――――--
講演会テーマ
三郷市を含むホットスポット地域で子育てをしていくにあたって知っておきたいこと、
気をつけたい子どもの症状など心配もたくさん。
そこでまずは、低線量被ばく・内部被ばくの危険性について
講演会を企画することとしました。
講演者は,労働者被曝・低線量被ばくに長く
関わってこられた村田三郎医師にお願いいたしました。
主催:
放射能から子ども達を守ろう みさと(SCR Misato)
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
FoEJapan

村田医師講​演会開催のお知らせ
http://bit.ly/pbqEU1
講演会パンフレット
http://www.infopara.com/data/7_31kouenkai_OL_pdf.pdf
講演会でも配ったSCR Misatoのパンフレット
SCRMisatoのパンフです
http://bit.ly/pPeLRA
パンフレット表
http://www.infopara.com/blog/wp-content/uploads/2011/07/SCRm-PANHU_omote.pdf
パンフレット裏
http://www.infopara.com/blog/wp-content/uploads/2011/07/SCRm-PANHU_ura.pdf
カテゴリ:
非営利団体と社会活動
タグ:
村田三郎 村田三郎医師 放射能 放射線 ホットスポット 三郷 SCRm SCR Misato 首都圏ホットスポット 土壌汚染 埼玉県 子どもを守ろう
ライセンス:
標準の YouTube ライセンス


02. he8 2012年3月07日 07:12:03 : /XGAlxEUgVRGw : Swu6QSsKeQ
やがて、医師国家試験に、国の見解を反映した、放射能の人体に対する影響を問う問題が出題され、国策に従う解答をする受験者のみが、医師資格を得るようになるでしょう。

03. 2012年3月07日 09:12:13 : ORAwCCJfRo
まことに正論としかいいようがない。
だが現実は逆のようである。
それに切り込まないのであれば、ただの理想論である。
武田先生は先刻ご存じのはずだ。

原発事故による被曝ということでは、医者がここでは先頭に立って発言すべき状況であるはずなのに、いまだにそうした大きな動きは見られない。
結局危険だと声を上げないことが医師資格の絶対条件であって、それで医者の資格が保てるわけで、医者を止めない以上、本当の声は出せないのだと思う。
医師の国家資格は厚労省が統括しているわけだし。

異論があったとしても偉い御用学者の権威には、立場上とても逆らえない。
権威ある者が絶対的な力を持つという、それほどに序列絶対の封建的世界なのだということは当然のことだろう。
だから、ここでは社会的責任などは何の意味もないというところだろう。

開業医ならばこそ、余計にものが自由にはいえないと思うよ。
開業医は単独ではその業態は維持しにくいといえる。
大学病院や医師会との連携が必須であって、単独で組織に立ち向かえる立場ではないはずだ。
医師は、権威にもっとも左右される業種であり、そうした立場の専門職だと思うね。
そうとしか思えないよ。ね、先生


04. 2012年3月07日 10:31:45 : l7z9GwZg1M
>「1年400回の胸のレントゲンに相当する1年20ミリの新基準」を支持して「不安になる方が危険」
この辺が、どうも引っかかるのです。
「1年400回の胸のレントゲンに相当する1年20ミリの新基準」を支持している医師がいるでしょうか。
何人かはいるでしょうが、大半の医師は指示していないと思います。
「不安になる方が危険」ではなく極度に気にしすぎるのはかえって危険ということだと思いますがいかがでしょうか。
また、初期の段階では原子炉に穴が開いているという情報は伏せられていたというのが大きいでしょう。東京の水道水の問題などは、多くの医師は一時的なものととらえていたはずです。原子炉に穴が開いていれば一時的とは捉えないからです。
避難も一時的で、あとは退避するか、戻ると考えていたはずです。状況によって対処法は変わると思います。あまりにも、間違った情報が多すぎたのです。

(管理区域の標識やレントゲン照射中に医師が別室にいるシステム)
医師も一緒に被曝するというのは、おかしな考え方です。「この子を残して」で有名な長崎の永井博士は原爆で白血病になったのではなく、職業被曝が原因です。こういった経験から、今のシステムができたのです。
もちろん、子供の撮影で、医師や技師は被曝しながら撮影もしますよ。被曝しながらの手術もします。

問題は、医師というより政府の対応でしょう。「帰宅困難区域」という表現は何ですか。そういう表現は、政府は責任をとらないといっているに等しいですよ。「強制退去区域」なら、政府が責任をとらないといけないのではないでしょうか。帰宅困難区域に人が仮に住んでいて、どうしても立ち退かない人に、医師が対処するときを考えて下さい。そういったなかで働かされる医師をどう思いますか。
放射性物質の最終処分場もないなかで、現場がこまるのと同じ構図です。現場を避難するのは簡単ですが、その矛先が誤っているのではと思います。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素21掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素21掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧