だれが言ったか記憶にない＝原発事故当日の「炉心溶融」−枝野経産相
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012030901115
2012/03/09-23:44　時事通信

　枝野幸男経済産業相は９日、東京電力福島第１原発事故をめぐる原子力災害対策本部の議事概要公表を受け、省内で記者団の取材に応じた。事故発生当日の昨年３月１１日に開かれた同本部の第１回会合で、炉心溶融（メルトダウン）に至る可能性が指摘されていたことについて、当時は官房長官だった枝野経産相は、だれがその点に言及したのか「自分かどうかも含めて、全く記憶がない」と述べた。
　その上で、炉心溶融の可能性に記者会見で言及するのが３月１３日まで遅れたことには「いろんなご評価はあるだろう。甘んじて受けたい」と述べ、批判されてもやむを得ないとの認識を示した。

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事故直後から重大性認識＝政府本部の議事録概要−メモ、録音記録で再現・保安院
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa_date2&k=2012030900259

　東京電力福島第１原発事故の対応に当たった政府の原子力災害対策本部などの議事録が作られていなかった問題で、経済産業省原子力安全・保安院は９日、職員らが残していたメモや録音記録などを基に再現した議事録の概要を公表した。事故直後の第１回会合で既に炉心溶融（メルトダウン）の可能性が指摘されており、政府が当初から重大な事故に至る危険性を認識していたことが明らかになった。
　公表されたのは、昨年３月１１日の事故当日に開かれた対策本部の第１回会合から、昨年１２月２６日の第２３回会合までと、昨年７月１５日に開かれた政府・東電統合対策室の全体会合など。
　対策本部では本部長を務めた当時の菅直人首相や海江田万里経産相らが出席し、事故対応について議論した。
　議事録概要によると、１１日午後７時すぎから官邸で開かれた第１回会合では、出席者の一人が「外部の放射性物質の漏えいは確認されていない」「直ちに特別の行動は不要」などと説明していた。一方で「電池で動く冷却だけが動いている」「８時間を超え、炉心の温度が上がることになるとメルトダウンに至る可能性もある」との発言があった。
　さらに１２日昼の第３回会合では、玄葉光一郎国家戦略担当相が「メルトダウンの可能性がある。避難地域は１０キロでいいのか」と指摘していた。（2012/03/09-13:14）

コメント
01. 2012年3月10日 02:09:32 : tKxDlS1KWM 炉心溶融（メルトダウン）の可能性を，だれが言及したか， 枝野官房長官（当時）は， 「自分かどうかも含めて、全く記憶がない」 と言っていますね。なぜか。 認識があって，それを回避するための指揮命令ができるのにやらなかったと すれば，その者の管理監督責任が問われるからでしょう。罪名は，もちろん， 業務上過失致死です。 原発事故で死亡者がいないという強弁も多いですが，避難指示を受けた大熊町の 双葉病院の入院患者が，救急車を手当てされず，長時間の医療機材のない通常の 大型バスによる避難中に，少なくとも21人死亡したことが複数の報道で明らかに なっています。点滴等が継続できていれば，亡くならずにすんだ症例では， 原発事故による避難指示の遅れと死亡との間に，相当因果関係が成立する可能性 が高いわけです。 一般論として，刑事責任を逃れる方法は，物的証拠のないものは，記憶にない ことにすることである。認識していたという物的証拠が出てこない限り， その立証はできませんから，有罪にはできない。そんなことは，検察も百も 承知で，（捜査が面倒なことも作用して），指揮命令できる立場の者の捜査を （すでに）断念しています。 枝野経産相は弁護士です。認識があると何がまずいのか，認識が なかったことにすると誰が助かるのかよく熟知されているはずです。
02. 2012年3月10日 08:30:35 : bb4bHvEHo2 双葉病院事件 原発事故避難から取り残され患者５０人死亡 http://www.youtube.com/watch?v=FYxPT7O5qJw&list=FLyNHJe5bupPjSHl0hjJ6euA&index=2&feature=plpp_video
03. 2012年3月10日 13:23:45 : 2qOTctuR8Y 「記録にありません」 「記憶にありません」 　自らの逃げ道を用意しているのは、さすがです。 　集団訴訟を起こしませんか？
04. 2012年3月10日 14:36:48 : LtUTOIQiHA この男を議員にした選挙民はみんな被ばくしたか？ 関東から逃げ出したか？ いずれも既に地獄に堕ちた。（バカな日本人）
05. 2012年3月10日 17:04:49 : QOcbcENAwc 誰がいったかという問題ではなく　議事録にはっきりと炉心溶融の発言が残っていたのだし　ゲンバも言及したのだから　エダノは責任を逃れることはできない。 被害が出る可能性を知っていて　ＴＶで「今すぐに問題はない」を数十回繰り返して国民をだましたのだから　まさに確信犯である。 知らなかったと言い続けるのなら　未必の故意という罪名も準備されている。 首を洗って待ってろ。
06. 2012年3月10日 18:38:23 : tLL5rmHw5c 吊るせ！
07. 2012年3月10日 21:15:24 : r4roeiR2Ek 訴訟、いくつかあるようです。ただし、枝野は含まれていない。政治家も訴えられるべきです。みんなで力を合わせて、法の裁きを受けるべき人達を裁かないと、逃げたもん勝ちになってしまう。 http://www.cbfcf.org/裁判-御用学者発言撤回訴訟/ 総額５兆5千億円、株主代表訴訟http://tanakaryusaku.jp/2012/03/0003822
08. 2012年3月11日 19:10:43 : FEC1zKK4NY アジアと欧州の裁定基準のもっともおおきな違いは、アジアは自白中心主義で 欧州は証拠中心主義だそうです。 だから、日本は「自白」させるまで拷問する文化から抜け出せない昔さながら の脅したりすかしたりのなさけない取調べです。 被告の心の中まで裁定に入れるのが問題だ。事柄が議事にのっていて会議の 主要メンバーなら、「聞いている」のがあたりまえで「記憶にあるか否か」 は問題ではない。犯人が凶器で殺害していても、「記憶にない」とか「殺す 気はなかった」というのと同じで、なんとでも言える。 また、自白中心主義は逆に証拠がなくても検察がでっちあげた調書で無理 やり「自白とみなす」暴力を振るっている。

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