★阿修羅♪ > 原発・フッ素22 > 120.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
日本だけ・・・石油は無くなるという錯覚  武田邦彦  
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/120.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 3 月 18 日 00:14:13: igsppGRN/E9PQ
 

日本だけ・・・石油は無くなるという錯覚
http://takedanet.com/2012/03/post_d466.html
平成24年3月17日 武田邦彦(中部大学)


(原子力が無くても資源は大丈夫です)

第二次世界大戦の前、日本はドイツのヒットラーを信じ、共に戦争に突入しました。あとから情報を整理すると、ヒットラーの戦争はかなり無理でしたし、ユダヤ人の虐殺など特殊な政権でもありました。まさに日本は世界の孤児になり、「日本だけがドイツを」という状態だったのです。

でも、当時の日本政府、軍部、そしてマスコミはこぞってヒットラーを賛美し、戦争に突入しました。戦争末期、日本国土、父母、子供を守ろうと身を挺して敵戦艦に突入した神風特攻隊はその犠牲者でもあり、また日本を守ろうとした英雄でもあります。

今、またそれと同じことが行われようとしています。1990年以来「日本だけ」という数がどんどん多くなっています。それに大臣が「瓦礫処理の広報を頼む」とマスコミに言うと、NHKがトップニュースで「瓦礫処理を進めよう!」と呼びかけるなど、まさに国民一丸となって戦争に突入した時代を思い出します。

疎開もできずに被曝している福島の子供たち、1平方メートル4万ベクレル以上のところにお住みの人たちと特攻隊がダブります.

でも、その当時はまだ「基本的人権」、「表現の自由」、「学問の自由」は認められていませんでしたが、日本国憲法のもとですから、現在の状態は本当に驚くべきことをおもいます。私もさまざまなプレッシャーの中にいますが、日本政府が憲法に基づいて一個人を守ってくれるというより、なにか絡めてからあらぬ方向から私を攻撃をしてくるのではないか? 私は外国にいるのではないか?と思うことすらあります。

私ばかりではなく、原発について声を上げたい人も、理不尽な攻撃を受けるのではないかと声を上げられないでいます。こんな暗い日本、誠意ある人が団結して、もっと自由な明るい日本を取り戻したいものです。

・・・・・・・・・

ところで、「日本だけ」というのを数回書きたいと思っています。その第一回は「石油や石炭が無くなるから節約しなければならない」というのが世界でほとんど日本だけであること、もし同じ考えの国があるとしてもドイツだけということをはっきりさせたいと思います。

3つの事実を直視したいと思います。第一にアメリカは脱石油をしていないこと、第二に世界で省エネ、節電、リサイクルなどをしている国はほとんど無いこと、第三に石油の寿命が40年なのにメジャーが悠々としていることです。

アメリカは世界の自動車用輸送の53%を一カ国で消費しています。何しろ世界の20分の1ぐらいの国であるアメリカが一カ国で世界の半分以上のガソリンを使っていることはとても異常です。

アメリカの北部はとても寒く、冬に暖房用の燃料が供給されなければ凍死してしまいます.また自動車がなければ食糧も自由に変えない地域も多いので、自動車輸送はとても大切です.もしアメリカが脱石油をするなら、貨物輸送用の鉄道を敷設するはずなのに、そんな様子は全くありません。

日本人がビックリしたTPPのように、アメリカは残念ながら日本より戦略的な国で、サウジアラビアのような産油国とも密接に情報交換をしてエネルギー戦略を立てています.それなのに脱石油戦略をとっていないのは「石油石炭などの炭素系化石燃料は当面、足りなくなることはない」と認識していることです.

アメリカばかりではありません.世界にビジネスなどで出張している人はよくわかっていることですが、アメリカやヨーロッパなどで「省エネ、節電」などを実際にやっているところはほとんどありません.もちろん国は政策上の理由などで省エネを呼びかけたりしていますが、社会はそれをまともには受け取っていません.

具体的にも、アメリカ、ヨーロッパ、中国、インド、ロシア、オーストラリア、ブラジルなどの主要な国で現実に省エネや節電、CO2削減をしている国はなく、日本はその意味では国際的に孤立しており、笑いものでもあります.

第三に「石油の寿命はあと40年」と言われること自体です.石油を取り扱う会社はメジャーとかスーパーメジャーとか言われ、100年近い歴史を持ち、巨大な会社です.その会社が取り扱うのが原油ですから、原油が40年で枯渇するということになると、今のメジャーが生き残るのはあと40年だけということになります.

もう少し厳密に考えると、残りがあと40年ということは2050年に石油が無くなることを意味していますが、原油は「採掘しようと思ったら翌日からとれる」というものではなく、油田を発見してから、国の許可を得てアセスメントをはじめ、設計し、道路や港湾施設を作り、精製工場を建設して出荷するまで約30年かかります。

ということは「寿命が40年」ということはメジャーにとっては「10年の余裕」しかないことを示しています.そんなことが無いのはすぐ判ります.寿命が40年というのはメジャーなどが持っている油田の容量を現在の消費量で除した数字ですから、もし40年なら大変なことになるのです.

むしろ「資源の寿命」は逆の傾向になります。本当に石油が40年と言うことになると、メジャーはあと10年分しか余裕がないので、急いで油田を探すでしょう.すするとメジャーが持っている油田の容量が増えるので石油の寿命は増えます。

つまり、資源の寿命というのは「寿命が短くなると、返って長くなる」という変な関係になっているのです.1970年に石油があと40年と言い、それから40年後の2010年に石油があと43年と発表されたのはそのことです.

・・・・・・・・・

でも、私が原子力に身を投じたのは(もちろん、最終的には自分の責任ですが)、NHKなどがいい加減な報道をしたからです。当時、1970年頃、NHKは盛んに「石油は枯渇する。成長は限界がある」と報道しました.その頃、若かった私はまさかNHKがウソをつくとは思っていませんでしたので、それをそのまま信じて若い時代を過ごし、無にしてきました.

実はNHKが報道した情報には前提がついていました。「もし1970年のまま何も変わらなかったら」と言うことなのです.でもそのことをNHKは報道せず、ただ「石油が無くなる」ということだけを言ったのです.

今や、このことは学校の教科書にも載っていて、私たちの将来を担う子供たちは私の若いときのようにダマされ続けています.タバコのことと言い、石油の寿命といい、専門家は「空気→利害→事実」というのを止めて、事実からスタートして欲しいものです。誤報は他人の人生を狂わせます.


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年3月18日 00:25:39 : mHY843J0vA

>若かった私はまさかNHKがウソをつくとは思っていませんでした

ちょっと信じられない話ですが

>第一にアメリカは脱石油をしていないこと、第二に世界で省エネ、節電、リサイクルなどをしている国はほとんど無いこと、第三に石油の寿命が40年なのにメジャーが悠々としている

枯渇するというのは間違いですが、化石燃料使用の経済的なコストも、環境負荷も益々高くなっていきます

これも、あまりナイーブに信じていると痛い目に会うでしょうね


02. 2012年3月18日 06:31:28 : 8qrxEvXVag
>>01
>>若かった私はまさかNHKがウソをつくとは思っていませんでした
>ちょっと信じられない話ですが

昔の若い人は純情だし、またテレビの権威は、いまとは大いに違うものだったと
おもいます。

>>第一にアメリカは脱石油をしていないこと、第二に世界で省エネ、節電、リサイクルなどをしている国はほとんど無いこと、第三に石油の寿命が40年なのにメジャーが悠々としている

>枯渇するというのは間違いですが、化石燃料使用の経済的なコストも、環境負荷も益々高くなっていきます…

重要な論点が提示されたのに、常識的な話しで横槍を入れるのはやめましょう。


03. 2012年3月18日 08:06:17 : OTOSIyOeKE
>つまり、資源の寿命というのは「寿命が短くなると、返って長くなる」という変な関係になっているのです.1970年に石油があと40年と言い、それから40年後の2010年に石油があと43年と発表されたのはそのことです.

 石油会社勤務の友人の説明では、現在の採掘コストで採油できるのが40年とのことで、採掘コストを無視すれば未だ増えるのでは無いでしょうか?

>今や、このことは学校の教科書にも載っていて、私たちの将来を担う子供たちは私の若いときのようにダマされ続けています.タバコのことと言い、石油の寿命といい、専門家は「空気→利害→事実」というのを止めて、事実からスタートして欲しいものです。

 同意です、現在のマスメディア(記者クラブメディア)には、報道の多様性は無く、右向け右ですね。


04. 2012年3月18日 10:22:35 : hOEfMUQc7T
>>」ホ」ネ」ヒがトップニュースで「瓦礫処理を進めよう!」と呼びかけるなど、まさに国民一丸となって戦争に突入した時代を思い出します

本当ですね。NHKの異常さに恐ろしさを感じています。

国営放送なんですね。残念です。


05. 2012年3月18日 10:35:06 : FWVGfeuPIw
 多摩散人です。確定申告が終わってのんびりし、インターネットを見ていたら、京都大学の中野剛志先生という人が、だいたい私と似たような原発推進論を展開していることを知り、今後、中野先生の受け売りぐらいしか出来なくなると悟りました。今までの論客とは全然違ったことを沢山言っているので、反原発の人も見ておく必要があると思うので、ここにいくつかリンクを張っておきます。見る見ない、また見た後どうするかは、もちろん皆さんの自由です。

 http://www.youtube.com/watch?v=jSMZYc0PG9o&NR=1&feature=endscreen

 http://www.youtube.com/watch?v=RD5q1ZjH9lA&feature=related

 http://www.youtube.com/watch?v=LUNpXNGP5Ds&feature=related

 http://www.youtube.com/watch?v=RQO1rJABi6o&feature=related


06. 2012年3月18日 13:25:36 : t9M2KfINao
本当に無くなるのならその前に価格が急激に上がり誰も買えなくなる。その時のコストは当然ながら、他の代替エネルギーより高くなるので買う者はいなくなる。

石炭はまだ数百年はある。液化して使うことも不可能ではない。

その頃には、自然エネルギーがより安価で普及している可能性が高い。


07. 恵也 2012年3月18日 13:36:13 : cdRlA.6W79UEw : 8tEJMfcWxo
>>02 昔の若い人は純情だし、またテレビの権威は、いまとは大いに違うものだった

今の若い人も純情でしょう。
昔のテレビも現在のテレビも、会社幹部の意思に逆らうことは出来るものじゃない。
たとえCIA情報だとしてもテレビからはわからず、新聞だってそんな情報は流さん。

今はネット情報で詳細に確かめられ、用心深い人なら石油枯渇デマに誤魔化
されなくなったけど若い人も年寄りも単細胞な人は信じ込んでるよ。
しかもテレビ、新聞の権威は今も健在で影響力ははるかに巨大になってしまってる。

>>03 現在の採掘コストで採油できるのが40年とのことで

コストもあるけど、地下の見えてない石油の量なんていい加減な推定量にすぎない。
調査技術や精製技術が発達すれば、埋蔵量なんてどれだけでも伸びてしまうぞ。
枯渇まで40年なんて、原発の発電単価5.9円とおなじ机上の計算に過ぎん。

CIAや資源エネルギー庁、東京電力という組織が、本気になって世論誘導しよ
うとすればテレビ新聞、御用学者を動員して日本では簡単に出来てしまう。
こいつ等に金を握らすな!

その点、単純な日本人と違い中国人は最初からマスコミの話を信じてない。
幻の脚気菌に騙された権威に弱いという日本人の戦前からの特徴は同じだ。
学校教育のせいなのかね。

ーーーー引用開始ーーーー
政府=資源エネルギー庁は、電源別の発電単価の試算値を発表して、原発の電気は安いと言いつづけて来ました。
しかし、その試算でも年々原子力の優位は怪しくなり、92年にはLNG火力と同じ、9円/Kwhになってしまいました。

そこで、政府は99年に計算方法を変更した結果、原子力の単価は一気に5.9円
ということになりました。
大胆ですねえ(^^)。
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/plice.html

陸軍では食糧を陸軍省医務局が一元管理し、全部隊に白米を支給した。
その結果、戦死者453名に対して脚気による死者4064名を出した。

陸軍の病院では入院患者のうち戦傷者1名に対して脚気患者11名以上
というありさまだった。
http://www.mars.dti.ne.jp/~akaki/igaku02.html


08. 2012年3月18日 18:18:52 : rXhnnuVrfs
もうすぐ北風が強くなる
石炭、石油、ガス無機起源説
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-944.html

を読みました、成る程石油は、化石ではないと言うのが判ります。
枯渇は業者が値段を吊り上げる為に言っているのだなとも思うが

だからと言って無尽蔵には採れないだろうとも思う。
地球の内部から相当の時間を掛けて地表近くに出てきた石油を取り出しているのなら
地表近くの石油を取り尽くしたら、また湧いてくるのを時間を掛けて待たないといけないのだろう。

経済的に釣り合う額で、地球の深い所から石油を取り出すシステムが完成すれば、それこそ当面は無尽蔵かも知れないが。

どっちにしろ、今の調子で石油を浪費していたら、無くなると思ったほうが良いのでは?


09. 2012年3月18日 20:19:32 : JrPYjVYQO2
国民一丸となって戦争に突入したように瓦礫拡散や食べて応援してるサマは
たしかに帝国日本に逆戻りしたかのように見えます。

10. 2012年3月18日 20:41:15 : GPMpumihss
カナダはサンドオイルを掘るために京都議定書を破棄した。
沢山あるサンドオイルは二酸化炭素を沢山出すそうです。
やっと石油枯渇詐欺が話題になったね。

たまちゃん元気だったんだ。


11. 2012年3月19日 01:45:55 : sbfzLOwubY
”私もさまざまなプレッシャーの中にいますが、日本政府が憲法に基づいて一個人を守ってくれるというより、なにか絡めてからあらぬ方向から私を攻撃をしてくるのではないか? 私は外国にいるのではないか?と思うことすらあります。”

こう武田教授が書かれているのが気になりますね。戦前(太平洋戦争)はともかく、
戦後になっても、日本では、高名な哲学者の三木清のようなひとが虐殺されました。

wikipediaより引用
警視庁への拘引から7月下旬まですぐ近くの監房にいて詳しく様子を見たという青年から聞いた話として記しているところによると、疥癬患者の使っていた毛布を消毒しないで三木に使わせたために疥癬が発病したという。

かゆみで狂い死にしたといわれています。


12. 2018年9月29日 20:37:43 : GM8lvZlMmk : v42XrMprfq8[1] 報告
考えが甘いです。化石燃料は限りがあります。もうピークを過ぎ間もなく成長が終焉します。甘い考えだと馬鹿を見ます。原発の時はお世話になりましたが、石油の事何も分かってないようです。急速に供給不足が起こります。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素22掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素22掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧