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東日本大震災1年に/原発事故、東京電力会見を追う/弁護士日隅一雄さん(しんぶん赤旗)
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/378.html
投稿者 gataro 日時 2012 年 3 月 28 日 20:53:15: KbIx4LOvH6Ccw
 

『福島原発事故記者会見〜東電・政府は何を隠したのか』を読んで
http://www.janjanblog.com/archives/63340

<参照>

情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005

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東日本大震災1年に/原発事故、東京電力会見を追う/弁護士日隅一雄さん
「しんぶん赤旗」 2012.03.08 日刊紙 14頁  

本気で事実を伝えようとする姿勢を 福島第1原発事故直後から政府や東京電力の記者会見に出席すること100回以上。舌鋒(ぜっぽう)鋭く情報提供を迫る姿は、インターネット中継でも話題になりました。弁護士で市民メディア編集長の日隅一雄さん(49)。がんとたたかいながら、「主権者である国民が必要な情報を得られていたのか」と訴え続けています。 (佐藤研二)

 「かつてない深刻な事態が起きているのに市民がどう対応したらいいか、最低限の情報も流れていない。それなら、自分が少しでも情報を引き出してやろうと」。おだやかに目を閉じて、激動の1年間を振り返ります。

  炉心溶融も否定

 記者会見に通い始めたのは昨年3月16日から。原子炉1号機に続き3号機の建屋が爆発(14日)を起こし、緊張が一気に高まったときでした。そこで「自分たちの都合の悪い情報は一切出さずに隠す」政府や東電の姿勢を目の当たりにします。

 「炉心溶融(メルトダウン)」の事実を否定し、原子力災害時に放射性物質の拡散状況を予測する「SPEEDI(スピーディー)」のデータを、政府はすぐに公表しませんでした。4月には、まともな説明もなしに東電は放射能汚染水約1万dを海に放出します。

 「放出の必要はあるのか」「(汚染水をためる)仮設タンクはいつ発注したのか」。記者会見で激しく詰め寄る日隅さんらフリージャーナリストに、東電幹部は「確認する」を繰り返します。

  マスコミの沈黙

 一方で、大手のマスコミ陣は沈黙したまま…。「メディアも市民の信頼を失っていると思うんですよ。格納炉内で何が起きたのか、放射性物質がどのように拡散するか、その結果どういう健康被害をもたらすのか、本気で事実を伝えようと思ったならば独自に書くことができたのに、それをしませんでした」 日隅さんは産経新聞記者でした。真実に迫ることなく特ダネをあおる体質に失望し、4年半勤めた新聞社を辞めて弁護士に転身。NHKのETV番組改ざん事件の裁判や、報道被害の救済など、メディア問題に積極的にかかわってきました。2008年には若手弁護士らとインターネット市民メディア「News for the People in Japan」(NPJ)を立ち上げます。

  学んでほしい情報の大切さ

 精力的に記者会見取材を続ける日隅さんを病気が襲います。昨年5月、胆のうに末期がんが見つかり、約1カ月間入院。抗がん剤治療を続けながら取材を再開。体調が許す限り、今も出続けています。

 「会見をネットで見ると、相変わらず同じことを繰り返している」という怒り。そして、記者クラブ以外のフリージャーナリストらを会見場から排除する動きも、背中を押したと言います。「取材の制限に対しては、メディアが一丸となって打ち破らなくてはいけないのに、大手からは一言も声が上がらない。それだけ病んでいるということです」 12月ごろから痛みが激しくなり、「さすがに体のエネルギーをすべて出しきった感があって…」と苦笑いを浮かべます。

  取材もとに出版

 しかし、記者会見の膨大な取材メモをもとにした共著『検証 福島原発事故・記者会見 東電・政府は何を隠したのか』(岩波書店)を2月に出版。今月も2冊目を発行するなど、精力的な活動はそのまま。「まだ、夢はたくさんあるんです」と目を輝かせます。

 その一つが、絵本。「サルの群れがトラやヒョウに襲われそうになったとき、自分の身が犠牲になっても警戒を発する。情報を伝えることの大切さを子どもたちに学んでもらえたらいいですね」

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ひずみ・かずお 1963年生まれ。京都大学法学部卒業。弁護士。インターネット新聞「NPJ」編集長。著書に『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』(現代人文社)など。3月に『「主権者」は誰か 原発事故を考える』を出版予定。

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【関連サイト】

編集長 日隅一雄 連続対談企画など「NPJ動画ニュース」
http://www.news-pj.net/npj/mv/index.html
 

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コメント
 
01. gataro 2012年3月28日 20:56:45 : KbIx4LOvH6Ccw : 8sDMdExxxg
日隅一雄著 『「主権者」は誰か 原発事故から考える』( 岩波ブックレット)
http://www.kanshin.com/keyword/8199336



02. 2012年3月29日 06:27:57 : QQSdLMUNnE
東電・政府がうそつきである、と確信するまでには、多くの経験がいった。

こういう本があると、忙しい人でも、東電・政府のウソがわかるのでいい。


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