3.11直後、資源エネ庁「事故への対処方針」秘密裏に策定ーー女川と福島の「差」で事故原因を「津波」だと説得せよ
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65800346.html
2012年04月13日23:25　ざまあみやがれい！

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3.11直後、資源エネ庁「事故への対処方針」秘密裏に策定ーー女川と福島の「差」で事故原因を「津波」だと説得せよ 「ざまあみやがれい！メールマガジン」vol.163
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テレビやラジオ、ネットの情報などで、次のような言説を聞いたことはないだろうか。

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福島原発と女川原発を比較して、女川は大丈夫だった。つまりは、原発の耐震性は問題はなかった。問題は津波対策だけだったのだ。
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私もこの意見はなんども目にした。

このブログでも文字に起こした、「たね蒔きジャーナル」に、原発推進派の澤田哲生氏は次のように述べていた。

▼ストレステスト・冷温停止状態について 小出裕章（反原発）澤田哲生（原発推進）の討論 3/7(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65793940.html

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澤田「そうですね。で、今回…まああのー、大震災の、お…地震と津波でですね、まあ福島第一がああいう形になりましたけれども。
まあ、あの地域に他にも、まああの小出さんが昔からあの関わっておられる女川とかですね、それから東海にもあるわけですけれども。
女川発電所は、80年代に建てられた3基が、いずれも一応まあ安全停止してるわけですよね。
まあそういうことが…どういう…何を意味するのかってこ…のをもう一度考えてですね。
妥当な形で原発っていうものは日本のエネルギー政策の中で位置を占めるべきだと、そういうふうに思っております」
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そして、また、朝日ジャーナル「私たちと原発」http://www.amazon.co.jp/gp/product/B007CL0E7O/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=zamamiyagarei-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B007CL0E7Oの中の「３５年ぶりの「原発」対論」の中で、大熊由紀子氏も以下のように述べている。

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『悔いが残るのは、３６年前の連載に津波が引き起こす危険について書き込めなかったことです。』
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『女川原発は今回の津波に耐え、津波にあった周辺の人々は原子力発電所に避難して助かったのでした』
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なぜ、彼らが、ここまで、女川原発が津波で助かったことを強調し、それを原発の安全性のアピールにつなげようとしているのか。

それを解き明かしてくれる（と僕は思っている）説明が、AERA記者大鹿靖明著「メルトダウン」にあった。

▼メルトダウン　ドキュメント福島第一原発事故
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062174979/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=zamamiyagarei-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4062174979

もうみなさんそろそろこの本を買ったほうがいいと思います（笑）。

P２５７から「極秘資料」についての説明の記述があります。

３．１１からまだ１ヶ月も立っていない、４月７日に資源エネルギー庁の総合政策課（課長は、小宮義則氏）が、「エネルギー政策の見直しについて」と題した、極秘の対処方針を策定したという。

その文面はこうだ。

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『今 回の事故のインパクトの大きさを考えれば『原子力ありき』の予断を持った議論と受け取られないようにする留意が必要。このためエネルギー全体を射程に入 れ、議論に時間を欠けることで、稼働中の原発の継続運転が必要、及び中長期的には原子力は必要という常識ラインに意見の修練を図る』
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「原子力ありき」と受け取られないように、巧みに、原子力は必要という結論を受け入れさせよう、ということだ。

しかも、議論に時間をかけさせて、原発反対という結論をすぐに出させないようにするという意図もあるだろう。

これが事故後数週間後に素早く作られたのだ。事故はまだまだ拡大する危険性に満ち満ちていた時期で、当然原因なども何もわかっていない時期だ。

さらに次にような記述があるという。

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『問題は「地震」ではなく「津波」であることの説得的な説明（例：福島と女川の差）』

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福島と女川の差を説明し、福島原発事故の原因は「津波である」と説得せよということだ。

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コメント
01. 恵也 2012年4月14日 09:01:50 : cdRlA.6W79UEw : hAYVQufpNU >>　女川発電所は、80年代に建てられた3基 フクシマ原発も1971年に運転した1号機が爆発しなければ助かったかもしれない。 40年も運転してたらどんな機械だってポンコツだよ。 運転後30年と40年の、この10年差が耐震強度として出た可能性がある。 この爆発でそばの原発への対処が非常に難しくなったはず。 爆発さえなければ道路を車で通れるし、周りの被害もないし、一番大切な時期の 冷却や電源回復などもっと早くできたかもな。作業員もビビッチャウし・・・ 1号機の爆発のあと、2日目と3日目に続けて他が爆発してます。
02. 2012年4月14日 13:04:23 : 4QNZ1Y02gs 文書か録音でも残っていれば、より説得力が増すのだが・・・・ でも今までの原子力マフィアの動きを見ればこの内容は信用せざるを得ない。
03. 2012年4月14日 20:07:30 : E6mpDGpv5M ああ、いやダメだろう。 女川は良いかも知らんが、ふくいちは、３基ともたったの0.5Gで爆発した。 極めて高い再現性で（100%だろ）、たったの震度５で破局事象だよ。 つまり、耐震性は、たったの震度４なんだよ、初期の原発は。 日本では、運転できない道具なんだよ原発はね。 原発は空気を汚さない、エコです。と言っていたけど、このザマさ。 正確には、「原発は正常運転中には酸素を必要としないから、宇宙でも戦略ミサイル原潜でも使えます」というだけなんだ。だから平和利用なんて、夢のまた夢。 早く夢からさめて欲しいよね。 ところで、国土交通省の道路橋は2Gまで壊れない。壊れたら責任問題だろ。 高層建築もその位の耐震性、あるよ。 ただ、原発だけに、それが無い。耐震性が全然無い。だからダメなんだ。

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