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4/16 福島原発「73シーベルト」の地獄 「原発収束宣言」は撤回すべきだ!(Nuclear F.C : 原発のウソ) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/871.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 4 月 17 日 01:12:04: igsppGRN/E9PQ
 

4/16 福島原発「73シーベルト」の地獄 「原発収束宣言」は撤回すべきだ!
http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/6114864.html#more
2012年04月16日19:00 Nuclear F.C : 原発のウソ


73シーベルトの地獄


福島原発の真実 新聞・テレビは報じない!

フクイチ幹部が語る 福島原発の真実

▼開発中ロボットの想定放射線レベルはたった3シーベルト
▼漏れ出した「汚染水」の気になる「行きさき」

▼先が見えない「廃炉」までの道筋


3月27日、東電は、福島第一原発2号機の格納容器内で72.9Sv/時の放射線を観測した、と発表した【注1】。5分46秒で死亡する数値だ。人は、7Svの放射線を浴びると死亡する。


 メルトダウンした燃料が圧力容器を突き破り、格納容器まで達していることが、これではっきりした。格納容器の底が抜けた状態かも。燃料が溶け落ち、その粒子が容器の中をぐるぐる回っているのだろう。助かっているのは、温度が50度前後で収まっていることだ。【F1幹部】


 2号機には、9トン/時の冷却水が注入されている。だが、3月26日の内視鏡検査では、2号機の格納容器内の水位はわずか60cmしかなかった【注2】。


 燃料を取り出す方法として、格納容器に水を満杯にして放射線量を抑え、冷やしながらやることになっている。しかし、今のままでは水は満杯にならない。格納容器の下にある圧力抑制室に行った水は地下に流れ込み、果ては地面に染みこんでいる。

事故後すぐに遮蔽壁を設置する話が出て、その予定だったが、今もって実現していない。【F1幹部】

 東電は、2014年度中に遮蔽壁を造る計画だが、工事は進んでいない。


 東電・政府は、廃炉に向けた工程表を発表している。しかし、2号機の格納容器に作業員は近づけない。


 73という数値は、溶融した核燃料が圧力容器から格納容器に大量に落ちたことによる放射線だろう。2号機の格納容器内の水位が60cmしかないのに核燃料がひとまず冷却された状態にあるのは、燃料の大半が格納容器底部のコンクリートを浸食し、コンクリート部分に沈み込んでいるからだろう。

さもないと、とても60cmの水では燃料を冷却できない。燃料がどこにあるかで取り出しの難しさは違ってくる。燃料の大部分は圧力容器に残っている想定で政府は廃炉に向けた工程表を作っているが、実際は政府の想定よりかなり困難な作業になるはずだ。

米国スリーマイル島事故でも、格納容器は汚染されたが、燃料事態は格納容器に落ちなかった。事故からそれほどたたずに人間が比較的容易に入れる状態になった。今回とは困難さがまったく違う。【田辺文也・社会技術システム安全研究所長/元・日本原子力研究所研究主幹】


 ロボットはどうか。


 高線量のため、無線ロボットはなかなか作動しない。有線ロボットは配線がからまって故障する。そもそも、現状では73Svに耐えられるロボットはない。一から開発しなければならない。

ましてや、1号機と3号機には、作業員の被曝可能性があって、格納容器内にカメラすら入っていない。有効な手だては見つかっていない。【F1幹部】


 福島第一原発では、今でも災害対応ロボット「クインス」(千葉工業大や東北大などの合同チームが開発)が活動している。だが、放射線は、機械からも瞬時にその機能を奪う。


 放射線は、ロボットを制御する半導体に影響する。半導体は、放射線に圧倒的に弱い。ガンマ線を通さない厚い鉛で遮蔽しないと、半導体がすぐ壊れてしまう。しかし、鉛で覆うと機能性が落ちる。高い放射線の下で使うことを想定していない「クインス」は鉛で遮蔽していない。【水谷圭司・東北大大学院准教授】


 建屋内は、階段はもとより梯子でしか移動できない箇所もある。「重装備」は現実的でない。


 国は、国内外のメーカーなどに対し、活用できる技術を公募中だ。窓口は、東芝、日立GEニュークリア・エナジー、三菱重工の3社だ。


 しかし、国が求める「技術仕様」では、放射線に耐える能力は「3Sv/時(100グレイ)以上」となっている。73Svの放射線を浴びたら2時間も持たない数値だ。大丈夫か?


 時間がかかっても、73Svに耐えられるロボットの開発は可能だ、と思う。【小柳栄次・千葉工業大未来ロボット技術研究センター副所長/「クインス」開発者】 


 今は存在しない技術が、今後開発された場合のみ、かろうじて福島第一原発の「収束」ならぬ「終熄」が見えてくる。これが、日本の置かれたまぎれもない現実だ。


 【注1】記事「2号機格納容器、毎時72・9シーベルト 内部の線量初めて測定」
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120327/scn12032719460001-n1.htm
(msn 産経ニュース 2012.3.27 19:45)


 【注2】「水位は約60センチ……福島第一、2号機原子炉格納容器内部」(RBBTODAY)
http://www.rbbtoday.com/article/2012/03/26/87658.html

 以上、今西憲之/西島博之/佐藤秀夫(本誌)「73シーベルトの地獄」(「週刊朝日」2012年4月13日号)に拠る。


転載元:語られる言葉の河へ
http://blog.goo.ne.jp/humon007/e/66744adadd83e656f14016d0906e9796


 

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コメント
 
01. 2012年4月17日 07:15:50 : JGHJK4L2Vf
本当はお手上げ宣言というのが今や国民の共通の認識だが、
未だに安全を繰り返す政府は完全に裸の王様状態。

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