★阿修羅♪ > 原発・フッ素23 > 419.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
放射線被曝の簡単なリスク分析 (オリーブの声) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/419.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 5 月 03 日 07:41:41: igsppGRN/E9PQ
 

放射線被曝の簡単なリスク分析
http://www.olivenews.net/news_30/newsdisp.php?n=127110
2012/05/02 18:50 オリーブの声


今回は、放射線被曝のリスクについて少し詳しく述べておきたい。
現在、日本政府が採用しているのはICRP(国際放射線防護委員会)であるが、その基になっているのは広島・長崎の原爆生存者の疫学研究である。理由は、原爆が投下されたのが1945年なのでその後長期間にわたり追跡調査した結果であるというのがその背景になっている。

放射能影響研究所が1950年に追跡を開始した寿命調査(LSS)集団を2003年まで追跡した結果、総固形がん死亡の過剰相対リスクは被曝放射線量に対して全線量域で直線の線量反応関係を示し、閾値は認められず、リスクが有意となる最低線量域は0−0.20Gyであったとしている。また、がん以外の疾患では、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患でのリスクが増加したが、放射線との因果関係については更なる検討を要するとしている。

原爆被爆者の死亡率に関する研究、第14 報、1950−2003、がんおよび非がん 疾患の概要
http://bit.ly/AiRk1u

表1:10mSv全身被曝リスク(ゴフマンの場合)
http://www.olivenews.net/news_30/rimg/127110_ins1.jpg

ERRとは、相対リスク(ある健康影響について、性、年齢などを一致させた対照群と比較して被曝群のリスクが何倍になっているかを表すもので、相対リスクが1であれば、放射線被曝はリスクに影響を及ぼしていないということを意味する。)から1を引いたものである。つまり過剰分のリスクを示している。

この表にある「線形の場合」と「上に凸の場合」はまさに低線量被曝に関する論争の焦点となっていて、ICRPやBEIR-7では直線関係を、ゴフマン博士やブルラコーワ博士らは上に凸を主張している。
従って本紙は、後者を支持しているが、リスクモデルを算出する場合は併記するかたちをとっている。
表2は放影研のプレストンらによるリスクモデルである。

表2:10mSv全身被曝リスク(プレストン(2003) の場合)
http://www.olivenews.net/news_30/rimg/127110_ins2.jpg

ゴフマンとプレストンのリスクモデルを比較した場合、線形モデルでの算出に大きな差異が両者に無いことが分かる。ゴフマン博士の疫学が放影研モデルと異なるのは、単にリスク評価の基になる線量−反応関係が異なるだけであると理解できる。

ここで最も注視すべきことは、幼児や子どもそして思春期までのリスクがどちらにしても高いことにある。
現在、厚生労働省は幼児向け食品の規制値を下げたが、文部科学省は、子供向けの線量基準を20ミリから下げておらず、ICRPを含むこのリスクモデルに対する説明が必要である。
なおがん死数は、左にあるERRから算出されたものなので、単純にこのERRを比べれば、年齢毎のリスクが分かる。

このリスク評価は、広島・長崎の原爆生存者の疫学研究が基なので、自治体と議論する時にも使える。
本紙は、直線関係に内部被曝リスクはより高いと評価し、やはり低線量領域で、それが線量−反応関係を押し上げることから、上に凸となることを支持している。

以上


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年5月03日 07:58:08 : Mnxczxr6Dw
東京都心の環境放射線量が今朝、スカイツリー状態になりました。
春風の誘惑(@オリビア・ニュートンジョン)でしょうか……

------------------------------------------------------------
【速報】東京で5月3日早朝に環境放射線量が一気に3倍に急上昇

Radiation triples at Tokyo monitoring station ― Levels spike at multiple locations in last two hours
     Published: May 2nd, 2012 at 1:42 pm ET
http://enenews.com/happening-now-radiation-triples-at-tokyo-monitoring-stations-levels-spike-at-multiple-locations-in-last-two-hours

Title: 東京都新宿区・足立区・品川区のリアルタイム計測放射線量ガイガーカウンター
放射能 高精度測定 ゲルマニウム半導体検出器による超高精度測定・核種分析
Source: Security Tokyo  Date: May 3, 2012
http://securitytokyo.com/

足立区観測点 0.37 microSv/h @ 12:30a JST (11:30a ET)
Average: 0.10 microSv/h

新宿区観測点 0.18 microSv/h @ 2:15a JST (1:15p ET)
Average: 0.055 microSv/h
------------------------------------------------------------


02. 2012年5月03日 08:45:35 : NyDBaWIZ4U
日本政府はICRP勧告すら守っていない。
マスコミはそのことをキチンと指摘するべきである。
また、リスクは100万分の1以下に持っていかないといけない。
それが安全の基準である。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素23掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素23掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧