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「国家の信頼のメルトダウンがまだ起こっている」国会事故調黒川委員長記者会見・東電清水元社長6/8(動画・内容書き出し) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/545.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 10 日 00:26:53: igsppGRN/E9PQ
 

「国家の信頼のメルトダウンがまだ起こっている」国会事故調黒川委員長記者会見・東電清水元社長6/8(動画・内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1985.html
2012-06-09(20:04) みんな楽しくHappy♡がいい♪


国会事故調、清水東電元社長の調査終了後の黒川委員長の記者会見。
(国会事故調 第18回委員会 6/8清水正孝(前 東電 取締役社長)動画のみ)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1981.html

この日は午後6時野田総理が大飯原発再稼働の記者会見を行った日です。
報道ステーションの放送の中で
国会事故調査委員会 黒川委員長:
国会から委託された独立した調査の報告をしっかり見て。
なんで待たないでやるのかな?
世界のいわゆる先進国のあり方と全然違う方向に行っるんじゃないの?
国家の信頼のメルトダウンがまだ起こっている・・・
との内容が放送されました。
(野田総理「国民の生活守るため」 大飯原発”再稼働は必要”6/8報道ステーション(文字起こしのみ))
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1982.html


実際はどのような流れだったのか・・・

会見を書き出しました。
また、「国会がメルトダウン」の発言の際には黒川委員長は野田総理が会見をしたことは
まだ知らない時だと思います。

2012年06月08日 委員会後の記者会見

第18回 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
参考人:清水正孝(前 東京電力株式会社 取締役社長)


黒川委員長より本日の委員会について東京電力の前社長である清水正孝氏を参考人招致しました
これについて総決所見を述べさせていただきまして、
そのあとマスコミの皆様からご質問を受けさせていただきたいと思います。


01:50

国会事故調 黒川清委員長:
本日は発災当時の東京電力の社長であった清水正孝さんにきていただきまして、参考人として聴取を行いました。
今日のポイント、皆さんいろんな事をお考えになったかと思いますが、
まとめてみると、いくつかの事になるかなと思います。

本日の委員会における参考人調書から、
事故発災直後のオンサイト対応における東京電力の意思決定に関して、以下の発言がありました。

清水社長は出張から帰った時、
官邸が東電に対してベントの対応に不信感を持っていることに気がついてなかったようであります。
また、全員撤退と総理に言われて、そのように考えていたのかと気づくなど、
官邸との間の認識のギャップを理解する事に欠けていたのではないかと思われます。
このような当初からの両者の認識の食い違い。
官邸と東電の間の相互の信頼がない中で生じた、コミニ二ケーションのミスといいますか、
これが今回の退避をめぐる両者の食い違いに発展したと考えられます。

この間、現場は一貫して炉の問題を解決するために、ま、懸命に取り組んでおり、
「撤退」という事を考えていなかったことは、
本日の証言に限らず、私どもの調査からも判明していると思います。

今回の例を見る限り、
暗礁的に奇癖な状況に置かれた原子炉に対応できたのは、
炉の状況をよく把握していた現場であり、
現場で最後まで持ち場を離れない使命感がカギだったと思われます。

また、海水注入の例に於いても、
現場及び技術的判断のできる人が意思決定をするべきであり、
官邸の意向を慮るということは避けるべきだったと考えます。

この問題は今後さらに厳しい状況に直面した時に、
事業者の在り方、あるいは原子力の専門家でない官邸の介入の是非について
重要な指標を与えていると考えます。

シビアアクシデントについて重要免震棟の存在について清水社長は
「あれがなければと思うとぞっとする」と言った発言がありました。

ただし今後は起きた時事象に対応するという事だけではなく、
さらに厳しい状況になるという前提で準備をしていくことが必要であるという事をさらに確認いたしました。

また、国民の命を守るという視点から見ても、
発電所の現場の作業員の安全を守りきることの重要性が明らかになったと思います。


ーーー質疑応答ーーー
(興味のあったところだけ書き出しw)

6:27
フランスの記者
津波の被害対策についての質問

7:50
朝日新聞

9:39
フリー藤田
官邸の録画もないし議事録もないことについて

黒川:
まそれは政府の方針としてABCのA位じゃないですかね。本当に情けないと私は思いますし、
メモもありますし、そんな話はどんどんできるだけ整理するとか、
そういう事を想定していないんでしょうね。
だけどあれは単なる言い訳かもしれないし、それはやっぱし、
メディアがどれだけ国民と共有するかという事がすごく大事な問題だと思っています。

11:08
朝日新聞
最低10人を残して撤退する想定があったことについて。
具体的だがどのようにして知ったのか

黒川:
実は私どもも吉田所長とインタビューする機会ができました。
1時間ちょっとでしたけれども、
だからそれに基づいて話をいろいろとしたんですけれども、
あはり現場の士気は高いと、上に行くほどダメになるというのは日本の社会の一般的な構造じゃないかなと思います。


13:19
月刊しんのファクター
吉田署長または吉田所長に準ずる人をこの場に呼ばないのか

黒川:
やればやる程どんどん知りたくなるというのは私どもも同じで
委員のみなさんもそこはかなりフラストレーションが起こっているが、
いつまでに何をするというのはひとつ大事なポイントですので、
このプロセスが続くようにするにはどれだけの国民や国会議員がそういう認識をもつかということが、
私は一番大事だと思っています。

15:19
外国人記者
清水社長が、
今回社外取締役に任命されるということは
菅総理が言ったようにいかに原子力ムラが強いかという証ではないでしょうか

黒川:
私たちはいろんな調査をしていますが、できるだけファクスを積んだ質問をしたいと思っているのですが、
それには時間がかかるということもありますが、
そういう意味では
今日清水さんの話を聞かれてみなさんがどういうジャッジをしたのかな?という事がすごく大事なことで、
分からない所がまだあるかもしれませんけれども、それには報告書では
私どもはなるべくバリュージャッジメントはしないようにしようと思っています。

17:46
ドイツメディア
清水氏は何度も何度も「正直に」と言って、そして「覚えてない」と言ったが、
宣誓のもとで証言していただけなかったことが残念です。

黒川:
ウソついているとかそういうことは許されるのか?と言う話だと思いますが、
日本にはそういうシステムがないんじゃないかと、
同じ質問を3回ぐらいされました、それは日本人じゃない人です。
私どもが「こういうのをやってよね」と国会議員に言われた時に
これは判断アンダーオースなんて言うのが日本にはあるのか?というのがわたしらの返事でした。
私どもは、この報告をみて国会議員がどう判断するのか、
それをメディアや国民がどう思っているのかで、
私どもがアクションするのではなくて国会の問題かなっていう話をその時もしたんですけどね。
誰に対して宣誓をするのかということになります。

19:29
共同通信
「記憶がよみがえらない」を連発された時に一回だけ委員長が野村委員の質問を遮って発言されましたが、
あの時どういう事をおっしゃりたかったのか?

黒川:
清水さん?

共同通信:
そうです。社長としてそういう態度でいいのかとおっしゃっているように思ったんですが。

黒川:
わたしはそう思って、ちょっと話したんですけど、
それはここに出た人が、「それはちょっと覚えてない」と言った人が結構多かったですよね。
だから私が最後に「そんなに記憶力が悪いのか」とコメントした人がいると思いますけど、
そういう事をみなさんがどう見ているかということですよね。
「宣誓」という訳に行かないので、そこが問題かなと思っています。

共同通信
責任逃れをしているというふうに映ったということですか?

黒川:
ま、それはマイジャッジメントだから、みなさんがどう思うかだな。

21:47
フリーランス かみで
最近の問題で、大飯原発がもう答えが出ているのかもしれませんけれども、
この問題はいろんな議論があって、国会事故調がきちんと結論を出してからやっぱり決めるべきだという、
ちょうど時期も重なっているんですけれども、どうもその前に出るような感じなんですが、
これについて改めてどう思われるかという、タイムリーな問題なので申し訳ありませんが。


黒川:
一つ大飯の話はどうするかは私の関知するところではないんですけれども、
今までのこの委員会の話を上で出しているところを見ればね
もちろんみなさんいろいろと調べているし、本も出していますから、
これ1年、15カ月経っていますからね
それを見ると私ども委員会として言いたいことは、
みなさんが知っている部分でしか言いませんけれど、今のところはね
やっぱり世界の先進国の在り方と全然違う方向に行っているんじゃないの?という話と、
そういう事から言うと、日本の国家はいったいどういうプロセスで何をしているのかと、
国家の信頼の、やっぱりメルトダウンがまだ起こっているんじゃないの?というのが私の感じです。

みんなが見ている訳だから、
というところでこういう話しか、こういうのしか出ないのかなというところが、
私にはちょっと理解できないと。

しかもこれが国会だという話だと、それも前ちょっと出しましたけれど、
「分かってやってるんだな」という話ですから、
ま、国会が今度の規制庁をどうするんだという話も、
えー、「ま、しっかりやってよね」という話だし、
それは前から言っているように、是非、
国会から委託された独立した調査の報告をしっかり見て、なんで待たないでやるのかな?というのは
言った通りこのプロセスの理解が、ちょっと私には理解できないということです、
あれは行政府がやることですからね、わたしは立法府になるのでね
その辺では「国会議員は何考えてるのかな?」という事を言わせていただいたということです。


25:02
毎日新聞

黒川
東電側は常に退避という言葉を使っていて
退避という言葉と撤退という言葉なニュアンスが随分違うかなというのは個人的には思っていますけれども、
今日も退避という言葉で言っているんですね。
どこでそのミスコミニケーションが起こったのかなというところは、何とも言えないので
出来るだけ推論を少なくしようと思っていますけれどもそれにも限界があるとも思いますけどね。

毎日新聞
撤退じゃないと思う根拠は具体的になんですか?

黒川:
東電はやはり何人に聞いてもそうだし、他のところからもいろいろと聴取した結果では
最初から撤退という言葉は使っていないんですね。
それから吉田さんのインタビューでもそんな事を言ってなくて退避と言ったと退避、退避です。
退避。
っていうのは一時的に消防士だって火の燃え盛る中に行けなんていう訳ないじゃない。
一回退避して、待ってまた戻ろうと思っているわけだから、
そういう意味で退避というのを使っている、
普通に社内で使っているんだと私は思いましたね。

(※原発の場合は火事とは違って一回退避したら取り返しがつかなくなっちゃうんじゃないかとここで思う)

吉田さんも退避だと。
だからすぐにまた津波が来るといけないっていうんですぐにまた、
行ったり来たり繰り返しやっている訳だから、
そういうニュアンスで話をしていたんだと思いますけれど、現場では!。
それを確認するためにもう一回問い直すという事をやっていないというのがおかしいなと思うところがあります。
大事なことだから。

28:11
フリーランスしまだ
一回言ったらOKというのは一般の組織としてどう思いますか?

黒川
それがグッドクエスチョンなんですよね。
つまり自分が非常に責任のある立場にいて、そういう何かをしなくちゃいけない時にそういう避けるというのは
そういう時の考えがないという事なのか、
なんか、そういう癖があんまりないんじゃないですかね。と思いません?
だから現場はそうなんだけど、上に行くほど変になっちゃうねという話をしていますけど。


29:09
フリー木野
先ほどの大飯の再稼働なんですけれども、
先程なんか首相官邸でとりあえず再稼働するという、発表があったらしいんですが、
冒頭の総括の中で、今後その現場の作業員を守りきることが、
その周りの住民を含めて国民の命を守るということが重要だというお話しがあったんですが、
現状なにも結局変わらない中でですね、再稼働が決まったという事に関していうと、
じゃあ今の状況で現場の作業員を守りきることができるのかどうかというのはどのようにお考えでしょうか?

もう一点
先ほどの吉田所長のインタビューなんですけれども、
これは黒川委員長がちょ臆説お話しをお伺いしたんでしょうか?

黒川:
吉田さんとは直接話をする事が出来ました。
それから、ま、再稼働の話は私がコメントする立場ではないので、
みなさんが非難していただければ、評価していただければいいんで、
そのために前やりましたけれども、
保安院の深野さんですよね、
わざわざそのタイミングで呼んできたのはそういう意味です。


そのタイミングで呼ばれた保安院深野さんの調査は下記に書き出しました。↓
1.再稼働、原発の安全について深野保安院長を追及・事故調4/18(一部内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1786.html
2.再稼働、原発の安全について深野保安院長を追及・事故調4/18(内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1793.html
3.[再稼働]政治判断と保安院の姿勢・事故調4/18(動画・内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1804.html
4.[再稼働]多重防護・事故調4/18(動画・内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1805.html
5.田中三彦氏福島第一の地震の影響について深野保安院長を追及・事故調4/18(内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1794.html
6.[再稼働]なぜ地震対策が30項目に入っていない?
  深野保安院長を追及・事故調4/18(動画・内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1814.html

 

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コメント
 
01. 2012年6月10日 03:39:33 : esmsVHFkrM

このおっさんは馬鹿か。

東電が使った言葉は「撤退」ではなくて「退避」だったから全員引き上げの「撤退」ではないとしているが、それなら旧帝国陸軍は「転進」はしても決して「撤退」はしなかったことになる。「玉砕」はしても「全滅」はしなかったか。

また、現場の吉田所長に「撤退」の意思がまったくなかったから東電に「撤退」のつもりはなかったとしているが、問題になっているのは会社としての東電の意思でそれは端的に言って社長の清水がどういうつもりだったかと言うことだ。そもそも東電と言う会社は現場の意思を尊重しないどころか現場なんか気にもしていないのだから(だから「官邸に派遣されていた人」である東電の武黒一郎フェローが満足に現状を説明もできなかったのだろう)、吉田の意思が東電の意思でないのはまったく当然のことだ。

吉田だって組織の人間だから会社に(社長に)「退避」という言葉で撤退を命令されれば個人としては反対であろうが、その命令に従うことになる。この吉田が巷間伝えられているように骨のある人間ならば東電本社の「海水注入中止」命令に従わなかったのと同様に撤退命令に対しても従わなかった可能性はあるが、その場合でもそれは吉田個人の意思がそうであったと言うことで、それをもって東電に「撤退」の意思がなかったなどと言えないことは馬鹿にも分かることだ。

問題は社長の清水がどんなつもりだったかということで、清水が「撤退」のつもりであったことは東電以外の(つまり犯人以外の)関係者の証言から明らかだ。たとえ東電用語で「退避」と呼ぼうが現場を放棄する「撤退」を意図していたことに疑問の余地はない。

黒川委員長はどうしたんだ。この点になったら急に馬鹿になったのか。この一点だけは原子力ムラがどうしても黒川の口から否定させたかったし、黒川はそれを受け入れざるを得ない何かがあったということか。そうでもなければ、この問題だけ馬鹿みたいになるなんて不自然だ。

この問題は原発問題のキモだ。ここにすべてが現れている。原子力ムラとはどんなに無責任な人間の集まりであるかが露呈しているんだ。

「安全だ」、「安全だ」と言いながらいざとなったら真っ先に逃げるのが原子力ムラと呼ばれる種類の人間だ。だからこそ、逆に「安全だ」などと安易に言えるんだ。「自分が責任を取る」と言って大飯原発再稼動を決めようとしている総理大臣も同じだ。いざとなったら真っ先に逃げるのだから「安全だ」と安請け合いしたり「自分が責任を取る」なんて大見得を切って見せるのも簡単だ。こいつらはいざとなったら真っ先に逃げるんだ。

だから、原子力ムラは何を約束したのか何で脅したのかは分からないが、黒川にこの点においては急に馬鹿になって東電の言うとおりだなどと言わせた。原子力ムラは例によってそこまで卑怯で卑劣だと言うことだ。

黒川は良心を思い出せ、勇気を出せ。他の委員も同じように馬鹿の真似をする必要はない。おかしいことはおかしいと言え。マスコミも嘘を垂れ流しにするのはいい加減にしろ。

そんな猿芝居をやっているのはお前たちだけだ。国民は馬鹿じゃない。みんな見えているしバレている。日本人がおとなしいと思ったら大間違いだ。沸点が高いだけでいったん沸騰したら徹底的にやってやる。

原子力ムラは覚悟しておけ。絶対に許さんぞ。


02. 2012年6月10日 06:46:02 : YQX9xw9YPg
法的・公的な責任を問おうとする時、言葉の意味は重要だ。その言葉をどんな意味で使ったのかを検証するところから始まると言ってもよい。
だから撤退と退避の違いについて突っ込んで議論する価値はある。
東電も退避は撤退ではないと言いはるなら、その退避の定義についてエビデンスを提出して説明しなけれならない。恐らく社内のマニュアルで「撤退とは・・・・退避とは・・・・」と書いたものがあるのだろう。政治家がそのマニュアルを知らなくて退避を撤退と受け取ったならミスコミュニケーションだし、エビデンスがないのに退避は撤退と違うと言うのなら責任逃れといわれてもしようがないだろう。



03. 2012年6月10日 07:45:12 : Sz4YmTycV6
まったく>>01のいうとおり。おそらく、東電には「撤退」と言う言葉はないのでしょう。また「退避」が総員退避の意味でなかったら、清水が官邸に何度も電話をかける必要はなかったでしょう。

>このおっさんは馬鹿か。

最初、「このおっさん」とは誰かとおもったけど、黒川委員長のことですか。これで全国に黒川委員長が馬鹿であることが知られるわけです。まさか、ウソつきとは全国民おもわないでしょうからね。


04. 2012年6月10日 08:21:51 : WharH60eII
まるで東電の広報。

05. 2012年6月10日 13:33:34 : esmsVHFkrM

>>01だが、>>02について一言言いたい。

言葉ないしは言葉のごまかしについては自明のことと考えたのでわずか2行で済ませたが、このような常識についてあたかも客観的であるように装って東電を擁護する議論が出てくるとは思わなかった。この福島原発事故以降の日本にはもはや常識は通用しないのか。

ご本人は東電の擁護ではない、あくまで言葉について客観的で冷静な議論を求めているだけだと主張されるのかもしれないが、常識的な判断が当然可能でそれにより即処断されるべきことについて留保をつけようという議論はその外装がなんであれその被処断者を擁護することとなる。>>02氏がそれに対して無意識であるとは考えられない。

「政治家がそのマニュアルを知らなくて退避を撤退と受け取ったならミスコミュニケーションだし、エビデンスがないのに退避は撤退と違うと言うのなら責任逃れといわれてもしようがないだろう」

と言うのは驚くべき議論だ。まったく常識に反する。

「退避」が何を意味するかについて東電のマニュアルに従うことを前提にしているが、どこの国にその国語の意味を一私企業のマニュアルに従う必要があると主張する馬鹿がいるのか。「退避」は東電がどうマニュアルに書いてあろうが「退避」だし、「撤退」は「撤退」だ。その国の国語として広く承認された常識的な意味がある。

第一「退避」と「撤退」は二律背反ではない。常識だ。「退避」とは「その場所を退いて危険を避けること」(goo辞典)だ。「「撤退」とは「軍隊などが、陣地や拠点を引き払って退くこと」(goo辞典)だ。その現場を放棄すると言う点では本質的には同じ意味だ。そこに少数の要員を残すかどうかは「退避」と言う言葉自体からは判断できない。総員「退避」は全面的「撤退」だ。50人を残して「退避」は部分的「撤退」だ。

それにもかかわらず、一国の国語が一私企業の用語に従わなければならないとすれば、この国に「下請け」と言う言葉が存在する余地がなくなる。これは「協力企業」だし、現場で働く下請けの労働者は「作業員」だ。事故は「事象」だ。東電に飼われている大手マスコミがこのような東電用語をそのまま報道するものだから国語としての言葉が本来の意味と用法を失ってしまっているかのようで怖い。事実のごまかしがあるところに必ず言葉のごまかしがある。東電と言う会社は帝国陸軍とまったく同じ体質の組織だ。都合の悪い事実は絶対に認めない。言葉をゆがめることで自己においてはその認識自体を回避し他者に対しては事実の認識を妨げようとする。そのような自己と他者への欺瞞がこのような言葉の言い換えに端的に現れている。

そもそも会話とはコミュニケーションだ。相手に理解されないのでは何の意味もない。自分に特殊な用語法があるといってそれをそのまま使って自分の意図を相手に理解させることができるなどと期待する馬鹿はいない。普通は国語の常識的な意味と用法に従って言葉を選んで相手に述べる。そうやって初めて相手の理解を期待できる。

そのように国語としての日本語の普通の意味と用法に拠れば、誰を「退避」させるのか(「退避」の範囲)を指定しない漠然とした「退避」はデフォールトとして総員「退避」すなわち「撤退」と受け取られてしまう(普通の日本人はその常識的国語理解に従ってそう受け取る)。そんな無用の誤解を避けるために話す方はその当然の責任として、本当にそこに少数の要員を残すつもりであったのならばはっきり何人残して後は「退避」させますと言うはずだ。小学生の伝言ゲームではない。原子力発電所を運転する首都圏独占電力会社の社長が一国の大臣や総理大臣に対してその理解を求めるという話だ。

第一「誰を」を抜かして「退避」させると述べること自体が難しい。清水は実際なんと言ったのか。「福島第一から...退避させます」とでも言ったというのか。これだったら文として不完全で「誰を」と聞き返したくなるところだが、首都圏独占電力会社の社長がわざわざ自身で直接大臣や総理大臣に言ってくることだから作業要員についての現場裁量の話ではなく会社としての重大決定の話だと理解して「総員退避」すなわち「撤退」だと受け取るのは当然だ。だから「誰を」などと聞き返す必要すら感じなかったのだろう。それだからこそ話者である清水は一層普通の日本語として当然必要な「誰を」を言わなければならなかったはずだ。

ところが会話では「誰を」を一切言わずに漠然と「退避」と言ったと言う。その「退避」とは普通の国語としての「退避」ではなく東電のマニュアルで定義された「退避」だと言う。今の日本ではこんな非常識がまかり通るのか。こんなことを真顔で主張する話者がいたらそれは、その話者が相当の馬鹿か、一定の意図があってあえて言っているということだ。

この場合の一定の意図とは東電の会社としての「撤退」決定を糊塗したいと言うことだ。「撤退」というその言葉は使わなかったと言うその一点に依拠して何とかその「撤退」の意図が存在したことをごまかしたいと言うことだ。

>>02のようなコメントが出てくるところを見ると、東電社内には「退避」についてはマニュアルがあってある一定数の要員を残すとかなっているのだろう(恐ろしいことだが、その要員とは「作業員」であって「社員」は全員「退避」なのかもしれない、あのもともとのFukushima 50が一体誰だったのか(「社員」が何人で「作業員」が何人であったか)が未だに明らかにされないことから考えて「退避」に際しても「社員」を一切残さないと言うのが東電の基本方針である可能性は高い)。「撤退」については当然マニュアルはありえない。原発事故が有り得ないとして長時間の全電源喪失による原子炉の損傷という場合の具体的なマニュアルもなければ訓練もしないような会社に、「撤退」などというネガティブな概念はありえない。それは「事故」と同じで有り得ない概念だ。

だから、東電に「撤退」のマニュアルがないからと言って東電が「撤退」を意図していなかったと言うことには決してならない。何事もマニュアルで動く組織では有り得ないはずの事態が起こったときには出来合いのマニュアルを「援用」して対処する。だから今回も東電社内でこれは「退避」と呼ばれていたはずだしその対象を総員として「退避」マニュアルを援用していたはずだ。「撤退」と呼ばなかったし「退避」のマニュアルを使ったのだからこれはあくまで「退避」で「撤退」ではないという主張は通らない。それが何であるのかは、当事者がどんな用語を使っていたのか、どんなマニュアルが存在してそれを「援用」していたかにはかかわらず、その意図した実態から客観的に判断される。その意味で、東電が意図したことは紛れもなく「総員退避」だ。国語が意味するところの会社としての「撤退」だ。

これが常識が示すところのものだ。このような常識を改めて論じなければならないとはなんと悲しく腹立たしいことか。

一体日本はどうなってしまったのか。

常識が通じないときそれは理性が眠っているということだ。理性が眠ってしまえば狂気が世界を支配する。それが今の日本だ。だから原発などと言う狂気がまかり通ったし、福島事故後においても、「実は放射能は危険じゃありませんでした」とか、「大飯は安全が確認されたので再稼動しても大丈夫です」とか、「電気が足りないから原発を再稼動するべきだ」とかの狂気がまかり通っている。

原発も原子力ムラも狂気以外の何者でもない。それが常識が告げる事実だ。



06. 2012年6月10日 14:54:06 : V0ZGO9NuVU
勝俣の参考人招致の時だった野村委員の質問を黒川委員長が遮ろうとしたのだが野村委員はやめなかった。
まあ、黒川委員長がいくら正義感に燃えても国会事故調という組織を自分のおもい通りに動かせる訳ではない。
国会事故調が国会から委託された組織である以上は実際に国会事故調を操っているのは政治家だから。

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