厚労省:福島県沖の海産物「イカナゴなど３６種以外安全」
http://mainichi.jp/select/news/20120623k0000m040065000c.html
毎日新聞　2012年06月22日　21時20分（最終更新　06月22日　22時57分）

　政府は２２日、食品の新基準値（１キロ当たり１００ベクレル）を超える放射性セシウムが検出されている福島県沖の海産物３６種について、同県に出荷停止を指示した。福島県沖の漁は原発事故後に全面的に自粛されたが、今月から試験操業が始まっている。厚生労働省は「３６種以外は基準を超える心配がなく、漁業再開に向けた環境整備になる」としており、他の海産物は県などの判断で漁が再開できる。

　出荷停止となるのは、イカナゴ（稚魚を除く）やマダラ、マガレイなどで、県の今年１月からのモニタリング調査で１００ベクレルを超えていた。多くは放射性物質が沈殿しているとみられる沿岸の海底に生息している。表層にいたり、回遊性の魚類、海藻類のほとんどはセシウムの濃度が低下し、基準値を下回っているという。

　出荷停止にならなかったものの、５０ベクレル以上が検出されている海産魚１１種や検査件数が少ないものについて、厚労省は、漁獲する場合は事前に十分検査するよう県に要請した。

　福島県沖では１４日と２２日、セシウムが３カ月間、不検出だったヤナギダコ、ミズダコ、シライトマキバイ（ツブ貝）を県漁連が水揚げした。２５日には県内の公設市場などで加工品が試験販売され、消費者の反応を踏まえ、地元以外へも出荷できるか県が検討する。

　福島県水産課は「今回の指示は重要なステップになる。今後も安全な魚種を慎重に選んで試験操業し、消費者の理解を得ていきたい」と話している。【井崎憲】

　出荷停止が指示された海産物３６種は次の通り。アイナメ▽アカガレイ▽アカシタビラメ▽イカナゴ（稚魚を除く）▽イシガレイ▽ウスメバル▽ウミタナゴ▽エゾイソアイナメ▽キツネメバル▽クロウシノシタ▽クロソイ▽クロダイ▽ケムシカジカ▽コモンカスベ▽サクラマス▽サブロウ▽シロメバル▽スケトウダラ▽スズキ▽ニベ▽ヌマガレイ▽ババガレイ▽ヒガンフグ▽ヒラメ▽ホウボウ▽ホシガレイ▽マアナゴ▽マガレイ▽マコガレイ▽マゴチ▽マダラ▽ムシガレイ▽ムラソイ▽メイタガレイ▽ビノスガイ▽キタムラサキウニ

コメント
01. 2012年6月24日 02:00:49 : MqnR8SjevQ >厚労省:福島県沖の海産物「イカナゴなど３６種以外安全」 という見出しですが、「安全」と厚労省は言っているのでしょうか？ 本文では、 >厚生労働省は「３６種以外は基準を超える心配がなく、漁業再開に向けた環境整備になる」としており と書かれていて「安全」という言葉はありません。 基準値以下であれば「安全」だと政府機関が言っているのか、疑問を持っていますので、「安全」だと政府機関が述べている文書をご存知の方がいらっしゃったらお教え下さい。
02. 2012年6月24日 03:09:44 : WharH60eII 確かに、何かにつけ「安全」といった表現が付加される事が多い印象がある。 わざわざ「基準値以下であり安心」とか。印象操作とは言わないが。
03. 2012年6月24日 03:21:43 : Py5Z7phwaA 多くの放射性物質が水溶性。 通常大気中に出にくい各種も海には大量に漏れた。 今水の溜ってる場所は水をためる用の場所ではなく、ヒビがはいっている箇所も多いことが予想される。つまり今でも漏れてる。 測定してるものが測定されないと安全は大間違い。
04. 2012年6月24日 05:11:24 : 691AYwvONb 濃縮の問題はそんなに簡単に済む話じゃないと思う。また、ストロンチウム９０を測らなければならない。 福島県、茨城県、宮城県、千葉県沖で獲れた魚は恐ろしくて食えないよね。 海で取れた魚ばかりでなく、川魚もものすごく汚染してるよ。２ケ月ぐらい前に親戚に頼まれて 福島県いわき市小川町の（瀬戸画廊の上の方）で獲れたイワナはＡＴ１３２０で計測したら セシウム１３４、セシウム１３７を合わせて７４０Ｂｑ/Ｋｇありました。
05. 2012年6月24日 06:28:09 : nD2FCblETM いまだ汚染水が垂れ流しになってる海で、漁をやるなど、あってはならないことだ。 福島に住む国民を、腐り切った政府なんかに棄てさせていいわけがない。 被曝地への被曝者の抑留反対！
06. 2012年6月24日 08:02:42 : 7SNkzivr9Y >>04 ＞また、ストロンチウム９０を測らなければならない。 これは、福島第一の循環冷却システムでも除去できていないので汚染水の濃度が どんどんあがっているようです。海へももれているのは誰でもわかることなので、 これが測られないうちは絶対に東日本の魚は食うべきではないでしょう。 福島より汚染のはるかに少ないイギリスのウィンズケールの海洋汚染にしても 数十年たっても被害が続いているのですから、これから事態は深刻化するとか んがえるべきでしょう。
07. 2012年6月24日 09:17:58 : 5QUaZ0p68Y そもそも 放射性物質はそれぞれ個別の魚に含まれているものであり、魚の種類ごとにこれだけずつ含まれているということではない。 たまたま含まれていない魚だったからその種類の魚が安全ということはない。 こんなことも分からない阿呆が安全と宣伝している。
08. デミトリー 2012年6月24日 10:41:13 : 2kYVIsTHbi0XM : VeZTe7T2Aw >>7 まぁ、それはそうだけど。 魚種は、食べるエサの傾向による片寄りがあるかもしれないってことはあるよ。 １匹サンプリングして、結果が高く出た時に、 たまたま運悪く高汚染の魚をを引いてしまったのか、 たった１匹選んだだけで高汚染を引いてしまうほどたくさんの魚が汚染されているのか、 普通は後者で考えるけど。安全のための検査だから。 そう考えると、現行の魚種の違い（マグロは１００Ｂｑでカレイは１５０Ｂｑ見たいな差）による汚染度の違いは偶然で、もう一回検査したら逆になるかもしれないことは、否定できない。 実際同じ魚種で、３５０と１５０でしたみたいな発表を見たことあるし。 一番汚染の強いのを見て、そうなる可能性のある環境と考えても僕は良いと思う。 安全派の好きなＩＡＥＡの水産物の濃縮に関する見解は、魚種で分けるのをあきらめたのか、魚種にまで興味のない外国人なのか知らないけど、 海水のセシウム汚染に対して、魚１００倍と言ってる。イルカは３００倍だって。 魚が生活している海水が１Ｂｑ/�sならそこの魚は１００Ｂｑ/�sになるという意味。１Ｂｑ/�s未満の海でしか漁ができない。 海の汚染度を知らなくても、個別の魚の検査で一喜一憂しなくても、 あぁ、魚は食べれないんだなと想像がつく数字だと、僕は思う。
09. 2012年6月24日 17:06:00 : WbQVaxr4vw 昔２CHに「明日小学校で小女子を焼きます」と投稿して捕まった人がいて 不当逮捕だと批判されていたけど、小女子てのはイカナゴ稚魚のことですね。 もしイカナゴ稚魚にも放射能が高かったら、小学校前で小女子を焼いたら 今では放射能バラマキ罪で逮捕されても正当逮捕になるのか。
10. 2012年6月24日 23:06:08 : a9GzL2pA5I たしか、タコやイカなどは、放射性銀を濃縮するはず、 毒性が良くわからないこの放射性銀を含む恐れのあるタコOKってダメだと思う。 困ったものだ。

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