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科学の心と低線量被曝  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/148.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 6 月 25 日 15:16:40: igsppGRN/E9PQ
 

科学の心と低線量被曝
http://takedanet.com/2012/06/post_2bc1.html
平成24年6月25日 武田邦彦(中部大学)


先日、ある読者の方から「低線量でDNAの損傷がない」という論文を送っていただきました。それは健康に関する医療ニュースでその中に論文が紹介され、理科系とおぼしき人が「このような論文があるのだから、規制は厳しすぎる」というコメントをつけていました。

科学に携わるものとして、残念ですが、エセ科学者がこの世に多いことも確かです.とくに「政権にすり寄る科学者」がいるのはある意味で仕方が無いと思います.

スターリン時代のソ連ではすべてのことに政治が優先され、その中で「ルイセンコ学派」が誕生しました。「共産主義の元で育つ穀類や野菜は良く育つ」という理論で、このばからしい理論が当時のソ連の学会を支配したのです。

科学は「何が正しいかわからない」という疑いが第一ですから、共産主義の元で植物の生育が違うということが起こっても良いのですが、このような画期的な結論をだすには長い間の慎重な研究が必要です。でもルイセンコ学派の場合は「そのほうがお金がもらえるから、名誉が得られるから」というのが動機ですからもちろん科学でも何でも無いのです.

・・・・・・・・・

かつて「石けん・洗剤論争」というのがあり、主婦を中心として「洗剤は環境を汚す」という神話が誕生したことがあります。私はそのようなことがあり得るのか調べるために、当時知られていた200ほどの論文を読んでみました。

その結果、確かに洗剤が環境を汚染するという論文はあるのですが、それがある特定の研究機関だけで、その結果は他の研究機関ではデータとして認められていませんでした。

次に40ばかりある「洗剤は環境を汚染する」というデータのチェックをしました。そうすると論文ですからある程度の信頼性があるのですがやや特殊でデータも少なく、結論にも飛躍が見られました。

つまり、科学論文は結果を示すだけではなく、それに対する著者(学者)の考えが書いてあるものなのですが、それがつじつまが合っていないのです.新しい発見はそれまでの知見で説明できないことがあるのですが、それでも「なぜ、同じ界面活性剤で違いがあるのか?」というぐらいの説明か一部の研究が必要です.

もう一つ、私たちは「実験データ」と「科学的原理原則」の関係も核にします.たとえば被曝なら、エネルギーの高い電磁波(放射線)と高分子物質(人体)の関係はさまざまな研究でわかっていて、それと被曝データの関係を考えます.

また、 人間は原始的動物やマウスなどと違って、放射線の損傷に対して素早く修復する力を持っています.だから、ただDNAが破損したからそのままガンになるというものでもありません.

・・・・・・・・・

つまり、石けんと洗剤の問題でも、低線量被曝と健康の問題でも

科学は慎重です.そしてわからない時には「危険側」に重点を置き、徐々にその限界を明らかにするという原則を守ります.その意味では、「石けんと洗剤」という問題は、「石けんでも洗剤でも使用する量を減らす」というのは安全側なのですが、「石けんと洗剤のどちらが危険」という判断は「危険側」がないのです。

低線量被曝は問題がないという論文は多くあります。同時に危険という論文もあります。このようなとき科学は謙虚に「わからないから安全側に」というのが「科学の心」と言うものです.

一般の人をだますのは専門家にとって簡単なことですが、同時に専門家は「専門家の倫理」によってそれを厳しく戒めています.最近の低線量被曝の報道を見ますと、ルイセンコ学派(お金と名誉)の人や、科学の心を持たない人、それに専門家の倫理に厳しくない人が目立ちます.


 

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コメント
 
01. loveholic 2012年6月25日 17:39:18 : shB5ot3FvFWZc : FPOkqtoMsi
鬼畜山下俊一は「100msv/年は危険かどうか判らない、判らない物を危険とは言えない。」とぬかしておった。武田邦彦さんの仰る「科学の心」とまったく逆の発言だ。

02. 2012年6月25日 18:01:46 : uVuEeOmu42
神奈川県、下水汚泥再利用、搬出先は未公表。
「風評被害につながるから」だと。
実害を恐れろ。
セメントキルンロータリーは、1450度。セシウムは気化する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120623-00000025-kana-l14

技術の世界でも、分からないときは安全側の選択をするのが常識だが、核だけ違うらしい。


03. 2012年6月26日 02:32:23 : Eb8OJjgHiU
>>01さん、本当にその通りですね。
それに加えて、山下は、事故直後、また11月には、100mSv/年以下は絶対安全、100mSv以下安全は黄金律などとも言っています。
本当に科学以前のレベルです。
山下のでたらめさはあけすけですが(金や地位、実験材料の入手もあけすけな分)、同じように、低線量被曝は充分には証明されない(そんなことはないのですが)だから過剰な対応をしてはいけない、という学者が、あまりにごろごろしています。
この点、武田さんが言うとおりです。

ただ、ルイセンコは「共産主義の元で育つ穀類や野菜は良く育つ」なんて言ってたのですか(笑)。環境が遺伝や進化に影響を及ぼす、などと体制に迎合することは言っていたと思いますが(これは、瑣末なところです)


04. 2012年6月26日 08:39:36 : BwSktmKRbM
-----低線量被曝は問題がないという論文は多くあります。同時に危険という論文もあります。このようなとき科学は謙虚に「わからないから安全側に」というのが「科学の心」と言うものです.

この問題についての武田氏の意見表明は「わからない」ですか?それは情けないですね。
原発推進派としての武田氏の本音は、低線量は安全というものでしょう。

大体この議論では、肝心の低線量がどの程度の線量をさすのか明確でないし、また安全の定義もはっきりしていない。安全の中に遺伝毒性が含まれるなら、およそまともな
すべての学者は低線量でも安全ではないというでしょう。


05. 2012年6月26日 10:56:36 : THlm5UD0IY
>>4
低線量被曝がどれほど危険か、はっきり分らないと言うことは全然情けなくないし正直な意見だと思う。

そして武田氏は原発推進ではない。


06. 2012年6月27日 05:36:49 : 73Fc81lorq
>>05
>はっきり分らないと言うことは全然情けなくない

ことこの期におよんで、自分の判断というのがないのを情けない、と言ったのだ。

多くの人は武田氏を含め、放射線防護の専門家ではないだろう。しかし、いくつかの
研究なり意見をみて、どの意見がただしいか判断できるし、するべきだろう。

原発マフィアの手先とさえいわれる、国際放射線防護委員会ですら、直線仮説で
低線量の害を認めている。日本政府もその立場に立つ。

武田氏は、その国際放射線防護委員会を軽視した発言を繰り返している。原発マフィア
の手先だからというのではない。低線量被曝の危険性をいずれ否定したいからなのだ。
昨年のテレビでもその趣旨の発言をした。


07. 2012年6月27日 11:52:51 : THlm5UD0IY
>>6
>原発マフィアの手先とさえいわれる、国際放射線防護委員会ですら、直線仮説で
低線量の害を認めている。日本政府もその立場に立つ。

一体どこの政府が低線量被曝の害を認めてるんだ?
いい加減にしろ工作員。


08. 2012年6月27日 13:58:07 : 1WFQufTxrA
ICRPも日本政府も、「直線仮説で低線量の害を認めている」のではなく、直線「仮説」に立てば、低線量にも害がある可能性があることになるので、「安全側」に立って、その可能性を前提にすると恩着せがましく言っているだけだ。
しかも、これは、「安全側」に立つためではない。
閾値なし仮説は、低い方向に向けては、被曝の危険を重視する立場になるのだが、高い方向に向けては逆の意味を持ってくる。
閾値なし=直線仮説は、被曝限度をつくらないための(コスト・ベネフィットを理由に)被曝限度をどこまでもあげてゆく根拠にもなる。
もともと、ICRPの被曝限度は、原発労働者など原子力施設作業員の被ばく限度をいかに緩いままにとどめるのかに最大の重点を置いている(特別の事故のとき以外は、この点が、原子力産業コストの中心になる)。
「直線仮説」採用だけをとって積極評価するのは早い。

09. 2012年6月28日 04:53:06 : 5I9f1pyzJM
>>08
>「安全側」に立って、その可能性を前提にすると

すでに1948年以来、国際放射線防護委員会(ICRP)は、絶対に安全であるという放射線量は
存在しないという、放射線防護専門家が前から知っていた事実を公式に認めています。

ICRPの勧告は、事実上、世界中のすべての国によって、ほんのわずかの変更をしただけでその国
の基準として採用されています。

このことから、すくなくとも閾値なしの説を各国は受け入れているとみなせます。

>>07

武田氏がよく引用された電離放射線障害防止規則第1条です。

第一条  事業者は、労働者が電離放射線を受けることをできるだけ少なくするように努めなければならない。


10. 2012年7月03日 08:39:49 : THlm5UD0IY
>>09

あなたの脳内だけで日本政府が低線量被曝の害を認めてるということに過ぎない
現実、日本政府は認めず、法律を無視している
武田氏はそのことを指摘している


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