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避難所で二度目のお盆 人びとはなぜ、残っているのか (東京新聞「こちら特報部」) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/601.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 8 月 20 日 01:43:26: igsppGRN/E9PQ
 

避難所で二度目のお盆 人びとはなぜ、残っているのか
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6659.html
8月18日 東京新聞「こちら特報部」


 福島原発事故で福島県双葉町から避難した人びとのうち、約二百人が現在も埼玉県の旧騎西高校(加須市)の避難所で暮らしている。ちなみに被災三県では、全ての避難所が閉鎖された。弁当の支給などがあるため、仮設住宅で暮らす他の町民からは「不公平だ」という不満も漏れるが、町は「最後の砦(とりで)」を強調する。故郷を遠く離れ、避難所で二度目のお盆を迎えた人々の思いは−。 (小倉貞俊、中山洋子)


◆旧騎西高校に いまだ200人

 「この木材はそっちの柱に組んでよ」「足場に気を付けて」。盆踊り大会を翌日に控えた十七日朝。旧騎西高校のグラウンドでは肌を焦がすような日差しの下、十数人の避難住民が汗だくでやぐらを組み立てていた。

 避難所の自治会長、元運転手堀川光男さん(56)は「原発事故から二回目のお盆を迎えることになってしまった。まさかこんなに長くここにいることになるとは」と話し、タオルで顔を拭った。
 去年の盆踊りは近所のやぐらを借りたが、今年は福島県いわき市に避難中の双葉町民を介し、故郷のやぐらを運んだ。

 「当日はきっと全国各地から町民が駆けつける。『双葉に帰るかどうか』についての意見は人それぞれでも、皆が古里に思いをはせるひとときにしたい」(堀川さん)

 双葉町は震災直後、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)などに集団避難。昨年三月末、アリーナから同校へ仮役場ごと移った。入所者は最大時の千四百二十三人から減り、今月一日時点で二百十四人。ただ、高齢者の割合は増え、平均年齢は六十二歳という。

 入所者の一人で、農家の竹本利幸さん(59)は、震災から三カ月後に亡くした母の納骨ができていない。このお盆は、遺骨を預けてある福島県郡山市の寺を詣でてきた。
 親族の多くは福島県内の借り上げ住宅などに点在する。「前は十五分もあれば車で行き来できたのに、いまは新幹線で行かなきゃ会えない」

 郡山市で顔を合わせた親族らからは「福島に戻ってこないか」と誘われた。だが、町の雇用で避難所の花壇の手入れの仕事を得ている竹本さんは「仕事もないのに戻れない」とため息をつく。
 避難所では、妻美喜子さん(53)と八十代の父の三人で暮らす。自宅で寝たきりだった母を事故直後、福島市内の介護施設に預けたが、それが母の寿命を縮めたのではなかったかと悔やむ。父親の体調も優れない。
 「ここは保健室で年寄りの面倒もみてくれ、病院も近い。じいさんのことを思うと、避難所からは出るに出れない」

 町の臨時清掃職員として働く美喜子さんは「周りからは『双葉ばかりずるい』と言われるけど、避難所のストレスも小さくない」と漏らす。
 四世帯が暮らす一階のトレーニング室で寝起きするが、以前の部屋は八世帯が入っていた。外出して午後十時の消灯すぎに戻ると、同室の人から「眠れない」と苦情を言われたこともあった。
 「いびきがうるさい人もいた。ささいなことでお互いにいら立って、夫婦で二カ月ほど車で寝ていたこともあった」

 避難所の一日は代わり映えしない。朝六時ごろ起き、その場で弁当の食事。教室を衣装箱で仕切った空間で、すべての日常生活は営まれている。共有空間の掃除や弁当の配布は当番制だ。
 美喜子さんは週五日、朝から夕方まで手作業で草むしりをし、両ひざと足首が炎症ではれあがった。「双葉にいればこんなことにも…」。そんなため息が抑えられない。竹本さんも今後を思うと「予定もつかね。何やっていいか分かんねくらいだな」とつぶやく。

 避難所の中庭には、お盆に合わせて震災犠牲者らを悼む焼香台が設けられていた。遠藤益男さん(54)も墓参代わりに手を合わせた。高齢の母と兄の三人で避難中だが、東電からの損害賠償は一部しか支払われていない。
 賃金補償や帰宅費用などは請求額の三分の二ほどといい、精神的な苦痛に対する賠償はまだ。土地や建物の被害に対する補償もこれからだ。

 「賠償をもらえないことには、ここから身動きできない。もう一年半だかんね。どうして、何にも進んでないのか」
 避難所にいる理由は高齢者ほど多い。ネットが使えないための情報過疎や仮設住宅での孤独を恐れる人は少なくない。

 福島県いわき市で会社が再開し、今年四月から単身赴任している朝川栄さん(56)は、お盆休みで両親と高校生の息子が住む避難所に戻ってきた。不慣れな土地でのアパート住まいの不安から、高齢の親を連れては行けなかった。二週間に一回は避難所に戻っており、帰宅費用もかさむ。
 「国は汚染されたままの土地を次々に避難地域から外している。こないだ警戒区域が解除された楢葉町なんて、除染もしてなければ、インフラも壊れたままで、一時帰宅しかできないのに『戻っていい』と。でたらめ言ってるんじゃないよ」

 町はどう考えているのか。学校や職場など生活拠点を備える「仮の町」への再移転構想が浮上しているが、全町民六千九百余人の半数近い約三千三百人は、すでに埼玉県や東京都で生活を始めている。こうした人びとからは「仮の町には移らない」という声が強い。

 帰郷への最大のネックは、故郷の放射線量の高さだ。国の帰還の目安である「年間二〇ミリシーベルト以下」に対し、井戸川克隆町長は六月、事故前並みの「年間一ミリシーベルト未満」という独自基準を適用する考えを提案している。

◆「命を守る 最後の砦」

 避難所の存続についても、同町長は「こちら特報部」に対し、「誰かの支えがなければ、生活できない人は少なくない。今後、『周りの目の届かない仮設住宅の暮らしはやっぱりつらい』『賠償が進まずどうしようもない』などと避難所に戻ってくるケースもあり得る。ここは命を守る“最後の砦”だ」と訴えた。

 原発事故後からこの避難所に密着して撮影を続けてきた映画監督の舩橋淳氏は「人生の再起には家・土地・仕事、全ての賠償が必要」と前置きした上で、「時間がかかる賠償と、再スタートを切るための大まかな賠償を切り離すべきだ。被災者に強いる犠牲はどんどん増えている」と語る。

 前出の竹本さんは蓄積した疲労をにじませながら、こうつぶやいた。
 「事故で生き方を百八十度変えられた。家があって代々の田んぼがあって、そんな毎日を奪われた。双葉にはとうてい戻れそうにない。なのに仮設住宅があるのは福島ばかり。放射能から逃げるんじゃなかったのか」

<デスクメモ> フクシマの損害を聞くたび、賠償できないものが伏されているように思えてならない。風の匂い、記憶をたどる風景、人びとのつながり…。カネでは補えない。五年は戻れない帰還困難区域。待った末に戻れない場合、時間の代償など存在しない。そして生命。「返せ」という言葉は空転するほかない。(牧)


 

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コメント
 
01. 2012年8月21日 20:58:05 : NDZvjM4HqQ
《除染はもともと無理、ウソでした!ゼネコン利権のためでしたと政府が白状しているのに何をやってるんですか?あなた方?》
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◎国際的には不可能なことが証明されている「除染」に何兆円かけるより、その金を「移住」にまわせば良かったのです。住民の移住先での生活保証に補助しても、キチガイじみた「除染」より安い!除染に何兆円もかけるより、国が買い上げ(長期借り上げ)移住促進の方が安く、治療不可能で深刻な健康被害を食い止められると有識者が何遍も通告しているのに!利権の方が大切らしい!悲しいことだが・・・。
◎ 世界的常識で、放射性物質は広大な国土の山々に拡散し、山からぼぼ永久的に放射性物質が流出し、除染は不可能。チェルノブイリのときのロシア、ベラルーシでも除染は不可能と証明されている(森の呪い)。はるか2000キロのドイツやオーストリアの中の森の猪のような食材も、実に25年たっても食えない。その不可能なことに巨費をつぎ込むより移転が最善、除染より移転を政府は推進すべき。

◎(以下の記事↓)いまごろ、政府が、「やはり除染は限界」といっても、あきれて言葉もない。波江町の馬場町長!「いまない技術で将来やってくれ」といっても、いま現在、刻一刻と貴方の子や孫が癌や奇形の可能性にさられているのですよ、遅いでしょう!有名な経済学者内橋克人先生の著書の中で、「50年後の子や孫が全部かたわになっても!原発は金になるから推進!」と紹介され、超有名人になった高木前敦賀市長と同じと思いませんか?

Q:なぜ、放射能は消せないのでしょう?
A:核は、過去の公害と全く異なるのです。他のすべての反応は電気化学反応、すなわち外側の電子の問題なので、物質の最深奥にある核が病的になると、それを他のいかなる手段で止めるすべがない。だから除染ではなく移染しかできない。化学的毒(公害)は中和できるが、核は不可能。膨大な核のゴミが発生する。むしろ、放射性物質の処理原則は、発生地から動かさず、発生地を放棄するしかない。瓦礫の広域処理など、国際ルールで禁止されている。国際的には考えられない、集団自殺志向の愚かな民族です。このことが一番よく分かる事実は、放射性物質は「トレーサー(追跡薬剤)」として使用されることを考えてみてください。なぜトレーサーとして使えるのでしょうか?どのような反応をうけても、核から出る放射能は不変であることを利用しているのです。すなわち、どのような化学反応でも放射能は取り除くことができないことを利用しているのです。
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◎「除染費用1兆円を被災者に渡しては」とノーベル物理学賞受賞学者 江崎玲於奈氏提言(週刊ポスト2012年1月13・20日号、NEWポストセブン2012.01.07)
http://www.news-postseven.com/archives/20120107_78749.html
 日々進化し続けるこの世界での現状維持は後退を意味すると主張するのは、ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈氏(86)。革新的な精神で新たな創造に向かうことの必要性を唱える江崎氏は、東日本大震災からの復興についても提言を行なった。
* * *
 科学の研究においては、言うまでもなく、数世紀にわたり先人たちが積み重ねて来た知識と整合性をもって進められますので、その特徴は「進歩を続ける」ことが内蔵されていることです。科学・技術からの知恵により進化を続ける今日の世界においては現状維持は後退を意味します。
 われわれ人間は誰でも、故郷を愛し、伝統を大事にしたいと願う保守性と、世界に飛躍して新しいものを創造したいという革新性を併せ持っています。しかし今日、伝統を守り、保守的に生きることは難しくなっています。一方、革新的なスピリットをもって科学・技術の新知識を人間の可能性を高めるビジネスに活用するチャンスには恵まれている時代なのです。
 東日本大震災後、国を挙げて復旧・復興に取り組んでいる途上ですが、復興以外の「第二の選択肢」もぜひ検討してほしい。
 たとえば、放射線量が非常に高い土地を完全に除染するとなると全国で1兆円を超えるお金がかかるといわれています。巨費を投じて除染をし、ふたたびその地に暮らせるようにすることもひとつの選択肢ですが、その費用を被災者に渡し、新しい土地で生活を始めるための資金として活用させる道を考えてもいいのではないでしょうか。
 故郷で再び暮らしたいという気持ちもわかりますが、限られた資金を有効利用すれば、この災害を、まったく新しい産業を生み出す好機にも変えられるのです。
●江崎玲於奈:1925年、大阪府生まれ。東京帝国大学卒。東京通信工業(現ソニー)において、1957年になされた半導体内のトンネル効果発見の功績で、1973年にノーベル物理学賞受賞。1960〜1992年の間渡米し、ニューヨークIBM中央研究所主任研究員。1992〜1998年まで筑波大学学長。現在は横浜薬科大学学長、茨城県科学技術振興財団理事長を務める。
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◎除染モデル事業 目安下回らず
動画 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120630/k10013227801000.html
6月30日 4時5分 NHK
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◎平野復興相「除染に限界」モデル事業(朝日2012年6月17日)
東京電力福島第一原発事故に伴う除染について、平野達男復興相は17日、福島県浪江町の馬場有町長と同県二本松市で会談し、「除染技術の限界も明らかになった」とするモデル事業結果を伝えた。・・・「同じ除染を繰り返しても効果はそれほど期待できない」とした。平野氏は面会後、記者団に「除染ですぐにでも・・・下がるという誤解を政府が与えていたかもしれない」と限界を認めた。
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◎除染効果、一定時間で限界 平野復興相が自治体に説明(産経2012.6.17)
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◎復興相“現在の除染技術は限界も”(NHK6月17日)
平野復興大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、全域が避難区域に設定されている福島県浪江町の馬場町長と会談し、放射性物質を取り除く除染について、今の技術では全ての地域で生活に安全な放射線量まで下げるのは難しく、・・・会談で、平野大臣は、・・・「同じ方法で、何回、除染作業を実施しても、一定以上の効果は得られない」と述べ・・・これに対し、馬場町長は「新しい技術を取り入れて、しっかりやってほしい」と要望しました。
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◎「除染の限界」に苦悩する福島市の住民(東京新聞「こちら特報部」11月26日)
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◎「原発は金になる・50年後の子供がカタワになろうと」− 前敦賀市長・高木孝一
(中日新聞)原発による敦賀づくり推進 高木孝一前市長死去 93歳:福井発:日刊県民福井から(CHUNICHI Web)。この高木氏は、昨年の東電原発事故後、一躍有名になった。内橋克人氏の著書に紹介されたこの男の言がネットに流布したからだ。下記は、1983年1月26日、石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」(地元の広域商工会主催)における高木孝一の講演を内橋氏が記録した内容だ。・・・そういうことで私は皆さんに(原発を)おすすめしたい。これは(私は)信念をもっとる、信念!えー、その代わりに100年たって片輪が生まれてくるやら、50年後に生まれた子供が全部、「片輪」になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、いまの段階では(原発を)おやりになったほうがよいのではなかろうか...。こういうふうに思っております。どうもありがとうございました(会場に大拍手)。(内橋克人『日本の原発、どこで間違えたのか』(朝日新聞出版, 2011年)224-234頁)
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◎日本は、原発はすでに「現在、ほぼゼロ」状態(全電力比率でみれば大飯などゴミクズみたいな小さな値)で「既に2つの夏と1つの冬を「現在」乗り切っている」!なんともない【原発を何十年も先、ゼロにするのかどうか、議論することすらバカバカしい!「原発0」以外選択の余地ないのです】電力会社は、「電気がない」など、たわごとです。
◎稼働させるかどうかは電力会社の赤字問題だけで国家国民は関係なし!・・・あとは電力会社自身の赤字の問題だけ、
【ステップ1】『電力事業法』を改正し、9電力会社全部『国営化』して、
【ステップ2】『発送電分離』し、全国1社の公的送電会社と、発電会社に分離する。
【ステップ3】廃炉のための原発会社は暫く存続。原発以外の発電会社は完全自由化。
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◎「保守」でもなんでもない「単なる一部企業のための利権メディア」『S経新聞』の不買運動を開始しよう!
◎「韓流」で日本文化を殺し、「原発」で日本人を殺す「反日利権メディア」『S経新聞』の不買運動を開始しよう!
◎原発推進・元凶政権=自民党中心政権へ逆戻り=今、絶対やってはいけない解散総選挙!
◎民主党は、支持母体から「電力総連」だけは切れ!にんげんの命を殺す「原発」を支持する組織は労働運動でもなんでもないぞ!
脱原発
(1)「前門のオオカミ」=『電力総連』原子力ムラ・労働部隊
(2)「後門のトラ」=『自民党』原子力ムラ・国会部隊=原発政策の大元凶


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