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「それを安全だと思ってはいけないのです、本当は」小出裕章氏9/29佐野市講演(音声書き出し) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/651.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 10 月 01 日 10:15:48: igsppGRN/E9PQ
 

「それを安全だと思ってはいけないのです、本当は」小出裕章氏9/29佐野市講演(音声書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2403.html
2012-10-01(09:47)  みんな楽しくHappy♡がいい♪


会場からの発言
「栃木県塩原の野菜は測定しても10ベクレルも出ない。
だから、先程先生が『栃木県塩原市の野菜が危ない』って言われた言葉を取り消して欲しい」

小出先生の答です。

(音声のみ)

音源 http://www.ustream.tv/recorded/25784721
2012年9月29日(土)  栃木県 佐野市 小出裕章氏講演会より

会場から:
先生が先ほどいわれた「栃木県塩原市の野菜が危ない」って言われましたけれど、
実は私は10ベクレル宣言というか10ベクレル以下は食べれると思っていまして、
自分たちで野菜をつくって測っているんですよ。
そうすると、2〜3ベクレル、10っていうのはあんまりないんですね。
ですから、さっきの発言だけ取り消していただきたいと思います。


小出裕章:
はい、もちろんみなさんご存じだと思いますけれども、放射能はむしろ消えていないのです。
福島の事故が起きて以降ずーっと消えていませんし、
今でも、塩原だとしても、土地の汚染は残っています。
それとどうやって戦えばいいのか?って言う事ですけれども、
「放射能と戦ったって勝てません」
「放射能は無敵です」
私たちがどんなに煮ようと焼こうと叩こうと、放射能を消すことなんてできないですし、
放射能と戦う事は全く無意味です。

その私たちがもし戦うとすれば、国です。行政です。
子どもたちを被曝させないで済むようにどうやって彼らを動かすことが出来るか、という事が
いま私たちに課せられている仕事だと思います。

今、野菜が1kgあたり、10ベクレルか、数ベクレルとおっしゃったでしょうか、
それがみなさんは大したことが無いと思われるんでしょうか?

日本の国は1kgあたり100ベクレル以下は全部安全だと言っているわけだし、
ほとんどの市町村も国の基準より下回っていて安全だと言ってしまっているわけですけれども、

放射能はどんなに微量でも危険なのです。
1kgあたり100ベクレルはもちろん危険だし、
50ベクレルだって危険だし、10ベクレルだって危険なのです。
福島第一原発の事故の前に日本の食べ物がどれだけ汚れていたかと言えば、
たとえばお米の場合は1kgあたり0.1ベクレルしか汚れていませんでした。
もし、いま1kg当たり10ベクレルのお米があるとすれば、
すでに100倍汚れている。

それを安全だと思ってはいけないのです、本当は。

ただし…ですけれども、……
人々は恐怖を持続することが出来ないのです。
何とか忘れたいんです。安全だと思いたいのです。
「本当は危険があったって安全だと思いたい」それが人間という生き物だと思います。
皆さんの周りに住んでいる人もみんなそうですし、
行政を担っている人も、みんなそう思いたいという思惑で動いているわけで、

「これが危険だ」という発言をすれば周りから煙たがれ、嫌がれる。
「お前黙れ」と場合によっては怒られるかもしれない。
でも危険なのは本当なのです。

それをやはり言わなければいけないと思うし、
さっきから私は何度も聞いていただいていますけれども、
「子どもたちは、やっぱり守る」という事を大人の責任でやりたいと思いますので、
周りからどんなふうに嫌がられても、事実というものをきちっと周辺に知らせる。
そして説得しながら、少なくても子どもが生活する場所からは放射能をどけるとか、
子どもには出来る限り汚染の少ない食べ物を与えるとか、
そういう仕組みをとにかく作らなければいけないと思うのです。

とても難しいです。
わたしは本当に非力でそんな事も出来ないできたわけですし、
今の国家、あるいは行政の仕組みというものを見ていると、
本当に壁が厚過ぎて何にも出来ないという事を日々痛感していますけれども、でも、
やりたいとおもいます。
みなさんも諦めずに、出来ることを一つ一つずつでもやっていただければと思います。

かん口令の中で3月12日に小出先生が流した情報←このブログの中で、2012年9月30日の小出先生のメールも紹介しましたが、
こちらの講演内容の方に関係が深いと思いますので、続きを読むにもう一度転記します。

わたしたちの願い,小出裕章
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11367306721.html
2012-09-30 01:41:02
わたしたちの願い,小出裕章

たとえば,あなたのクラスに34人の生徒がいるとします。その中の33人が,あることを賛成したとします。
よく考えて賛成というひともいるし,あまり考えずに「みんながそうなら、そうしよう」と、まわりに合わせてしまうひともいるかもしれません。

クラスは、あなたひとりを除いて,「賛成」の意見でまとまりそうです。けれど,あなた自身は,どうしても賛成できません。そのとき、あなたはどうするでしょう。
...

たったひとりで、33人を前に「反対」といえるでしょうか。

「いえない」とあなたが思うなら,それはなぜでしょう。

みんなとちがうと、クラスで浮いちゃうから?孤立するから?みんなに合わせておいたほうが、らくだから?ひとりだけちがうと、「かっこつけて」とか「目立ちたがり」とか「生意気」とかいわれそうだから?そして,仲間外れやいじめにあいそうな気がするから?

理由はたぶんいろいろだと思います。しかし,反対なのに,反対である自分を消して,まわりに合わせた自分を,あなたはいつか「いやだな」と思うようになりませんか?

そうして,いつも,まわりに合わせてしまうことがあなたのくせになって,ずっとそんなふうに生きていくことになったら、あなたは自分を好きでいられるでしょうか。

みんなの意見に無理に自分を合わせることに必死だった11歳のある子は。ある日、いいました。

「ずっと、ずっと、消しゴムでゴシゴシ自分を消しているみたいだった。そんなのいやだと思いながら,ゴシゴシ消していた。そしたら、自分が消えて、自分でなくなっちゃったみたい」と。

わたしは、日本という国がひとつになって,原子力発電に賛成する人たちがどんどん多くなっていくときにも,反対をしてきたひとりです。

「たいへんだったでしょう」と、よくいわれます。

けれど、わたしは、そうは思いません。

自分に対して誠実に生きることはとても気持ちのよいものです。自分にウソをつくことのほうが、わたしにはたいへんなことであり、いやなことであるからです。

少なくとも私は,自分の考えを裏切らずに済みましたので,ありがたい人生だと思います。

しかし,十分に原発の危険性を伝えることができず,今回の事故が起きてしまったのは,とてもくやしい思いがします。

原子力発電は、あなたのいのち、あなたの人生に直接かかわることなのですから,しっかりと学んでください。

私はやがてはいなくなります。あなたよりずっと年上なのですから。

そのときに、自分で考えて,ひとりでも行動できる,そういうひとになってほしいと願います。そして思ったことをひとに伝えて、みんなで話し合いながら未来を考え,決めていくような社会が来ることをこころから願います。

起きてしまった原発の事故を起きなかったことにはできないし、過去を変えることはできないけれど,現在と未来をつくることができるのは,一人ひとり
の「あなた」です。


 

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コメント
 
01. 2012年10月01日 18:15:46 : nZ5g8bqFhw
このとおり

世論調査の数字でこの政党の支持率が高いとかの数字だけの発表ならぬ印象報道などに意味はない。

相手に合わせるだけの姿勢はやめて事実をもとに自分で考えよう。


02. 2012年10月01日 21:53:46 : Vc8ROHMAY2
野菜は毎日食べるものだし、遠くの人がたまに食べるならともかく、地元の子供が毎日食べるのは危ないと思いますね。少なくても検出されているなら。

03. 不乱坊 2012年10月02日 04:55:09 : kbTBOGSw0930o : FSU5BBwM6g
>「放射能と戦ったって勝てません」
時おり、「◯◯に負けない」という映像をみる。
福島の人が「放射能に負けない」と言ってるのも見たと思う。
共感できない。がんばってって言えない。
放射能もDNAも、さらに言えば地動説だって、ヒトがその目や手で確かめられるわけではない。
頭の中で補正して理解するもの。放射能に関しては、その補正が進んでいない人が多い
ようだ。そういう私自身、不安なのだけど。
一方で放射能は安全だというキャンペーンを張る学者もおるわけで。安心させてくれる
方にすがりたい気もわからなくない。
100ベクレル以下で安全、と政府が言う。信じる者は、救われます??
つらいなあ。

04. 2012年10月02日 07:42:54 : oL8tXTiXsQ
>>03
>一方で放射能は安全だというキャンペーンを張る学者もおるわけで。

こういう学者は自分たちは食いませんよ。日本の学者がチェルノブイリに行って
現地の食物は安全だと宣言しましたが、日本から持っていった食料だけを食べて
水さえ飲まなかったそうです。地元民はそれを知っているから、御用学者の言う
ことは信用しなかったそうです。


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